シェーダーキャッシュは削除しても大丈夫?NVIDIA・AMD・Steam別の消し方と注意点【2026年版】
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NVIDIA・AMD・Steam別の消し方と注意点【2026年版】
ゲームのアップデート後からカクつく、グラフィックドライバーを更新したら起動時にクラッシュする、テクスチャや影の表示がおかしくなった場合、対処法として「シェーダーキャッシュの削除」が紹介されることがあります。
シェーダーキャッシュは削除しても基本的に問題ありません。正しいフォルダーや公式のリセット機能を使ってキャッシュだけを削除すれば、ゲーム本体やセーブデータが消えることはなく、必要なデータはゲームやグラフィックドライバーによって再作成されます。ただし、削除直後はシェーダーの再コンパイルが必要です。最初のゲーム起動に時間がかかる、CPU使用率が上がる、プレイ中に一時的なカクつきが発生するといった影響があります。
NVIDIAは、シェーダーキャッシュが破損すると、ゲームの起動時クラッシュ、性能低下、表示の乱れが発生する可能性があり、削除後は次回起動時に自動で再作成されると説明しています。AMDも、シェーダーキャッシュはロード時間とCPU負荷を抑えるためのデータであり、「Reset Shader Cache」で保存済みキャッシュを削除できると案内しています。この記事では、シェーダーキャッシュを削除してよいケースと避けた方がよいケースを整理し、NVIDIA、AMD、Windows 11、Steam別の削除方法を解説します。
目次
結論削除しても大丈夫だが、普段から消す必要はない
シェーダーキャッシュは一時的なデータなので、削除しても必要に応じて再作成されます。キャッシュが破損している場合は、削除によってゲームのクラッシュ、描画不良、異常なカクつきが改善する可能性があります。ディスク容量を大きく消費している場合も、削除によって一時的に空き容量を増やせます。
一方、正常なキャッシュを削除しても、ゲームの平均フレームレートが恒久的に上がるとは限りません。キャッシュの役割は、過去にコンパイルしたシェーダーを保存し、次回以降に同じ処理を繰り返さなくて済むようにすることです。
NVIDIAは、シェーダーのコンパイルがゲーム中のカクつきの一般的な原因であり、キャッシュを利用することで次回起動時の再コンパイルを避けられると説明しています。AMDも、キャッシュによってロード時間を短縮し、CPU使用率を抑えられるとしています。不具合がなく、ストレージ容量にも余裕があるなら、定期メンテナンスとして削除する必要はありません。
仕組みシェーダーキャッシュとは
シェーダーとは、光、影、反射、色、質感、特殊効果など、画面を描画するためにGPU上で実行されるプログラムです。ゲーム開発者が用意した汎用的なシェーダーコードは、そのままでは各GPUで実行できません。ゲーム、グラフィックドライバー、GPUの組み合わせに合わせて、実行可能な形式へ変換するコンパイル処理が必要です。
NVIDIAは、現代のゲームでは数万件規模のシェーダー変換が必要になり、ゲームのパッチやGPUドライバー更新後にコンパイルをやり直す場合があると説明しています。コンパイルがゲーム中に行われると、フレームタイムが一時的に大きく伸び、いわゆるシェーダーコンパイルスタッターが発生します。
一度作成した結果をSSDやHDDへ保存したものがシェーダーキャッシュです。次回以降は保存済みデータを再利用できるため、ゲームの起動時間やプレイ中のカクつきを抑えられます。
削除後削除後に起こること
シェーダーキャッシュを削除すると、次にゲームを起動したときにキャッシュが再作成されます。ゲーム起動時に「シェーダーをコンパイルしています」「シェーダーの最適化中」などの画面が表示されるタイトルでは、処理が完了するまでの待ち時間が長くなる可能性があります。
事前コンパイル画面を用意していないゲームでは、プレイしながら必要なシェーダーを作る場合があります。その場合、初めて訪れるエリア、初めて表示する武器、魔法、爆発、天候などで一時的なカクつきが発生することがあります。
NVIDIAの公式資料でも、新しいドライバーのインストールによってキャッシュが削除された場合、ゲームを最初に起動したときにカクつく可能性があると説明されています。削除直後のカクつきだけを見て「削除したら悪化した」と判断せず、ゲーム内のシェーダーコンパイルが完了してから比較してください。
削除すべき症状シェーダーキャッシュを削除する価値がある症状
ゲームやGPUドライバーのアップデート後から、それまでなかったクラッシュや表示異常が発生した場合は、キャッシュの削除を試す価値があります。ゲームがロゴ画面やタイトル画面でクラッシュする、特定のエリアへ移動すると落ちる、影やテクスチャが点滅する、画面に不自然な色や図形が表示される場合も対象です。
NVIDIAは、破損したシェーダーキャッシュによって、起動時のクラッシュ、性能低下、ビジュアルアーティファクトが発生する可能性を挙げています。GPUドライバーを正常に更新できなかった後や、NVIDIAからAMD、AMDからNVIDIAへグラフィックボードを交換した後に問題が残る場合も、古いキャッシュをリセットすることで切り分けできます。
キャッシュフォルダーが数十GBまで増え、システムドライブの空き容量を圧迫している場合も削除を検討できます。ただし、キャッシュは再び作成されるため、削除だけでは根本的な容量対策にならない場合があります。
避けるべき時シェーダーキャッシュを削除しない方がよいタイミング
オンライン対戦やベンチマークを始める直前には、削除しない方が安全です。キャッシュが空の状態では、プレイ中に再コンパイルが発生し、普段より大きなカクつきやフレームタイムの乱れが出る可能性があります。
不具合が起きていない状態で、毎週または毎月削除する必要もありません。キャッシュを何度も削除すると、すでに完了したコンパイル処理を繰り返すことになります。
NVIDIAドライバーについては、新しいドライバーのインストール時にキャッシュが削除されると公式ヘルプに記載されています。ドライバー更新直後にさらに手動削除しても、得られる効果は限定的です。ゲームの大型アップデート後に「シェーダーをコンパイルしています」と表示されても、それだけで異常とは限りません。ゲームやドライバーの内容が変われば、以前のキャッシュをそのまま利用できず、再作成が必要になる場合があります。
事前準備最初にゲームと関連アプリを完全に終了する
シェーダーキャッシュを削除する前に、ゲーム、Steam、Epic Games Launcher、Xboxアプリ、NVIDIA App、AMD Softwareなどを終了します。Steamはウィンドウを閉じただけではバックグラウンドに残る場合があるため、タスクトレイのSteamアイコンを右クリックして終了してください。
キャッシュファイルを使用中のプロセスが残っていると、「別のプログラムがこのファイルを開いているため削除できません」と表示されることがあります。Windows 11のデスクトップやシステムアプリもDirectXキャッシュを使用するため、一部のファイルがロックされる場合があります。
無理にアクセス権を変更するのではなく、GPUメーカーの公式手順どおりにキャッシュを無効化して再起動してから削除します。
WindowsWindows 11でDirectXシェーダーキャッシュを削除する方法
GPUメーカーを問わず利用できるのが、Windows 11のストレージ設定またはディスククリーンアップです。
- 「設定」→「システム」→「ストレージ」を開き、「一時ファイル」または「クリーンアップ対象候補」を選択する
- 分析が完了したら「DirectXシェーダーキャッシュ」を選び、削除を実行する
- 表示されない場合は、タスクバーの検索欄に「ディスククリーンアップ」と入力して起動する
- Windowsが入っているドライブを選び、「DirectXシェーダーキャッシュ」にチェックを入れて削除する
この方法はWindows側のDirectXキャッシュを削除するものであり、NVIDIA、AMD、Steam、ゲーム本体が独自に管理するすべてのキャッシュを削除するわけではありません。特定GPUの問題が疑われる場合は、続けてNVIDIAまたはAMDの手順を実行します。
NVIDIANVIDIAのシェーダーキャッシュを削除する方法
NVIDIAは2026年5月25日、NVIDIA Appを使ったシェーダーキャッシュの正式な削除手順を公開しました。単にDXCacheフォルダーを開いて削除するのではなく、最初にNVIDIA Appでキャッシュをオフにし、PCを再起動してから削除します。
NVIDIA Appでシェーダーキャッシュをオフにする
- NVIDIA Appを開き、左側の「グラフィックス」を選択する
- 画面上部の「グローバル設定」を開き、「シェーダーキャッシュサイズ」を探す
- キャッシュサイズを「オフ」に変更して適用し、PCを再起動する
NVIDIA Appを導入していない環境では、NVIDIAコントロールパネルの「3D設定の管理」に「シェーダーキャッシュサイズ」が残っている場合があります。画面の名称はドライバーやNVIDIA Appのバージョンによって異なります。
DXCacheとGLCacheを削除する
- PCが再起動したら、WindowsキーとRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 次のパスを貼り付けてEnterキーを押す:
%USERPROFILE%\AppData\Local - 開いたフォルダー内の「NVIDIA」を開き、「DXCache」と「GLCache」の中身を削除する(フォルダー自体ではなく中身だけ削除)
- フォルダーが存在しない、または最初から空になっている場合はそのまま次へ進む
- 一つ上のLocalフォルダーへ戻り、「NVIDIA Corporation」→「NV_Cache」の順に開いて中身を削除する
NVIDIAの2026年版公式手順でも、NVIDIA\DXCache、NVIDIA\GLCache、NVIDIA Corporation\NV_Cacheの内容を削除するよう案内しています。
シェーダーキャッシュを元へ戻す
削除が完了したらNVIDIA Appを開き、「グラフィックス」→「グローバル設定」→「シェーダーキャッシュサイズ」を表示します。「ドライバーのデフォルト」へ戻して適用し、もう一度PCを再起動してください。
NVIDIAの公式手順では、2026年5月時点のドライバーデフォルトは16GBとされています。大規模なゲームライブラリでは、十分なキャッシュ容量を確保した方が最適な性能を得やすいとも説明されています。
キャッシュサイズを極端に小さくすると、使用中のシェーダーが容量制限によって削除され、再コンパイルによるカクつきが増える可能性があります。NVIDIAも、設定上限へ近づくと古いシェーダーが削除され、小さすぎる上限はゲーム中のカクつきにつながると説明しています。
DDUはキャッシュ削除だけでも使用できる
NVIDIAは、Display Driver Uninstallerに搭載された「Clean Shader Cache(Only)」を使う方法も公式サポートで紹介しています。ただし、シェーダーキャッシュを削除するだけなら、NVIDIA Appとエクスプローラーを使った公式の手動手順で十分です。
DDUはドライバーの完全削除にも使える強力なツールなので、通常のキャッシュ削除とドライバークリーンインストールを混同しないようにしてください。ドライバー自体の入れ直し方法はGPUドライバのクリーンインストール手順で解説しています。
新機能NVIDIAのAuto Shader Compilationを使う方法
2026年3月以降のNVIDIA Appには、DirectX 12ゲームのシェーダーをドライバー更新後に再構築する「Auto Shader Compilation」のベータ機能があります。対応環境では、NVIDIA Appの「グラフィックス」→「グローバル設定」→「シェーダーキャッシュ」から有効化できます。すぐに再コンパイルしたい場合は、シェーダーキャッシュ画面のメニューから「Compile Now」を選択できます。
NVIDIAによると、Auto Shader CompilationはPCがアイドル状態のとき、またはユーザーが指示したときにDirectX 12シェーダーを再構築し、ゲーム中のコンパイル頻度を減らす機能です。利用にはGeForce Game Ready Driver 595.97 WHQL以降が必要です。
この機能は、初めてインストールしたゲームのシェーダーを完全に事前生成するものではありません。初回はゲーム内でシェーダーを生成し、ドライバー更新後の再構築をNVIDIA Appが支援します。シェーダーキャッシュ削除後の再構築を早めたいGeForceユーザーは、対応状況を確認する価値があります。
AMDAMD Radeonのシェーダーキャッシュを削除する方法
AMD Radeonでは、AMD Software: Adrenalin Editionに公式の「Reset Shader Cache」が用意されています。NVIDIAのように複数フォルダーを手動で探す前に、AMD Softwareのリセット機能を使用してください。
- AMD Softwareを開き、グローバルグラフィックス設定を表示する
- 「詳細設定」を展開し、「シェーダーキャッシュをリセット」または「Reset Shader Cache」を実行する
AMDの公式資料では、グローバルグラフィックスのAdvanced内にReset Shader Cacheが用意され、保存されているすべてのシェーダーキャッシュファイルを削除できると説明されています。AMD Softwareのバージョンによって項目の位置や日本語表記が異なる場合は、アプリ内の検索欄へ「Shader」または「シェーダー」と入力してください。
公式資料の画面はAMD Software 23.9.1を基準としており、システム構成によって一部項目が表示されない場合があるとAMDも注意しています。リセット後はゲームを起動し、シェーダーの再コンパイルが完了するまで待ちます。最初のプレイで一時的にカクつく場合は、すぐにドライバーやGPUの故障と判断せず、同じ場所を再度プレイしたときに改善するか確認してください。
Reset Shader Cacheが表示されない場合
AMD Softwareを最小構成やドライバーのみでインストールしている場合は、グラフィックス設定の一部が表示されない可能性があります。最初にWindows 11の「DirectXシェーダーキャッシュ」を削除してください。
その後、AMD Softwareを最新版へ更新し、フルインストールでグローバルグラフィックスの詳細設定を確認します。ゲーム固有のキャッシュが疑われる場合は、そのゲームの公式サポートが指定する手順を優先してください。
AMD関連という理由だけで、AppData内のAMDフォルダーをまとめて削除してはいけません。ログ、設定、インストーラー、録画データなど、シェーダーキャッシュ以外のファイルが含まれる可能性があります。
SteamSteamのシェーダーキャッシュを削除する前に知っておきたいこと
Steamのシェーダープリキャッシュと、NVIDIA・AMDのドライバーキャッシュは別の仕組みです。Valveは、対応するハードウェアとドライバーに対して事前コンパイル済みシェーダーをダウンロードし、OpenGL・Vulkanゲームの初期ロード時間や最初の数回のプレイにおけるカクつきを抑える機能としてShader Pre-Cachingを導入しました。
WindowsでDirectXゲームをプレイしている場合、シェーダーキャッシュはGPUドライバーやゲーム本体側でも管理されています。そのため、Steamのshadercacheフォルダーを削除しても、NVIDIAのDXCacheやAMDのシェーダーキャッシュ、ゲーム独自のキャッシュまでは削除されません。反対に、NVIDIAやAMDのキャッシュだけを削除しても、Steamが管理するプリキャッシュデータは残る場合があります。
Steam個別Steamで特定ゲームのシェーダーキャッシュを削除する方法
- Steamを完全に終了する
- Steamライブラリが保存されているフォルダーを開く。標準的なWindows環境では次の場所が初期値:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\shadercache - Steamライブラリを別のSSDへ作成している場合は、そのドライブのSteamライブラリ内にある
steamapps\shadercacheを確認する - 削除したいゲームのAppIDを特定し、その数字のフォルダーだけを別の場所へ移動するか、削除する
Steam DeckやLinux版Steamでも、Steamライブラリのsteamapps/shadercache/<AppID>という構造が使われています。2026年5月にValveの公式GitHubへ報告された事例でも、ゲーム別キャッシュがAppIDフォルダーへ保存されていることが確認できます。
削除後にSteamを起動すると、必要なデータが再ダウンロードまたは再作成されます。複数のゲームへ問題が出ている場合でも、最初からshadercacheフォルダー全体を削除するのではなく、症状が出ているゲームのAppIDだけを対象にしてください。
注意Steamのシェーダープリキャッシュを無効化する方法
Steam DeckやLinux版Steamでは、「Steam」→「設定」→「ダウンロード」に「シェーダープリキャッシュを有効にする」という項目が表示される場合があります。2026年5月時点のSteamクライアントでも、Settings、Downloads、Enable Shader Pre-cachingという設定が利用されていることが、Valve公式GitHubの不具合報告から確認できます。
キャッシュを削除する目的だけで、この設定をオフにしてすぐオンへ戻す方法はおすすめしません。現在のSteamクライアントでは、オフからオンへ戻した際に、既存の大容量データを再利用せず、数十GB規模の再ダウンロードが発生する事例がValveへ報告されています。報告例では、約46GBのtranscoded_video.fozがディスクに残っているにもかかわらず、約45.75GiBの再ダウンロードが開始されました。設定のオン・オフを繰り返すより、対象ゲームのAppIDフォルダーだけを退避し、問題が改善するか確認した方が安全です。
補足Steamのshadercacheにはシェーダー以外が含まれる場合がある
Steamのshadercacheフォルダー名から、すべてが小さなシェーダーファイルだと思われがちです。しかし、Steam DeckやProton環境では、互換性のために変換された動画データなどが同じゲーム別フォルダーへ保存される場合があります。
2026年のValve公式GitHubへの報告では、transcoded_video.fozが46GBまで増えた例が確認されています。大容量フォルダーを削除すると、次回起動前に同じ程度のデータを再ダウンロードする可能性があります。従量制回線や通信速度が遅い環境では、フォルダーサイズと中身を確認してから削除してください。
ゲーム独自ゲーム独自のシェーダーキャッシュにも注意する
NVIDIA、AMD、Windows、Steamとは別に、ゲーム本体が独自のシェーダーキャッシュを作成する場合があります。保存場所はゲームのインストールフォルダー、ドキュメント、Saved Games、AppDataなど、タイトルによって異なります。
「ShaderCache」「PipelineCache」「D3D12Cache」などの名前が付いていても、公式情報を確認せずに削除するべきではありません。同じフォルダーにグラフィックス設定、キーバインド、MOD設定、セーブデータなどが保存されている可能性があります。
ゲーム独自キャッシュを削除する場合は、開発元やパブリッシャーの公式サポートが指定したファイルだけを対象にしてください。フォルダー全体を削除するのではなく、別の場所へ移動してバックアップしておけば、問題が改善しなかった場合に元へ戻せます。
確認方法シェーダーキャッシュを削除した後の確認方法
キャッシュ削除後はPCを再起動し、対象ゲームだけを起動します。ゲームにシェーダーコンパイル画面がある場合は、処理が100%になるまで待ってください。コンパイル中にゲームを終了すると、不完全なキャッシュが残り、次回も最初から処理が始まる可能性があります。
ゲームへ入った直後は、しばらくCPU使用率が高くなったり、一時的にカクついたりする場合があります。同じステージや同じ操作を2回試し、2回目にカクつきが軽減するか確認してください。
2回目でも毎回同じ場所で止まる場合は、シェーダーキャッシュ以外の原因が考えられます。ゲームファイルの破損、GPUドライバー、ストレージ、メモリ不足、オーバークロック、ゲーム自体の不具合を順番に確認します。
それでも直らない場合削除してもカクつきが直らない場合
シェーダーキャッシュの削除は、破損したキャッシュを作り直すための方法です。ゲームエンジン側がプレイ中にシェーダーをコンパイルする設計であれば、キャッシュを削除しても初回のカクつきは発生します。CPU性能が足りない、ゲームがシェーダーを事前コンパイルしない、アップデートのたびにキャッシュが無効になる場合もあります。
NVIDIAは、ゲームのパッチやGPUドライバー更新後に大量のシェーダー変換が再び必要になることがあると説明しています。毎回ゲーム起動時に同じシェーダーコンパイルが始まる場合は、キャッシュフォルダーへの書き込み権限、セキュリティソフト、ストレージの空き容量も確認してください。
キャッシュサイズの上限が小さすぎる場合も、古いデータが繰り返し削除されます。NVIDIA環境ではシェーダーキャッシュサイズを「ドライバーのデフォルト」へ戻し、十分な空き容量を確保してください。カクつきの原因を5タイプに分けて切り分けたい場合はシェーダーコンパイル・スタッタリング対処完全ガイド、ロード時間そのものを短縮したい場合はゲームの起動・ロード時間を短縮する方法もあわせて確認してください。
対象者シェーダーキャッシュの削除が向いている人
- ドライバー更新やゲームアップデート後にクラッシュ・表示異常が出ている
- GPUメーカーを乗り換えた後も不具合が残っている
- キャッシュフォルダーが数十GBまで肥大化している
- 特に不具合がなく、正常にプレイできている
- これからオンライン対戦やベンチマークを始める直前
- Steamのシェーダープリキャッシュ設定をオン・オフだけで済ませようとしている
まとめまとめ|壊れたときの対処法であって日常メンテナンスではない
シェーダーキャッシュは削除しても基本的に問題ありません。キャッシュだけを正しい手順で削除すれば、ゲーム本体やセーブデータは消えず、必要なデータはゲームやグラフィックドライバーによって再作成されます。ただし、削除直後はシェーダーの再コンパイルが必要です。初回起動が長くなる、CPU使用率が上がる、プレイ中に一時的なカクつきが発生する可能性があります。
NVIDIAでは、NVIDIA Appのシェーダーキャッシュサイズをオフにして再起動した後、DXCache、GLCache、NV_Cacheの中身を削除し、完了後は「ドライバーのデフォルト」へ戻して再起動します。AMDでは、AMD Software: Adrenalin Editionのグローバルグラフィックスにある「Reset Shader Cache」を利用します。
Windows 11では、「設定」→「システム」→「ストレージ」の一時ファイルまたはディスククリーンアップから「DirectXシェーダーキャッシュ」を削除できます。Steamでは、steamapps\shadercache内から問題があるゲームのAppIDフォルダーだけを削除します。フォルダー全体の削除やプリキャッシュ設定のオン・オフは、大容量データの再ダウンロードにつながる可能性があるため注意してください。
シェーダーキャッシュは一時的なデータで、正しい手順で削除してもセーブデータは消えず、必要なデータは自動的に再作成されます。削除直後は再コンパイルによる一時的なカクつきが発生しますが、これは異常ではありません。
クラッシュ・表示異常・容量肥大化が起きたときの対処法として使い、不具合がないなら普段から定期的に削除する必要はありません。



