ARK Survival Ascended サーバーの立て方|テンプレ非対応の今VPSで立てる正しい手順【2026年版】
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最終更新: 2026年6月14日
友達とARKをマルチで遊びたいのに、誰かのPCがホストになるとその人が落ちた瞬間に全員切断される——そんな経験はないでしょうか。ARK: Survival Ascended(アーク サバイバル アセンデッド、以下ASA)はサバイバル系のなかでも屈指に重く、ホスト役のPCにかかる負担が非常に大きいため、「常時立てておく専用サーバーが欲しい」と思っても最初の一歩で止まってしまう人がとても多いです。
さらにやっかいなのが、2026年6月時点ではワンクリックで構築できるテンプレートがほぼ使えないという現状です。マイクラやパルワールドのように「ゲームを選ぶだけで自動構築」とはいかず、VPS(仮想専用サーバー)にコマンドで手動構築するのが現実的なルートになっています。そのぶん「難しそう」と感じて諦めてしまいがちです。
この記事では、いまのASAでテンプレ構築が使えない事情から、自宅のゲーミングPCで立てる場合との損得、1マップ16GBという必要メモリの目安とクラスター運用、VPSにSteamCMDで手動構築する流れ、フレンドの接続とクロスプレイ、CurseForgeでのMODの入れ方、そしてつまずいたときの対処まで、2026年6月時点で正しいやり方を順番に解説します。
目次
結論|ASAサーバーはどう立てるのが正解か
まず現状を正直にお伝えします。2026年6月時点、ASAは主要VPSのワンクリックテンプレート構築がほぼ使えません。ConoHa for GAMEに用意されているARKテンプレートは旧作「ARK: Survival Evolved」専用で、ASAには対応していません。Xserver VPS for GameにもASA向けの案内ページはありますが、現在はUbuntu(Linux)にSteamCMDで手動構築する流れが主軸になっています。つまり「VPSを借りて、SteamCMDで自分で立てる」のが今の現実解です。本記事はこの手動構築を中心に解説します。
そのうえで、立て方の選択肢は大きく3つあります。手軽さと自由度のどちらを取るかで最適解が変わります。
今のASAを正しく・自由に立てたい人に。自由度とコストのバランスが最良
ARK専業のホスティング。コマンド操作はとにかく避けたい人に
32GB級の余裕あるPCと知識がそろっている人に
まずは「なぜそんなに重いのか」を、ASAの必要環境から確認しておきましょう。
ASAサーバーは重い|必要環境
ASAの専用サーバーは、サバイバル系のなかでも最重量級です。「とりあえず安いプランで」と軽く考えて立てると、起動した瞬間にクラッシュする——というのが定番の失敗です。まずはサーバーに必要な環境を押さえましょう。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 実用メモリ | 1マップあたり約16GB | 本体だけで12〜16GBを消費。8GBは即クラッシュで不可 |
| CPU | 最小4コア・推奨6コア | 推奨は4.5GHz以上。人数・建築が増えるほど負荷も上がる |
| ストレージ | 20GB以上の空き | SSD推奨。アップデートで一時的に容量を多く使う |
| 既定の最大プレイヤー | 70人 | 起動オプションの既定値(設定で変更可能) |
| 使用ポート | UDP 7777・27015 ほか | UDP 7778も使用。RCONは任意でTCP 27020 |
| サーバーのSteam App ID | 2430930 | SteamCMDでこのIDを指定して導入する |
ポイントは、1マップあたり16GBが基準という点です。マイクラなら少人数で2GBから、パルワールドでも16GB推奨ですが、ASAはマップ1枚で16GBを見ておくのが安全で、しかもこれが本体だけの消費量です。8GBプランでは起動すら安定せず、すぐクラッシュします。旧作のARK: Survival Evolvedが5〜6GB程度だったことを考えると、ASAは約3倍重くなっている計算です。サーバーを立てる前提として、まず「ASAは最重量級」という認識を持っておくのが失敗しないコツです。
自宅のゲーミングPCでASAサーバーは立てられるか
ゲーミングPCを持っていると、「わざわざ借りなくても自分のPCで立てれば無料では」と考えるはずです。結論から言うと技術的には可能ですが、ASAの場合はその壁がとりわけ高くなります。
最大の理由がメモリです。前述のとおりASAは1マップで約16GBを使います。つまり自分も同じPCでプレイするなら、サーバー用に16GB+ゲームクライアント用に16GB前後で、実質32GB級のメモリと強いCPUが必要になる計算です。ASAはUnreal Engine 5で作られていてクライアント側も非常に重いため、自分のプレイとリソースを取り合ってカクつきやすくなります。
もう一つの問題が常時起動です。ホストである自分が寝たりPCを切ったりすると、その瞬間に全員が切断されます。24時間ワールドを生かし続けるにはPCを点けっぱなしにする必要があり、電気代・発熱・騒音が続くうえ、ルーターのポート開放と固定IPの確保、自宅グローバルIPの露出といった手間やリスクも自分持ちになります。
| 判断軸 | 自宅PCで十分なケース | VPSにすべきケース |
|---|---|---|
| 遊ぶ頻度 | たまに少人数で短時間集まる程度 | 24時間いつでも入れるようにしたい |
| PCの余裕 | メモリ32GB級・強いCPUに余裕がある | 自分のプレイとサーバーで重さを取り合う |
| ホストの扱い | 自分が常にホストでよい | 自分が抜けてもワールドを維持したい |
| 環境・手間 | 固定IP・光回線・設定知識がある | ルーター設定や電気代を避けたい |
つまり、手持ちのゲーミングPCは自分のプレイに専念させ、サーバーはVPSに分離してしまうのが結局いちばん快適です。「でも自宅PCのほうが安いのでは」という点は、次の章で遊び方ごとに総額を実際に計算して確かめます。
料金の総額シミュレーション|遊び方で変わる
ASAは1マップ16GBが基準になるため、VPSを24時間つけっぱなしにすると料金はそれなりに高くなります。ところが「遊ぶ時だけ起動」という遊び方なら、逆に激安になるのがポイントです。電気料金を1kWhあたり31円、ひと月を720時間(24時間×30日)として、遊び方別に総額を並べてみます。
時間課金(16円/時)。週末に数時間×月8回=約24時間で約384円。たまに集まる派は最安
36ヶ月契約時の月額目安。24時間つけっぱなし派向き
電気代のみ(消費電力80〜150W想定)。別途32GB級の機材・PC占有
ポイントは、同じ16GBでも遊び方で料金が10倍以上変わるという点です。VPSを24時間張りっぱなしにすると、16GBプランは月7,000〜9,600円とそれなりの金額になります。ところがConoHaの時間課金なら「遊ぶ時だけ起動」して終わったら止められるので、たまに集まる遊び方なら月数百円に収まり、自宅PCを24時間動かす電気代よりむしろ安く、しかも32GB級の機材も要りません。
逆に、いつでも誰かが入れるよう24時間張りっぱなしにしたいなら、長期契約で月額が下がるXserverのほうが割安です。自宅PCは一見「電気代だけ」で安く見えますが、32GB級のメモリが前提でPCをサーバーに占有されてしまう点がネックになります。「たまに集まる」ならConoHaの時間課金、「常に立てておく」ならXserverの長期契約が、ASAでは費用対効果の高い組み合わせです。
必要メモリの目安|マップ数・人数別
方針が固まったら、次は何GBのプランを選ぶかです。公式は人数別の細かい目安を出していないため、下表はサーバー業者の運用知見をもとにした目安として参考にしてください。基準はあくまで「1マップ16GB」で、ここからMODや建築、マップ追加で積み増していく考え方です。
| 運用規模 | 推奨メモリ | 補足 |
|---|---|---|
| 1マップ・少人数〜中規模 | 16GB | 最低ライン。8GBは起動が安定せず不可 |
| 1マップ・建築多め/MOD多め | 32GB | 大型拠点や大量MODはメモリを一段押し上げる |
| 2マップ(クラスター) | 32GB〜 | マップごとに16GBが乗算で効く |
| 3マップ以上の本格クラスター | 64GB〜 | 個人VPSの上限に当たりやすく専用ホスティング検討ライン |
ASAには、複数のマップをつないで行き来できる「クラスター」という運用文化があります。これがメモリ計算を難しくする要因で、1マップ16GBがマップ数ぶん乗算で効くため、2マップで32GB、3マップ以上で64GBと一気に膨らみます。3マップ以上を本格運用するなら、個人向けVPSの上限に当たりやすくなり、ARK専業の専用ホスティングを検討するラインに入ります。とはいえ最初から大規模クラスターを組む必要はありません。迷ったら、まずは1マップ16GBから始めるのがおすすめです。
VPSにSteamCMDで立てる手順
ここから実際の構築手順です。ASAはテンプレが使えないため、VPS上で自分でサーバープログラムを入れて起動します。下では各ステップが「何をするものか」を説明しますが、正確な具体コマンドは契約したVPSの公式手順ページに沿って進めてください。前述のとおりASAのLinuxサーバーはWindows版バイナリを互換レイヤー経由で動かすため、導入や起動のやり方に少し癖があり、VPSごとに案内されている手順に従うのがいちばん確実です。
ConoHa for GAMEまたはXserver VPS for Gameの16GBプラン以上を契約し、OSはUbuntu系を選びます。SteamCMDの導入やファイアウォール設定にroot権限(管理者権限)が必要です。
サーバー運用用の専用ユーザーを作り、SteamCMD(Steamのゲーム・サーバーをコマンドで導入できるツール)と必要なライブラリを入れます。具体的なパッケージ名や手順はVPSの公式ガイドに準拠してください。
SteamCMDで App ID 2430930 を指定してサーバー本体を取得します。コマンドの形としては app_update 2430930 validate のように指定するのが基本です。ダウンロード容量があるため少し時間がかかります。
マップ名・サーバー名・最大人数・ポートを起動オプションや設定ファイルで指定します。ゲームポートはUDP 7777です。なおASAはポート指定に -port= 形式を使う点に注意してください(旧来の ?port= 形式だと反映されず7777に戻ることがあります)。
UDP 7777とUDP 27015(クエリ)は必須で開けます。RCONで遠隔操作したい場合はTCP 27020も開放します。開放はVPSのファイアウォールやセキュリティグループの設定で行います。
サーバーを起動したら、GameUserSettings.ini などの設定ファイルで難易度・各種倍率・PvP/PvEなどを調整します。最初は初期設定のままでも遊べるので、まず立ち上げてから少しずつ詰めていけば十分です。
ASAを起動し、ゲーム内のサーバーブラウザから自分のサーバーを探すか、IP指定で接続して動作を確認します。無事に入れれば構築完了です。
MODの入れ方(CurseForge)
ASAのMODは、旧作のSteam WorkshopではなくCurseForgeの公式システムに一本化されています。専用サーバーへのMOD導入も、このCurseForge上のMod IDを使って行います。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| Mod IDを調べる | CurseForgeのASA向けMODページで、入れたいMODのProject ID(数字)を控えます |
| 起動パラメータに指定 | -mods=ID,ID,ID の形で、カンマ区切りでMod IDを並べます |
| 起動時に自動ダウンロード | サーバー起動時に指定したMODが自動で取得・適用されます |
| ロード順に注意 | 列挙した順がロード順。土台になる大型MODを先、依存MODを後に並べます |
クライアント側(参加者)は、サーバーに接続するときに必要なMODが自動でダウンロードされるため、各自で手動導入する必要は基本的にありません。ただし注意点が一つあります。サーバーとクライアントでMODのバージョンが食い違うと、接続できなかったりクラッシュしたりするのがMOD運用でいちばん多いトラブルです。MODを更新したらサーバーを再起動してバージョンを揃え、全員が同じ状態になってから入るのが安全です。なお大型MODは起動時のダウンロードに時間がかかるので、起動直後にすぐ繋がらなくても少し待ってみてください。もう1点、XboxやPlayStationのコンソール勢を同じサーバーに参加させる設定にすると、MODは使えなくなります(後述のクロスプレイの項目を参照)。MODとコンソール混在は基本的に両立しないため、どちらを取るかを先に決めておくと安心です。
フレンドの接続方法とクロスプレイ
サーバーが立ったら、あとはフレンドに入ってもらうだけです。基本の流れと、機種が混ざるときのクロスプレイの注意点を押さえておきましょう。ASAはこのあたりがやや複雑なので、誰がどの版で遊ぶのかを最初に確認しておくと安心です。
つまずいたときの対処
初めての構築でよくつまずくポイントと、その対処をまとめました。多くは「メモリ」「テンプレ違い」「機種」「MOD・ポート・バージョン」のどれかが原因です。下から自分の症状に近いものを確認してください。
ASAはサーバー本体だけで12〜16GBを消費します。8GBでは起動が安定しません。最低でも16GB、建築が多い/MODを入れるなら32GBのプランに上げてください。
ConoHaのARKテンプレートは旧作のARK: Survival Evolved専用です。ASAをやるなら、テンプレではなくUbuntuイメージを選び、SteamCMDで App ID 2430930 を指定して手動構築してください。
ASAはSteam版とMicrosoft Store版でサーバーが分離しており、この2つは一緒に遊べません。参加メンバーをSteam同士で統一するか、Microsoft Store版+Xbox+PlayStationの組み合わせに揃えるのが確実です。
CurseForge MODのバージョン不一致が主な原因です。サーバーを再起動して更新を反映し、全員のMODバージョンを揃えてください。-mods= に並べた順(ロード順)が原因のこともあるので、土台MODを先に置く並びも確認しましょう。
UDP 7777やUDP 27015(クエリ)の開放漏れ、またはサーバーとクライアントのバージョン不一致が原因のことが多いです。ファイアウォール設定を見直し、バージョンを揃えてから一覧を再読み込みしてください。
ASAは1マップ16GBがマップ数ぶん乗算で効きます。2マップなら32GB、3マップ以上なら64GB級が目安です。個人向けVPSの上限を超えそうなら、ARK専業の専用ホスティングへの切り替えを検討してください。
どのVPSで立てるか|おすすめ
ここまでの手順を踏まえ、ASAの専用サーバーを立てる人に向けて、遊び方別のおすすめを整理します。いずれもコマンド操作が前提の中級者向けである点は正直にお伝えしておきます。料金は2026年6月時点の目安で、変動する可能性があります。詳しい料金の横並び比較はゲームサーバー用VPSおすすめ比較にまとめているので、金額を細かく見たい人はそちらも確認してください。
まとめ
ASAはサーバーがとても重く(1マップ16GB)、しかもワンクリックのテンプレ構築が整っていない今、VPSにSteamCMDで手動構築するのが正しい立て方です。自宅PCでホストとプレイを兼ねるなら実質32GB級が必要になるため、サーバーはVPSに分離してしまうのが結局いちばん快適です。コマンド操作にひるみがちですが、各VPSの公式ガイドに沿って進めれば、24時間いつでも集まれる自分たちのワールドが手に入ります。
出典: ARK Official Community Wiki / Xserver VPS for Game 公式 / ConoHa for GAME 公式 / CurseForge 公式サポート(2026年6月14日時点)



