タンスのゲン「GRAVIX」400Hz・4K 144Hzゲーミングモニター3モデル比較|Princeton・KTCとの価格差を検証
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Princeton・KTCとの価格差を検証
出典:タンスのゲン公式本店「GRAVIX FHD・400Hzモデル」製品ページ / 同「4K・144Hzモデル」製品ページ / 同「FHD・260Hzモデル」製品ページ / タンスのゲン株式会社のプレスリリースにもとづきます(2026年9月17日時点)。
家具・寝具のイメージが強いタンスのゲンが、ゲーミングモニター市場に参入しました。2026年9月15日発表の「GRAVIX」シリーズは、フルHD・260Hz、フルHD・400Hz、4K・144Hzという性格の異なる3モデルを展開しています。
2026年9月17日時点の価格は、260Hzが16,999円、400Hzが32,999円、4Kが39,999円です。同クラスの競合であるPrinceton・KTC・Pixioの製品と比べても、十分な価格競争力があります。
3モデルのスペックの違い、400Hz・4Kそれぞれの現在の市場での価格競争力、HDRや接続端子の注意点、PS5・Nintendo Switch 2との相性まで確認すると、どのモデルを選ぶべきかが見えてきます。

目次
概要GRAVIXは性格の異なる3モデル構成
GRAVIXのラインナップは、23.8インチ・フルHD・260Hz、24.5インチ・フルHD・400Hz、27インチ・4K・144Hzの3種類です。滑らかさを優先する260Hzモデル、速度と応答性を優先する400Hzモデル、映像品質を優先する4Kモデルという役割分担になっています。
| 項目 | FHD・260Hz | FHD・400Hz | 4K・144Hz |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 23.8インチ | 24.5インチ | 27インチ |
| 解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 | 3840×2160 |
| パネル | IPS | Fast IPS | Fast IPS |
| 最大リフレッシュレート | 260Hz | 400Hz | 144Hz |
| 応答速度 | MPRT 1ms | G2G 1ms/MPRT 0.5ms | G2G 1ms/MPRT 0.5ms |
| 輝度 | 300cd/㎡ | 350cd/㎡ | 350cd/㎡ |
| 色域 | sRGB 99% | sRGB 99% | DCI-P3 95% |
| HDMI | 2.0×1 | 2.0×2 | 2.1×2 |
| DisplayPort | 1.4×1 | 1.4×2 | 1.4×2 |
| スタンド | チルトのみ(20度) | 高さ調整・スイーベル・ピボット | スイーベルのみ |
| 価格(9/17時点) | 16,999円 | 32,999円 | 39,999円 |
各モデルともHDR表示・可変リフレッシュレート同期・フリッカーフリー・ブルーライト軽減・内蔵スピーカー(3W×2)・VESAマウントに対応します。価格だけで上下関係を付けた製品ではなく、用途そのものが異なる点がGRAVIXシリーズの特徴です。
260Hzモデル16,999円は初めての高リフレッシュレートに向く
最も安いのが23.8インチ・フルHD・260Hzモデルです。IPSパネルで最大260Hz、MPRT 1ms、sRGB 99%、300cd/㎡に対応し、FreeSync・G-SYNC Compatibleも案内されています。HDMI 2.0とDisplayPort 1.4を1系統ずつ搭載し、3W×2のスピーカーも内蔵します。
一方、スタンドは20度の範囲のチルト調整のみで、高さ調整やスイーベルには対応しません。端子もHDMIとDisplayPortが各1系統のため、ゲーム機とPCなど複数機器を頻繁に接続したい場合は不便を感じる可能性があります。144Hzや165Hzのエントリーゲーミングモニターから一段上を狙いつつ、価格を抑えたい人に向いています。
400Hzモデル260Hzとの体感差はどれくらいか
GRAVIXで最も注目されそうなのが、24.5インチ・フルHD・400Hzモデルです。パネルはFast IPSで、最大400Hz、G2G 1ms、MPRT 0.5ms、350cd/㎡、sRGB 99%という構成に加え、HDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4×2を搭載し、スタンドも高さ調整・左右30度のスイーベル・ピボットに対応します。260Hzモデルとの価格差16,000円には、140Hz分のリフレッシュレートだけでなく、Fast IPS化・応答性能・輝度・端子数・スタンド性能の強化も含まれています。
1回画面を書き換えるまでの理論上の時間は、60Hzで約16.67ms、144Hzで約6.94ms、260Hzで約3.85ms、400Hzで2.5msです。144Hzから260Hzでは約3.1ms短縮されますが、260Hzから400Hzでは約1.35msの短縮にとどまります。実際のシステム遅延にはゲームエンジン・CPU・GPU・マウス・モニターの応答速度など複数の要素が関係するため、この数字がそのまま体感差になるわけではありません。NVIDIAは360Hz級のeスポーツ向けディスプレイについて、VALORANTのような対戦タイトルで高フレームレートを生かす用途を想定しているとしており、400Hzも同様にVALORANT・Counter-Strike 2・Overwatch系のように高fpsを狙いやすいタイトルを競技的に遊ぶ人ほど価値が高くなります。AAAタイトルを高画質設定で60〜150fps程度で遊ぶことが中心なら、400Hzより解像度を優先したモデルのほうが満足度が高いこともあります。
価格競争力400Hz市場では最安クラスとは言い切れない
400Hzという数字だけを見ると32,999円は安く感じますが、2026年現在は400Hzモニター自体の価格がかなり下がっています。プリンストンの「ULTRA PLUS UP-P25W400」は24.5インチ・Fast IPS・フルHD・400HzというGRAVIXに近い仕様で、2026年9月17日時点の通販最安値は34,974円前後です。基本仕様もHDMI2.0×2・DisplayPort1.4×2・350cd/㎡・sRGB99%とかなり近く、GRAVIXの32,999円はこの価格より安く並びます。標準スタンドは高さ調整・スイーベル・ピボットのいずれにも対応していないため、モニターアームを使わないならGRAVIXのスタンド機能は明確な強みです。
もう一つの比較対象がKTCです。「H25X7」は24.5インチのFast IPSを採用し、通常360Hz・最大400HzのOC表示に対応します。2026年9月時点のセール価格は33,800円で、GRAVIXの32,999円との差は801円しかありません。H25X7は400cd/㎡・HDR400対応・3年保証という仕様で、映像スペックと保証年数ではKTCに分があります。反対にGRAVIXには高さ調整・スイーベル・ピボット対応スタンドという強みがあります。400Hzモデルは「GRAVIXだから圧倒的に安い」というより、3万円台前半まで下がってきた400Hz市場の中で、スタンド機能まで含めたバランスに特徴があると考えるのが実態に近いでしょう。
接続端子400Hzを使う入力端子は購入前に確認したい
GRAVIXの400HzモデルにはDisplayPort 1.4×2とHDMI 2.0×2があります。ただし公式販売ページでは、どの入力端子で最大400Hzまで利用できるのかが明記されておらず、付属ケーブルはDisplayPort 1.4です。同クラスの400Hzモニターでは、DisplayPortで400Hz・HDMI 2.0では240Hzまでという仕様が珍しくありません。実際にプリンストンUP-P25W400はDisplayPortで最大400Hz・HDMIで最大240Hzと公式に明記しています。GRAVIXについて同じ制限があるとは断定できませんが、400Hzを目的に購入するならDisplayPort接続を前提として考え、必要ならタンスのゲンへ確認したほうが安全です。
4Kモデル39,999円でも価格競争力あり
27インチ・4K・144Hzモデルは、解像度3840×2160、Fast IPS、G2G 1ms、MPRT 0.5ms、350cd/㎡、DCI-P3 95%に対応します。端子もHDMI 2.1×2とDisplayPort 1.4×2なので、PCと家庭用ゲーム機を複数接続しやすい構成です。260Hz・400Hzモデルとは方向性が異なり、フレームレートよりゲームの映像品質を重視したいユーザー向けのモデルです。
4K・Fast IPS・144Hzで4万円を切る価格は依然として魅力がありますが、価格だけで判断するのは早計です。KTCは27インチ・Fast IPS・4K・160Hz・HDR400対応の「27M1 Max」をセール価格45,800円で販売しており、GRAVIXとの差は5,801円です。Pixioの27インチ・4K・160Hz「PX27U Wave」は52,980円です。GRAVIXの39,999円は十分安いものの、あと6,000〜13,000円程度上げると160HzやHDR400などを備えた選択肢も見えてきます。この価格差を許容できるかどうかで判断が分かれます。
HDR表現「HDR対応」は本格的なHDRモニターとは分けて考えたい
4KモデルはHDR対応をうたっていますが、公式仕様では輝度350cd/㎡、コントラスト比1000:1、表示色8bitです。DisplayHDR認証やMini LEDによるローカルディミングについての記載はありません。「HDR対応」という表記だけを見て、本格的なHDR映像を目的に購入するのはおすすめしにくく、HDR信号を表示できる低価格4Kゲーミングモニターと考えるのが実態に近いでしょう。KTC 27M1 MaxはHDR400を明記しているため、HDR表現そのものを重視するなら、価格だけでなくHDR認証・最大輝度・ローカルディミングの有無まで比較する必要があります。HDRを重視せず、SDR中心で4K・144Hzを安く導入したいのであれば、GRAVIXの価格設定は魅力的です。
ゲーム機との相性PS5・Nintendo Switch 2なら4Kモデルが合う
家庭用ゲーム機と組み合わせるなら、400Hzモデルより4K・144Hzモデルが向いています。PS5は対応タイトルでHDMI 2.1環境の4K・120Hz出力に対応し、Nintendo Switch 2もTVモードでは4K時最大60fps、1080pまたは1440pでは最大120fpsに対応しています。家庭用ゲーム機では260Hzや400Hzを使い切れないため、4K解像度とHDMI 2.1を持つ4Kモデルのほうがゲーム機の特性に合います。ただし、GRAVIXの商品ページにはPS5での4K・120Hz・VRRがすべて動作することを保証する具体的な記載までは確認できませんでした。HDMI 2.1端子を搭載していることと、PS5の4K・120HzやVRRが確実に利用できることは必ずしも同義ではないため、これを最重要条件にする場合は購入前にタンスのゲンへ確認したほうがよいでしょう。
設置性4Kモデルはスタンドが簡素な点に注意
映像仕様では上位となる4Kモデルですが、スタンドは400Hzモデルより簡素です。400Hzモデルは高さ調整・スイーベル・ピボットに対応する一方、4Kモデルはスイーベルには対応するものの、高さ調整とチルトは非対応です。VESA 75×75mmには対応しています。27インチ4KモニターはPC作業用としても使いやすいため、高さ調整ができない点は惜しいポイントです。ゲームだけでなく作業にも長時間使う予定なら、モニターアームをセットで導入することも検討したほうがよいでしょう。
競合比較他社の400Hz・4Kモニターとスペックを比較
ここまで触れたPrinceton・KTC・Pixioの製品を、400Hzクラスと4Kクラスに分けて表で比較します。
| 項目 | GRAVIX 400Hz | Princeton UP-P25W400 | KTC H25X7 |
|---|---|---|---|
| 価格(9/17時点) | 32,999円 | 34,974円前後 | 33,800円 |
| パネル | Fast IPS | Fast IPS | Fast IPS |
| 輝度 | 350cd/㎡ | 350cd/㎡ | 400cd/㎡ |
| HDR | 対応(認証記載なし) | 記載あり(認証表記なし) | HDR400 |
| 保証 | 1年 | パネル1年・その他3年 | 3年 |
| スタンド | 高さ調整・スイーベル・ピボット | 非対応(チルトのみ) | 非対応(チルトのみ) |
400Hzクラスでは、映像スペックと保証年数はPrinceton・KTCに分がある一方、GRAVIXは高さ調整・スイーベル・ピボット対応スタンドという実用面の強みを持っています。
| 項目 | GRAVIX 4K | KTC 27M1 Max | Pixio PX27U Wave |
|---|---|---|---|
| 価格(9/17時点) | 39,999円 | 45,800円 | 52,980円 |
| パネル | Fast IPS | Fast IPS | Fast IPS |
| 最大リフレッシュレート | 144Hz | 160Hz(FHD 320Hzへ切替可) | 160Hz |
| HDR | 対応(認証記載なし) | HDR400 | 記載なし |
| 保証 | 1年 | 3年 | 標準保証(+2年の有償延長オプションあり) |
| スタンド | スイーベルのみ | 公式ページに記載なし | チルトのみ |
4Kクラスでは、GRAVIXが最も安く導入できますが、160Hz対応やHDR400認証を重視するならKTC・Pixioが候補になります。あと数千円〜1万円台前半をどう見るかで選択が変わります。
比較した4製品はいずれもAmazon.co.jpで購入できます。価格は変動するため、購入前にリンク先で最新の金額を確認してください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
選び方3モデルの中でどれを選ぶべきか
Q&Aよくある質問
購入先GRAVIXシリーズの購入先
用途が明確に分かれているシリーズなので、価格だけでなく自分がどの体験を優先するかで選ぶのがおすすめです。いずれも楽天市場のタンスのゲン公式ストアで購入できます。

総括まとめ|安さだけでなく用途の分け方で選ぶシリーズ
タンスのゲン「GRAVIX」は、単純にスペックを落としながら価格を下げた3製品ではありません。260Hzモデルは低価格を優先し、400Hzモデルは競技FPS向けにスタンドや端子まで強化し、4Kモデルは解像度とHDMI 2.1を重視しています。
2026年9月17日時点の価格(16,999円・32,999円・39,999円)でも、400HzモデルはPrincetonより安くKTC H25X7とほぼ同価格、4Kモデルは4万円台半ばの160Hz・HDR400対応機と数千円差という、十分な競争力を持つ水準にあります。
競技FPSを本格的に遊ぶなら400Hzモデル、できるだけ安く高リフレッシュレート環境へ移行するなら260Hzモデル、RPGやオープンワールド、PS5・Nintendo Switch 2、普段のPC作業まで幅広く使うなら4K・144Hzモデルが分かりやすい選択になります。







