Razer×『鳴潮』ダーニャコラボ4製品は買いか|Viperは+3,700円、Gigantusは通常版比70%高【2026年9月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
通常版との差額は同じ3,700円でも、意味はまったく違います
Razerと『鳴潮』のコラボデバイス「Razer | Wuthering Waves Collection」が2026年9月4日に国内発売されました。2026年5月に実装された共鳴者ダーニャをモチーフに、マウス、マウスパッド、キーボード、ゲーミングチェアの4製品が用意されています。
確認しておきたいのは、4製品とも既存製品のデザイン違いだという点です。センサーもスイッチも通常版と同じで、鳴潮版だけ性能が上がる要素はありません。つまり支払う差額は、デザインと特典に対するものです。
そしてその差額は、製品によって意味がまったく違います。Razer直販で比べるとマウスもマウスパッドも上乗せは同じ3,700円ですが、元の価格が3倍以上違うため、割高感はマウスパッドのほうが圧倒的に大きくなります。
目次
価格差同じ3,700円の上乗せでも、割合は21%と70%に分かれます
販売チャネルによって価格が違うため、比較はRazer直販同士で揃えます。2026年9月18日時点のRazer公式ストアの表示は次のとおりです。
| 製品 | 通常版 → 鳴潮版 | 上乗せ額と割合 |
|---|---|---|
| Viper V3 Pro SEワイヤレスマウス | 17,480円 → 21,180円 | +3,700円(約21%) |
| Gigantus V2 XXLマウスパッド | 5,280円 → 8,980円 | +3,700円(約70%) |
| BlackWidow V4 TKL HyperSpeedUS配列のみ | 鳴潮版は35,980円 | 同一構成の通常版が直販になく比較不可 |
| Iskur V2 Xゲーミングチェア | 国内販売価格は69,960円 | 4製品で最も高額 |
上乗せ額はマウスもマウスパッドも同じ3,700円です。しかしViperは17,480円に対する3,700円なので約21%、Gigantusは5,280円に対する3,700円なので約70%になります。同じ金額でも、通常版を基準にした重さがまるで違います。コラボ版の上乗せがどこまで妥当かを別の製品で検証した例はHuntsman V3 Pro TKL Sentinels Editionの記事にもあります。
国内の販売店では2026年9月4日の発売時点で、マウスが20,980円、マウスパッドが8,980円、キーボードが35,979円、チェアが69,960円という価格で並びました。直販より安い製品もあるため、購入先は価格と特典の両方で比べる必要があります。
マウスViperは特典まで含めると差額を回収しやすい構成です
4製品のうち最も手を出しやすいのがViper V3 Pro SEです。54gの軽量ボディに第2世代Focus Pro 35Kオプティカルセンサーと第3世代Razerオプティカルスイッチを積んだワイヤレスマウスで、鳴潮版もこの中身は変わりません。

注目したいのは購入特典です。Razer公式ストアでは鳴潮版の購入特典として「Denia Pins Set – Wuthering Waves Edition」が付き、この単体販売価格は3,380円と表示されています。通常版との差額3,700円に対して、特典の表示価格が3,380円です。
特典のピンズが3,380円で表示されているからといって、差額3,700円のうち3,380円が回収できるという意味ではありません。ピンズ自体に価値を感じるかどうかで判断は変わります。デザインもピンズも不要でマウスの性能だけが目的なら、通常版17,480円を選ぶほうが合理的です。
なお購入特典はRazer直販での購入が条件です。国内の販売店のほうが本体価格が安いこともあるため、特典まで欲しいかどうかで購入先が変わります。
注意点「Pro」でも8,000Hz用ドングルは付属しません
Viper V3 Pro SEで最も誤解しやすいのがポーリングレートです。製品名に「Pro」が入っていますが、標準で付属するのは1,000Hz対応のHyperSpeed Wireless Dongleです。
最大8,000Hzのワイヤレスポーリングレート自体には対応しているものの、使うには「Razer HyperPolling Wireless Dongle」を別途購入する必要があります。これは鳴潮版でも同じです。2万円を超える価格から8,000Hz用ドングルまで入っていると考えて買うと、想定と違うことになります。
同じことがキーボードにも当てはまります。BlackWidow V4 TKL HyperSpeedは最大4,000Hzへ引き上げられますが、こちらもHyperPolling Wireless Dongleが別売です。標準状態で4,000Hzになるわけではありません。
キーボード鳴潮版はUS配列のみで、日本語配列は用意されていません
BlackWidow V4 TKL HyperSpeedの鳴潮版は35,980円です。ここで日本のユーザーが必ず確認すべき点があります。Razer公式ストアでの商品名が「オレンジスイッチ – US – Wuthering Waves Edition」となっており、2026年9月18日時点で日本語配列版は用意されていません。
US配列と日本語配列ではEnterキー周辺の形状、記号の位置、日本語入力の切り替えに使うキーが違います。普段からUS配列を使っているなら問題ありませんが、デザインだけで選ぶと入力環境が変わります。

キーボード自体の仕様は充実しています。2.4GHzのHyperSpeed WirelessとBluetooth接続に対応し、ホットスワップ対応PCB、第3世代Razerオレンジタクタイルスイッチ、アルミ合金トップケース、潤滑済みスタビライザー、2層の吸音フォームを採用します。デザインを抜きにしても、ワイヤレスとホットスワップを両立したTKLとして成立しています。
ただしリストレストは付属しません。35,980円という価格から周辺まで揃っていると考えると、追加費用が発生します。同じRazerでコラボ版と通常版の差額を検証した例はKitsune Ryu Editionの記事でも扱っています。
バンドル「10%オフ」の表示は単品合計より安いという意味ではありません
Razer公式ストアには、鳴潮版のViperとGigantusを組み合わせたバンドルがあります。2026年9月18日時点の表示は、33,540円から10%オフの30,160円です。
ここで単品価格を足してみます。鳴潮版Viperが21,180円、鳴潮版Gigantusが8,980円なので、合計はちょうど30,160円です。つまりバンドル価格は、その時点の単品合計と同額です。
33,540円と30,160円の差は3,380円で、これはDenia Pins Setの単体販売価格と同じ数字です。「10%オフだから単品で買うより3,000円以上得」と読むのは避けたほうが安全です。価格表示は変動するため、購入直前に単品価格の合計と見比べてください。
マウスパッド割高ですが、デスクの見た目を変える効果は4製品で最大です
Gigantus V2 XXLは通常版5,280円に対して鳴潮版が8,980円で、通常版比では約70%高くなります。マウスパッドとしての基本性能だけを求めるなら、通常版を選んだほうが安上がりです。素材も厚み4mmも同じだからです。
一方で、XXLサイズは940×410mmあります。マウスは使用中に手で隠れる面積が大きいのに対し、この大きさならダーニャのデザインをデスクの中心に置けます。見た目を変える効果という一点では、4製品の中で最も分かりやすい製品です。

性能あたりの価格で選ぶなら通常版、鳴潮仕様のデスクを作ること自体が目的なら鳴潮版という、かなり明確な切り分けができます。
チェアIskur V2 Xは4製品で最も高額で、体格との相性が先に来ます
ゲーミングチェアのIskur V2 Xは、国内販売価格が69,960円と4製品で最も高額です。座面と背もたれにダーニャのデザインが入り、部屋に置いたときの存在感は4製品で一番大きくなります。

ただし7万円近い買い物なので、デザインより先に確認したいことがあります。Iskur V2 Xのランバーサポートは背もたれに内蔵されたアーチ形状で、上位のIskur V2のように調整する機構は持ちません。腰の当たり方が合うかどうかは体格と座り方で変わります。
マウスやマウスパッドと違い、チェアは合わなかったときの逃げ道がありません。デザインが気に入った場合でも、座面の広さや背もたれの高さが自分に合うかを先に確認してください。
特典ゲーム内アイテムと、入荷が遅れている初回特典があります
Razerは対象製品の購入でゲーム内アイテムを提供しています。限定のシジルに加え、製品によって星声やシェルコイン、高級エネルギーコア、高級共鳴強化剤などが用意されています。ゲーム内アイテム目当てで2万円以上のデバイスを買う理由にはなりませんが、もともと購入予定だった『鳴潮』プレイヤーには加点要素です。
購入前に知っておきたいのが初回特典ノベルティの状況です。国内では発売時点で、Gigantus V2 XXL購入特典のLarge Pin SetとIskur V2 X購入特典のポスターについて入荷の遅延が案内されました。特典を目的に買う場合は、購入前に販売店へ現状を確認したほうが確実です。
結論向いている人・向かない人
- もともとViper V3 Pro SEの購入を検討していた『鳴潮』プレイヤー
- デスク全体をダーニャ仕様にしたい(Gigantusの効果が最大)
- US配列に抵抗がなく、ワイヤレスのホットスワップTKLを探している
- ゲーム内特典とピンズにも価値を感じる
- マウスやマウスパッドの性能だけが目的
- 日本語配列のキーボードが必要
- 8,000Hzや4,000Hzで使いたい(どちらも別売ドングルが必要)
- 4製品をまとめて揃えようとしている
4製品すべてを揃えるより、必要な製品だけ鳴潮版へ置き換えるほうが無理がありません。Viperを使いたかった人がダーニャモデルを選び、デスクの見た目を変えたい人がGigantusを足す、という組み合わせが現実的です。
おすすめ最初の1つを選ぶならマウスです
通常版との差額に対して得られるものが一番はっきりしているのがViper V3 Pro SEです。デスクの印象を大きく変えたい場合は、面積の大きいGigantus V2 XXLを組み合わせます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|差額の意味は製品ごとに違います
Razer | Wuthering Waves Collectionは、既存のRazer製品にダーニャのデザインと特典を組み合わせたコレクションです。性能面の優遇はなく、支払う差額はデザインと限定性に対するものになります。
Razer直販で比べると、Viper V3 Pro SEもGigantus V2 XXLも上乗せは同じ3,700円です。しかし通常版を基準にすると前者は約21%、後者は約70%で、割高感はまったく違います。
もともとViper V3 Pro SEを買う予定だった『鳴潮』プレイヤーなら、鳴潮版を選ぶ追加負担は大きくありません。デスクの見た目を変えたいならGigantusを足す価値があります。一方、キーボードはUS配列しかなく、8,000Hzや4,000Hzで使うには別売ドングルが要ります。4製品を揃えるのではなく、必要な1つだけ置き換えるのが現実的な買い方です。
価格・商品名・購入特典はRazer公式ストア(日本)のViper V3 Pro SE 鳴潮版、BlackWidow V4 TKL HyperSpeed 鳴潮版、バンドルの各ページで2026年9月18日に確認しました。



