JAPANNEXT JN-iBC375G144UQP-HSC9は買い?37.5型IPS BLACK・144Hzの特徴と旧モデルとの違い
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37.5型IPS BLACK・144Hzの特徴と旧モデルとの違い
出典:JAPANNEXT公式製品ページ ・ JAPANNEXT公式プレスリリース(新製品発表) ・ JAPANNEXT公式プレスリリース(旧モデル発表)。価格・仕様は2026年9月5日に確認したものです。
37.5型・UWQHD+(3840×1600)・IPS BLACKパネルという珍しい構成に、144Hzと最大90W給電のUSB-Cまで載せたのが、JAPANNEXTの新製品JN-iBC375G144UQP-HSC9です。直販価格は119,980円(税込)で、2026年9月3日に発売されました。
ただし、この構成自体は目新しいものではありません。JAPANNEXTは2024年11月にもほぼ同じ37.5型・UWQHD+・IPS BLACK・144Hzの「JN-IB375C144UQR-H」(109,800円)を発売しており、今回はその後継的な位置づけの製品です。USB-Cの給電容量は65Wから90Wへ強化された一方、HDMIは2.1から2.0へ、DCI-P3カバー率も98%から96%へと下がっており、全項目で新モデルが上位互換というわけではありません。
この記事では、本機の基本スペックに加えて、旧モデルとの具体的な仕様差、3840×1600という解像度でPCゲームを快適に遊ぶために必要なGPUの目安まで、購入判断に必要な情報を整理します。
目次
結論USB-C給電は強化、ただし全面刷新ではない
JN-iBC375G144UQP-HSC9は、USB-C給電が65W→90Wへ強化され、ノートPCの給電用途では有利になりました。一方でHDMIは2.1→2.0、DCI-P3は98%→96%とやや後退しています。両モデルとも中古・型落ちで価格が下がっている可能性があるため、購入前に旧モデルの実勢価格も確認したうえで選ぶのが合理的です。
仕様37.5型UWQHD+・IPS BLACK・144Hzの基本構成

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 画面サイズ・パネル | 37.5型 IPS BLACK、R2300湾曲 |
| 解像度 | 3840×1600(UWQHD+、21:9) |
| 最大リフレッシュレート | DisplayPort 1.4/USB-C接続時 144Hz |
| HDMI接続時の上限 | HDMI 2.0接続時 75Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG:OD時/MPRT、100Hz以上で有効) |
| コントラスト比・輝度 | 2000:1、最大300cd/m² |
| 色域 | sRGB 100%、DCI-P3 96% |
| USB-C給電 | 最大90W(映像・給電を1本で) |
| そのほか | KVM、PBP/PIP、スピーカー3W×2、VESA 100×100mm、2年保証 |
公式仕様のポイントは、DisplayPortとUSB-C接続時のみ144Hzに対応し、HDMI接続時は75Hzにとどまる点です。PCとはDisplayPortかUSB-Cで接続しないと、144Hzの性能を活かせません。応答速度の1msは「GTG:OD時/MPRT」という条件付きの表記で、パネル本来のGtG値そのものではない点にも注意してください。
解像度最大の特徴は37.5型・3840×1600という広さ
本機の核となる特徴は、144Hzそのものよりも37.5型・3840×1600という画面サイズと解像度の組み合わせです。よく比較される34型ウルトラワイド(3440×1440・UWQHD)と並べると、横方向だけでなく縦方向にも160px広いことが分かります。ブラウザとエディタを並べる、動画編集のタイムラインを広く使う、配信画面のレイアウトを組むといった作業用途との相性が良いサイズです。
一方で、解像度が上がる分、描画負荷も増えます。3840×1600は約614万画素で、WQHD(2560×1440・約369万画素)の約1.7倍にあたり、4K(3840×2160・約829万画素)の約74%まで近づきます。「144Hz対応モニター」という文字だけを見て、どんなPCでも144fpsが出ると考えるのは早計です。次の項目で、必要なGPUの目安を整理します。
パネルIPS BLACKでコントラスト比2000:1
公式仕様のコントラスト比2000:1は、一般的なIPSパネルの目安(1000:1前後)の倍にあたります。これは「IPS BLACK」と呼ばれる、黒の沈み込みを強化したIPS技術によるものです。発色の均一さや視野角の広さといったIPSらしい特性を保ちながら、通常のIPSより黒が締まって見えやすくなります。
ただし、有機ELモニター(OLED)ほどの黒の沈み込みや、画素単位で光を消す表現力があるわけではありません。暗いシーンでの黒の締まりを最優先するならOLEDモニターとの比較も検討したいところですが、焼き付きリスクや価格を考えると、IPS BLACKは「通常のIPSより黒が強い、扱いやすい選択肢」という位置づけで捉えるのが実態に近いです。
GPU目安144Hzを活かすにはどのくらいのGPUが必要か
3840×1600は前述のとおり4Kに近い画素数のため、144Hzという数字だけでGPU選びを楽観視しない方がよい解像度です。目安としては次のように考えられます。
旧モデル比較JN-IB375C144UQR-Hとの違い
基本構成が近い旧モデルと並べると、変更点がはっきりします。
| 項目 | JN-iBC375G144UQP-HSC9(新・2026年9月) | JN-IB375C144UQR-H(旧・2024年11月) |
|---|---|---|
| USB-C給電 | 最大90W | 最大65W |
| HDMI | HDMI 2.0(75Hz) | HDMI 2.1(75Hz) |
| DCI-P3 | 96% | 98% |
| 応答速度表記 | 1ms(GTG:OD時/MPRT) | 1ms(MPRT) |
| 直販価格 | 119,980円 | 109,800円(発売時) |
| 発売日 | 2026年9月3日 | 2024年11月1日 |
※両モデルともJAPANNEXT公式プレスリリース記載値(2026年9月5日確認)。旧モデルの発売時価格は109,800円ですが、発売から時間が経過しているため実勢価格は変動しています。パネルサイズ・解像度・リフレッシュレート・コントラスト比・輝度・KVM・PBP/PIPなど、表に挙げていない項目は両モデルで共通です。
変更点を見ると、USB-C給電の65W→90Wは、ノートPCを1本のケーブルで給電しながら映像出力したい人にとって明確な改善です。一方で、HDMIが2.1から2.0へ、DCI-P3が98%から96%へと後退している項目もあり、単純な上位互換ではありません。HDMI経由での接続を重視する人や、色域の広さを優先したい人は、旧モデルの実勢価格もあわせて確認してから選ぶことをおすすめします。旧モデルはすでに発売から2年近く経過しているため、型落ち特価で見つかる可能性がある一方、在庫状況や販売終了のリスクもある点は踏まえておいてください。
比較34型UWQHDやOLEDモデルとどちらを選ぶか
本機と同じ予算帯には、画面サイズや解像度を抑えた34型UWQHD(3440×1440)モデルや、IPS BLACKより黒の沈み込みが強いOLEDモデルもあります。3840×1600の広さを取るか、リフレッシュレートや黒の締まりを優先するかで選び方が変わります。
| 製品 | 主な仕様・価格の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| JAPANNEXT JN-iBC375G144UQP-HSC9 | 37.5型・UWQHD+(3840×1600)・IPS BLACK・144Hz。USB-C最大90W給電・KVM対応。直販119,980円。 | 画面の広さを最優先し、ゲームと作業を1台でこなしたい人 |
| REGZA RM-34G6SE | 34型・UWQHD(3440×1440)・1000R湾曲VA・最大200Hz。実勢49,800円前後(2026年9月時点・変動あり)。 | 画面サイズを抑えて価格を優先したい人、200Hzを重視したい人 |
| Dell Alienware AW3426DW | 34型・UWQHD・QD-OLED・280Hz・1800R湾曲、DCI-P3 99%。実勢124,980円前後(2026年9月時点・変動あり)。 | IPS BLACKより黒の沈み込みが強いOLEDを優先したい人 |
34型UWQHDのREGZA RM-34G6SEは、画面サイズと解像度を抑える代わりに本機よりGPU負荷が軽く、価格も7万円ほど安いのが強みです。144Hzの活かしやすさを優先するなら、こちらの方が現実的な場合もあります。一方、IPS BLACKでは物足りず黒の沈み込みを重視したい人には、本機と同価格帯のDell Alienware AW3426DW(QD-OLED)も比較対象になります。ただしOLEDは焼き付きリスクがある点、本機のような37.5型・3840×1600の広さではない点は踏まえておいてください。
PS5PS5目的ではこのモニターを選ぶ優先度は低め
公式仕様では、PS5はWQHD(2560×1440)・120Hz接続に対応すると案内されています。ただし、PS5が本機の解像度(3840×1600・21:9)をネイティブに活用する仕組みではなく、あくまでWQHD相当の表示にとどまります。約12万円という価格を払ってこのモニターを選ぶ主目的は、PCゲームや作業用途に置く方が理にかなっています。PS5メインで使うなら、同予算でPS5のネイティブ解像度に強い16:9モデルも比較検討をおすすめします。
- ゲームと作業を同じ画面でこなしたい
- 没入感重視のRPG・レース・シミュレーションを遊ぶ
- ノートPCをUSB-C 1本で給電しながら使いたい
- KVM・PBP/PIPで複数入力を切り替えたい
- VALORANTやCS系で240Hz以上を最優先にしたい
- HDMI 2.1接続を重視する
- 色域(DCI-P3)の広さを最優先にしたい
- PS5をメインに使う予定
FAQよくある質問
まとめUSB-C給電を重視するなら新モデル、それ以外は旧モデルも比較を
JN-iBC375G144UQP-HSC9は、37.5型・UWQHD+(3840×1600)・IPS BLACK・144Hzという珍しい構成に、USB-C最大90W給電・KVM・PBP/PIPまで揃えたウルトラワイドモニターです。ノートPCの給電を重視する人には旧モデルからの明確な進化点がありますが、HDMIバージョンやDCI-P3など一部は旧モデルの方が優れています。
要点は、USB-C給電が65W→90Wへ強化された一方、HDMIは2.1→2.0、DCI-P3は98%→96%へ後退しており、単純な上位互換ではないという点です。3840×1600は4Kに迫る画素数のため、144Hzを活かすにはAAAタイトルでRTX 5070 Ti〜5080クラスを目安に考えておく必要があります。PS5メイン用途や240Hz以上の高リフレッシュレートを最優先にしたい人には、別の製品の方が向いています。購入前には、USB-C給電の必要性・HDMIバージョン・旧モデルの実勢価格も含めて比較することをおすすめします。





