GIGABYTE AORUS ELITE P1000W ICE Rev.2.0は買いか|Cybenetics Platinum認証追加の中身
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Cybenetics Platinum認証追加の中身とRev.1.1との違い
出典:GIGABYTE公式「AORUS ELITE P1000W 80+ Platinum Modular PCIe 5.1 ICE (Rev.2.0)」製品ページ / GIGABYTE公式「同 (Rev.1.1)」日本語製品ページ / Cybenetics「Gigabyte GP-AE1000PM PG5 / PG5 ICE」評価データ / 同 ISO17025詳細レポート / Hardware Busters「Gigabyte AE1000PM PG5 1000W ATX v3.1 PSU Review」 / Amazon.co.jp「GP-AE1000PM PG5 ICE V2 (PS1814)」商品ページ / ドスパラ「GP-AE1000PM PG5 ICE (1000W)」商品ページ / TSUKUMO公式通販サイト商品ページ / OLIOSPEC「SuperFlower LEADEX VIII PLATINUM PRO 1000W WT」商品ページ / ドスパラ「ASRock Steel Legend SL-1000GW (1000W)」商品ページにもとづきます。価格・在庫状況は2026年8月22日時点で確認したものです。

白い1000W級のPlatinum電源を探すと必ず候補に挙がるGIGABYTE「AORUS ELITE P1000W ICE」ですが、同じ製品名・同じ型番の電源でも、実は中身が新しくなっていることに気づかないまま選んでしまう人は少なくありません。電源のように「一度買ったら長く使う」パーツほど、リビジョン違いの見落としは後悔につながりやすいポイントです。
GIGABYTEは「AORUS ELITE P1000W 80+ Platinum Modular PCIe 5.1 ICE」の新リビジョンRev.2.0(型番GP-AE1000PM PG5 ICE)を展開しており、2026年8月時点でAmazon.co.jpなどを通じて国内でも購入できます。最大の変更点は、第三者検証機関Cybeneticsの「ETA Platinum」「LAMBDA A++」認証を新たに取得したことです。容量1000W、Intel ATX 12V v3.1、PCIe Gen 5.1といった基本規格はRev.1.1から変わっていません。
本記事では仕様の紹介だけで終わらせず、Cybenetics公式の実測データと海外の電源専門レビューサイトHardware Bustersの検証結果からRev.2.0の静音性・効率を確認したうえで、国内の複数の通販サイトで実際に価格と在庫を調べた結果をもとに、新規に電源を買うならどちらを選ぶべきか、すでにRev.1.1を持っている人は買い替えるべきかまで判断材料を整理します。
目次
要点まず何が変わったのか
違いRev.1.1とRev.2.0、何が変わって何が変わっていないか
GIGABYTE公式・Cybeneticsの実測データ・Amazon.co.jpの商品情報を突き合わせると、Rev.2.0はRev.1.1の容量を引き上げた上位モデルではなく、「認証・ケーブル・保護回路の完成度を高めた改良版」という位置づけであることがわかります。Amazon.co.jpでは新旧を型番の末尾で区別しており、旧モデルは「PS1592」、Rev.2.0は「V2」表記付きの「PS1814」として別商品扱いになっています。
- Amazon型番PS1814
- Cybenetics認証ETA Platinum/LAMBDA A++(新規取得)
- 実測効率115V 90.506%/230V 92.485%
- 実測騒音115V 12.74dBA/230V 11.14dBA
- ケーブルエンボス加工、オール白
- 保護回路OVP/OPP/SCP/UVP/OCP/OTP/NLO/SIP(8種)
- 価格の目安36,344円(税込・Amazon.co.jp直販)
- Amazon型番PS1592
- Cybenetics認証公式ページに記載なし
- 実測効率Cybenetics未掲載
- 実測騒音Cybenetics未掲載
- ケーブルフラット、オール白
- 保護回路OVP/OPP/SCP/UVP/OCP/OTP(6種)
- 価格の目安主要店舗で在庫切れ、事実上購入不可
本体サイズ150×140×86mm、120mm Smart FDBファン、100%日本製コンデンサ、フルモジュラー、80 PLUS Platinum認証、10年保証といった基本構成は両モデル共通です。バルクコンデンサはNippon Chemi-Con製の400V・1000μF・105℃品(KMWシリーズ)で、OEMはXiamen Castec Electronic Industryであることも、Cybeneticsの分解データで確認できます。つまりRev.2.0は「容量アップ」ではなく、第三者機関による静音性・効率の裏付けと、ケーブル・保護回路まわりの完成度を底上げした改良版と捉えるのが実態に近い評価です。
認証Cybenetics実測データが示す静音性と効率
Cybeneticsは、80 PLUSより厳しい1,450通り以上の負荷条件で効率と騒音を測定する第三者認証プログラムです。効率を示すETAはDiamond・Titanium・Platinum・Gold・Silver・Bronzeの6段階、静音性を示すLAMBDAはA++・A+・A・A-・Standard++/+/の各段階で評価されます。Rev.2.0の115V実測効率90.506%はPlatinum区分(89%以上91%未満)に、230V実測効率92.485%も同じくPlatinum区分(91%以上93%未満)に収まっており、いずれの入力電圧でもPlatinum等級を満たしています。静音性についても、115V実測12.74dBA・230V実測11.14dBAは、どちらもA++の基準(15dBA未満)を大きく下回る数値です。
目安として、図書館の静けさが概ね30〜40dBA、深夜の住宅街が40dBA前後とされます。Rev.2.0の実測騒音はそれよりもさらに一段静かな水準で、実使用時にファンの音を意識する場面はほとんどないと考えてよい数値です。
Cybeneticsの評価レポートには「本結果はICEモデルにも適用される。両者は電気的に同一のため」という趣旨の注記があり、白色のICEモデルであるRev.2.0にも、黒色モデルと同じ実測データがそのまま当てはまります。認証日は2025年12月8日で、比較的新しいロットでの検証結果です。
静音ファンが止まる範囲と最大負荷時の騒音
Hardware Bustersが周囲温度28〜32℃の環境で実施した実測では、Rev.2.0のファンは約300W付近まで完全に停止したままで、この範囲では実質的に無音で動作します。700Wを超えたあたりから回転数と騒音が明確に増加し始めますが、最大負荷付近でもおおむね25〜30dBAの範囲に収まっており、コントロールの効いたファンプロファイルという評価です。一般的な1枚GPU構成のゲーミングPCであれば、システム全体の消費電力が300Wを下回る場面も多く、アイドル時や軽い負荷では常時ファンレスに近い状態で使えます。
配線ネイティブ16ピンとATX3.1の瞬間的な電力変動対応
実勢実際に確認した価格と在庫状況
国内の主要通販サイトを2026年8月22日時点で確認したところ、Rev.2.0とRev.1.1で入手性がはっきりと分かれる結果になりました。
| 販売ページ | 価格(税込) | 在庫状況(2026年8月22日時点) |
|---|---|---|
| Amazon.co.jp (Rev.2.0・PS1814) | 36,344円 | 在庫あり、Amazon.co.jpが自社で発送 |
| ドスパラ (Rev.1.1相当・PS1592) | 28,327円 | 全店舗で在庫なし |
| TSUKUMO (Rev.1.1相当・PS1592) | 33,980円 | 在庫なし |
| 価格.com集計 (掲載1店舗のみ) | 41,996円 | 楽天市場のマーケットプレイス出品、発送目安は「問合せ」 |
※各社公式サイトおよび価格.comで2026年8月22日に確認した価格・在庫表示です。価格は変動するため、購入前に最新の表示を確認してください。
Rev.1.1相当の従来モデル(型番PS1592)は、ドスパラで全店舗在庫なし、Amazon.co.jpでも旧ASINの商品ページに「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」という表示が出ており、TSUKUMOでも在庫なしの状態でした。価格.comの集計ページも旧モデルのGIGABYTE公式スペックページにリンクしており、掲載されているのはマーケットプレイス出品1店舗のみで、発送目安も「問合せ」という不確実な状態です。一方でRev.2.0はAmazon.co.jpが自社で発送する形で在庫があり、価格差も36,344円と28,327円で1万円弱にとどまります。旧モデルの在庫切れが解消される見込みが立たない以上、新規に購入するならRev.2.0が現実的な選択肢になりつつあるというのが、複数店舗を確認した上での実情です。
競合同価格帯のSuper Flower、下位価格帯のASRockとの比較
1000W級の白色Platinum電源としては、Super FlowerとASRockにも競合製品があります。いずれも2026年8月22日時点で実際に価格・在庫を確認しました。
- 型番SF-1000F14SP(T)-WT
- 認証Cybenetics PLATINUM
- 奥行き125mm(AORUSより奥行き15mm短い)
- 特徴オート/セミファンレス切替、ネイティブ12V-2×6
- 価格・在庫34,252円(税込・Amazon.co.jp)、在庫あり
- 認証80 PLUS GOLD/Cybenetics PLATINUM
- 規格ATX 3.1対応、白色1000W
- 価格・在庫18,980円(税込・Amazon.co.jp)、残り9点
- 位置づけ80 PLUSはGoldでAORUSより一段下、価格は1万円以上安い
Super Flower LEADEX VIII PLATINUM PRO 1000W WTは、価格帯・Cybenetics Platinum認証ともにRev.2.0と近い位置づけの直接競合です。OLIOSPECでは確認した時点で残りわずかの表示でしたが、Amazon.co.jpでは在庫があります。ASRock Steel Legend SL-1000GWは、Cybenetics PlatinumこそSuper FlowerやAORUSと同格を掲げているものの、業界標準の80 PLUS認証自体はGoldにとどまり、実測にもとづくCybenetics側の評価とメーカー公称の80 PLUSグレードにズレがある点は覚えておく価値があります。価格重視で「白・1000W級・ATX3.1」という条件だけを満たせばよいなら有力な選択肢ですが、80 PLUS Platinum級の実績を重視するならAORUS Rev.2.0かSuper Flowerの方が素直な選び方です。
判断結局、買うべきか
- 新規にPCを組む、または電源を初めて買う人(Rev.1.1は入手性が低下しており、実質Rev.2.0が現実的な選択肢)
- Cybeneticsによる第三者検証済みの静音性・効率を重視する人(実測12.74dBA・90.506%は十分に優秀な数値)
- ネイティブ16ピン+6+2ピン×6という配線の柔軟性がほしい人
- すでにRev.1.1を問題なく使えている人(容量・ATX規格は共通で、買い替えの実益は小さい)
- 予算を最優先したい人(ASRock Steel Legend SL-1000GWなら1万円以上安い)
- 今使っている電源の容量が足りているなら、そもそも買い替え自体が不要
電源ユニットの交換・換装のやり方で解説しているとおり、電源を交換する際は前の電源のモジュラーケーブルを流用しないことが鉄則です。ケーブルの内部配線はメーカー・モデルごとに異なり、見た目が同じコネクタでもピン配置が違えばショートの原因になります。買い替えを検討する場合は、この点だけは必ず守ってください。なお、白基調のPlatinum電源という括りでは、be quiet!が2026年8月に発表したTitanium認証の1300〜1600W電源「DARK POWER PRO 14 IO」や、CORSAIRが同月に発表したThermalProtectケーブル標準搭載の新型RM850e/RM1000eなど、主要メーカーがこの夏に相次いで電源ラインナップの認証・仕様を引き上げており、AORUS ELITE P1000W ICEのRev.2.0もその流れの一つと位置づけられます。
購入AORUS ELITE P1000W ICE Rev.2.0の販売ページ
Rev.2.0(型番GP-AE1000PM PG5 ICE、Amazon型番PS1814)は、2026年8月22日時点でAmazon.co.jpが自社で発送する形で在庫があります。旧Rev.1.1は主要店舗で在庫切れが続いているため、新規に購入するならRev.2.0を選ぶのが現実的です。
FAQよくある質問
まとめ新規購入ならRev.2.0、既存ユーザーは急がなくてよい
GIGABYTE「AORUS ELITE P1000W ICE」のRev.2.0は、容量1000W・ATX 3.1・PCIe Gen 5.1という基本規格をRev.1.1から据え置きつつ、第三者機関Cybeneticsによる実測でETA Platinum・LAMBDA A++認証を新たに取得した改良版です。実測効率は115V・230VともにPlatinum等級、実測騒音はA++等級(15dBA未満)を大きく下回る12.74dBA・11.14dBAで、Hardware Bustersの実測でも約300Wまでファンが停止することが確認されています。
一方で、旧Rev.1.1は2026年8月22日時点でドスパラ・Amazon.co.jp・TSUKUMOなど主要通販サイトで軒並み在庫切れとなっており、新規に電源を買うなら、価格差1万円弱でRev.2.0を選ぶのが現実的です。すでにRev.1.1を持っていて問題なく使えているなら、容量・規格が同じである以上、急いで買い替える理由はありません。電源交換の具体的な手順は電源ユニットの交換・換装のやり方を、12V-2×6コネクタの安全な使い方は12V-2×6 / 12VHPWRコネクタ焼損対策ガイドをあわせてご覧ください。



