サイズがMAXTOR CTG12を8月21日発売|980円から買える18W/m・K高熱伝導グリス、2gと4gどちらを選ぶべきか
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
980円から買える18W/m・K高熱伝導グリス、2gと4gどちらを選ぶべきか
出典:サイズ公式製品ページ(CTG12-4G)・MAXTOR公式製品ページ・MAXTOR公式(米国版)製品ページにもとづきます。本記事の情報は2026年8月20日時点のものです。
CPUやGPUのグリスは、時間とともに乾燥・劣化してわずかに冷却性能が落ちていきます。パーツの組み替えやヒートシンクの取り外しのたびにグリスを買い直す必要があり、「有名メーカーの高価な製品を選ぶべきか、実売1,000円前後の手頃な製品で十分か」で迷う人は少なくありません。
国内販売元の株式会社サイズは、熱伝導グリス専業メーカーMAXTORの新モデル「CTG12」を2026年8月21日(金)に発売します。ラインナップは2g入りの「CTG12-2G」(市場想定売価税込980円)と4g入りの「CTG12-4G」(同税込1,380円)の2種類。熱伝導率は18W/m・Kで、サイズは自社取り扱いの定番グリス比で最大5℃低い冷却性能をうたっています。グリス本体のほか、塗布用ヘラ・ブラシ・ウェスが付属します。
この記事では、公称値の18W/m・Kだけを鵜呑みにせず、サイズが公表していない検証条件を踏まえたうえで、980円のCTG12-2Gと1,380円のCTG12-4Gのどちらを選ぶべきかをg単価から具体的に整理します。あわせて、海外グリスのAlphacool Apex 2やMAXTOR自社ラインナップとの位置付けの違いにも触れ、実際に購入する際の判断材料をまとめます。

目次
要点まず知りたい4つのポイント
基本情報グリス専業MAXTORとサイズが手がける新モデル
CTG12は、「グリス専業15年」(サイズ)と紹介されるMAXTORの熱伝導グリスです。MAXTORは熱伝導材料の専業メーカーで、CPU・GPU向けグリスのほか、データセンターや産業向けの熱インターフェース材料も手がけています。国内ではサイズが販売元としてCTG12を取り扱い、型番はCTG12-2G(JAN:4573615591196)とCTG12-4G(JAN:4573615591202)の2種類。中身のグリス自体はどちらも同じ仕様です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 熱伝導率 | 18 W/m・K(サイズ公式表記。MAXTOR公式は18±0.5 W/m・K、試験方法はASTM D5470) |
| 密度 | 2.65 g/ml(サイズ公式表記。MAXTOR公式は2.6±0.1 g/ml) |
| 粘度 | 93,000 mPa.s |
| 熱抵抗値 | 0.090 ℃-in²/W |
| 導電性 | なし(非導電性グリス) |
| 使用可能温度 | -40〜150℃ |
| 保存期限 | 未開封で3年、塗布後の使用期限は5年 |
| 付属品 | 塗布用ヘラ、ブラシ、ウェス |
| 対応用途 | CPU・GPUのほか、PSU・LEDモジュール・ゲーム機・ノートPCなど(MAXTOR公式) |
熱伝導率・密度の数値がサイズ公式とMAXTOR公式(本国・米国版)でわずかに異なりますが、これは「18」と「18±0.5」のように、四捨五入した代表値と誤差込みの表記の違いによるもので、矛盾する情報ではありません。
冷却性能「定番グリス比で-5℃」は何と比べた数字か
サイズはCTG12について、自社が取り扱う定番グリスと比較して最大5℃低い冷却性能をうたっています。ただし、比較対象になったグリスの銘柄、使用したCPU・GPU、クーラーの種類、消費電力、室温といった検証条件は公開されていません。同じ理由で、18W/m・Kという熱伝導率の数値だけを見て「必ず◯℃下がる」と判断するのも早計です。
グリスの冷却効果は、熱伝導率だけでなく塗布量・塗布ムラ・接触圧・ヒートシンクとの密着度など複数の要因で変わります。「定番グリス比で-5℃」という数字も、あくまでサイズが公表した検証結果の一部であり、自分の環境で同じ結果になるとは限りません。
実はMAXTOR自身も、公式サイトで「熱伝導率だけでは、その材料がその用途に適しているかを判断できない」という趣旨の注意書きを掲載しており、インターフェースの形状や取り付け圧力、使用条件によって結果が変わるとしています。熱伝導率の数値だけに頼らないグリス選びの基本的な考え方はCPUグリスの選び方と塗り方で詳しく解説しています。
購入判断2gと4gどちらを選ぶべきか
CTG12-2GとCTG12-4Gは中身のグリスがまったく同じで、違うのは容量と価格だけです。価格は980円と1,380円で、容量が2倍になっても価格は約1.4倍にとどまるため、g単価で見ると4gの方が割安になります。2gはg単価およそ490円(980円÷2g)、4gはg単価およそ345円(1,380円÷4g)で、4gは2gよりおよそ3割安い計算です。
容量:2g。g単価:約490円/g。向いている人:手持ちのPC1台のCPUだけを塗り替える人、初めてCTG12を試したい人。1回の塗布に使う量はごくわずかなため、2gでも複数回分の交換に対応できます。
容量:4g。g単価:約345円/g、2gよりおよそ3割安い。向いている人:CPUとGPUの両方に塗る人、自作PCを複数台メンテナンスする人、数年後の再塗布分までまとめて確保しておきたい人。
結論として、1回だけ手持ちのCPUに塗り直すだけなら2gで必要量を十分にまかなえます。CPU・GPUの両方に使う、複数台のPCをメンテナンスする、数年後の再塗布まで見越して保管しておきたいという場合は、g単価が安い4gを選んだ方が結果的に無駄が少なくなります。
比較Apex 2や自社ラインナップとの違い
同時期に注目されているサーマルグリスとしては、Alphacoolの「Apex 2」があります。Apex 2は公称熱伝導率17.3W/mKでGPUホットスポットの改善を訴求する製品で、価格は2g・9.98ユーロ。海外の公式ストアでの購入が前提で、国内での取り扱いや円建て価格は本記事時点で確定していません。一方のCTG12は、CPU・GPUに限らずPSUやノートPCまで対象にした汎用グリスで、国内販売元のサイズを通じて円建ての確定価格(980円・1,380円)で購入できます。海外通販の送料や為替を気にせず、国内の店頭・通販サイトでそのまま買える手軽さが、Apex 2との大きな違いです。詳しくはAlphacool Apex 2の記事で解説しています。
MAXTOR自身のラインナップの中でも、CTG12は上位に位置する製品です。エントリーの「CTG8」が12.8W/m・K、ミドルの「CTG10」が14.5W/m・K、そして今回の「CTG12」が18W/m・Kと、型番の数字が大きいほど熱伝導率が高くなる構成になっています。初めてMAXTOR製グリスを試すなら、価格と性能のバランスからCTG12は選びやすい位置付けです。
Q&Aよくある質問
サイズは2026年8月21日、MAXTORの熱伝導グリス「CTG12」を発売します。2g入りのCTG12-2G(980円)と4g入りのCTG12-4G(1,380円)の2種類で、熱伝導率は18W/m・K。サイズは自社取り扱いの定番グリス比で最大5℃低い冷却性能をうたっていますが、比較条件は公開されていないため、この数字だけで冷却効果を決めつけない方が安全です。
購入時に迷ったら、手持ちのCPU1台だけを塗り替えるなら2g、CPUとGPUの両方に使う・複数台のPCをメンテナンスする・将来の再塗布分まで確保しておきたいなら、g単価がおよそ3割安い4gを選ぶのが合理的です。
Alphacool Apex 2のような海外グリスと違い、CTG12は国内販売元のサイズを通じて円建ての確定価格ですぐに購入できる手軽さが強みです。市場想定売価は税込980円・税込1,380円ですが、実際の店頭・通販サイトの販売価格は店舗ごとに変動するため、購入前に表示価格を確認してください。

