Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」が72,800円に値下げ|27%OFFは本当に安いのか、価格推移で検証

Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」が72,800円に値下げ|27%OFFは本当に安いのか、価格推移で検証

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価格検証 / PCパーツ
Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」が72,800円に値下げ
27%OFFの見出しより、価格.comで見る直近相場のほうが重要です
株式会社旭東トレーディングは2026年8月20日、Lexar製4TB SSD「NM790 with Heatsink」(型番:LNM790X004T-RN9NG)について、定価99,800円から27,000円引きの72,800円で販売するとPR TIMESで発表しました。ただし価格.comの日次価格推移を確認すると、この製品は直近も7万円前後で取引されており、7月末には69,800円まで下がった時期もあります。27%OFFという見出しの割引率だけで判断せず、実勢価格と照らして今回の72,800円が妥当な水準かどうかを検証します。
99,800円→72,800円(27,000円OFF)在庫がなくなり次第終了価格.com最安は71,980円(8月21日時点)

出典:株式会社旭東トレーディングプレスリリース「Lexar『NM790 with Heatsink 4TB』が27,000円OFF、99,800円→72,800円!在庫限りの特別セールを実施」(2026年8月20日・PR TIMES)Lexar公式サイト製品ページ「NM790 with Heatsink M.2 2280 PCIe Gen4x4 NVMe SSD」価格.com「NM790 with Heatsink LNM790X004T-RN9NG」価格推移グラフAmazon.co.jp商品ページ楽天市場 ファストオンライン店商品ページPlayStation公式サポート「PS5でM.2 SSDを取り付ける」TrendForce「AI Server Demand Continues to Support Memory Prices in 3Q26」(2026年7月3日)TrendForce「Combined Revenue of Top Five NAND Flash Brands Rises 77% QoQ in 2Q26」(2026年8月18日)(2026年8月21日に本文表示を直接確認)にもとづきます。

「27,000円OFF」「99,800円→72,800円」という見出しを見ると、反射的に今が買い時だと感じてしまいがちです。ですが値下げの割引率は、あくまで元の定価との比較にすぎません。定価そのものが実勢からかけ離れて高く設定されていれば、割引後の価格が「相場並み」でしかないケースもあります。とくにNAND(フラッシュメモリ)価格が上昇局面にある今は、SSDの実勢価格自体が数週間単位で動くため、見出しの割引率だけを鵜呑みにするのは危険です。

株式会社旭東トレーディングは2026年8月20日13時、Lexar製4TB SSD「NM790 with Heatsink」(型番:LNM790X004T-RN9NG)について、定価99,800円から72,800円へ27,000円(約27%)値下げするとPR TIMESで発表しました。販路は楽天市場とYahoo!ショッピング(いずれもファストオンライン店)で、期間限定セールではなく在庫がなくなり次第終了する形式です。NM790 with Heatsink自体は新製品ではなく、国内では2023年9月中旬から販売が続く既存モデルです。

この記事では、価格.comが公開している日次の価格推移データを直接確認し、「直近の実勢価格はいくらだったか」「過去にはどこまで下がったことがあるか」を数値で検証します。そのうえで、2026年第3四半期のNANDフラッシュ契約価格上昇を予測するTrendForceの調査も踏まえ、72,800円という価格を今のタイミングで買うべきかどうかまで判断材料を示します。

目次

要点この記事で分かること

告知PR TIMES発表の要点

今回のセールの内容を整理すると、次のとおりです。

  • 発表日時:2026年8月20日13時00分(発表元:株式会社旭東トレーディング)
  • 対象製品:Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」(型番:LNM790X004T-RN9NG)
  • 価格:99,800円→72,800円(27,000円OFF、約27%割引)
  • 販路:楽天市場・Yahoo!ショッピング(いずれもファストオンライン店)
  • 販売期間:期間限定ではなく、在庫がなくなり次第終了

NM790 with Heatsinkは、Lexarにとって新しい製品ではありません。国内では2023年9月中旬から流通している既存モデルで、今回のニュース性は「4TBヒートシンク一体型モデルの値下げ」という一点に絞られます。新モデル発表やスペック変更を伴う値下げではないため、判断すべきポイントは価格だけということになります。

検証価格.comで見る直近の実勢価格

価格.comは、家電・PC製品の実売価格を複数の販売店から日次で集計して比較できる老舗の価格比較サイトです。同サイトが公開している「NM790 with Heatsink LNM790X004T-RN9NG」の価格推移データ(商品コード:K0001574487)を2026年8月21日に直接確認したところ、次のような推移が見えてきました。

  • 2026年7月1日〜23日:市場最安値は72,800円で3週間ほぼ横ばい。つまり今回の「セール価格」と同水準の価格が、7月の時点ですでに市場の最安値として存在していました
  • 2026年7月28日〜8月2日:最安値が69,800円まで下落。直近1か月あまりで見ると、この時期がもっとも安く買えたタイミングです
  • 2026年8月13日〜14日:最安値が76,980円まで上昇。今回のセール価格72,800円より高い時期もありました
  • 2026年8月19日〜21日(記事執筆時点):最安値は71,980円。今回案内されている72,800円のセール価格より、820円安い水準です

さらに価格.comは、この製品の「初値」(サイトに価格情報が登録された最初の時点の価格)も記録しています。2023年9月時点の初値は45,466円で、2026年8月21日時点の最安値71,980円と比べると、差額は26,514円(約58.3%)の値上がりです。3年近く前から販売されているモデルであるにもかかわらず、現在の底値は当時よりもはっきり高い水準にあります。

Amazon.co.jpでも同じ72,800円で購入できます

2026年8月21日にAmazon.co.jpの該当SKU(ASIN:B0CDLLYL66・国内正規品、ヒートシンク一体型4TBモデル)を直接確認したところ、在庫ありの状態で価格は72,800円でした。価格.comの店舗別価格一覧でも同じ72,800円で掲載されており、今回の72,800円は楽天市場・Yahoo!ショッピングだけの限定価格ではなく、Amazon.co.jpを含む市場全体でおおむね並んでいる水準だといえます。

これらの数字を踏まえると、「99,800円から27,000円OFF」という見出しは事実である一方、「市場の実勢価格から27,000円安くなった」わけではないことが分かります。直近1か月の実勢価格はもともと7万円前後で推移しており、7月末には69,800円まで下がった実績もあります。今回の72,800円は、その値動きの範囲にほぼ収まる水準です。

評価NAND高騰局面で72,800円は妥当か

72,800円という価格を評価するうえで欠かせないのが、NANDフラッシュ(SSDやUSBメモリに使われる不揮発性メモリチップ)市場全体の値動きです。半導体・メモリ市場調査会社のTrendForceは、2026年7月3日付の調査で、2026年第3四半期(7〜9月期)のNANDフラッシュ契約価格が前四半期比で10〜15%上昇するとの見通しを示しています。背景にあるのは、AIサーバー向けの推論処理や大規模データセンター向けの需要拡大です。

さらにTrendForceは2026年8月18日付の調査でも、AIサーバー向けのエンタープライズSSD需要が堅調に推移した結果、NANDフラッシュ市場全体で供給不足が生じ、各メーカーが契約交渉を通じてASP(平均販売価格)を大幅に引き上げられる状況が続いていると指摘しています。この結果、NANDフラッシュ大手上位5社の合計売上高は2026年第2四半期に前四半期比77%も伸びたと報告されています。

底値ではないが、高騰局面での確保としては妥当な水準

価格.comのデータが示すとおり、72,800円は過去1か月の最安値(69,800円)より高く、歴史的な底値とは言えません。一方で、NANDフラッシュの契約価格がQ3も10〜15%上昇すると予測される局面で、4TBのTLC(3D NAND)Gen4 SSDを7万円台前半で確保できること自体は、今後さらに値上がりするリスクを考えれば妥当な範囲に収まっていると評価できます。「今だけの特別な安さ」ではなく「NAND高騰が続く中で、まだ大きく崩れていない価格帯」というのが、この72,800円に対する現実的な評価です。

仕様NM790 with Heatsinkのスペック評価

Lexar公式サイトの製品ページで確認できる4TBモデルの主な仕様は、次のとおりです。

  • インターフェース:PCIe Gen4 x4接続のM.2 2280 NVMe SSD
  • 速度:最大シーケンシャル読込7,400MB/s・最大シーケンシャル書込6,500MB/s
  • ランダムアクセス性能:ランダム読込・書込ともに最大900K IOPS(4TBモデル固有の値。1TB/2TBモデルとは異なります)
  • NANDメモリ:3D TLC NAND
  • 耐久性:3,000TBW(総書き込み可能量)、MTBF(平均故障間隔)150万時間
  • サイズ・重量:80×24×9.7mm、約48.6g
  • 保証:メーカー5年保証

このモデルの構成面での特徴は、DRAMキャッシュを搭載しない代わりにHMB 3.0(Host Memory Buffer)という仕組みを採用している点です。HMBは、SSD自身にキャッシュ用のDRAMチップを載せる代わりに、接続先PCのメインメモリの一部を一時的に借りてキャッシュとして使う技術です。Lexarは自社比較として、DRAM搭載のGen4 SSDと比べて最大40%の省電力になるとしています。ただしこれはLexarが自社で行った比較値であり、独立した第三者による実測結果ではない点には注意してください。ノートPCなどバッテリー駆動時間を重視する用途では参考になる数字ですが、絶対的な性能保証ではありません。

PS5にそのまま取り付けられる4TBモデルという価値

SonyはPS5用のM.2 SSD拡張について、公式サポートページで要件を公開しています。要点は、PCIe Gen4 x4接続で容量は250GB〜8TB、シーケンシャル読込速度は5,500MB/s以上を推奨、そしてヒートシンクなどの放熱機構を含めたサイズが幅25mm以下・高さ11.25mm以下であることです。

NM790 with Heatsinkは、読込最大7,400MB/sでPS5の推奨値を上回り、サイズも幅24mm・高さ9.7mmとPS5の要件内に収まります。つまりこの製品は「別売りのヒートシンクを追加する前提のSSD」ではなく、買った状態のままPS5に取り付けられる4TBモデルという位置づけになります。ヒートシンクなしの安価なモデルを選んで、後から別売りヒートシンクを追加購入する手間や追加コストを考えると、この一体型構成は特にPS5用途で扱いやすい選択肢です。

案内購入する場合の確認ポイント

2026年8月21日時点で、Amazon.co.jpの該当SKU(ASIN:B0CDLLYL66)は在庫ありの状態で、価格は72,800円でした。楽天市場・Yahoo!ショッピングのファストオンライン店でも同額の72,800円が案内されています。いずれの販路も在庫限りでの終了となるため、購入を決めた場合は価格・在庫状況をリンク先で改めて確認してください。

Lexar NM790 with Heatsink 4TB ヒートシンク一体型 PCIe Gen4 NVMe SSD
国内正規品ヒートシンク一体型4TB Gen4 SSDLexar NM790 with Heatsink 4TB(LNM790X004T-RN9NG・PCIe Gen4 NVMe SSD)読込最大7,400MB/s・書込最大6,500MB/sのPCIe Gen4 NVMe SSD。ヒートシンク一体型でPS5にもそのまま装着可能な4TBモデルです。3,000TBW・5年保証、DRAMレスのHMB 3.0構成。価格は変動するため、購入前にリンク先で最新表示をご確認ください価格目安:約72,800円~Amazonで価格を見る
Lexar NM790 with Heatsink 4TB ヒートシンク一体型 PCIe Gen4 NVMe SSD 楽天市場
PR TIMES発表セール価格(楽天市場・ファストオンライン店)Lexar NM790 with Heatsink 4TB(LNM790X004T-RN9NG・楽天市場/ファストオンライン店)今回のPR TIMES発表で27,000円OFFの対象となっている、楽天市場ファストオンライン店の販売ページです。在庫がなくなり次第終了のため、購入を決めた場合は早めの確認をおすすめします72,800円2026年8月20日発表・在庫限り楽天市場で価格・在庫を見る

※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。

結論どんな人におすすめか

検討する価値がある人
  • ヒートシンクなしのモデルと別売りヒートシンクを個別に買うより、最初から一体型で揃えたい人
  • PS5のストレージ拡張用に、公式要件を満たす4TB SSDを探している人
  • NANDフラッシュ価格の上昇局面が続く中、7万円台前半で4TB Gen4 SSDを確保しておきたい人
  • ノートPCなどでDRAMレス構成の省電力性を重視する人(Lexar自社比較値である点は理解のうえで)
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購入前に一度確認した方がよい人
  • 「27%OFF」という割引率だけを見て、歴史的な安さだと思い込んでいる人(直近1か月の最安値は69,800円)
  • 今この瞬間に確実な最安値を求める人(価格.com調べでは、確認時点の市場最安は71,980円とセール価格よりわずかに安い)
  • 数千円単位の価格差にこだわらず、購入タイミングを急がない人(NAND高騰が続く限り、大きな値下がりは期待しにくい状況です)
  • 4TBという容量が本当に必要か、用途を見直していない人(1TB/2TBモデルとはランダムアクセス性能の数値が異なります)

FAQよくある質問

72,800円は今が買い時ですか
歴史的な底値ではありませんが、NAND高騰が続く局面での確保としては妥当な水準です。価格.com調べでは直近1か月の最安値は69,800円、確認時点(2026年8月21日)の市場最安は71,980円でした。数千円の差にこだわらないのであれば、在庫限りという条件を踏まえて早めに判断する選択肢もあります。
楽天市場・Yahoo!ショッピング以外でも同じ価格で買えますか
はい。2026年8月21日に確認したところ、Amazon.co.jpの該当SKU(ASIN:B0CDLLYL66)でも同じ72,800円・在庫ありの状態でした。今回のセール価格は、楽天市場・Yahoo!ショッピングだけの限定価格ではありません。
ヒートシンクなしのモデルとの違いは何ですか
今回の対象製品はヒートシンクが一体化された「NM790 with Heatsink」です。ヒートシンクなしのNM790と比べて本体サイズは大きくなりますが、その分PS5の放熱要件(幅25mm以下・高さ11.25mm以下)を満たした状態でそのまま取り付けられます。ヒートシンクなしモデルをPS5で使う場合は、別売りヒートシンクの追加購入が必要です。
DRAMを搭載していないのは性能面で不安がありますか
このモデルはDRAMキャッシュの代わりにHMB 3.0(Host Memory Buffer)という、接続先PCのメモリの一部を借りてキャッシュとして使う仕組みを採用しています。Lexarは自社比較でDRAM搭載モデルより最大40%省電力になるとしていますが、これはLexarの社内比較値であり、独立した第三者による実測結果ではありません。読込・書込の最大速度自体はDRAM搭載モデルと遜色ない水準です。
在庫が切れたらセールは終わりますか
はい。PR TIMESの発表では、今回のセールは期間限定ではなく在庫がなくなり次第終了するとされています。販売終了時期は明示されていないため、購入を検討している場合はリンク先で在庫状況を確認してください。

総括まとめ|見出しの割引率より価格推移で判断する

Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」の72,800円という価格は、「99,800円からの27,000円OFF」という見出しどおりの事実です。ただし価格.comの日次データで見ると、この製品はもともと7月から7万円台前半で推移しており、7月末には69,800円まで下がった実績もあります。記事執筆時点(2026年8月21日)の市場最安は71,980円で、今回のセール価格よりわずかに安い状態でした。

一方で、TrendForceの調査が示すとおり、NANDフラッシュはAIサーバー向け需要の拡大を背景に2026年第3四半期も契約価格が10〜15%上昇すると見込まれています。この局面で4TBのGen4 SSDを7万円台前半で確保できること自体は、今後さらに値上がりするリスクを考えれば悪くない選択です。「今だけの特別価格」として飛びつくのではなく、「NAND高騰が続く中で崩れていない価格帯」として捉えるのが実態に近い評価といえます。PS5用途であれば、ヒートシンク一体型でそのまま取り付けられる点も含めて検討する価値があります。

まとめ

Lexar「NM790 with Heatsink 4TB」(型番:LNM790X004T-RN9NG)は、PCIe Gen4接続で読込最大7,400MB/s・書込最大6,500MB/s、耐久性3,000TBW・5年保証のヒートシンク一体型NVMe SSDです。2026年8月20日のPR TIMES発表では99,800円から72,800円への値下げが案内されていますが、価格.com調べでは直近1か月の実勢価格はもともと69,800〜76,980円のレンジで推移しており、72,800円は「歴史的な安さ」ではなく「NAND高騰局面でおおむね妥当な価格帯」という評価が実態に近いといえます。Amazon.co.jpでも同時期に同額の72,800円で在庫ありの状態を確認しました。PS5の放熱要件を満たしたまま取り付けられる4TB SSDを探している人、NANDがさらに値上がりする前に確保しておきたい人には検討価値がありますが、「27%OFF」という数字だけを理由に急ぐ必要はありません。販売は在庫限りで終了するため、購入前には必ずリンク先で最新の価格・在庫状況をご確認ください。

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