『Zeverland』5,000km²のゾンビサバイバルクラフト|推奨GPUはRTX3060、CPUはi7-13700K、2027年Q1にデモ
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推奨GPUはGeForce RTX 3060、CPUはCore i7-13700Kという動作環境の謎
出典:Steam公式ストアページ「Zeverland」、Quantum Quirks公式開発ログ(Steamコミュニティ)、KEKBUR Networkのインタビュー記事(2026年9月18日確認)。
ゾンビサバイバルクラフトというジャンルには、すでに強力な先行作がいくつも並んでいます。そこへ新規タイトルがSteamウィッシュリスト30万件を突破したと聞くと、まず疑いたくなるのは「本当に中身が違うのか」という点でしょう。
Quantum Quirksが開発する『Zeverland』は、街の設備をほぼすべて解体・持ち帰り・作り変えられる自由度と、車両ごと拠点化できる仕組みを軸にしたPvEサバイバルクラフトです。Steam公式ページには総面積5,000km²というマップ規模が明記され、公式サーバーは1つの世界に1,000人超のプレイヤーを同居させる構想を掲げています。一方で開発チームは、2026年6月に実施した2回目のテストを経て、当初想定していたPvP色の強い設計から、明確なPvE協力型へ舵を切りました。
整理の軸になるのは、Steam公式ストアページの必要スペックと対応言語、そしてQuantum Quirks自身がSteamコミュニティへ投稿している開発ログ、Gamescom 2026での海外メディアインタビューです。5,000km²というマップ表記の実際の使われ方、推奨GPUがRTX 3060でありながらCPUはCore i7-13700Kという要求スペックの不釣り合い、そして2027年第1四半期に予定されるパブリックデモまで、確定している事実とまだ構想段階の部分を区別しながら整理します。
『Zeverland』は、Quantum Quirksが開発・自社パブリッシングするPvEゾンビサバイバルクラフトです。Steam公式ページに明記された総面積は5,000km²で、私有サーバーは8×8km、公式の常設・シーズン制サーバーは72×72kmの世界に1,000人超のプレイヤーを同居させることを目標にしていますが、この1,000人という数字と72×72kmという広さはいずれも目標であり、確定仕様ではありません。2026年6月のテストを経てPvP要素は後回しとなり、現在はPvE協力を軸にした設計です。Steamで公開されている必要スペックは、最低環境がCore i7-9700・GTX 1650、推奨環境がCore i7-13700K・RTX 3060で、GPU要求よりCPU要求が重い珍しい組み合わせになっています。パブリックデモは2027年第1四半期を予定しており、発売日はまだ未定です。
目次
要点まず押さえておきたい4つのポイント
概要目に映るものをほぼすべて解体できるPvEサバイバルクラフト
『Zeverland』は、感染で文明が崩壊した直後の世界を舞台にしたサバイバルクラフトです。Steam公式ページの説明文では、蛇口からはまだ水が出ているのに飲めば体を壊し、家の明かりはまだ灯っているのに窓の外にはゾンビの影があるというように、崩壊から何年も経った荒野ではなく「崩れ落ちていく真っ最中」の世界として描かれています。開発を手がけるのはQuantum Quirksで、パブリッシングも自社で行っています。開発チームの中核は10年以上のゲーム開発経験を持つベテランで構成されており、Gamescom 2026のインタビューに応じたNelson Woon氏(Game Publishing Director)自身、現地で手渡した名刺には『AFK Journey』で知られるFarlight Gamesの社名がまだ残っていたと明かしています。
ゲームの核になっているのは「壊せる、運べる、造れる」という3語に集約される自由度です。自動販売機をこじ開けて飲み物を奪う、廃屋のキッチンを漁る、金属バットにゾンビの頭部を括りつけて武器にする、ベッドをトラックの荷台に固定して寝床ごと移動するといった行動が、Steam公式ページで具体的に例示されています。プレイヤーはソロで旅を続けることも、生き残ったNPCをスカウトして拠点の維持・管理を任せることもできます。
開発チームが目指しているのは、他の生存者を略奪の対象にするゲームではなく、他の生存者と一緒に世界を立て直すゲームです。Steamのストア説明にも「圧倒的な自由度を誇るPvEサバイバークラフトゲーム」という言葉がそのまま使われています。

マップ総面積5,000km²、公式サーバーは72×72kmで1,000人超を目指す
Steam公式ページの説明文には、ゲームの舞台になる大陸の総面積が5,000km²にのぼると明記されています。そびえ立つ山々、澄み渡る湖、静まり返ったゴーストタウンまで、この広さを100%自由に自分の足で踏破できるとされています。
この広さがどう使われるかは、サーバーの種類によって変わります。Quantum QuirksがGamescom 2026で明らかにしたところでは、『Zeverland』は3種類のサーバー構成を用意する計画です。友人同士で遊ぶ私有サーバーは8×8kmのマップに人数を調整して遊ぶ形になり、常設サーバーとシーズン制サーバーからなる公式サーバーは72×72kmの世界に、1,000人を超えるプレイヤーを同居させることを目標にしています。72×72kmという広さと1,000人という人数は、いずれも「目標」として語られている数字で、確定した仕様ではありません。
常設サーバーはデータ初期化(ワイプ)を行わない想定です。一方のシーズン制サーバーは、汚染された大地を浄化する、ワクチンを開発して人類を進化させる、地下シェルターに未来を託す、木を植えて森を育てるといった大規模プロジェクトのうち、そのシーズンで何を目指すかをプレイヤー全体が選び、目標が達成されるとサーバーがリセットされて次のシーズンへ移る構想です。単なる期間限定イベントではなく、シーズンの終わり方自体をプレイヤーの選択が左右する仕組みを狙っています。
解体街の設備を丸ごと資源に変える、600通り超の武器合成
『Zeverland』最大の特徴は、視界に入るほぼすべてのものを解体・持ち帰り・別用途への転用ができる自由度です。電柱、金庫、家具、車輪など、街を構成するあらゆる部材が資源になり、ガソリンスタンドを見つけても棚を漁るだけでなく建物自体を解体対象にできます。使える家具はそのまま持ち帰って自分の拠点に置くこともでき、「壊して資源にするか、そのまま持ち帰るか」を常に選べる設計です。拠点を築く際も、既存の建物を1棟ずつブロック単位で再現したり、空に向かって塔を積み上げたりと、素材集めだけでなく建築そのものを自由に作り込めます。
武器の合成システムも同じ発想です。テニスラケットに鉄を合体させると敵を焼き焦がす「灼熱ラケット」になるといった具合に、現時点で600通りを超える組み合わせが用意されています。ダガーとゴム製のニワトリを組み合わせると出血効果を持つ武器になり、一眼レフを金属バットに取り付けると敵をまとめてひるませるスタン武器になるなど、組み合わせごとに攻撃属性や特定の敵への相性が変わる仕組みです。単に見た目が面白いだけの実験にとどまらないよう設計されており、倒したゾンビの部位そのものも武器の素材として使えます。

車両車ごと移動拠点に変える、モジュール式の乗り物システム
拠点を固定の建物として作り込む遊び方に加えて、車両を移動拠点として改造する仕組みも用意されています。Quantum Quirksの説明によれば、車両は単なる移動手段ではなく、前面・屋根・車体・タイヤ・荷台といった部位ごとに改造パーツを取り付けられる「モジュール式のプラットフォーム」として設計されています。RVを例に挙げると、ソーラーパネルを載せて家具を積み込めば、そのまま小さな移動式の家になります。ストレージや発電機、浄水器、照明といった実用的な拡張に加え、装甲板や機関銃、火炎放射器、体当たり用のラムといった戦闘寄りの改造も計画されています。
牽引車とトレーラーはヒンジで接続され、大型車両でも運転感覚が損なわれないよう改良が加えられています。車両ごとに燃費特性や衝突時の挙動も変わる予定で、単なる高速移動の手段ではなく「どこに住むか」という拠点選びの一部として車両を組み込む狙いがうかがえます。
方向転換PvP重視から明確なPvE協力型へ、2026年6月テストが転機に
『Zeverland』は当初、プレイヤー同士の対立も含んだMMO寄りの構造に近づいていました。しかし2026年6月25日から7月2日にかけて実施された2回目のPre-Alpha Tech Testを経て、この方針は大きく修正されています。Quantum QuirksはGamescom 2026のインタビューで、テストでの反応や対話がプレイヤー同士の関わり方を見直すきっかけになったこと、特に「他のプレイヤーの持ち物を盗める」仕組みへの不満が多く寄せられたことを明らかにし、その結果としてより明確なPvE路線へ進むことになったと述べています。
Steamコミュニティに投稿された開発ログにも同じ方向性が繰り返し示されています。2回目のテスト中の開発ログでは「Zeverlandの核はPVEであり、本当の敵はゾンビであって隣にいる生存者ではない」という趣旨の説明があり、プレイヤー同士が攻撃し合えてしまう当時の状態やバグを利用した略奪は、テスト終了後にすべて修正する対象として扱われました。2026年8月の開発ログでも「スタジオの現在のリソースと余力を踏まえ、PvE体験を磨き込むことに集中し、PvP関連のコンテンツはいったん保留する」という判断が明言されています。
この転換にともなって、拠点保護の仕組みも強化されています。私有地内のアイテムは基本的に持ち出せず、一度所有権を主張したエリアではゾンビも再出現しなくなります。公式サーバーには、ガソリンスタンドや主要クエスト地点を個人の私有地として占有できなくする新ルールも追加される予定です。
感染ゾンビ化しても15分間はプレイを続けられる、Zed変身システム
『Zeverland』のもう一つの特徴が、感染してもゲームオーバーにならない仕組みです。Steamストアの日本語説明文にも「うっかり噛まれてしまっても大丈夫。ゾンビとしての『生存ルート』も用意されています」と明記されており、感染メーターが100%に達すると、プレイヤーはZed(ゲーム内でのゾンビの呼び方)としてそのまま操作を続けられます。
Gamescom 2026でQuantum Quirksが明らかにした現行ビルドの仕組みでは、Zedになった状態は単なる演出ではなく、15分間はそのままZedとして行動できる期間になっています。15分が経過すると自我を失って野生化し、プレイヤーは人間の生存者として復活します。この15分間には専用の成長要素もあり、特殊なZedを倒すとその部位を体に取り込めます。周囲のZedを引き寄せる「Screamer Head」、走行・跳躍力が上がる「Hunter Legs」、重いものを持ち上げて投げられる「Giant Arm」、間合いの長い攻撃ができる「Beast Arm」などが確認されており、部位を取り込むごとに見た目そのものも変化していきます。なお、Zedになっている間は生存者同士を守るPvE保護の対象外になり、他のプレイヤーから攻撃を受けると15分を待たずに人間へ引き戻されます。
Steamコミュニティの開発ログでは、人間からゾンビへの変身要素そのものを削除する予定はないと明言されている一方、現時点ではまず「人間として生き延びる」部分を固めることを優先し、ゾンビ側の遊びを本格的に作り込むのはそのあとの段階になるとも述べられています。ゾンビ専用の育成ツリーや、ゾンビでしか入れないエリアといった案もコミュニティから寄せられていますが、これらはまだアイデア段階にとどまります。

動作環境確定しているのは必要スペックのみ、GPUよりCPU要求が重い組み合わせ
『Zeverland』はまだ発売日が確定しておらず、Steamストアの表記は「近日登場」にとどまっています。そのなかで現時点の具体的な数値として確定しているのが、次の必要動作環境です。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
| CPU | Core i7-9700 | Core i7-13700K |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| GPU | GeForce GTX 1650(4GB) | GeForce RTX 3060 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 64GBの空き容量 | 64GBの空き容量 |
※出典:Steamストアページ「Zeverland」のシステム要件(2026年9月18日確認)。開発中のため、今後の更新で変更される可能性があります。
この表で目を引くのが、GPUとCPUの要求水準がかみ合っていない点です。推奨GPUのRTX 3060は、現行のRTX 50シリーズと比べればミドルクラス寄りの製品です。一方の推奨CPUはCore i7-13700K、第13世代Coreの上位モデルで、実際にはRTX 4070クラス以上のGPUと組み合わせて使われることが多いCPUです。GPU側だけ見れば控えめな要求ですが、CPU側だけ見ると本格的なゲーミングPC向けの水準になっており、必要動作環境全体としては珍しいバランスになっています。
対応言語については、Steamの言語対応表で日本語は「インターフェース」「字幕」に対応マークが付いていますが、「フル音声」の欄は空欄です。フル音声に対応しているのは英語と簡体字中国語の2言語のみで、日本語を含む残り11言語はインターフェースと字幕のみの対応になっています。
考察CPU要求が重い理由は、テストの不具合報告から推測できる
なぜGPUよりCPUの要求水準が高いのか、Quantum Quirksは現時点でその理由を公式に説明していません。ただし、2026年6月25日から7月2日にかけて実施された2回目のPre-Alpha Tech Testの不具合報告からは、手がかりになりそうな情報が見つかります。
テスト期間中に公開された開発ログの「不具合修正の進捗」欄では、「フレームドロップ・パフォーマンス低下」「CPUのオーバーヒート」「フレームレートの上限が機能しない」が、いずれも「原因を特定し対応中」の不具合として繰り返し記録されています。これはテスト当時のビルドにおける実際の不具合報告であり、製品版でも同じ水準の負荷がかかると確定しているわけではありませんが、少なくとも開発初期の段階でCPU側の負荷が問題視されていたことは公式ログから読み取れる事実です。
ここから先は推測になりますが、『Zeverland』が掲げる「視界に入るものをほぼすべて解体・改造できる」自由度と、1つのサーバーに1,000人超を同居させる構想は、いずれもCPU側の負荷が伸びやすい設計です。破壊可能なオブジェクトが多いほど物理演算やオブジェクトの状態管理は増え、プレイヤーやNPC、乗り物の数が多いほどサーバーとの同期処理も増えます。GPU側の描画負荷を抑えたカートゥーン調のグラフィックと、CPU側で処理する情報量が多いゲームシステムの組み合わせが、今回のようなスペックバランスにつながっている可能性はありますが、これはあくまで公開情報から導ける推測であり、Quantum Quirks自身がCPU負荷の主因をそう説明しているわけではない点には注意してください。
今後公式デモは2027年第1四半期、発売日はまだ未定
Quantum Quirksは2026年9月16日、Steamコミュニティで「Fireside Chat #03」を公開し、パブリックデモを2027年第1四半期に開放する計画を明らかにしました。デモの正確な時期は開発の進み方によって多少前後する可能性があるとしつつも、現時点の計画として明言されています。KEKBUR Networkのインタビューでは、デモに続いて2027年内にEarly Accessへ進む見通しも示されていますが、正式な発売日そのものはまだ発表されていません。
2026年8月にはSteamウィッシュリストが30万件を突破し、Gamescom 2026の時点ではその数が37万件を超えるまで伸びています。Quantum Quirks公式のコミュニティも4万人を超える規模になっており、開発チームはGamescom 2026やSteamのSurvival Crafting Festといったイベントへの出展を続けながら、認知度を広げる段階にあります。次回テストの具体的な日程は、2026年9月18日時点ではまだ発表されていません。
整理今チェックする価値が高い人、様子見でいい人
- 解体・クラフト系サバイバルで、PvP強制の緊張感より友人との協力プレイを好む人
- GeForce RTX 3060以上、かつCore i7-13700K相当以上のCPUを積んだPC、またはそれに近い構成への買い替えを予定している人
- 車両やRVを移動拠点として作り込む遊び方に興味がある人
- 手元のPCのCPUがCore i7-13700Kより明確に非力な人(推奨CPUの水準はテスト時点の負荷を踏まえた数字で、下位のCPUでは重くなる可能性がある)
- 1,000人規模の公式サーバーや72×72kmという広さを前提に期待している人(いずれもまだ目標段階の数字で、正式な仕様として確定していない)
- 発売日や価格が判明してから購入を検討したい人(2026年9月18日時点でSteamの表記は「近日登場」のみ)
FAQよくある質問
まとめ確定事項と構想段階を分けて追いたい1本
『Zeverland』は、視界に入るものをほぼすべて解体・改造できる自由度と、車両ごと拠点化できる仕組みを軸にしたPvEゾンビサバイバルクラフトです。総面積5,000km²のマップ、72×72km・1,000人超を目指す公式サーバー構想、推奨GPUがRTX 3060でCPUはi7-13700Kという珍しいスペックバランスまで、確定している事実と、まだ目標段階の構想は分けて捉える必要があります。
2026年6月のテストを経てPvP要素は後回しになり、PvE協力を軸にした設計へすでに転換済みです。公式デモは2027年第1四半期を予定しており、実際の負荷や1,000人サーバーの実現度は、そこで初めて検証できることになります。
『Zeverland』が掲げる5,000km²のマップと1,000人規模の公式サーバー構想は、いずれも野心的ですが、確定しているのは必要スペックと2027年第1四半期のデモ予定までです。手元のPCがCore i7-13700K相当に届かない場合は、デモで実際の負荷を確認してから判断するのが無難です。PvE協力を前提にした設計への転換はすでに完了しており、友人と拠点を作り込みたい人にとっては、デモの開放が最初の判断材料になります。



