『Transport Fever 3』推奨スペックは重い?RTX 3070・Ryzen 7 7800X3D級、前作から大幅アップ
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RTX 3070・Ryzen 7 7800X3D級、前作から大幅アップ
都市交通シムの新作情報を追っていて、必要スペック欄の数字に驚いた人は多いと思います。前作『Transport Fever 2』はCore i7-4770KやRyzen 5 1600といった一昔前のミドルクラスCPUでも推奨ラインに届く、比較的控えめな要求のゲームでした。ところが今回の『Transport Fever 3』は、推奨CPUがCore i7-13700KまたはRyzen 7 7800X3Dへと大きく引き上げられています。
Steam公式ストアページによると、本作の最低スペックはCore i5-8400/Ryzen 5 2600XとGeForce GTX 1060/Radeon RX 480、推奨スペックはCore i7-13700K/Ryzen 7 7800X3DとGeForce RTX 3070/Radeon RX 6800/Intel Arc A770です。GPUの引き上げ幅も小さくはありませんが、大量の車両・都市・物流を同時に動かすシミュレーション負荷の高さから、CPU要求の伸びのほうがひときわ目立つ内容になっています。
この記事では、Steam公式が公開する最低・推奨スペックの中身、CPU要求が急上昇した理由、前作との具体的な数値差、そしてParadox Interactive公式サイトとSteam公式ページで推奨GPUの表記が食い違っている点まで、一次情報にもとづいて整理します。未発売タイトルのため実機ベンチマークは存在せず、あくまで公式の動作環境表をもとにした整理である点もあわせて説明します。
『Transport Fever 3』はUrban Gamesが開発し、Paradox Interactiveが2026年9月29日に発売する都市交通シミュレーションです。Steam公式の推奨スペックはCPUがCore i7-13700K/Ryzen 7 7800X3D、GPUがGeForce RTX 3070/Radeon RX 6800/Intel Arc A770(8GB VRAM)。前作『Transport Fever 2』の推奨CPU(Core i7-4770K/Ryzen 5 1600)と比べると、GPU以上にCPU要求の伸び幅が大きいのが特徴です。なお、Paradox Interactive公式の購入ページでは推奨GPUがRTX 3060 Ti/RX 6700 XT/Arc A770と、Steam公式ページより一段低い表記になっており、本記事ではより新しい情報であるSteam公式ストアページの記載を基準にします。未発売タイトルのため、実機でのfps計測データはまだ存在しません。
目次
基本情報Urban Games開発、Paradox Interactiveが9月29日に発売
『Transport Fever 3』は、スイスのUrban Gamesが開発し、Paradox Interactiveが発売する都市交通シミュレーションです。馬車や蒸気機関車といった黎明期の乗り物から、ジェット機や高速列車まで、陸・海・空にまたがる輸送ネットワークを構築していくタイクーンゲームで、Steam公式ストアページによると発売日は2026年9月29日、対応OSはWindows・Mac・Linuxです。
価格はSteam公式ストアページで通常版が6,990円、車両や名所などの追加コンテンツを含むDeluxe Editionが8,990円と案内されています。日本語はインターフェース・字幕・音声のすべてに対応しています。
Steam公式ストアページの「主な特徴」欄では、馬車から高速列車までの125年以上にわたる交通の進化、列車・バス・路面電車・トラック・船・航空機・ヘリコプターなど275種類以上の実在する車両、35以上のユニークな産業、再設計された貨物シミュレーション、中間保管と物流の最適化のための倉庫・専用ターミナル、個々の住民のシミュレーションにもとづく動的な地区を特徴とする町の成長などが挙げられています。これらの要素が、後述するCPU要求の急上昇と直結しています。
公式スクリーンショットで雰囲気を確認。時代をまたぐ車両と発展していく都市の作り込みがつかめます。
画像:© Urban Games / Paradox Interactive(Steamストアページより)。クリックで拡大表示できます。
出典:Steam公式ストアページ「Transport Fever 3」、Urban Games公式サイト「Transport Fever 3」
PC要件最低・推奨スペック完全表
Steam公式ストアページで公開されている『Transport Fever 3』のPC必要スペックを、最低・推奨の2階層で整理します。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11(64bit) | Windows 11 |
| プロセッサー | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600X | Core i7-13700K / Ryzen 7 7800X3D |
| メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
| グラフィック | GeForce GTX 1060 / Radeon RX 480 / Arc A380(4GB VRAM) | GeForce RTX 3070 / Radeon RX 6800 / Arc A770(8GB VRAM) |
| ストレージ | 90GBの空き容量 | 90GBの空き容量 |
最低から推奨にかけて、メモリーは8GBから16GBへ倍増、ストレージは最低・推奨とも90GBで共通です。CPU・GPUともに大きく引き上げられていますが、後述するとおり、その伸び幅の質はCPUとGPUで異なります。
出典:Steam公式ストアページ「Transport Fever 3」PC必要システム要件欄
CPU要求なぜCPUがGPU以上に急上昇したのか
推奨CPUのCore i7-13700K(2022年発売)とRyzen 7 7800X3D(2023年発売)は、いずれも発売から数年程度の比較的新しいCPUです。特にRyzen 7 7800X3Dは、ゲーミング性能に特化した3D V-Cache搭載モデルとして、後継のRyzen 7 9800X3Dが登場した現在でも高いゲーミング性能を維持しているCPUで、都市経営シミュレーションというジャンルの推奨スペックに指定されるのは珍しい部類に入ります。
この要求の高さは、Steam公式ストアページの「主な特徴」欄に挙げられている要素と直結していると考えられます。本作は列車・バス・路面電車・トラック・船・航空機・ヘリコプターなど275種類以上の実在する車両、35以上のユニークな産業を同時に扱い、さらに「個々の住民のシミュレーションにもとづいた動的な地区」による町の成長、「車線制御や追い越しなどのリアルな動作を備えた高度な交通シミュレーション」、「再設計された貨物シミュレーション」による積載・荷降ろしの完全制御、中間保管のための倉庫と専用ターミナルといった要素を掲げています。
これらはいずれも、大量の個体(車両・住民・貨物)をそれぞれ個別にシミュレーションし続ける処理であり、画面に何を描画するかというGPU側の負荷よりも、経路計算・需要予測・在庫管理・交通整流といった演算をどれだけ速くこなせるかというCPU側の処理能力に強く依存します。都市が発展し、路線網が複雑になるほど、この種の演算負荷は積み上がっていく性質があります。
都市交通シムは見た目の負荷が軽そうに見えるジャンルですが、本作は車両・住民・産業を個別にシミュレーションする処理が中心です。手持ちのCPUが型落ちの場合、GPUをRTX 3070クラス以上に強化しても、路線網が大きくなるにつれてCPU側が処理落ちの原因になりやすい構成です。GPUの世代換算だけで判断せず、CPUが推奨ラインのCore i7-13700K/Ryzen 7 7800X3Dに近い世代に届いているかも、あわせて確認しておくことをおすすめします。
前作比較『Transport Fever 2』とのスペック比較
前作『Transport Fever 2』(2019年12月発売)のSteam公式スペックと比較すると、要求の伸び幅の違いがより分かりやすくなります。
| 項目 | Transport Fever 2(推奨) | Transport Fever 3(推奨) |
|---|---|---|
| CPU | Core i7-4770K /Ryzen 5 1600 | Core i7-13700K /Ryzen 7 7800X3D |
| GPU | GeForce GTX 1060 /Radeon RX 580(4GB VRAM) | GeForce RTX 3070 /Radeon RX 6800(8GB VRAM) |
| メモリー | 16GB RAM | 16GB RAM |
CPUはCore i7-4770K(2013年発売の第4世代Core)からCore i7-13700K(2022年発売の第13世代Core)へ、AMD側もRyzen 5 1600(2017年発売のZen初代)からRyzen 7 7800X3D(2023年発売のZen 4・3D V-Cache搭載)へと、いずれも世代として大きく飛躍しています。一方GPUは、GTX 1060/RX 580(ともに2016〜2017年発売のミドルクラス)からRTX 3070/RX 6800(2020年発売の上位〜ハイエンドクラス)への引き上げで、こちらも小さくない伸び幅ですが、CPU側の「発売年としての新しさ」「ゲーミング特化設計への切り替え」という質的な変化ほど際立ってはいません。メモリー要件は前作・本作とも推奨16GBで変わらず、この点は据え置きです。
表記差推奨GPUの表記がParadox公式とSteam公式で食い違う
本作のスペック確認で注意したいのが、推奨GPUの表記が情報源によって異なる点です。Steam公式ストアページでは推奨GPUをGeForce RTX 3070/Radeon RX 6800/Intel Arc A770としているのに対し、Paradox Interactive公式サイトの購入ページではGeForce RTX 3060 Ti/Radeon RX 6700 XT/Intel Arc A770と、NVIDIA・AMD側がそれぞれ一段低いモデルで案内されています。Intel Arc A770についてはどちらの表記も一致しています。
どちらも同じパブリッシャー(Paradox Interactive)が管理する公式情報である以上、単純な誤記の可能性も含め、本記事執筆時点でどちらが最終的な表記になるかは断定できません。ただし、ゲームの購入・ダウンロードが実際に行われるのはSteamストアであり、Steam公式ページの記載のほうが実際の購入導線に近い一次情報です。本記事ではSteam公式ストアページおよびUrban Games公式サイトの記載(RTX 3070/RX 6800)を基準に解説を進めます。Paradox公式の表記(RTX 3060 Ti/RX 6700 XT)を採用する場合は、後述するGPUクラスの目安がワンランク下がる点に留意してください。
GPU換算RTX3070・RX6800は現行GPUでどのクラスに相当するか
推奨GPUのGeForce RTX 3070は、NVIDIAが2020年10月に発売したハイエンドGPUです。性能比較データによると、現行のGeForce RTX 5060 Ti 16GBとの総合スコア差はわずか2.5%で、解像度別でも1080p・1440pでRTX 5060 Ti 16GBが1%上回り、4KではRTX 3070が5%上回るというほぼ互角の結果になっています。VRAMはRTX 3070が8GB、RTX 5060 Ti 16GBが16GBと倍の差があり、価格対性能では新しいRTX 5060 Ti 16GBのほうに分があります。
もう一方のRadeon RX 6800は、AMDが2020年11月に発売した当時579ドルの上位モデルです。性能比較データによると、RX 6800は現行の廉価モデルRadeon RX 9060 XT 16GB(349ドル)を総合スコアで約10%、1440p・4Kでは40%以上上回るという結果が出ています。一方、より上位のRadeon RX 9070と比べると、RX 9070が総合スコアで約15%上回ります。つまりRX 6800級の要求を満たすには、現行ラインナップではRX 9060 XT 16GBではやや心もとなく、RX 9070クラスまで視野に入れておくと安心です。
まとめると、推奨スペックのRTX 3070・RX 6800は、5〜6年前のGPUでありながら現行の廉価〜ミドルクラスに対して意外と善戦する性能を持っています。「推奨だから最新の廉価モデルで足りるはず」と考えると、特にAMD側では一段下のクラスを選んでしまう可能性がある点に注意してください。
出典:GPU性能比較データ(technical.city「RTX 3070 vs RTX 5060 Ti 16GB」、technical.city「RX 6800 vs RX 9060 XT 16GB」、technical.city「RX 6800 vs RX 9070」)
メモリ・容量メモリ16GB・ストレージ90GBの重み
推奨メモリーは16GBで、前作『Transport Fever 2』の推奨16GBから変わっていません。しかし本作はCPU側の処理負荷が大きく増えている一方でメモリー要件は据え置きという、やや不自然にも見える組み合わせです。都市が発展して路線・車両・産業のデータ量が増えれば、メモリー使用量も比例して増えていくのが一般的なため、Steam公式の16GBはあくまで最低限の推奨ラインと捉え、長時間の大規模プレイを想定するなら32GBを確保しておくほうが安心です。
ストレージは最低・推奨とも90GBの空き容量が必要です。近年の都市経営・シミュレーション系タイトルとしては大きめの部類で、Deluxe Editionを選ぶ場合や、将来的にMOD・追加コンテンツを導入する場合はさらに空き容量が必要になります。SSDの空き容量には余裕を持たせておくことをおすすめします。
おすすめ快適に動かすなら、CPUにも予算を割く構成を
本作の推奨スペックを踏まえると、GPUだけを高性能なものに揃えても、CPUが型落ちのままでは路線網が大きくなるにつれて処理落ちしやすくなります。特にRyzen 7 7800X3Dのような3D V-Cache搭載のX3Dシリーズは、都市経営・シミュレーション系ジャンルでもゲーミング性能の恩恵を受けやすいCPUです。GPU単体のグレードを追うのではなく、CPUとGPUの両方にバランスよく予算を配分した構成を選ぶことをおすすめします。
FAQよくある質問
『Transport Fever 3』はUrban Gamesが開発し、Paradox Interactiveが2026年9月29日に発売する都市交通シミュレーションです。Steam公式の推奨スペックはCPUがCore i7-13700K/Ryzen 7 7800X3D、GPUがGeForce RTX 3070/Radeon RX 6800/Intel Arc A770(8GB VRAM)で、前作『Transport Fever 2』の推奨(Core i7-4770K/Ryzen 5 1600・GTX 1060/RX 580)と比べると、GPU以上にCPU要求の伸び幅が目立つ内容になっています。
この背景には、275種類以上の車両・35以上の産業・個々の住民のシミュレーションといった、大量の要素を個別に計算し続ける本作特有の設計があります。推奨GPUの表記はSteam公式とParadox Interactive公式サイトで食い違っており、本記事はより新しい情報であるSteam公式(RTX 3070/RX 6800)を基準にしています。これから新規にPCを用意するなら、GPU単体のグレードを追うのではなく、Ryzen 7 7800X3Dのような3D V-Cache搭載CPUにもしっかり予算を配分した構成を選んでおくと、路線網が大きくなったときの処理落ちを避けやすくなります。











