『Swords & Slippers』とは?公開100時間未満でウィッシュリスト10万件、童話の姫が継母を狩るキャラクターアクション
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公開100時間未満でウィッシュリスト10万件、童話の姫が継母を狩るキャラクターアクション
出典:Steamストア公式ページ「Swords & Slippers」および開発元の公式アナウンスにもとづきます。本記事の情報は2026年8月12日時点のものです。
Steamのストアページが公開されただけで、まだ発売日も価格も決まっていない。それでも3日足らずでウィッシュリストが10万件を超えるタイトルが、ときどき現れます。
『Swords & Slippers』は、そのわずかな例のひとつです。白雪姫がドワーフのつるはしを振り回し、赤ずきんが自分の物語の狼そのものになり、ラプンツェルの髪が意思を持って襲いかかる。継母に王座を奪われた童話の姫たちが、救出を待つのではなく継母の首を狙いに行くという、ひっくり返った童話世界のキャラクターアクションローグライトです。
この記事では、『Swords & Slippers』がどんなゲームなのか、戦闘とローグライトの噛み合わせ方、ウィッシュリスト10万件という数字の背景、PC版の必要スペック、日本語対応の範囲、そして発売日をめぐる現状までを、Steam公式ページと開発元のアナウンスにもとづいて整理します。
『Swords & Slippers』はMass Creationが開発・販売するキャラクターアクションローグライトです。日本時間2026年8月7日にSteamストアページ公開が告知され、その約3日後の8月10日に「100時間未満でウィッシュリスト10万件」が開発元から発表されました。発売日・価格・体験版はいずれも未発表で、Steamの表記も「発表予定」のままです。必要スペックは最低がGeForce GTX 1050、推奨がGeForce RTX 2060クラスと控えめで、日本語はテキストのみ対応(フル音声は英語のみ)。Steamのコンテンツ記述子には性的表現とヌードが含まれる点は、購入検討時に把握しておきたいところです。
目次
概要継母に王座を奪われた童話の姫たちが反撃するキャラクターアクション
『Swords & Slippers』は、Mass Creationが開発とパブリッシングの両方を手がけるアクションアドベンチャーです。Steamでは「アクション」「アドベンチャー」「インディー」のジャンルに登録され、ユーザータグには「キャラクターアクションゲーム」「ハックアンドスラッシュ」「派手なアクション」「ローグライト」「女性主人公」などが並んでいます。
物語の出発点は、おなじみの童話がひっくり返されたところにあります。継母たちが王座を奪い、幸せな結末を横取りした世界で、姫たちは救出を待つ側をやめて武器を取ります。Steam公式ページの表現を借りれば「童話は語り直され、姫は仕返しをし、継母には戦争が待っている」という筋立てです。プレイヤーは複数のヒロインからなる部隊を率い、コンボをつなぎながら継母たちの首を狙っていきます。


スクリーンショット:Steamストア公式ページ「Swords & Slippers」
戦闘スタイルメーターとヒロイン切り替えで組み立てるコンボルート
戦闘の骨格は、ローグライトよりも先にキャラクターアクションとして設計されています。Steam公式ページによれば、攻撃は分岐する深いコンボルートを持ち、防御行動もそのまま攻めにつながる形で組み込まれています。加えて「スタイルメーター」が用意されており、同じ手を繰り返すよりも創意工夫のある立ち回りが評価される仕組みです。
この手のシステムで面白いのが、コンボの途中でヒロインを入れ替えられる点です。公式説明では、コンボの最中に別のヒロインへ交代してもチェーンを途切れさせずに続けられるとされています。つまり編成は「誰を使うか」ではなく「誰から誰へつなぐか」の設計になり、部隊全体でひとつの連携を組み立てる遊びに寄っていきます。実際のスクリーンショットでも、画面左上に控えのヒロインのアイコンが並び、右側にヒット数のカウンターが表示される構成が確認できます。
ヒロイン白雪姫はつるはし、赤ずきんは狼、ラプンツェルは意思を持つ髪
ヒロインは、それぞれまったく異なる戦い方を持ちます。Steam公式ページで名前が挙がっているのは3人です。白雪姫はドワーフのつるはしで敵を叩き潰し、赤ずきんは「自分の物語における狼」そのものとして戦い、ラプンツェルの髪は独自の意思と口を持っていて自律的に動きます。童話のモチーフを、そのまま武器のギミックに翻訳した作りです。
ロースターは反乱の進行に合わせて増えていくとされており、開始時点の人数や最終的な人数は公開されていません。ストアページに掲載されているトレーラーも、ゲームプレイトレーラー2本に加えて「Rapunzel Teaser」「Red Hood Teaser」「Snow White Teaser」とヒロイン別に用意されており、キャラクター単位で見せていく方針がうかがえます。
時間経過夜明けに始まり真夜中に終わる1回の探索と、城での関係づくり
ローグライト部分は、時間の流れで区切られています。1回の探索は夜明けに始まり、時間が進むにつれてヒロインは属性の力を獲得して強くなっていきます。その一方で敵も強化され、真夜中がもっとも危険であり、同時にもっとも報酬が大きい時間帯になるという設計です。シンデレラの物語を下敷きにした「真夜中まで」というモチーフを、そのままリスクとリターンの調整に使っています。
探索と探索のあいだには、城のパートが挟まります。プレイヤーは「プリンス・チャーミング」の立場でヒロインたちを迎え、信頼を得たり秘密を知ったりしながら、選択によって各ヒロインの物語を分岐させていきます。ここには恋愛要素も用意されていますが、公式ページは「呪われた魅了に気をつけないと、好意が危険な執着に変わる」と説明しており、単純な好感度上げではない扱いになっているようです。誰を連れていくか、どのルートを通るか、どこまで踏み込むかによって、別の周回では見られないシーンが解放される仕組みとも説明されています。
注目度ストアページ公開から100時間未満で10万件に到達
本作が短期間で名前を広げたきっかけは、ウィッシュリストの伸び方です。開発元はSteamのアナウンスで、日本時間2026年8月7日に「ストアページが正式に公開された」と告知し、その約3日後の8月10日に「100時間未満でウィッシュリスト10万件」を報告しました。2本の告知の投稿時刻の差はおよそ73時間で、100時間未満という表現と整合します。
ここで押さえておきたいのは、この10万件という数字が開発元の自己申告である点です。Steamはウィッシュリスト数を一般公開していないため、外部から実数を確認する手段はありません。とはいえ、発売日も価格も決まっていない段階のインディータイトルが3日で6桁に届いたという主張自体は、注目度の目安としては十分に大きいと言えます。
プロモーションの姿勢もかなり直球です。ストアページ公開の告知文では「友人にもDiscordのグループにも送ってほしい」「遠慮せず、自分が何であるかを謝らないゲームに飢えている人に伝えてほしい」と、口コミでの拡散を明確に呼びかけています。ウィッシュリスト獲得を最優先に据えた立ち上げ方が、そのまま数字に出た形です。
出典:開発元アナウンス「Wishlist Swords & Slippers on Steam!」/開発元アナウンス「100K Wishlists in Under 100 Hours!」
開発元『Shing!』を手がけたMass Creationによる自社パブリッシング
Mass Creationは、公式サイトによれば2009年5月に設立された開発元です。Steamでは2016年10月13日配信の『Draw Slasher』、2018年1月8日配信の『Corridor Z』、そして2020年8月28日配信の『Shing!』が確認できます。突然現れた新興チームではなく、15年以上コンスタントに小〜中規模タイトルを出し続けてきたスタジオです。
とくに『Shing!』は、最大4人のローカル・オンライン協力プレイに対応したベルトスクロールアクションで、右スティックで武器を操作する独自の近接戦闘システムを売りにしたタイトルでした。注目したいのは、『Shing!』の特徴として公式に挙げられている要素のひとつが「戦闘中にキャラクターを切り替える」だった点です。『Swords & Slippers』のコンボ中のヒロイン交代は、この作品で試した仕組みを一歩進めたものと見るのが自然でしょう。なお過去作ではパブリッシャーが別会社だったケースもありますが、本作はSteam上で開発元・パブリッシャーの両方がMass Creationになっています。
もうひとつ特徴的なのが、Patreonを併用した開発体制です。月額3ドルから参加でき、支援者には開発ビルドが提供されると案内されています。公式には「ファンサービスは後付けではなく最初からDNAに入っている」「誰からもトーンを抑えろとは言われない完全な創作の自由がある」とも明記されており、外部から内容に口を出されない体制を意図的に選んでいることが読み取れます。
出典:Steamストア公式ページ「Shing!」/Swords & Slippers 公式Patreon/Swords & Slippers 公式サイト
動作環境最低はGTX 1050、推奨はRTX 2060クラス
発売前ではあるものの、Steamには具体的なシステム要件が掲載されています。Windows版の内容は次の通りです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Core i5-7500/Ryzen 5 1600 | Core i5-10400F/Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GeForce GTX 1050/Radeon RX 570 | GeForce RTX 2060/Radeon RX 5600 XT |
| DirectX | Version 11 | Version 12 |
| ストレージ | 30GB | 30GB |
※出典:Steamストアページ「Swords & Slippers」のシステム要件(2026年8月12日時点)。同ページには「発売時に要件が変わる可能性があります」と注記されています。
推奨環境がGeForce RTX 2060/Radeon RX 5600 XTという水準は、2026年のアクションゲームとしてはかなり控えめな部類です。GeForce RTX 3060やRadeon RX 6600クラスを積んだPCであれば、推奨環境を上回ります。最低環境のGeForce GTX 1050も、フルHDでの軽量級タイトル向けという位置づけのGPUです。見た目のエフェクト量に対して、要求スペックは抑えめに設定されていると読めます。
興味深いのは、Windows以外の記載も揃っている点です。macOS版はApple Silicon専用で、最低がmacOS 12 MontereyとApple M1、推奨がApple M2 Proとされています。Linux版はUbuntu 22.04 LTSに加えてSteamOS 3が明記されており、Vulkan 1.2ドライバーが要求されています。SteamOS 3はSteam Deckのシステムなので、携帯機での動作も視野に入れて開発されている可能性があります。ただし現時点でSteam Deckの互換性ステータスは付与されていないため、正式な対応可否は発売後の確認が必要です。
注意点テキストは日本語に対応、フルボイスは英語のみ
対応言語は15言語で、日本語も含まれています。ただしフル音声に対応しているのは英語のみで、日本語はテキストのみの対応です。ほかに簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語・ポーランド語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語(スペイン)・スペイン語(ラテンアメリカ)・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・トルコ語・ウクライナ語が並びます。
ゲーム機能としては、シングルプレイヤー専用で、Steam実績・Steamクラウド・ファミリーシェアリングに対応します。コントローラーはフルサポートで、DualShockとDualSenseにも個別に対応が明記されています。
購入を検討する場合に把握しておきたいのが、Steamのコンテンツ記述子です。開発元による記載として、暴力・強い言葉遣い・ヌード・性的なテーマが含まれると明示されています。国内向けの年齢区分は表示されておらず、Steamが表示するドイツ向けの年齢区分は18となっています。プレイ環境や視聴者のいる配信での扱いには、一定の配慮が必要になります。
- コンボルートとスタイル評価のあるキャラクターアクションが好きな人
- キャラクター切り替えで連携を組み立てる戦闘に惹かれる人
- 童話モチーフを大胆に読み替えた世界観を楽しみたい人
- 手持ちPCがGeForce RTX 2060クラス以上で、要求スペックが不安な人
- 発売日と価格が確定してから判断したい人(どちらも未発表)
- 体験版で手触りを確かめてから決めたい人(体験版の配信なし)
- 日本語音声でプレイしたい人(フル音声は英語のみ)
- 性的表現やヌードを含むタイトルを避けたい人
FAQよくある質問
『Swords & Slippers』は、継母に王座を奪われた童話の姫たちが反撃するキャラクターアクションローグライトです。分岐するコンボルートとスタイルメーター、コンボを切らさずにヒロインを入れ替えられる交代システム、夜明けから真夜中へと危険と報酬が同時に増えていく周回設計と、アクション部分の作り込みが前面に出た構成になっています。開発元のMass Creationは近接コンボを売りにした『Shing!』を手がけており、この方向性との相性は悪くありません。
一方で、現時点で確定していない要素も多く残ります。発売日も価格も未発表で、体験版もありません。ウィッシュリスト10万件という数字も開発元の自己申告であり、外部から実数を検証する手段はない点は踏まえておきたいところです。必要スペックはGeForce RTX 2060クラスが推奨と控えめで、SteamOS 3まで記載がある点は好材料ですが、これも発売時に変わる可能性が明記されています。まずはウィッシュリストに入れて、続報を待つのが現実的な向き合い方でしょう。



