七つの大罪:Origin(ナナオリ)レビュー|基本無料アクションRPGは面白いか 序盤の評価と向き不向き【2026年版】
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「七つの大罪:Origin」(ナナオリ)は、Netmarble(ネットマーブル)が手がける基本プレイ無料のオープンワールドアクションRPGです。原作と続編「黙示録の四騎士」の間をつなぐオリジナルストーリーで、トリスタンを主人公にブリタニアの世界を3Dで冒険できます。Unreal Engine 5(UE5)製で、2026年3月から配信されています。
先に結論をお伝えします。原作の再現度と派手なアクションは確かな魅力で、無料で物語を進められる点も太っ腹です。一方で、最適化の粗さとガチャの渋さがはっきりと足を引っ張り、評価は賛否が分かれています。万人向けの傑作ではなく、はまる人にはしっかり刺さる「人を選ぶ一作」というのが率直な評価です。
ここでは、どんなゲームかを整理したうえで、良い点と気になる点を正直に並べ、最後に向いている人・向かない人をはっきり示します。自分のPCで快適に動くかは、別途推奨スペックとおすすめ設定ガイドも合わせて確認してください。
原作再現とアクションの手応えは魅力的で、無料で広く遊べる懐の深さも好印象です。ただし最適化の粗さとガチャの渋さがネックで、快適さと課金面に耐性がある人向け。原作ファンなら満足度は一段上がります。
目次
どんなゲームか
本作は、人気アニメ「七つの大罪」を原作にした3DのオープンワールドアクションRPGです。フィールドを駆け回りながらクエストをこなし、キャラクターを育てて強敵に挑んでいく、王道の作りになっています。Steam版のほかPS5・スマートフォンでも遊べ、オンライン協力やクロスプラットフォームにも対応します。
物語は、原作とその続編「黙示録の四騎士」の間の時系列を描くオリジナルストーリーです。主人公はメリオダスとエリザベスの息子トリスタンで、原作の人気キャラクターたちが入り乱れるマルチバース設定が軸になっています。原作の名場面やキャラクター同士の掛け合いが随所に盛り込まれており、シリーズを追ってきた人ほど「分かっている」作りだと感じられるはずです。
配信は2026年3月。PlayStation Storeの無料ダウンロードランキングで世界1位を獲得し、Steamでも配信直後に同時接続6万人超を集めるロケットスタートを切りました。アニメIPの知名度と「基本プレイ無料」の入りやすさが、立ち上がりの勢いを後押しした格好です。
課金形態は基本プレイ無料で、キャラクターを入手するガチャを中心としたゲーム内課金があります。ストーリーや探索は無課金でも十分に進められる設計で、まず触ってみるハードルは低いタイトルです。
公式アニメーショントレーラー(Netmarble)。ゲーム画面の雰囲気はSteamストアページのスクリーンショットでも確認できます。
ここが魅力 ・ 原作再現と手応えのある戦闘
もっとも評価が高いのは、アニメ調の作り込まれたグラフィックと原作再現度です。ブリタニアの世界を立体的に歩き回れる楽しさがあり、キャラクターの表情や必殺技の演出は「解釈一致」と原作ファンからも好意的に受け止められています。
戦闘も本作の強みです。1人のキャラクターが3種類の武器を切り替えて戦え、武器ごとに異なる攻撃と「スイッチスキル」を絡めることで、自分なりのコンボを組み立てられます。武器を切り替えるたびに発生するスイッチ効果を意識すると一気に手数が増え、ボス戦では立ち回りの工夫が火力に直結します。単なる連打ゲームに留まらない、考える余地のあるアクションに仕上がっています。
このシステムのおかげで、お気に入りのキャラクターを長く主力として使い続けられるのも魅力です。新しい高レアを引かなくても、手持ちのキャラクターの武器を育てて戦い方を変えられるため、編成の幅が出ます。派手なエフェクトと爽快な手応え、そしてこれだけの物量とビジュアルを基本無料で遊べる点は、素直に評価できるところです。
正直に伝える、気になるところ
もっとも大きな弱点は、PCでの最適化の粗さです。UE5特有の一瞬の引っかかり(スタッター)やクラッシュ、黒画面といった報告が多く、快適に遊ぶには設定の追い込みがほぼ必須です。しかも2026年6月時点でDLSSやFSRといったアップスケーリングにネイティブ対応しておらず、負荷を下げる手段が画質設定の調整に限られるのも痛い点です。
もう一つは課金まわりです。最高レアの排出率は0.8%(ピックアップは0.4%)と渋く、狙ったキャラクターを揃えるハードルは高めです。ストーリーは無料で進められるものの、強さを本格的に追い求めると課金圧を感じやすい設計になっています。
そのほか、UIやカメラワークの分かりにくさ、配信初期に見られた細かな不具合も指摘されています。原作を知らないと物語への入り込みが弱く、既存のオープンワールド作品と比べて新鮮さに欠けるという声もあり、ここが評価の分かれ目になっています。
課金とガチャの実際 ・ どこまで無料で遊べるか
基本プレイ無料のゲームでいちばん気になるのが課金まわりです。本作のガチャは、最高レアの排出率が0.8%、ピックアップ対象に絞ると0.4%と、いまの基準でも渋めの設定です。天井は80連で最高レアが1体確定しますが、そこでピックアップをすり抜けると、目当てのキャラクターを確実に入手するまでに合計120連前後が必要になる仕組みです。この連数に届かせる石を無課金だけで貯め続けるのは、相応に時間がかかります。
とはいえ、メインストーリーやフィールド探索を「進めて楽しむ」だけなら、配布されるキャラクターと手持ちの育成で十分にクリアしていけます。前述のとおり1キャラ3武器で戦い方を変えられるため、高レアを揃えなくても工夫で乗り切れる場面は多いです。問題になるのは、難易度の高いエンドコンテンツや対人で「最大効率」を求め始めたときで、ここから一気に課金圧を感じやすくなります。物語を味わう範囲なら無料で長く遊べる、強さを突き詰めるなら相応の投資が要る、と割り切って付き合うのが現実的です。
ローンチ後の歩みと、いまの状況
配信直後の勢いは大きかったものの、その後の同時接続はピーク時から大きく落ち着いています。これはアニメIPの基本無料タイトルにはよくある推移で、初動で触れた人の多くが離れ、コアな層が残っている段階と見るのが妥当です。Steamのユーザー評価も配信初期は好評率5割前後まで沈みましたが、直近では6割前後まで持ち直しており(2026年6月時点)、運営の改善が一定の評価を得つつあることがうかがえます。
アップデートは活発に続いています。6月には新キャラクターや新たなメインストーリーが追加されるなど、コンテンツの拡充と不具合修正が継続中です。最適化やアップスケーリング対応といった根本的な課題が今後のアップデートで改善されるかは未知数ですが、「運営が動き続けているか」という観点では前向きに見てよい状況です。今から始めても、しばらくは更新が続く前提で遊べます。
PCで快適に遊ぶには
本作はアップスケーリングに頼れないぶん、ハードと設定がそのまま快適さに直結します。推奨グラフィックボードはRTX 2070と控えめですが、推奨メモリは32GBと高めで、ここが実際の関門になりがちです。詳しくは推奨スペックの記事と、重さ・カクつきを抑えるおすすめ設定ガイドにまとめています。設定を詰めても重い場合は、まずメモリ32GB、次にグラフィックボードの増強が効きます。
※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。
パーツ単体ではなく完成品で揃えたい方には、本作をフルHD〜WQHDで快適に動かせるBTOを2台選びました。どちらもVRAM 16GBのグラフィックボードを積み、本作には十分な性能です。本作はメモリ32GBが推奨なので、注文時にメモリを32GBにする(または後から増設する)と安心です。
※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
こんな人に向く ・ 向かないかもしれない人
おすすめできる人
- 原作・黙示録の四騎士のファン
- アニメ調オープンワールドを無料で広く遊びたい人
- 派手なアクション・コンボを楽しみたい人
- ガチャの渋さに耐性がある人・高スペックPCやPS5を持つ人
向かないかもしれない人
- 低〜中スペックPCで快適さを最優先したい人
- ガチャの渋さ・課金圧が苦手な人
- 原作未読で物語の導入を重視する人
- 既存のオープンワールドに新鮮さを求める人
よくある質問
七つの大罪:Originは、原作再現と手応えのある戦闘を無料で楽しめる魅力的な一作です。一方で、PCでの最適化の粗さとアップスケーリング非対応、そしてガチャの渋さがはっきりとした弱点で、評価は賛否が分かれます。万人向けの傑作ではありませんが、原作ファンや、設定を追い込んででもブリタニアの世界を歩きたい人には十分におすすめできます。快適に遊ぶための準備は、推奨スペックとおすすめ設定ガイドを参考にしてください。







