『ELDEN RING NIGHTREIGN』にダークソウル2「凍てついたエス・ロイエス」を移植するMOD登場|地変として遊べる新マップ
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地変として遊べる新マップ
『ELDEN RING NIGHTREIGN』は2025年5月30日の発売から1年以上が経過し、FromSoftware公式による大型の新コンテンツ追加はDLC「The Forsaken Hollows」(2025年12月配信開始)を最後に落ち着いています。SteamChartsが公開しているデータでも、直近30日間の平均同時接続者数は前の期間から5%近く減少しており、新しい遊び方を求めるプレイヤーは少なくありません。
そこへ2026年9月11日、Nexus Modsでモッダーの Doneda 氏が公開したのが、『DARK SOULS II』のDLC「白王の冠」で追加されたエリア「凍てついたエス・ロイエス」と「壁外の雪原」を丸ごと移植する大型MOD「New map – Frozen Eleum Loyce」です。単なるマップの移植にとどまらず、ナイトレインの地変(Shifting Earth)システムに新しい選択肢として組み込まれており、円卓のコレクターの看板から選べる専用ミニマップ、3つのクリスタルを破壊して氷を溶かすギミック、2エリアを結ぶポータルのテレポート機能、そしてマルチプレイ対応の修正まで用意された作り込みの深いMODです。
一方で、このMODには慎重に扱うべき点が3つあります。海外の報道では夜2日目のエリア収縮先が白王(Burnt Ivory King)のアリーナだったと伝えていますが、白王自体がボスとして実装されたとはMOD配布ページのどこにも明記されていません。マルチプレイに使う非公式MOD「Nightreign Seamless Co-op」の「BANされない」という説明も作者自身の見解であり、公式が保証したものではありません。そしてNexus Modsのウイルススキャンには2026年9月21日時点で警告が表示されたままです。確定している事実と、まだ確認できていない情報を分けて以下で整理します。
目次
概要地変の新しい選択肢として追加された大型マップ
Doneda氏が2026年9月11日にNexus Modsで公開した「New map – Frozen Eleum Loyce」は、円卓のコレクターの看板メニューに新しい地変(Shifting Earth)の選択肢を追加するMODです。このメニューから次の遠征先としてこの新マップを選ぶと、『DARK SOULS II』のDLC「白王の冠」で追加されたエリアが、そのままナイトレインのフィールドとして展開されます。
移植元は「凍てついたエス・ロイエス」と「壁外の雪原」の2エリアです。どちらも2014年9月に配信されたDLC第3弾「CROWN OF THE IVORY KING(白王の冠)」の舞台で、吹雪に閉ざされた氷の都市と、視界を奪う雪原が特徴です。Doneda氏は以前にも『DARK SOULS II』で未使用のまま残っていた下水道エリアを復元して公開しており、今回のMODも同じ「カットされたコンテンツ・別エリアの復元と移植」の延長線上にあります。
マップの貼り付けだけで終わらせず、ナイトレイン向けの調整も加えられています。フィールド探索用の専用ミニマップ、3つのクリスタルを破壊すると氷が溶けて道が開くギミック、エス・ロイエスと壁外の雪原を結ぶポータルのテレポート機能が実装されました。最新版(Version 4、2026年9月13日更新)では、マルチプレイ時にクリスタルが最初から破壊済み扱いになる不具合、ポータル間テレポートの失敗、ドア操作がホストプレイヤーにしか反応しない不具合、スノーボール攻撃のタイミングなどが修正されています。




画像:New map – Frozen Eleum Loyce配布ページ(Nexus Mods)
要注意白王のアリーナへ収縮するが、ボス実装は未確認
海外の報道では、ナイトレイン恒例の「夜2日目に円が収縮していく先」が、『DARK SOULS II』で白王(Burnt Ivory King)と戦う地下空間「古き混沌」だったと伝えています。原作のこの空間は、氷を溶かしてロイエスの騎士を解放した先にある最終決戦の間として知られています。
ただし、「収縮先がこのアリーナだった」という報道内容と、「白王自身がナイトレインのボスとして実装されている」ことはイコールではありません。Nexus ModsのDescription欄・Changelog欄のどちらにも、白王や特定のボス名についての記載はなく、「boss」という単語自体が登場しません。夜2日目の収縮先としてこの空間の地形が使われている可能性は高いものの、そこで実際にどの敵と戦うことになるかは、MOD配布ページの情報だけでは判断できない状態です。
導入方法Mod Engine 3が必須、協力プレイはSeamless Co-op経由
「New map – Frozen Eleum Loyce」を起動するには、外部フレームワーク「Mod Engine 3(me3)」が必須です。me3は開発者garyttierney氏が公開しているオープンソースのMOD実行基盤で、『DARK SOULS III』『Sekiro: Shadows Die Twice』『ELDEN RING』『Armored Core VI』、そして『ELDEN RING NIGHTREIGN』に対応しています。2026年8月11日公開の最新版v0.13.0では、スペースを含むパス指定やメモリ割り当て周りの不具合修正が行われました。導入手順は、me3をインストールしたうえで、MOD側が用意する起動用ファイルを実行する流れです。
マルチプレイでこのMODを使うには、公式のマッチメイキングではなく非公式MOD「Nightreign Seamless Co-op」(作者Yui氏)を組み合わせる想定です。配布ページの案内に沿って、ダウンロードしたSeamless Co-op用のフォルダをMODフォルダへ配置したうえで、通常通りゲームを起動します。Seamless Co-opは公式マッチメイキングとは別のロビーを自分たちで作る仕組みのため、フレンド同士で集まって遊ぶ用途に向いています。
Nightreignの動作環境そのものは、このMODによって大きく変わるわけではありません。PC版の推奨スペックや快適に遊べる構成をまだ確認していない場合は、ナイトレインの推奨スペックとおすすめPCの記事もあわせて確認しておくと安心です。
安全性ウイルススキャンに警告、断定せず経過を確認する
Nexus Modsの配布ページでは、2026年9月21日時点でウイルススキャン欄に「Some suspicious files」という警告が表示されています。コメント欄では、ユーザーの1人がファイルに含まれる.batファイルが原因ではないかと指摘しています。一方でDoneda氏本人は「DLLを同梱していることが理由でフラグが立った可能性が高い」と説明し、Nexus Mods運営へ問い合わせのメールを送り、回答を待っている状態だとコメントしています。
2026年9月21日時点でこの警告は解消されていません。Nexus Modsの表示が更新されているか、Doneda氏からの続報が出ているかを、導入前にモッドページ本体で確認してから判断してください。
重要な違いSeamless Co-opの「BANされない」は作者の見解
『ELDEN RING NIGHTREIGN』の利用規約は、Easy Anti-Cheat(EAC)というチート対策サービスを導入しており、「本ゲームのプログラムおよびセーブデータやゲームデータの改ざん行為、また経緯を問わず改ざんされたプログラムやデータを使用してゲームプレイをする行為」を禁止事項として明記しています。違反した場合は、警告、記録データの削除、サービス利用の一時停止または永久停止の措置が取られる可能性があります。
一方、Nightreign Seamless Co-opの作者Yui氏は、同氏が開発した原作『エルデンリング』版Seamless Co-opの説明文で「本MODはFromSoftwareのマッチメイキングサーバーへ接続せず、無改造版とは異なるセーブファイルを使用する。このMODを使用中はEasy Anti-Cheatも動作しない」と説明しています。ナイトレイン版も同じ設計(公式サーバーに接続しない専用ロビー、別のセーブデータ)を採用しており、この「マッチメイキングサーバーへ接続しない」という設計が、作者が安全だと説明する根拠になっています。
ただし、この「BANされない」という説明はあくまで作者自身の見解であり、FromSoftware公式がSeamless Co-opの使用を保証・容認しているわけではありません。実際にYui氏自身も、原作版の説明文で「MOD用のセーブファイルをバニラのセーブファイルへ戻すと、高い確率でBANされる」と注意しており、MODと無改造環境を行き来する使い方には作者自身がリスクを認めています。利用規約の「経緯を問わず改ざんされたプログラムやデータを使用してゲームプレイをする行為」という文言と照らし合わせると、公式が個別のケースを問題視する可能性がゼロとは言い切れません。
現状大型追加は一段落、公式サポートは継続中
Nightreignの直近のアップデートは2026年9月18日配信のApp Ver.1.03.4で、内容は「ネットワーク機能におけるセキュリティ強化」1点のみでした。新規コンテンツを伴う大型アップデートは、2025年12月配信のDLC「The Forsaken Hollows」を最後に確認できていません。7月2日配信のアップデート公式告知でも、FromSoftwareは「より快適にプレイいただけるよう、今後も改善を進めて参ります」とコメントしており、サービス終了は公式には発表されていません。
SteamChartsが公開しているデータでは、2026年9月21日時点の直近30日間平均同時接続者数は15,341人(前の期間から約789人・4.9%減)、24時間ピークは32,103人でした。2025年6月の発売直後に記録した過去最高の24万640人と比べれば大幅に縮小していますが、ゼロになったわけではなく、今もまとまった数のプレイヤーが遊んでいます。
海外メディアの一部は「Nightreignは終わった」という強い見出しで報じていますが、実態としては大型の新コンテンツ投入が一段落し、公式の対応がセキュリティパッチ中心の保守フェーズへ移った一方で、モッダーが独自の拡張コンテンツを作り続けている段階と見た方が正確です。既存のプレイヤー基盤が残っているうちに、モッドコミュニティ側の動きが目立ってきているという状況です。
向き不向き導入すべきか、様子見すべきか
- Nightreignを一通り遊び終えていて、新しい探索コンテンツを求めている人
- Mod Engine 3のような外部ツールの導入に慣れている人
- ウイルススキャンの警告内容を理解したうえで、自己責任で判断できる人
- Nexus Modsの警告が解消されるまで様子を見たい人
- 公式マッチメイキングでの対戦・協力プレイを重視する人(Seamless Co-opは別ロビー)
- MOD導入や外部ツールの扱いに不慣れな人
- アカウントやセーブデータへのリスクを避けたい人
導入する場合は、無改造のセーブデータとMOD環境を安易に行き来しないこと、そしてNexus Modsのウイルススキャン表示を最新の状態で確認してから進めることが、今のところできる実質的な備えです。
FAQFrozen Eleum Loyceに関するよくある質問
Doneda氏が2026年9月11日にNexus Modsで公開した「New map – Frozen Eleum Loyce」は、『DARK SOULS II』の「凍てついたエス・ロイエス」「壁外の雪原」をナイトレインの地変システムに組み込む大型MODです。専用ミニマップやクリスタル破壊ギミック、ポータル連携まで作り込まれていますが、起動にはMod Engine 3が必須で、2026年9月21日時点でウイルススキャンに「Some suspicious files」の警告が出たままになっています。
白王(Burnt Ivory King)がボスとして実装されているかどうかはMOD配布ページに明記がなく、マルチプレイ用のSeamless Co-opの「BANされない」という説明も作者自身の見解にとどまります。公式の大型アップデートはDLC「The Forsaken Hollows」以降落ち着いていますが、直近も保守パッチが続いておりサービス終了は発表されていません。
導入するなら、ウイルススキャンの警告が更新されていないかをNexus Modsで確認し、無改造のセーブデータとMOD環境を行き来しない使い方を徹底することが、今できる実質的な備えです。



