『DOA6 Last Round』が好評率31%になった理由|旧DOA6は販売終了、ロールバック非対応、DLCは493種
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ただし同じストアページから基本無料版を試せます
出典:Steam「DEAD OR ALIVE 6 Last Round」ストアページ、Steam公式アナウンス「Ver1.10 Patch notes」(2026年9月10日)、Steam「DOA6LR 『みなと』使用権」ストアページ、Team NINJA「DEAD OR ALIVE 6 Last Round」公式サイト、Steam「DEAD OR ALIVE 5 Last Round: Core Fighters」ストアページ、Steam「DOA6LR 『不知火 舞』使用権」ストアページ(価格・レビュー数値は2026年9月10日取得)。
『DEAD OR ALIVE 6 Last Round』は、2019年の『DEAD OR ALIVE 6』を現行ハード向けに出し直したものです。2026年6月24日発売、Steam版は6,380円で、記事執筆時点では25%オフの4,785円になっています。
問題は評価です。Steamストアページの表示は「やや不評」で、全期間533件のうち好評は31%。直近30日も16件中31%で、発売から2か月半経っても数字が戻っていません。
ただし、この記事でいちばん伝えたいのはそこではありません。同じストアページに基本無料版のボタンが並んでいて、買わずに中身を確かめられます。低評価の理由を仕様として整理したうえで、それが自分に当てはまるかを実際に試す方法まで扱います。
目次
要点先に結論だけ押さえる
試す方法買う前に基本無料版で確かめられます
ストアページを開くと、購入ボタンが2つ並んでいます。
| ストアの選択肢 | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| DEAD OR ALIVE 6 Last Round Core Fighters | 基本無料 | かすみ・マリー・ローズ・ほのか・NiCOの4名が無料で使える |
| DEAD OR ALIVE 6 Last Round | 6,380円(25%オフで4,785円) | キャラクター使用権とストーリー開放権を同梱、総勢29名 |
上が基本無料版です。「DEAD OR ALIVE 6 Last Round Core Fightersをプレイ」というボタンからそのままインストールできます。ストアページの説明によると、かすみ・マリー・ローズ・ほのか・NiCOの4名を無料で使えます。
制限のかかったキャラクターやSTORYモードを遊ぶには、原則として別途「キャラクター使用権」「ストーリー開放権」の購入が必要です。有料版のほうにはそれらが最初から含まれており、ストアページには重複購入への注意も書かれています。
上のウィジェットからストアページを開くと、無料版のプレイボタンと有料版の購入ボタンの両方を確認できます。
以降で扱う「対戦時の通信の挙動」「ゲーム内容が旧作からどれだけ変わったか」「動作環境が自分のPCに合うか」は、いずれも無料版を入れれば自分で確かめられる範囲です。
評価が31%だから買わない、と決める前に一度入れてみたほうが判断は正確になります。有料版の25%オフは9月22日で終了と表示されているので、試すなら早いほうが選択肢は広く残ります。
評価数え方で31%と26%に分かれます
まず数字を正確に押さえます。Steamのレビュー集計は絞り込み条件で結果が変わるため、どの数字を見ているかで印象が変わります。
| 集計範囲 | 件数 | 好評率と表示 |
|---|---|---|
| ストアページの表示(全期間) | 533件 | 31%/やや不評 |
| ストアページの表示(直近30日) | 16件 | 31%/やや不評 |
| Steam外購入も含めた全レビュー | 1,346件 | 26.0%/やや不評 |
| 日本語レビューのみ | 46件 | 26.1%/やや不評 |
ストアページを開いたときに出るのは1行目の「533件中31%」です。Steam外で購入した分まで含めると1,346件・26.0%まで下がりますが、これは既定の絞り込みから外れる分なので、一般的に目にする数字ではありません。
注目すべきは2行目です。直近30日の好評率も31%で、全期間とまったく同じになっています。発売直後の荒れが収まって落ち着いた、という形にはなっていません。
画像はSteamストアページの公式スクリーンショットです。
旧作元の『DEAD OR ALIVE 6』はもう買えません
不満の起点になっているのが、旧作の扱いです。
Steamのアプリ検索とストア検索で「Dead or Alive」を引くと、『DEAD OR ALIVE 6 Last Round』『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』『DEAD OR ALIVE 5 Last Round: Core Fighters』とその関連DLCは出てきます。しかし無印の『DEAD OR ALIVE 6』は出てきません。2015年発売の『DOA5 Last Round』が今も並んでいるのと対照的です。
旧版と入れ替わる形で販売が終了した、という状態です。
引き継ぎにも制限があります。ストアページの注記によると、旧『DOA6』で開放したコスチュームや購入済みの追加コスチュームは引き続き使えるものの、一部は引き継げません。基本無料版に至っては、旧『DOA6』の「キャラクター使用権」「ストーリー開放権」は引き継げないと明記されています。
そしてDLC一覧を見ると、SNKとのコラボキャラクターである不知火舞とクーラ・ダイアモンドは、いまも個別のDLCとして販売されています。29名の同梱には含まれていないということです。しかも価格は本日追加された新キャラクターより高く設定されています。
| キャラクター | 使用権 | 使用権+デビューコスチュームセット |
|---|---|---|
| 不知火 舞(SNKコラボ) | 1,760円 | 3,300円 |
| クーラ・ダイアモンド SNKコラボ | 1,760円 | 3,300円 |
| みなと(新キャラクター) | 1,320円 | 2,420円 |
旧『DOA6』を持っていても、本作は別のアプリとして入れ直す必要があります。無償アップグレードではありません。
加えて旧版はストアから消えているため、これから旧版を選ぶという選択肢自体がありません。「再販版が気に入らないので旧版を買う」ができない状態が、評価が戻らない一因になっていると見られます。
対戦環境ロールバックネットコードには対応していません
PC版で遊ぶ人にとって、いちばん実害が大きいのはここです。
Steamのストアページに並ぶ対応機能の一覧には、クロスプラットフォームマルチプレイヤーの項目がありません。記載があるのは「オンラインPvP」と「共有/分割画面でのPvP」です。ロールバックネットコードについても、ストアページと公式サイトのどちらにも記載がありません。公式が挙げている改善点は「最新ハードウェアに合わせた最適化」という表現にとどまります。
ロールバックネットコードは、相手の入力が届くまでの間を自分側で予測して進め、ずれた分をさかのぼって修正する方式です。近年の対戦格闘では標準的な実装になりつつあり、これがあるかどうかで回線をまたいだ対戦の快適さが大きく変わります。
現行ハード向けの再販という位置づけでありながらここが据え置きなので、オンライン対戦を目的に買う場合は評価が厳しくなります。Steamのストアページ側では「オンラインPvP」と「共有/分割画面でのPvP」の両方に対応と記載されており、対戦そのものはできますが、方式までは書かれていません。
ロールバック方式でない場合、遅延の吸収を通信の待ち時間に頼ることになるため、相手との物理的な距離や自宅の回線状況がそのまま体感に出ます。快適さの感じ方には個人差が大きく、数字だけでは判断できません。
無料版でも対戦は試せるので、有線接続にしたうえで何戦か回してみると、自分の環境で許容できるかどうかが分かります。
新要素公式が挙げている追加点は4つです
では再販にあたって何が増えたのか。Team NINJAの公式サイトが「FEATURES」として挙げているのは次の4項目です。
| 公式が挙げる新要素 | 内容 |
|---|---|
| DLCキャラクター5名を同梱 | 女天狗・フェーズ4・たまき・紅葉・レイチェル。総勢29名になる |
| 新規コスチューム5着 | かすみ・あやね・マリー・ローズ・ほのか・NiCOに1着ずつ |
| 新機能「フォトモード」 | キャラの配置・ポーズ・表情・カメラ角度を設定して撮影できる |
| 最新ハードウェアへの最適化 | PS5・Xbox Series X|S・Steamに合わせた最適化 |
ゲーム内容そのものに関わる追加は、キャラクター5名とコスチューム5着です。新機能として挙がっているのはフォトモードだけで、バトルシステムの刷新や新モードの追加は掲げられていません。7年前のタイトルの再販として見たときに物足りないと受け取られているのは、この構成が理由です。
ストアページの見せ方にも同じ傾向が出ています。掲載されている公式スクリーンショット7枚のうち、対戦中の画面は1枚、フォトモードの画面が1枚で、残る5枚はキャラクターのコスチュームを見せるカットです。
DLC週次アップデートの中身は衣装が中心です
DLCの点数は493種あります。本編が6,380円であることを踏まえると、かなりの規模です。
そして毎週配信されているアップデートの中身を並べると、傾向がはっきりします。以下はSteamの公式アナウンスに書かれている内容です。
| バージョン | 配信日 | 追加内容 |
|---|---|---|
| Ver1.06 | 2026年8月6日 | ほのかのコスチューム4着、バグ修正 |
| Ver1.07 | 2026年8月13日 | マリー・ローズのコスチューム4着、バグ修正 |
| Ver1.08 | 2026年8月27日 | 女天狗のコスチューム4着、バグ修正 |
| Ver1.09 | 2026年9月3日 | レイファンのコスチューム4着、バグ修正 |
| Ver1.10 | 2026年9月10日 | キャラクター「みなと」追加、バトルメカニクスのバグ修正 |
Ver1.06からVer1.09までは、いずれも特定キャラクターのコスチューム4着追加とバグ修正という同じ構成です。バグ修正の記載は毎回「バトルメカニクス関連の不具合を修正」「その他の不具合を修正」という2行で、具体的な項目は書かれていません。
本日配信のVer1.10で、発売後はじめてキャラクターが追加されました。新キャラクター「みなと」です。ただしアナウンスには「このキャラクターの使用にはキャラクターライセンスが必要」と明記されており、有料版を持っていれば無料で使えるものではありません。
| 「みなと」関連DLC(2026年9月9日配信) | 価格 |
|---|---|
| DOA6LR 「みなと」使用権 | 1,320円 |
| DOA6LR 「みなと」デビューコスチュームセット | 1,320円 |
| DOA6LR 「みなと」使用権+デビューコスチュームセット | 2,420円 |
キャラクター単体で1,320円、コスチュームまで含めると2,420円です。本編がセール中の4,785円であることを考えると、キャラクター1名の追加でその半額相当になります。
動作環境Windows 11必須で容量は80GBです
入れる前に確認しておきたいのが動作環境です。ここにも見落としやすい条件があります。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 | Windows 11 |
| CPU | Core i5-8400/Ryzen 3 3100以上 | Core i7-8700/Ryzen 5 3600XT以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 1060 6GB/RX 590 8GB以上 | GTX 1070 8GB/RX 5700 XT 8GB以上 |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
| ストレージ | 80GB・SSD必須 | 80GB・SSD必須 |
| ネットワーク | ブロードバンド接続 | ブロードバンド接続 |
最低要件の時点でWindows 11が指定されています。Windows 10のままのPCは、GPUやCPUが足りていても対象外です。同じくWindows 11必須で話題になった『Donutal』PC版と同じパターンで、最近のタイトルでは珍しくなくなってきました。
もう一つが容量です。80GBかつSSD必須と明記されています。前作『DOA5 Last Round: Core Fighters』が10GBなので8倍です。493種のDLCを抱えている構造を考えると納得はできますが、無料版を試す場合もこの容量は必要になるので、空きを先に確認してください。
GPU要件そのものは重くありません。推奨がGTX 1070というのは現行のエントリークラスでも十分に届く水準で、格闘ゲームらしく描画負荷は控えめです。同じコーエーテクモのタイトルでも『仁王3』のPC必要スペックとは要求水準がまったく違います。
前作11年前の『DOA5 Last Round』は今も好評です
比較として、シリーズの前作にあたる『DEAD OR ALIVE 5 Last Round: Core Fighters』を見ておきます。
| 項目 | DOA6 Last Round | DOA5 Last Round: Core Fighters |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年6月24日 | 2015年3月30日 |
| Steam評価 | やや不評(533件中31%) | やや好評(4,448件中70.1%) |
| 基本無料で開始 | できる | できる |
| 容量 | 80GB | 10GB |
| DLC数 | 493種 | 62種 |
どちらも基本無料で始められてキャラクターを個別に買い足す形式なので、販売の仕組みは近いものがあります。それでも11年前のタイトルが4,448件で70.1%を保っている一方、現行機向けに出し直した側が533件で31%という差がついています。
ただしレビュー件数が533件と4,448件で8倍以上違うため、本作の数字は今後まだ動く余地があります。現時点の傾向として見るべき数字です。
判断有料版を買う価値があるのはどういう人か
評価は厳しいものの、そのまま「買うべきでない」と結論づけるのは短絡的です。何を目的にするかで話が変わります。
- オンライン対戦が主目的の場合。ロールバックネットコードとクロスプレイのどちらにも対応していないので、自分の回線で許容できるかを先に試してください
- 旧『DOA6』を遊び込んでいた場合。新要素はキャラクター5名・コスチューム5着・フォトモードなので、買い直しに見合うかは実際に触ってからで十分です
- Windows 10のPCで遊びたい場合。最低要件がWindows 11なので、無料版も含めて対象外です
- シリーズ未経験でオフライン中心に遊ぶ場合。キャラクター使用権とストーリー開放権が同梱され、総勢29名で始められます
- 手持ちのGPUが控えめな場合。推奨がGTX 1070なので、現行のエントリークラスでも届きます
- 無料版で対戦の感触に納得できた場合。25%オフは9月22日で終了と表示されています
なお、コーエーテクモホールディングスの業績自体は好調で、直近の四半期は営業利益が前年同期比51.3%増でした。詳細はコーエーテクモHDの2027年3月期1Q決算にまとめています。会社としての体力と、この1タイトルの評価は別の話ということです。
Q&Aよくある質問
総括まとめ|数字で判断せず無料版で確かめる
『DEAD OR ALIVE 6 Last Round』の「やや不評」は、感情的な反発だけで説明できるものではありません。旧版の販売停止、ロールバック非対応、493種のDLC、コスチューム中心の週次更新という要素が、いずれも公式情報の側で確認できます。
一方で、これらが気にならない遊び方であれば評価の低さはそのままは当てはまりません。そしてそれを判断する手段が、同じストアページに無料で用意されています。
好評率31%という数字だけで決める必要はありません。同じストアページに基本無料版があり、かすみ・マリー・ローズ・ほのか・NiCOの4名で対戦まで試せます。低評価の中心にあるロールバックネットコード非対応は、快適さの感じ方に個人差が大きい部分なので、有線接続にして自分の回線で何戦か回してみるのが確実です。そのうえで納得できたなら、キャラクター使用権とストーリー開放権を同梱した有料版が25%オフの4,785円で、終了は9月22日と表示されています。逆に旧『DOA6』を遊び込んでいた場合は、新要素がキャラクター5名・コスチューム5着・フォトモードにとどまる点を確認してから判断してください。いずれの場合もWindows 11必須と容量80GB・SSD必須という条件が先に来ます。

