CONTROL Resonantに「ニューゲーム++」10月追加へ|何周でもNG+継続、通常NG+との違いを解説
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何周でもNG+を続けられる仕組みで、新しい難易度の追加ではない
Remedy Entertainment(『Alan Wake 2』などで知られるフィンランドの開発会社)は2026年9月25日、9月24日に発売した『CONTROL Resonant』に「New Game++(ニューゲーム++、以下NG++)」を追加するアップデートを10月に予定していると発表しました。11月にはフォトモードも追加されます。
名前からは「NG+よりさらに難しい3周目専用モード」を想像しがちですが、発表された中身は違います。NG++は、NG+で育てたディラン(本作の主人公)を消さずに、NG+を何度でも繰り返せるようにする仕組みです。周回ごとに敵が強くなるのか、専用の報酬があるのかは発表されていません。
本作のNG+は、1周目では組めないビルドを完成させるためのモードとして作られています。ここでは発売前に公開されたNG+の仕様までさかのぼり、NG++で何が変わるのか、今からNG+を始めてよいのかまで答えます。

画像:CONTROL Resonant — Remedy Entertainment(Steamストアページ)
目次
01発表されたのはNG+の周回制限の撤廃
本作はメインストーリーをクリアしたあとも、未完了のサイドクエストやWorld Feats(ワールド内の達成目標)を続けられ、NG+で最初から遊び直すこともできます。ただし現行版のNG+は「もう1回クリアできる」だけで、NG+を終えたデータからさらに次のNG+へは進めません。
10月予定のNG++では、NG+をクリアしたあと、進行状況をすべて消すことなく次のNG+を始められるようになります。Remedyは告知で「望むなら665周してもいい」と書いていますが、これは何周でも続けられることを冗談めかした表現で、665周という上限の話ではありません。
| 項目 | 現行のNG+ | 10月予定のNG++ |
|---|---|---|
| クリア後に最初から遊び直す | できる | できる |
| NG+クリア後にさらに周回 | できない | できる |
| 育成を保ったまま3周目以降へ | できない | できる |
| 周回ごとの難易度上昇 | NG+で敵と遭遇戦が変化 | 未発表 |
| 専用の装備・能力・ストーリー | NG+で新Talentと4つ目のArtifact枠 | 未発表 |
| 配信時期 | 発売時から収録 | 2026年10月予定(日付は未定) |
表の下2行が、今回の発表で最も誤解されやすい部分です。NG++について公式に確認できるのは「周回を続けられる」ことだけで、周回数に応じて敵が段階的に強くなる仕組み(ダークソウルシリーズの周回のようなもの)が入るとはまだ言えません。
02本作のNG+は「強くてニューゲーム」とは違う
NG++の意味を理解するには、現行のNG+がどういうモードかを押さえる必要があります。Remedyは2026年4月の時点で、1回のプレイではすべての能力を解放できないと説明していました。NG+は、1周目では組めなかったビルドを試すための場として設計されています。
引き継ぐものと引き継がないもの
1周目からNG+へ持ち越せるものと、持ち越せないものは次のとおりです。
- 引き継ぐ:アベラント(ディランの変形する近接武器)の強化、最大体力、戦闘能力用リソースの強化、解放済みの超能力(Combat Ability)、Talent、Artifact
- 引き継がない:移動系の能力
移動系の能力はストーリーの進行と結び付いているため、NG+でも物語に沿って解放し直します。最初から全部使えると、本来は後半に入るエリアへ早い段階で行けてしまうからです。戦闘ビルドは持ち越し、ワールドを進むための能力は取り直す、という分け方になっています。
NG++でこの引き継ぎルールが変わるという発表はありません。「NG++なら移動能力も持ち越せる」とは考えないほうがよいでしょう。
03NG+で増える3つの要素
NG+では、同じビルドをそのまま使い回すだけでなく、育成そのものが広がります。
- 新しいTalentノードが解放される。能力とアベラントの攻撃をどう組み合わせるかの選択肢が増えます。
- 同じボスから得た異なるCombat Abilityを複数装備できる。1周目ではできなかった能力同士の組み合わせが作れます。
- Artifactの装備枠が3つから4つになる。Artifactは生存力、戦闘性能、探索、資源の稼ぎやすさなどに効くパッシブ装備で、条件や代償が付くものもあります。
加えて、NG+では敵がさらに手強くなり、遭遇戦の組み立ても変わります。道具が増えるぶん世界の側も押し返してくる設計で、1周目と同じ攻め方が通じない場面も出てきます。
3つを合わせると、1周目がビルドの前半、NG+が後半というくらい育成の幅が変わります。それだけに、せっかくNG+で仕上げたビルドを次の周回へ持っていけないのが現行版の弱点で、NG++はここを解消するアップデートです。
043周目以降でさらに強くなれるかは未発表
NG+については、Remedyが発売前から新しいTalent、能力の組み合わせ、4つ目のArtifact枠、手強くなる敵まで具体的に説明していました。一方、今回のNG++の告知には、それに相当する「3周目以降に何が増えるか」の説明がありません。
現時点で分かっていないのは次の点です。
- 3周目、4周目と進むたびに敵がさらに強くなるのか
- 周回ごとに新しいTalentやArtifact枠が増えるのか
- NG++専用のボス、報酬、ストーリーがあるのか
- すでにNG+をクリアしたセーブデータがNG++へどう引き継がれるのか
そのため今は、NG+は2周目用の新しい遊び方、NG++はそのNG+を次の周回へつなぐ仕組みと分けて考えるのが正確です。10月のパッチノートで難易度と成長要素がどこまで用意されるかが、NG++の評価を左右します。
05NG++が効くのは「1周ですべて取れない」設計だから
それでもNG++は本作と相性のよい変更です。Remedyは1周ではすべてを解放できないとしており、NG+ではWorld Quest、賞金首(Bounty)、収集品を追い直せるほか、一部のサイドストーリーや会話で別の結末を見られます。
一方で、メインストーリーだけで25〜35時間かかる長いゲームです。同じ物語を見るためだけに何周もするのは負担が大きく、周回の価値は「前回とは違うビルドを試せるか」「取り逃したクエストや選択肢を回収できるか」で決まります。NG++で周回を重ねるたびに成長の余地が残るのか、完成したビルドで好きなだけ遊べる周回モードにとどまるのかは、10月の中身次第です。
06Alan Wake 2のNG+とは方向が違う
同じRemedy作品でも、『Alan Wake 2』のNG+「The Final Draft」とは性格が異なります。
| 項目 | Alan Wake 2(The Final Draft) | CONTROL Resonant(NG+/NG++) |
|---|---|---|
| 配信 | 2023年12月11日の無料アップデート | NG+は発売時、NG++は2026年10月予定 |
| 引き継ぎ | 武器、チャーム、キャラクター強化 | アベラント強化、能力、Talent、Artifact |
| 物語の追加 | 新エンディング、追加の映像と原稿ページ | NG+で一部の会話やサイドストーリーの結末が変わる。NG++専用は未発表 |
| 難易度 | 新難易度Nightmareを追加 | NG+で敵と遭遇戦が変化。NG++は未発表 |
『Alan Wake 2』のNG+は新しい結末を見るための再プレイで、物語の一部として作られていました。対して『CONTROL Resonant』のNG+とNG++は、Talent、能力の組み合わせ、Artifact枠といったビルドを仕上げていくための再プレイです。今回のNG++の告知にも、新エンディングや専用ストーリーの話はありません。
07フォトモードは11月、中身はまだ未公開
本作は発売時点でフォトモードを搭載していません。Remedyはフォトモードを以前から開発しており、ゲーム本編をできるだけ良い状態で出すことを優先したため発売に間に合わせなかったと説明しています。開発には、ゲーム内撮影を作品として公開しているコミュニティのバーチャルフォトグラファーも意見を出しています。
配信は2026年11月の予定で、具体的な日付は出ていません。カメラの可動範囲、画角、被写界深度、キャラクターの非表示やポーズといった機能の中身も未公開です。あわせて、ディランの追加コスチュームも今後のアップデートで配信予定です。
08発売日のHotfix 1.3.3でビルドを組み直しやすくなった
9月24日の発売と同時に、Hotfix 1.3.3も配信されています。序盤の敵が硬すぎるという声を受けた調整で、内容は次のとおりです。
- ほとんどの敵と、ボスのDancer、Deserterの基本体力を下げ、Falter(ひるみ)に必要な値も引き下げ
- Aberrant StrengthとAbility Strengthの最大値を引き上げ(強化を重ねるほど上がり幅が大きくなる)
- Respec(振り直し)のコストを恒久的に引き下げ、振り直し用アイテムの店頭在庫も増量
- 最初のResonantボス「The Artist」が落とす振り直し用アイテムを1個から2個へ
敵を硬くして歯ごたえを出すのではなく、振り直しを安くしてビルドを試しやすくする方向の調整です。NG+でTalentやArtifactの選択肢が増える設計と合わせて見ると、Remedyは周回を「数字が増えるだけの作業」ではなく「ビルドを変えて遊び直すもの」にしようとしていることが分かります。
09今からNG+を始めてもいい?
結論から言うと、ほとんどの人は待たずにNG+を始めて問題ありません。新しいTalent、能力の組み合わせ、4つ目のArtifact枠は現行のNG+ですでに使えますし、NG+を1周するだけでも長い時間がかかります。判断が分かれるのは、NG+をすぐ終えそうな人です。
- 本編をクリアしたばかりで、NG+をじっくり遊ぶつもりの人
- 取り逃したWorld Questや収集品を回収したい人
- 4つ目のArtifact枠や新Talentで別のビルドを試したい人
- すでにNG+の終盤まで進んでいる人
- NG+のクリア直後にそのまま3周目へ入りたい人
- クリア済みのNG+データを残しておきたい人
NG+クリア済みのセーブデータがNG++でどう扱われるかは、今回の告知では説明されていません。NG+の終盤にいる人は、ラストボスの手前で一度止めて、残りのWorld Questや収集品を先に回っておくのが安全です。10月のパッチノートでセーブデータの扱いが分かってからクリアしても遅くありません。
Hotfix 1.3.3で振り直しのコストが下がり、振り直し用アイテムも手に入りやすくなりました。NG+では新しいTalentとArtifact枠が加わるため、1周目の最後で振り直しを使って方向性を決めておくと、2周目の立ち上がりが楽になります。
10PCで何周もするなら設定を先に固める
本作はRT(レイトレーシング)の段階で負荷が大きく変わり、画質プリセットよりもRTの設定でフレームレートが決まります。1周25〜35時間を何度も回るなら、最高画質を狙うより、フレームレートが安定する設定を1つ作っておくほうが快適です。GPU別の目安とRTの選び方はCONTROL Resonantのおすすめ設定ガイド、最低・推奨の動作環境はCONTROL Resonantの必要スペック解説にまとめています。
WQHD(2560×1440)でRT Mediumを基準に遊ぶならRTX 5070クラス、RT Ultraで60fpsを狙うならRTX 5070 Tiクラスが目安です。
FAQよくある質問
まとめNG++は育てたNG+を終わらせないための仕組み
『CONTROL Resonant』のNG++は、1回で打ち止めだったNG+を、育成を消さずに何度でも続けられるようにするアップデートです。本作のNG+は新しいTalent、同じボス由来の能力の併用、4つ目のArtifact枠でビルドの後半を作るモードなので、その完成形を次の周回へ持っていける意味は大きいと言えます。
一方で、3周目以降の難易度の上がり方、専用の報酬やストーリー、既存セーブデータの扱いは未発表です。NG+はこのまま始めてよく、NG+の終盤にいる人だけ10月のパッチノートを待つのが無難です。
NG++は10月予定で、NG+を何周でも続けられるようにする仕組み。新しい難易度や3周目専用の要素は未発表。NG+自体に新Talent、同じボス由来の能力の併用、4つ目のArtifact枠があり、今から始めて問題ない。NG+の終盤にいてすぐ3周目へ入りたい人は、セーブデータの扱いが分かるまでクリアを待つ。フォトモードは11月予定。
出典:Remedy「Our initial post launch plans for CONTROL Resonant」(Steam、2026年9月25日)、Remedy「CONTROL Resonant launch hotfix addresses enemy health and combat strength」(Steam、2026年9月24日)、PlayStation.Blog「Control Resonant: Remedy shares first details on New Game Plus」(2026年4月30日)、PlayStation.Blog「Control Resonant: PS5 features detailed」(2026年9月15日)、Remedy「Unveiling “The Final Draft” – New Game Plus for Alan Wake 2」(2023年12月8日)





