『The Blood of Dawnwalker』発売、Steam評価は「やや好評」もPC版最適化に課題|ウルトラワイド注意

『The Blood of Dawnwalker』発売、Steam評価は「やや好評」もPC版最適化に課題|ウルトラワイド注意

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PC版レビュー動向 / 2026年9月3日
『The Blood of Dawnwalker』発売
Steam評価は「やや好評」も、PC版には最適化の課題が残る
Rebel Wolvesの『The Blood of Dawnwalker』が2026年9月3日に発売されました。Steam公式のレビュー総合評価は「やや好評」で、数字だけを見れば滑り出しは悪くありません。ただし低評価レビューの上位には、DLSS Frame Generationのアーティファクトやウルトラワイドでのクラッシュなど、PC版特有の不満が繰り返し報告されています。発売直後に配信されたDay Oneアップデート1.003で何が変わり、何が変わっていないのかを一次情報から整理します。
発売日:2026年9月3日Steam「やや好評」Day Oneパッチ1.003配信

本記事はSteam公式ストアページのレビュー集計(Steam公式APIで直接取得)、MP1stPC GamerNVIDIA公式ブログにもとづき作成しています。Steamのレビュー集計は常に変動するため、数値は本稿執筆時点(2026年9月3日)のものです。

『The Blood of Dawnwalker』が発売され、Steamのレビュー欄を覗いた人の多くは「やや好評」という総合評価にひとまず安心したはずです。ただし、この数字だけを見て「快適に遊べるゲーム」と判断するのは早計です。低評価レビューの中身を見ると、PC版特有の不満が繰り返し報告されているからです。

Steam公式のレビュー集計は良好な水準にある一方、DLSS Frame Generationの品質、ウルトラワイド環境でのクラッシュ、公式推奨スペックを満たしていても発生するスタッターなど、購入前に知っておきたい論点は複数存在します。発売直後にはパフォーマンス改善を主目的としたDay Oneアップデート1.003も配信されました。

本記事では、Steam公式APIで直接確認したレビュー内訳、PC GamerやMP1stが報告するPC版の技術的な課題、Day Oneアップデート1.003で改善された点と改善されていない点を一次情報から整理します。最後に、ウルトラワイド利用者・RTX 4060クラスのユーザー・ハイエンドGPUユーザーそれぞれが今すべきことまでまとめました。

『The Blood of Dawnwalker』のゲーム内容や昼夜システム、発売日などの基本情報は既存の紹介記事で、発売直前に公開された最終PC動作要件は最終PC要件の記事で詳しく解説しています。本記事は発売後のSteamレビュー動向とPC版の最適化状況に絞って掘り下げます。

公式スクリーンショットで実際のグラフィックを確認。中世ヨーロッパ風の世界観と戦闘の雰囲気がつかめます。

画像:© Rebel Wolves(Steamストアページより)。クリックで拡大表示できます。

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目次

総合評価発売、Steam評価は「やや好評」

2026年9月3日に発売された『The Blood of Dawnwalker』について、Steam公式APIで本稿執筆時点の集計を直接確認したところ、総合評価は「やや好評」(Mostly Positive)でした。総レビュー3,010件のうち75.5%にあたる2,274件が好評、残り736件が不評という内訳です。

ここではっきりさせておきたいのは、この評価区分は「賛否両論」(Mixed)ではないという点です。Steamの評価区分は好評率が70%を下回ると「賛否両論」に切り替わりますが、本作は75%台を維持しており、区分としては明確にポジティブ側にあります。発売初日〜数日というタイミングでの数値であるため、今後の推移で区分が変わる可能性はありますが、少なくとも執筆時点で「レビューが割れている」と表現するのは正確ではありません。

批評家によるレビューはすでに発売前に解禁されており、Metacritic約83点・OpenCritic約84点という高評価だったことは最終PC要件の記事で報告済みです。今回のSteamレビューは、実際に購入してプレイした一般プレイヤーによる評価という点で、批評家レビューとは異なるレイヤーの情報になります。総合評価が良好である一方、低評価レビューの中身にはPC版特有の技術的な不満が繰り返し登場しており、次の章で具体的に見ていきます。

個別の不満一方で報告されているPC版特有の不満

Steam公式のレビューを直接確認すると、総合評価が「やや好評」であることとは別に、PC版の技術的な完成度に対する不満が低評価レビューの上位に繰り返し現れています。主な論点は次の5つです。

DLSS Frame Generation画質面実験的機能・アーティファクト報告

実装は「experimental(実験的)」な位置づけで、カメラを素早く動かした際に目立つアーティファクトが出るという報告があります。

カットシーン30fps固定フレームレートウルトラワイド非対応の指摘も

本編は可変フレームレートでも、カットシーンは30fpsに固定されているという報告が多数あります。

ハイエンドGPUでも苦戦最適化RTX 5080クラスでも不安定

公式が推奨する設定通りにしても目標フレームレートに届かない、RTX 5080クラスの高性能GPUでもスタッターが出るという報告が複数あります。

コントローラー入力操作性入力不具合の報告

ブロックが勝手に解除される、メニューの選択ハイライトが消える、キャラクターが不自然に走行と停止を繰り返すといった不具合が報告されています。

スタッター・ちらつき安定性環境を問わず報告あり

フレームドロップや一時的なフリーズ、DLSS使用時の画面ちらつきなど、ミドルクラスからハイエンドまで幅広い環境で報告されています。

出典:Steam公式レビュー(2026年9月3日、Steam公式APIで直接取得)。個別のレビュー投稿者名は特定していません。

アップスケーリングDLSS Frame Generationは実験的機能、ウルトラワイドはFSR FGでクラッシュの恐れ

NVIDIA公式ブログは発売日にあわせて、本作がDLSS Super Resolutionに対応し、NVIDIA App経由でDLSS 4.5へアップグレードできると案内しています。この時点でFrame Generationへの言及はありませんでした。フレーム生成機能は発売前後に別途追加されたもので、PC Gamerはこれをいち早く検証しています。

PC Gamerは「発売直前、Rebel WolvesはAMD・NVIDIA両方の実装をカバーする実験的なFrame Generation設定をゲームに追加した」と報告し、2倍のFrame Genでなめらかさを補える一方、「カメラを高精細なシーンで素早く振ると、いくらかアーティファクトが出る」と指摘しています。同メディアは「ほとんどの場合、意識して見なければ気づかない程度」とも補足しており、実用上は致命的な問題ではないとみられますが、実験的(experimental)という位置づけである以上、常に安定した画質が保証されているわけではない点は踏まえておく必要があります。

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ウルトラワイドモニター利用者は要注意

MP1stが確認したDay Oneアップデート1.003のパッチノートには、「FSRフレーム生成は、16:9以外のアスペクト比の解像度で使用すると、ゲームがクラッシュする可能性がある」という既知の問題が明記されています。この問題は発売時点でRebel WolvesとAMDが調査中とされており、開発元は解決までの間、ウルトラワイドモニター利用者に対して16:9へ解像度を変更するか、DLSSを使うことを推奨しています。ウルトラワイドモニターでIntel・AMD製GPU、またはNVIDIAの旧世代GPUを使っている人は、FSRのフレーム生成を有効にする前にこの点を確認してください。

Day Oneパッチアップデート1.003でパフォーマンス改善、ただし全解消ではない

発売にあわせて配信されたDay Oneアップデート1.003は、パフォーマンス改善を主目的としたパッチです。MP1stによれば、開発元はこのパッチについて「すべての不具合が解消されるわけではないが、見た目とパフォーマンスの改善には役立つ」という趣旨のコメントを添えています。全課題の解消を期待できるパッチではないという前提は、購入・アップデート判断のうえで重要です。

コンソール版(PS5・Xbox Series X等)にはモード別のフレームレート目標が追加されました。PC版については、NVIDIA 40/50シリーズ向けのDLSS、Intel・AMD・NVIDIA旧世代GPU向けのFSRという形でフレーム生成対応が拡充されています。ただしフレームレート上限機能は現時点でFSR側のみが利用でき、DLSS側の上限機能は今後のパッチで対応予定とされています。前述のウルトラワイドでのFSRクラッシュも、この1.003パッチの時点でなお既知の問題として扱われている状態です。

開発元は今後、専用のバグ修正パッチと無料の追加コンテンツ(DLC)を予定していると案内しています。現時点で報告されている不具合の多くは、この先のパッチで段階的に対処されていく見込みです。

スペックの落とし穴公式推奨(RTX 4060)を満たしていても油断はできない理由

既存の最終PC要件の記事で解説した通り、公式のHighティア(1440p/60fps目標)はRTX 4060クラスのGPUを基準に示されています。ただしこの数値は、DLSS・FSR・XeSSを「Balanced」設定で使う前提で測定されたものです。発売後のSteamレビューでは、この公式基準を満たしている、あるいはそれ以上のGPUを使っていても、期待した通りのフレームレートに届かないという報告が見られます。

とりわけ目立つのは、RTX 5080クラスの高性能GPUを使っていても、公式の推奨設定通りにするとフレームレートが安定しない、あるいはスタッターが発生するという報告です。「GPUのスペックが公式基準を満たしていれば快適」という前提自体が、発売直後の時点では必ずしも成立していません。GPUを買い替える前に、まずは現行パッチでの実際の挙動を確認し、必要であればグラフィック設定を公式推奨より一段階下げて試すほうが、無駄な出費を避けられます。

購入判断今PC版を買うべきか、様子見すべきか

Steamの総合評価自体は「やや好評」と良好な水準にあり、ゲーム内容そのものへの評価は決して低くありません。判断が分かれるのは、手元の環境でPC版特有の不具合をどこまで許容できるかという点です。

ウルトラワイドモニターを使っている人は、まずFSR FGを避ける16:9以外のアスペクト比でFSRフレーム生成を使うとクラッシュする可能性が明記されています。解決までは、解像度を16:9に変更するか、対応GPUであればDLSSを使う選択肢を検討してください。
RTX 4060クラスを使っている人は、公式基準通りの体感を期待しすぎないHighティアの数値はBalanced設定前提であることに加え、発売後のレビューでは推奨設定通りでも快適に動かないという報告があります。設定を一段階下げた状態から試すか、追加パッチを待ってから本格的にプレイするのも選択肢です。
RTX 5080以上のハイエンドGPUを使っている人も油断しないハイスペック環境でもスタッターや目標フレームレート未達の報告があります。GPUの性能不足ではなく、ゲーム側の最適化不足が原因である可能性が高いため、ドライバとゲーム側のパッチ状況を定期的に確認してください。
まだ購入していない人は、専用バグ修正パッチの様子を見るのも手Day Oneアップデート1.003はパフォーマンス改善が主目的で、開発元自身が全課題の解消を否定しています。ゲーム内容への評価は高いため、専用のバグ修正パッチが配信されてから購入しても遅くはありません。

FAQよくある質問

Steamのレビュー評価は「賛否両論」ですか?
いいえ、本稿執筆時点(2026年9月3日)の集計では「やや好評」(Mostly Positive)です。総レビュー3,010件中75.5%が好評で、賛否両論となる70%ラインは上回っています。ただし発売直後の数値であるため、今後推移する可能性はあります。
DLSS Frame Generationは使っても大丈夫ですか?
使用は可能ですが、実験的(experimental)な位置づけの機能です。PC Gamerはカメラを素早く動かした際に目立つアーティファクトが出ると報告しています。滑らかさを優先したい場合は試す価値がありますが、画質面の粗さは踏まえておいてください。
ウルトラワイドモニターで遊んでも問題ありませんか?
FSRフレーム生成を使う場合は注意が必要です。16:9以外のアスペクト比で使用するとゲームがクラッシュする可能性があるとDay Oneパッチのノートに明記されています。解決までは16:9への変更か、DLSSの使用が推奨されています。
Day Oneアップデート1.003で重さは解消されますか?
一部改善にとどまります。開発元自身が、このパッチで全ての不具合が解消されるわけではないとコメントしています。専用のバグ修正パッチと無料DLCが今後予定されています。
RTX 4060で公式基準通りに快適に遊べますか?
公式のHighティア(1440p/60fps)はBalanced設定前提の数値です。発売後のレビューでは、公式推奨設定通りでも目標フレームレートに届かないという報告があるため、実際の挙動を確認しながら設定を調整することをおすすめします。
RTX 5080のようなハイエンドGPUなら問題なく動きますか?
ハイエンド帯でもスタッターや不安定な挙動の報告があります。GPU性能そのものよりゲーム側の最適化不足が原因とみられるため、GPUの買い替えより先にパッチとドライバの更新状況を確認するほうが有効です。
まとめ

『The Blood of Dawnwalker』は2026年9月3日に発売され、Steam公式のレビュー総合評価は「やや好評」(好評率75.5%)と良好な水準です。「賛否両論」ではなくポジティブ側の評価区分にあることは、まず押さえておきたい事実です。

一方で、DLSS Frame Generationが実験的機能でアーティファクトが報告されていること、ウルトラワイド環境ではFSRフレーム生成がクラッシュする恐れがあり16:9への変更かDLSSの使用が推奨されていること、公式のRTX 4060基準を満たしていても発売直後の時点では快適さが保証されないこと、そしてDay Oneアップデート1.003がパフォーマンス改善に役立つ一方で全ての不具合を解消するものではないことは、購入前に知っておく価値がある情報です。ゲーム内容そのものへの評価は高いため、PC版特有の課題をどこまで許容できるかで、今すぐ買うか専用のバグ修正パッチを待つかを判断するのが現実的です。

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