『Pathogenic』発売5日で7万5,000本突破|病原体になるローグライクSTG
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病原体となって免疫細胞と戦うローグライクツインスティックSTG、Steamレビュー95%好評
免疫細胞をかいくぐりながら人体を駆け巡るゲームは珍しくありませんが、その多くはウイルスや細菌を排除する側の視点で描かれます。Aberrant Labsが開発した『Pathogenic』は、この立場を丸ごと入れ替え、プレイヤー自身が人体に侵入する病原体そのものとして立ち回る作品です。
本作は2026年7月16日にSteamで発売された2Dローグライク・ツインスティックシューティングで、倒した免疫細胞や競合する寄生生物から「オルガネラ」と呼ばれる細胞小器官を奪い、自分の体へ移植して独自の病原体を作り上げていく仕組みが軸になっています。Steam公式アナウンスによると、発売から24時間以内に2万5,000本、5日間で7万5,000本を突破。Steamのユーザーレビューは本稿執筆時点で1,400件を超え、95%が好評という「圧倒的に好評」の評価区分を獲得し、携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」への正式対応(確認済み)も発表されています。
この記事では、Steam公式ストアページと開発元の公式アナウンスをもとに、販売本数の推移、オルガネラを組み替えるビルド構築の仕組み、肺・心臓・脳を舞台にしたランダム生成マップ、Steamレビューの実測値、Steam Deckを含む対応機能、そして動作環境まで、公開されている一次情報だけを積み上げて整理します。
推移発売24時間で2万5,000本、5日間で7万5,000本に到達
パブリッシャーのSlug Discoは、Steamの公式アナウンスを通じて『Pathogenic』の販売本数を段階的に報告しています。発売直後の勢いは非常に速く、公式の発表によれば発売から24時間以内の時点で早くも2万5,000本の販売を突破しました。
そこからさらに販売ペースは加速し、発売5日目にあたる2026年7月21日付のSteam公式アナウンスで、累計7万5,000本に到達したことが明らかになりました。開発元は同時に、ゲームのピーク同時接続プレイヤー数が2万5,000本到達時点の3,000人超から、7万5,000本到達時点では「ほぼ6,000人」まで伸びたことも公表しています。発売直後だけでなく、その後も新規プレイヤーが増え続けていることがうかがえる数字です。
開発を手がけるAberrant Labsは、公式アナウンスの中で自らを「2人だけの小さなチーム」と紹介しています。少人数体制のインディースタジオが、発売から5日間でこれだけの販売本数と同時接続数を記録した点は、資金力の大きさだけでは説明しづらい結果です。なお、国別の販売比率やウィッシュリスト登録数、具体的な売上金額は公式から公表されておらず、どの地域や施策がとくに販売を後押ししたかまでは、現時点の公開情報からは判断できません。
概要『Pathogenic』基本情報まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイトル | Pathogenic |
| 開発 | Aberrant Labs |
| パブリッシング | Slug Disco |
| 発売日 | 2026年7月16日 |
| 価格 | 1,200円(本稿執筆時点で20%オフの960円) |
| 対応プラットフォーム | Windows・Mac(Apple M1以降/Intel Core M)・SteamOS/Linux |
| 対応言語 | 日本語を含む12言語(テキスト表示) |
| ジャンル | Steamジャンル表記はアクション・インディー・RPG・シミュレーション(ストア説明文では「2Dローグライク・ツインスティックシューティング」) |
| 実績数 | 41種類 |
| 追加コンテンツ | Pathogenic – Artbook & Soundtrack(OST・アートブックのサポーターパック) |
設定人体に侵入する「病原体」を操作するツインスティックSTG
本作でプレイヤーが操作するのは、人間を守るヒーローではなく、宿主の体内へ侵入する一匹の寄生体です。マクロファージやT細胞といった基本的な免疫細胞から、条虫や原生動物などの競合する寄生生物まで、多様な敵と戦いながら人体の奥深くへ進んでいきます。臓器の奥には手強いボスも待ち構えています。
ジャンルとしては、Steam公式ストアページで一貫して「2Dローグライク・ツインスティックシューティングゲーム」と説明されています。敵を自動的に攻撃し続けるタイプの作品とは異なり、照準を合わせて自分で発砲する操作が基本です。取得したオルガネラの数が増えるほど攻撃が強力になっていく成長の爽快感は、放置系寄りの高難度ローグライクに近い部分もありますが、操作の主体はあくまでプレイヤー自身にあります。
Steamのタグには「Bullet Heaven」も含まれていますが、公式の紹介文自体は一貫してツインスティックシューティングとしています。取得したオルガネラを組み合わせて攻撃を強化していく過程はSurvivors系の成長曲線に近い快感がありますが、照準や発砲をプレイヤーが能動的に操作する点は明確に異なります。
ビルドオルガネラを移植して病原体を進化させる
本作最大の特徴は、倒した細胞から奪った「オルガネラ(細胞小器官)」を自分の体へ移植し、独自の病原体を作り上げていく仕組みです。単に強力な武器を拾うだけでなく、体そのものの構造を組み替えてビルドを構築していきます。
探索皮膚から心臓まで、6つの臓器を巡るランダム生成マップ
プレイヤーが探索する人体内部は、プロシージャル生成と手作業によるデザインを組み合わせて構築されています。開発元の公式アナウンスによれば、皮膚・腸・胃・肝臓・肺・心臓という6つの臓器を進んでいく構成で、臓器ごとに異なる環境が用意されており、プレイするたびにマップ構成が変化します。肺の枝分かれした気道、拍動する心臓の心室といった描写はSteam公式ストアページでも紹介されており、脳の神経網に関する記述も見られますが、脳が隠し要素として別枠になっている可能性もあり、開発元による明確な位置づけは確認できていません。
細胞や敵、投射物にはソフトボディ物理演算が取り入れられており、柔らかな細胞が揺れたり変形したりする有機的な動きも特徴のひとつです。病原体や人体という題材を扱いながらも、写実的な医療表現を追求するのではなく、色鮮やかで視認性の高い画面づくりに落とし込まれています。
画面スクリーンショットで見る細胞レベルの戦い
Steam公式ストアページに掲載されているスクリーンショットから、戦闘や編集画面の雰囲気を確認できます。




評価Steamレビューは1,400件超で95%が好評
販売本数だけでなく、購入者からの評価も高い水準を保っています。本稿執筆時点(2026年7月22日)でSteamのユーザーレビューは1,412件寄せられており、内訳は好評1,343件・不評69件。好評率は約95%で、評価区分は最上位の「圧倒的に好評」です。
開発元がSteam公式アナウンスの中で明かした数字によると、7万5,000本に到達した時点でもレビュー件数は1,000件を超え、好評率95%を維持していました。発売直後の勢いだけでなく、時間が経ってからも評価が大きく崩れていない点は重要です。
Aberrant Labsは発売後も、コミュニティの報告をもとにほぼ毎日パッチを重ねています。発売翌日の時点で公開された更新履歴には、新しいステージの部屋の追加、文字サイズ設定の追加、フレームレート上限の選択肢追加、グラフィックとフィジックス設定の保存方式の見直しなど、細かな改善が並んでいます。こうした反応の早さも、初動の評価を高い水準で保てた一因とみられます。
一方で、すべてのビルドやオルガネラの組み合わせが同じように強いわけではないという声もあり、開発元自身も発売後の更新でバランス調整を継続しています。高評価ではあるものの、今後もアップデートを追いかける必要があるタイトルだといえそうです。
対応機能Steam Deck正式対応、協力プレイも充実
7万5,000本突破の発表と同時に、本作がSteam Deckの互換性審査で最上位の「確認済み(Verified)」評価を獲得したことも明らかになりました。コントローラー操作、UIの視認性、既定設定でのパフォーマンスなど、審査項目のすべてをクリアしています。
動作環境最低要件は控えめ、推奨環境は非公開
| 項目 | 最低動作環境(Windows) |
|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) |
| CPU | Core i5-6500 / Ryzen 3 1200相当 |
| メモリ | 8GB |
| GPU | GeForce GTX 1050 / Radeon RX 560 |
| DirectX | バージョン12 |
| ストレージ | 2GB |
※Steam公式ストアページの動作環境欄にもとづきます(本記事執筆時点)。推奨動作環境は「64ビットのプロセッサとOSが必要」という注記のみで、具体的なスペックは公式に明記されていません。
最低ラインはGeForce GTX 1050やRadeon RX 560といった、2016年前後のエントリークラスGPUで足りる水準です。メモリも8GBあれば動作し、必要ストレージ容量も2GBと小さいため、ハイエンドなゲーミングPCを新調しなくても遊びやすい部類に入ります。Mac版はApple M1以降、またはIntel Core M搭載機とmacOS 12以降が必要で、SteamOS/Linux版もWindows版とほぼ同等のCPU・GPUで動作すると案内されています。
まとめまとめ|少人数開発の独自コンセプトが初動を押し上げた
『Pathogenic』は、病原体として人体に侵入し、免疫細胞と戦いながらオルガネラを移植して自分の体を作り替えていくローグライク・ツインスティックシューティングです。倒した相手の器官を奪って組み替えるビルド構築の仕組みが、数多く存在するローグライク作品の中でも独自の立ち位置を作っています。
Aberrant Labsという2人だけの開発チームが手がけた本作は、発売から24時間以内に2万5,000本、5日間で7万5,000本を売り上げ、ピーク同時接続プレイヤー数もほぼ6,000人まで伸びました。Steamのユーザーレビューは本稿執筆時点で1,400件を超え、95%が好評という「圧倒的に好評」の評価区分を維持しています。人体内部という題材の分かりやすさと、発売後もほぼ毎日続くアップデート対応の早さが、初動の評価と口コミの広がりを支えたとみられます。
価格は1,200円で、本稿執筆時点では20%オフの960円で購入できます(Steam公式ストアページの表示では7月30日にセール終了予定のため、購入前に最新の表示価格を確認することをおすすめします)。最低動作環境も控えめで、Steam Deckでの携帯プレイにも正式対応しているため、ローグライクや弾幕系シューティングが好きな人はもちろん、変わった題材のインディー作品を探している人にも試しやすい一本です。
出典:Steam公式ストアページ「Pathogenic」、Steam公式アナウンス「Pathogenic is Going (Medically) Viral! 25,000 COPIES SOLD!」、「SICK NEWS: 75k Copies, Overwhelmingly Positive, and Steam Deck Verified!」、Steamコミュニティ(開発:Aberrant Labs、パブリッシング:Slug Disco)。販売本数・同時接続プレイヤー数・開発体制・アップデート内容は開発元による公式発表にもとづきます。価格・レビュー件数・好評率・Steam Deck対応状況は本稿執筆時点(2026年7月22日)の実測値です。



