Unreal Engine版『マビノギ』9月に初公開テスト|MABINOGI ETERNITY PROJECTの内容まとめ
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「MABINOGI ETERNITY PROJECT」アルファテストの内容を総まとめ
『マビノギ』の韓国運営元であるNEXON Koreaは、ゲームエンジンをUnreal Engineへ全面移行する大規模プロジェクト「MABINOGI ETERNITY PROJECT」の節目として、初の一般プレイヤー向けアルファテストを2026年9月3日から9月6日まで韓国で実施すると発表しました。テスターの募集は7月23日から8月12日23時59分まで受け付けられます。
『マビノギ』の韓国運営元であるNEXON Koreaは、PC向けMMORPG『マビノギ』のゲームエンジンをUnreal Engineへ移行する大規模プロジェクト「MABINOGI ETERNITY PROJECT」について、初の一般プレイヤー向けアルファテストを韓国で2026年9月3日から9月6日まで開催すると発表しました。
テスターの募集期間は2026年7月23日から8月12日23時59分までで、当選者は8月25日12時に発表される予定です。今回のテストでは、Unreal Engine上で再構築されたエリン(『マビノギ』の舞台となる世界)の序盤を実際にプレイでき、新キャラクターとともに新たな冒険を始める内容が用意されています。
20年以上サービスが続く『マビノギ』のエンジンを交換し、既存の魅力を継承しながらゲーム全体を再設計するという異例のプロジェクトが、いよいよ多数のプレイヤーによる検証段階へ進みます。
テスト概要「MABINOGI ETERNITY PROJECT」初の公開テストが9月に開催
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」のアルファテストは、韓国で2026年9月3日から9月6日までの4日間にわたって実施されます。
テスター募集は7月23日のメンテナンス終了後に開始され、8月12日23時59分に締め切られます。当選者の発表は8月25日12時です。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| アルファテスト期間 | 2026年9月3日〜9月6日(韓国) |
| テスター募集期間 | 2026年7月23日〜8月12日23時59分 |
| 当選者発表 | 2026年8月25日12時 |
これまでもイベント会場などで一部プレイヤーを招いた試遊や戦闘テストは行われていましたが、開発チームによると、今回が「MABINOGI ETERNITY」初の公開テストです。
韓国版の募集ページでは、アルファテスト限定タイトルやNEXONキャッシュ(ゲーム内で使用できる有償ポイント)を獲得できる特別ミッション「エリンの記録」も案内されています。ミッションの詳しい内容はテスト開始後に公開される予定です。
現時点で発表されているのは韓国版のテストであり、日本版『マビノギ』のプレイヤーが参加できるテストについては案内されていません。日本でのテスト日程や応募方法が決定したわけではない点には注意が必要です。
出典:マビノギ公式(韓国版)「MABINOGI ETERNITY PROJECT」アルファテスト募集ページ
体験内容アルファテストではエタニティ版の序盤をプレイ可能
今回のアルファテストでは、これまで公開されてきた戦闘デモだけでなく、「MABINOGI ETERNITY」独自の序盤プレイを体験できます。開発チームによると、プレイヤーはエタニティで新たに登場するキャラクターとともに、エリンでの冒険を開始します。
そのためエタニティ版の成否を判断するうえでは、グラフィックがどれほど美しくなったかだけでなく、従来の自由度や独特の空気感が新しい環境でも保たれているかが重要になります。今回のアルファテストは、その方向性を多数のプレイヤーが初めて確認する機会となりそうです。
操作性移動モーションや打撃感は試遊版から改善
開発チームは、過去のイベントで実施した試遊に参加したプレイヤーから、移動モーション、打撃感、基本操作、キャラクターの体型などに関する意見が寄せられたと説明しています。移動や戦闘の操作感については、2026年9月のアルファテストで改善された状態を公開する予定です。
エタニティ版では、現行版よりも快適な移動を実現するため、キャラクターの移動速度を大きく引き上げています。長期間にわたって運営されてきたMMORPGでは、広大になったフィールドや増え続けたコンテンツを快適に移動できることも重要です。
一方で、移動速度を上げるだけではアニメーションが不自然になったり、キャラクターが地面を滑っているように見えたりする可能性があります。そのため開発チームは、新しい移動速度に合わせて歩行や走行のアニメーションを調整しています。
キャラクターの頭身についても、現行版『マビノギ』の特徴を可能な限り残しながら、プレイヤーの好みに応じて頭部の大きさを調整できるよう改善を進めています。従来のデフォルメ感を残したキャラクターと、比較的頭身の高いキャラクターを作り分けられる方向性が示されています。
開発方針単なる高画質化ではなくゲーム全体を再設計
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」は、既存のグラフィックに高解像度テクスチャを追加するだけのアップデートではありません。日本版公式サイトでは、現行のゲームエンジンをUnreal Engineへ移行し、今後も『マビノギ』が成長、発展できるサービスへ生まれ変わらせるための大規模プロジェクトと説明されています。
これまでプレイヤーとともに作ってきた思い出をUnreal Engine上で表現するため、ゲーム内の素材やコンテンツを新たに制作していく方針です。開発期間も数年単位になることが明言されています。PCゲーム全体を見ても、ゲームエンジンの刷新は開発規模が大きくなりやすく、次世代のUnreal Engine 6ではマルチスレッド対応の強化が発表されるなど、エンジン側の技術進化も並行して進んでいます。
ミン・ギョンフン総括ディレクターは、20年以上運営されてきた3D MMORPGのエンジン交換について、「非現実的ともいえる挑戦だった」と振り返っています。新しいエンジン上に開発基盤を作り直し、膨大なコンテンツとリソースを再制作する必要があるためです。
既存の魅力を維持しながら現代的な作品へ進化させるため、実質的にゲーム全体を再設計する作業になっていると説明されています。新作として別のゲームを開発するのではなく、現在運営されている『マビノギ』の歴史やプレイヤーの思い出を継承しながら基盤を作り替える点が、本プロジェクトの最大の特徴です。
出典:マビノギ公式(日本版)「ETERNITY PROJECT NEWS」
開発目標目標は「持続可能で永続的なエリン」
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」が掲げる開発方針は、既存の『マビノギ』を適切に継承し、持続可能で永続的なエリンの世界を新たに作り出すことです。
ここでいう「持続可能」は、ゲームの世界観を長く残すという意味だけではありません。古いゲームエンジンや開発環境が抱える制約を解消し、今後も新しいコンテンツや機能を追加しやすい基盤を整えることも含まれています。
長期運営型のPCゲームでは、サービス開始時には想定されていなかった高解像度ディスプレイ、新しい入力環境、現代的なレンダリング技術、セキュリティ要件、サーバー構成などへの対応が必要になります。長期運営を続けるMMORPGが直面しがちな構造的な課題は、『マビノギ』に限らず業界全体で指摘されている論点です。
しかし、古い基盤に新機能を追加し続けると、修正による影響範囲が拡大し、開発や保守が難しくなることがあります。「MABINOGI ETERNITY PROJECT」は、その根本部分を新しく作り直すことで、『マビノギ』をさらに長く運営できる状態へ移行する取り組みと考えられます。
過去のテスト過去の戦闘テストではグラスギブネンを公開
開発チームは2026年1月、少人数のプレイヤーを招いて実施した戦闘テストの様子を公開していました。
テストでは、メインストーリー「G1 女神降臨」に登場する大型ボス「グラスギブネン」との戦闘を披露。攻略の基本的な流れは従来版から大きく変えず、自然で迫力のある動きや新しいギミックを加えることで、パーティーで連携する楽しさを強化しています。
エフェクトについても、現行版の雰囲気を残しながら華やかさと視認性を向上。参加者からは、敵の攻撃予兆が見やすくなったことや、グラフィックの進化、位置ずれの改善を含む操作感の向上などが評価されたと報告されています。
『マビノギ』らしさを保つという方針から、すべての戦闘を別物へ変更するのではなく、既存の攻略や思い出を尊重しながら演出と操作感を現代化していることが分かります。
注意点アルファテストは完成版ではない
開発チームは、9月に公開されるバージョンが完成段階ではないことも明言しています。
テスト中には調整不足の部分や不具合が見つかる可能性があり、プレイヤーには良かった点だけでなく、改善が必要だと感じた部分についても率直な意見を寄せてほしいと呼びかけています。
アルファテストという名称のとおり、今回の目的は完成した製品を宣伝することではなく、基本的なゲーム体験や方向性を確認することにあります。
特に注目したいのは、キャラクターの操作感、移動時のアニメーション、戦闘の反応、カメラ、UI、キャラクタークリエイト、序盤の導線、現行版との雰囲気の違いです。
グラフィックの刷新は映像だけでも確認できますが、長年プレイしてきたユーザーが感じる操作の間や手触りは、実際に遊ばなければ判断できません。多数のプレイヤーが参加する今回のテストでは、イベント会場の短時間試遊では見つけにくかった問題も明らかになるとみられます。
よくある疑問現行版のキャラクターやデータはどうなるのか
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」に関して、多くの既存プレイヤーが気になるのは、現在使用しているキャラクターや所持アイテム、育成状況がどうなるのかという点です。
プロジェクトは既存の『マビノギ』を継承し、今後もサービスを成長させるためのエンジン移行として進められています。そのため、完全に独立した新作MMORPGを立ち上げる計画とは位置付けが異なります。
ただし、今回の韓国向けアルファテストに関する公式発表では、正式移行時に引き継がれるデータの具体的な範囲や、アイテム、外見、進行状況をどのように変換するかまでは説明されていません。
現段階で「すべてのデータがそのまま移行される」と断定することはできません。長期間運営されてきたゲームだけに、膨大な装備、衣装、ペット、スキル、クエストなどをどのように再現するかが今後の重要な焦点になります。
日本版日本版のアルファテストは発表されていない
2026年7月26日時点では、9月のアルファテストは韓国版を対象としたものです。
日本版公式サイトにも「マビノギ エタニティプロジェクト」の特設ページは設置されており、Unreal Engineへの移行方針や過去の開発記録が日本語で公開されています。ただし、日本国内でのテスター募集、テスト開始日、日本版への実装時期は発表されていません。
韓国でのテスト後には、プレイヤーから寄せられた意見をもとに操作感やコンテンツの調整が行われると考えられます。日本版を含む海外サービスへの展開については、韓国での検証結果を踏まえた追加発表を待つ必要があります。
今後の展開正式移行日はまだ未定
今回のアルファテスト開催によってプロジェクトが大きく前進したことは確かですが、Unreal Engine版への正式な移行日は発表されていません。
開発チーム自身が、まだ完成段階ではなく調整すべき部分が多いと説明しています。テスト後に大規模な修正が必要になる可能性もあるため、9月のアルファテスト開催を正式サービス開始が近いという意味で捉えるのは早いでしょう。
一方で、2023年6月のプロジェクト発表から約3年を経て、一般プレイヤーが実際に序盤を体験できる状態まで開発が進んだことは重要です。これまでの開発映像や限定的な試遊から一段階進み、幅広い環境で動作やゲーム体験を検証するフェーズに入ります。
まとめ『マビノギ』の未来を左右する重要なテストに
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」は、単なるリマスターや高画質化ではなく、20年以上積み重ねてきた『マビノギ』を将来へ残すための基盤再構築です。既存の世界観や遊び方を維持するだけでは古さが残り、現代的なゲームへ作り替えすぎれば『マビノギ』らしさを失う可能性があります。その間でどのようなバランスを取るかが、プロジェクト最大の課題です。
2026年9月のアルファテストでは、Unreal Engineで再構築されたグラフィックだけでなく、移動、戦闘、キャラクター表現、序盤のゲーム体験が重点的に確認されることになります。韓国で寄せられる評価や改善要望は、その後の開発方針や日本版への展開にも影響を与える可能性があります。
正式移行日や日本向けテストについては未定ですが、長寿MMORPG『マビノギ』が次の時代へ進むための大きな一歩として、今回の公開テストに注目が集まりそうです。『マビノギ』以外にも気になるMMORPGを探している場合は、国内でプレイできるおすすめMMORPGをまとめた記事もあわせてご覧ください。
「MABINOGI ETERNITY PROJECT」は、『マビノギ』のゲームエンジンをUnreal Engineへ移行する大規模プロジェクトです。初の公開アルファテストは韓国で2026年9月3日から9月6日まで実施され、テスター募集は7月23日から8月12日23時59分まで、当選者発表は8月25日12時の予定です。
今回のテストでは、Unreal Engine上で再構築されたエリンの序盤プレイ、改善された移動・戦闘の操作感、キャラクター体型の調整機能などが確認できます。ただし、これは完成版ではなく、日本版のテストや正式移行日についても現時点で発表されていません。
既存の『マビノギ』を継承しながらゲーム全体を再設計するという、20年以上運営されてきたMMORPGとしては異例の取り組みです。韓国での検証結果を踏まえた今後の発表に注目です。



