秋葉原GPU入手難2026|購入制限は全グレードへ、10月の最安値と「今買えるGPU」【10月6日更新】
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3月比でRTX 5060 Ti 16GBは約+5万円、RX 9070 XTは約+4.4万円
秋葉原のPC専門店でGPUの購入制限が始まったのは2026年1月で、3月21日にはツクモeXの展示ケースの約半分がカーテンで覆われていると海外メディアが伝えました。当時は「16GB以上のVRAMを積んだGPUは1人1枚まで」という限定的な制限でした。
その後の半年で、制限は対象を問わない「お一人様1点限り」に広がり、価格はRTX 5060 8GBからRTX 5070 Tiまで調べた7機種すべてで3月より上がりました。10月6日の最安値は、RTX 5060 Ti 16GBが¥129,800、RX 9070 XTが¥138,800、RTX 5060 8GBが¥64,790です。
1枚だけ買う人にとって、1人1点の制限そのものは大きな障害ではありません。問題は、安い在庫が売れるたびに最安値が切り上がっていくことです。1080pで遊ぶなら8GB帯かRX 9060 XT 16GB、1440p以上ならRX 9070系が現実的で、NVIDIAの16GB帯は割高です。
目次
要点3月から10月で変わったこと
2026年8月1日の店頭取材報道では、パソコンSHOPアークやTSUKUMO eX.で対象モデルを絞らない1人1点の制限が確認されました。10月6日の国内最安値は、調べた7機種すべてが3月の水準を上回っています。最新の値上げの全体像はGPU価格の最新記事にまとめています。
3月時点では「制限外」とされていたRTX 5060 8GB・RTX 5060 Ti 8GB・RTX 5070も、店舗によっては制限の対象です。購入前に各店の在庫情報ページで確認してください。
経緯購入制限はどう広がったか
2026年1月から、秋葉原の主要PCパーツ専門店でGPUの購入制限が相次ぎました。
| 店舗 | 3月時点の制限 | 店頭の状況 |
|---|---|---|
| ツクモeX | RTX 5060 Ti 16GB以上・RX 9000シリーズ全般が1人1枚 | 店舗スタッフは「次の入荷がいつになるか、入荷できるかどうかさえわからない」とコメント。展示ケースの約半分がカーテンで覆われていた |
| ドスパラ秋葉原本店 | 購入制限を店頭に掲示。対象はツクモeXと概ね同様 | 入荷するとすぐ売り切れ、在庫があるときに買うしかない状態 |
| パソコンSHOPアーク | 全GPUモデルが対象(2025年後半から継続) | ほかの2店より制限の開始が早く、幅広いモデルで維持されていた |
※3月時点の店舗コメントは、現地を取材した海外メディアの報道にもとづきます。ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店では、当時は購入制限が確認されていませんでした。
この「16GB以上が対象」という線引きは、8月までに崩れました。2026年8月1日の店頭取材報道では、パソコンSHOPアークやTSUKUMO eX.などで、全メーカー・全グレードのグラフィックスカードに「お一人様1点限り」の制限がかかっていると伝えられています。ショップ関係者からは「最終的には全グレードで2〜3割値上がりする」という見通しも出ており、実際に10月6日の最安値は3月より上がっています。
価格3月と10月6日の国内価格を比べる
最安値は在庫が少数の出品で決まることが多いため、10月6日の値は最安と中央値の両方で見るのが安全です。中央値のほうが、安い在庫が売り切れたあとの実勢に近くなります。
| GPU | 3月の最安水準 | 10月6日の最安 | 10月6日の中央値 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 Ti 16GB | ¥80,000〜 | ¥129,800(+¥49,800) | ¥139,800 |
| RTX 5070 Ti | ¥141,980〜 | ¥209,800(+¥67,820) | ¥216,800 |
| RTX 5070 | ¥110,000〜 | ¥144,800(+¥34,800) | ¥152,716 |
| RX 9070 XT | ¥95,000〜 | ¥138,800(+¥43,800) | ¥154,980 |
| RX 9060 XT 16GB | ¥71,000〜 | ¥84,980(+¥13,980) | ¥92,801 |
| RTX 5060 Ti 8GB | ¥58,800〜 | ¥72,800(+¥14,000) | ¥82,829 |
| RTX 5060 8GB | ¥55,800〜 | ¥64,790(+¥8,990) | ¥75,800 |
※3月の水準は初版掲載時の最安値。10月の値は2026年10月6日取得の国内の価格比較データで、型番ごとの最安・中央値(税込・変動あり)。
注目したいのは、3月に「1月の¥140,000から急落」と書いたRX 9070 XTが、¥138,800まで1月の水準に戻っている点です。上げ幅の絶対額はRTX 5070 Tiが最大で、次にRTX 5060 Ti 16GBが続きます。上昇率で見ると、RTX 5060 8GBは約16%、RTX 5060 Ti 16GBは3月の下限比で約62%と、VRAM容量が大きいモデルほど上がり方が大きくなっています。
NVIDIAの16GB帯とAMDの価格差も開いています。RTX 5060 Ti 16GBの最安¥129,800に対し、同じ16GBのRX 9060 XT 16GBは¥84,980で、約4.5万円の差があります。RTX 5070(¥144,800)とRX 9070 XT(¥138,800)も、最安値ではRX 9070 XTのほうが約6,000円安くなりました。
原因なぜ下がらないのか|供給側で起きていること
背景にあるのは、AIデータセンター向けの需要でGDDR7などのメモリが不足している構造的な問題で、夏以降はそこに価格の引き上げが重なりました。
中国の代理店から小売店への卸価格では、4月下旬の下げ止まりから9月21日までに、RTX 5070が約46%、RTX 5060 Ti 16GBが約43%上昇しています。この数字は中国のサプライチェーン筋の情報で、日本向けの正式な価格発表ではありません。詳しくはGPU価格の最新記事で追っています。
ASUSRTX 5070 Ti「生産終了」騒動の結末
2026年初頭、海外のPCハードウェア系メディアがASUSの情報として「RTX 5070 TiはEOLになり、RTX 5060 Ti 16GBも続く」と報じ、業界が揺れました。ASUSはすぐに公式声明で否定しています。
一部のメディアはASUS PR担当者から不完全な情報を受け取った可能性がある。RTX 5070 TiとRTX 5060 Ti 16GBは生産終了・EOL指定されていない。販売を停止する予定もない。ただし、メモリ供給の制約が生産量と再入荷に影響していることは事実である。
「生産終了ではないが、メモリ供給の制約で作れていない」というのが実態でした。10月6日時点でRTX 5070 Tiは国内で流通していますが、最安値は¥209,800まで上がっています。ゲーマーにとって重要なのは生産終了かどうかより、いくらで、いつ買えるかです。
買い方今買えるGPUはどれか|予算と解像度別の目安
目安の価格は10月6日の最安値です。店舗ごとの制限や在庫は日々変わるため、購入前に各店の在庫情報を確認してください。
- GPUが故障した、または遊びたいゲームが動かない
- 1080p中心で、RTX 5060 8GBかRX 9060 XTで足りる
- 在庫のあるうちに、予算内の1枚を確保したい
- 今のGPUで遊びたいゲームが動いている
- NVIDIAの16GB帯(RTX 5060 Ti 16GB以上)を狙っている
- 価格が下がる見込みを根拠に先延ばしにしている
見通し3月の予測は当たったのか
| 時期・項目 | 3月の見通し | 10月6日時点 |
|---|---|---|
| 2026年前半 | Micronは「不足は2026年以降も続く」とコメント。大幅な改善は期待できない | そのとおりになった。春の一時的な下落のあと、7月末から再び上昇 |
| 2026年Q3 | アナリストは価格が約14%低下すると予測。ただし「やや入手しやすくなる程度」 | 低下していない。調べた7機種はすべて3月より高い |
| RTX 50 Super | Q3以降の予定だが延期リスクあり | 確認できた範囲では、公式の発売発表はなく、国内の価格データにもSuper型番は出ていない |
| 2027年〜 | 設備投資が反映されるまで1〜2年。2027年後半の正常化シナリオは不確実 | 見方は変わらない。メモリ供給元の動きは9月に入ってもGPU向けの改善材料になっていない |
※RTX 50 Superの「公式発表なし」は、2026年10月6日時点でNVIDIAの発表を確認できた範囲での記載です。
見通しを一言でまとめると、「待てば下がる」とは言いにくい状況です。価格が動くとすれば、メモリの供給側ではなく、安い在庫が売り切れたあとの補充価格の動きになります。最新の動向はGPU価格の最新記事で追っています。
おすすめ制限の影響を受けにくい価格帯の2枚
NVIDIAの16GB帯が割高になった今は、1080p中心なら8GBのRTX 5060、16GBが欲しいならRX 9060 XT 16GBが、予算に対する性能で選びやすい2枚です。
まとめまとめ|購入制限は広がり、価格は3月より高い
秋葉原の購入制限は、3月の「16GB以上」から全グレードへ広がりました。10月6日の国内最安値は、調べた7機種すべてが3月を上回り、特にNVIDIAの16GB帯とRX 9070 XTで上げ幅が大きくなっています。1枚だけ買う人にとっての課題は、制限そのものより、安い在庫が売れるたびに価格が切り上がることです。
いま買うなら、1080pはRTX 5060 8GB(¥64,790〜)、16GBが欲しいならRX 9060 XT 16GB(¥84,980〜)、1440p以上ならRX 9070 XT(¥138,800〜)が目安です。今のGPUで遊べているなら、NVIDIAの16GB帯と5070 Tiは無理に追わず、価格の動きを見てから決めても遅くありません。
参考:「GPU crisis hits Japan as RTX 5060 Ti and up are in short supply」/「Some Japanese shops start rationing GPUs」/「PC Partner warns of rising GPU prices and budget card shortages」/「RTX 50 series prices jump up to 30 percent in South Korea」/「AMD reportedly raises GPU GDDR kit prices by 10%」/「Micron 2 GB GDDR7 Memory Chips Reach End Of Life」(2026年9月22日)
価格は2026年10月6日取得の国内の価格比較データ(最安値・中央値)。






