宇宙艦隊戦と地上FPSが融合する『Angels Fall First』正式リリース。約10年の早期アクセスを経た大規模SF戦争ゲーム
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開発期間10年、Steam全期間レビュー3,972件中82%が「非常に好評」
出典:Steamストア公式ページ(Angels Fall First)・Steam Communityアナウンス(開発・パブリッシャー:Strangely Interactive Ltd)。動作環境は本記事公開時点(2026年7月20日)の表記にもとづきます。価格・セール状況・レビュー件数・パッチ状況は2026年8月10日、Steam公式APIおよびアナウンスで再確認のうえ更新しました。
10年近く早期アクセスが続いたタイトルが正式版に移行するとき、「本当に完成したのか」「結局何が変わったのか」を見極めるのは簡単ではありません。特に宇宙戦と地上戦の両方を高い自由度で描こうとするタイトルは作り込みの範囲が広いぶん、正式版というラベルだけでは実態がつかみにくくなりがちです。
Strangely Interactive Ltdが手がける『Angels Fall First』は、2015年10月のSteam早期アクセス開始から約10年を経て、2026年7月11日に正式版バージョン1.0をリリースしました。歩兵戦・地上車両・宇宙戦闘機の操縦から、内部を歩き回れる大型戦艦の指揮、敵艦への乗り込みと制圧までを一つの戦場でつなぐ、一人称視点の組み合わせ兵科SF戦争ゲームです。
この記事では、Steam公式ストアページとSteam Communityのアナウンスにもとづいて、正式版で追加された新ミッションや武器、開発陣が公開当日に語った率直なコメント、リリース直後に発生したDX11レンダラーを巡るトラブルと対応、そして最新のレビュー傾向や動作環境まで、購入前に押さえておきたいポイントを整理します。
Strangely Interactive Ltdが開発・パブリッシングする『Angels Fall First』が、2026年7月11日に正式版バージョン1.0をリリースしました。2015年10月のSteam早期アクセス開始から約10年を経ての正式版移行です。新ミッション「Darsalaam」(Incursion/Territoriesの2モード)、近接武器のメック・フレイマー、4部構成のチュートリアル、103個の実績システムなどが追加されました。価格は据え置きの1,780円で、正式リリース記念の10日間限定10%オフセールは終了しています。Steamの全期間レビューは本稿更新時点(2026年8月10日)で3,972件中82%が好評の「非常に好評」です。日本語には対応していません。
目次
基本情報タイトル・価格・対応言語
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Angels Fall First |
| ジャンル | 一人称視点SF戦争ゲーム(組み合わせ兵科/Combined-Arms Sci-Fi Wargame) |
| 開発・パブリッシャー | Strangely Interactive Ltd |
| 早期アクセス開始 | 2015年10月 |
| 正式リリース(v1.0) | 2026年7月11日 |
| 価格 | 1,780円(正式リリース記念10%オフセールは終了、本稿更新時点は通常価格) |
| プレイ人数 | 最大64人(プレイヤー+Bot)、フルBot対応でオフラインも同一シナリオを再現 |
| 対応言語 | 英語のみ(日本語非対応) |
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沿革2005年のModから10年の早期アクセスを経て正式版へ
正式版までの歩みは、実は2015年の早期アクセス開始よりもさらに前から始まっています。ここまでの主要な節目を振り返ります。
出典:Steam Communityアナウンス「Angels Fall First 1.0!」・同「Update 30, The Final Early Access One」
新要素正式版で追加されたDarsalaamと新武器・実績システム
正式リリースにあわせて追加された新要素を4つに分けて紹介します。
出典:Steam Communityアナウンス「Angels Fall First 1.0!」・同「Pre-release Tutorial Testing」・Steam実績ページ(Angels Fall First)
課題DX11レンダラーの巻き戻しと開発陣の率直なコメント
正式版リリースを告知した投稿で、開発元は「完璧に磨き上げられてバグひとつない状態か。いいえ。この先数日でいくつものホットフィックスを出して火消しに追われることになる。おそらく」(原文:Is it perfectly polished and bug-free? Nope! Are we going to have to make a good few hotfixes to put the fires out in the coming days? Probably!)と、正式版であっても完成度に過度な期待を持たないよう率直に伝えていました。この言葉どおり、リリース直後から実際にいくつかの見直しが行われています。
中でも変化が大きかったのがDX11レンダラーの扱いです。正式版に先駆けたUpdate 30では、動作がやや軽く高精細なMSAAも使えるDX11レンダラーが標準設定として初めて出荷されました。しかし7月11日の正式リリース後、開発元は7月14日の投稿で「土壇場でDX11を標準にする変更を巻き戻し、起動時にDX9かDX11かをまた選べるようにした」と説明しています。社内テストで把握していたよりもはるかに多くのプレイヤーからUI表示の不具合報告が寄せられたためで、開発元は「リリース後にあらためてレンダラーと向き合うつもりだ」ともコメントしています。
このほか、Steam公式のサーバーブラウザ機能がサーバーのプレイヤー人数を表示しない不具合、まれに発生するクライアント側のクラッシュが2件程度、さらに稀な無音状態になる不具合、一部環境でのパフォーマンス低下も開発元自身が把握して調査中と明言しています。ゲーム内蔵のサーバーブラウザやDiscordのサーバー一覧は問題なく機能するため、当面はそちらの利用が推奨されています。
実際に7月17日には最初のホットフィックス「1.0 Hotfix #1」が配信されました。近接武器Sonic Knifeの斬撃攻撃速度を約22%、ダメージを約25%引き下げる一方、溜め攻撃のダメージは引き上げるナーフ、他の重火器より30〜40%長かった距離減衰対策としてGU-34ガウスライフルの有効射程とダメージを引き上げるバフ、SGZ Special 4ゲージショットガンのリロード時間短縮、そしてガンシップのシールド回復速度低下、車両シールドが破壊されてから最低3秒間は回復しなくなる調整など、コミュニティから寄せられた声に応える内容でした。サーバーブラウザの応答性最適化やチャット・サーバー名への不適切語フィルターも同時に実装されています。
開発元によれば、公開直後は想定を超えるプレイヤーが押し寄せたことでサーバーのネットワーク処理がCPUに負荷をかけ、一部サーバーの上限を本来の64人から32人に絞って運用していたとのことです。ボトルネックの特定は完了しており、今後数週間かけて64人までの本来の上限に戻していく方針が示されています。
出典:Steam Communityアナウンス「The Morning After」・同「1.0 Hotfix #1」
評価Steamレビューは全期間「非常に好評」82%
本稿更新時点(2026年8月10日)でのSteamレビューの状況を確認します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全期間レビュー | 3,972件中82%が好評「非常に好評」 |
10年近い早期アクセス期間を経て評価を積み重ねてきたタイトルらしく、正式リリースから1カ月近くが経った本稿更新時点でも大きなブレなく「非常に好評」の水準を維持しています。正式リリース直後は前述のサーバー負荷やDX11の不具合報告が相次いだものの、評価そのものを大きく崩すには至っていません。
- 宇宙戦・地上戦・艦内戦闘を1つの戦場でつなぐ組み合わせ兵科デザイン
- 最大64人・フルBot対応でオフラインでも同じシナリオを遊べる懐の深さ
- 開発10年の蓄積を反映した装備・ロードアウトの奥行き
- 価格据え置きの1,780円で、10年の開発を経た大規模タイトルを手頃に入手できる
- DX11レンダラーのUI表示不具合を受けた標準設定の巻き戻し
- 正式リリース直後はサーバー上限が本来の64人から32人に制限されていた
- まれなクライアントクラッシュや無音になる不具合が調査中
- 日本語には対応していない
スペック最低動作環境は古めの基準、対応言語は英語のみ
PC版の動作環境について、Steam公式ストアページに掲載されている情報を整理します。最低動作環境はDirectX 9.0c・Nvidia GeForce 400シリーズ以降を前提にしたかなり古めの基準で、推奨環境もGeForce 600シリーズ以降・DirectX 11と比較的軽めです。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 7以降 | Windows 7以降 |
| CPU | デュアルコア2GHz | クアッドコア2.8GHz |
| メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM |
| GPU | Nvidia GeForce 400シリーズ以降 | Nvidia GeForce 600シリーズ以降 |
| DirectX | Version 9.0c | Version 11 |
| ストレージ | 10GBの空き容量 | 10GBの空き容量 |
※Steam公式ストアページの記載にもとづきます(本稿確認時点)。
動作環境の基準が古めなのは、本作の開発が2015年の早期アクセス開始よりもさらに前から続いていることの表れでもあります。推奨環境の欄には「こだわりのサウンドカードがあれば尚良し」という遊び心のある注記もあり、開発元らしいカジュアルな文体は動作環境の表記にまで一貫しています。とはいえ艦隊戦や大人数のマルチプレイでは処理負荷が上がる場面もあるため、快適に遊ぶなら推奨環境以上のGPUを用意しておくと安心です。
| 言語項目 | 日本語対応 |
|---|---|
| インターフェース | 非対応(英語のみ) |
| フル音声 | 非対応(英語のみ) |
| 字幕 | 非対応(英語のみ) |
対応言語は英語のみで、艦橋での指揮コマンドやブリーフィングの理解にはある程度の英語力が必要です。テンポの速いボイスコマンドや戦況アナウンスも多いため、日本語非対応は購入前に押さえておきたいポイントです。
判断どんな人におすすめか
- 宇宙艦隊戦と地上FPSの両方をひとつのゲームで遊びたい人
- 大型戦艦の操縦や敵艦への乗り込み・制圧にロマンを感じる人
- 一人でもフルBot対応で全シナリオを試したい人
- 価格据え置きの1,780円で早期アクセス卒業直後のタイトルを試したい人
- 日本語対応が必須の人
- 正式リリース直後の不具合報告や調整をできるだけ避けたい人
- 派手なグラフィックや最新エンジンによるビジュアル面の作り込みを重視する人
- 複雑なコマンド・役割分担を覚える学習コストを避けたい人
FAQ『Angels Fall First』のよくある質問
まとめ10年の早期アクセスを経てSteamレビュー「非常に好評」で正式版へ
『Angels Fall First』は、Strangely Interactive Ltdが2015年10月のSteam早期アクセス開始から約10年をかけて作り上げた、一人称視点の組み合わせ兵科SF戦争ゲームです。宇宙戦闘機での空戦、内部を歩き回れる大型戦艦の操縦、敵艦への乗り込みと制圧、地上での歩兵戦・車両戦までを一つの戦場でつなぐ設計は、開発陣が長年望んでいた「『TIE Fighter』と『Battlefield』を融合させたゲーム」の到達点といえます。
正式版では新ミッション「Darsalaam」、新武器のメック・フレイマー、4部構成のチュートリアル、103個の実績システムが追加された一方、DX11レンダラーの標準設定は不具合報告を受けてすぐに巻き戻され、正式リリース直後もサーバー負荷やクラッシュ対応に追われました。開発元自身が「完璧に磨き上げられてバグひとつない状態ではない」と率直に認めたうえでのリリースです。
それでもSteamレビューは本稿更新時点(2026年8月10日)で全期間3,972件中82%が好評と、「非常に好評」の水準を保っています。価格は1,780円のまま据え置かれ、正式リリース記念の10%オフセールは終了しています。宇宙戦と地上戦を同時に味わえるタイトルを探している人、10年越しの完成をじっくり見届けたい人には注目の一本です。



