Lenovo Legion Tab(8.8″, 5)は前モデルからどう進化した?9000mAh・165Hz搭載で発売時価格との差を検証
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Snapdragon 8 Elite Gen 5・9000mAhバッテリー・前モデルの発売時価格より約1万円アップ
8.8型クラスのAndroidゲーミングタブレットは選択肢自体が少なく、前モデルからどこまで進化したのか、価格に見合う価値があるのか、購入前に確かめたい読者は多いはずです。
Lenovo Legion Tab(8.8″, 5)(型番ZAH20015JP)は、Snapdragon 8 Elite Gen 5・12GB LPDDR5T・9000mAhバッテリーを積んだLenovoの携帯ゲーミングタブレットです。前モデルのLegion Tab(8.8″, 3)からSoC・画面・バッテリーが大きく底上げされた一方、価格は発売時の109,780円から約1万円上がっています。
気になるのは「前モデルからどこまで進化したのか」「119,680円という価格は前モデルと比べてどれくらい上がったのか」「高負荷時の安定度は大丈夫なのか」ではないでしょうか。結論としては、Androidタイトルを高画質・高フレームレートで遊びたい人には価格に見合う1台で、予算重視の人には厳しい価格です。判断が分かれるのは価格差と高負荷時の安定度をどう受け止めるかです。
目次
実機仕様スペックと前モデルとの違いを整理する
まずは主要スペックを、前モデルのLegion Tab(8.8″, 3)と比較した表です。価格はLenovo公式サイトで2026年11月2日時点に確認した数値です。
| 項目 | Legion Tab(8.8″, 5) | Legion Tab(8.8″, 3) |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Gen 3 |
| ディスプレイ | 8.8型・3040×1904・最大165Hz | 8.8型・2560×1600・165Hz |
| バッテリー容量 | 9000mAh | 6550mAh |
| 参考価格 | 119,680円(2026年11月2日時点) | 109,780円(2025年1月の発売時) |
※前モデルの価格情報はLenovo公式ニュースを参考にしています。レノボオンラインでの発売時の販売価格(税込)です。その後の値下げ後の価格とは異なります。
SoC世代・ディスプレイ解像度・バッテリー容量に加えて、ストレージ規格もUFS 4.1 Proへと強化されています。他の主要スペックは、メモリが12GB LPDDR5T、ストレージが256GB UFS 4.1 Pro、型番がZAH20015JPです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ZAH20015JP |
| OS | Android |
| メモリ | 12GB LPDDR5T |
| ストレージ | 256GB UFS 4.1 Pro(microSDカード対応) |
| 本体サイズ・重量 | 約206.5×128.5×7.6mm・公称約360g |
| バッテリー・充電 | 9000mAh・最大68W急速充電・バイパス充電対応 |
| 無線 | Wi-Fi 7(6GHz帯利用可) |
| カメラ | リア5000万画素AF・フラッシュ付/フロント800万画素 |
※68W急速充電とバイパス充電への対応は、Lenovo公式サイトの製品ページの記載です。
追加検証ベンチマークスコアと実測輝度・バッテリー持続時間を確認する
ここまでの価格・スペックに加えて、負荷テストでの結果です。実機レビューの計測では、Geekbench 6.7のマルチコアが10744、3DMark Wild Life Extreme Unlimitedが7225でした。一方で高負荷を続けたときの安定度は前モデルより低く出ています。
| 項目 | 実測結果 |
|---|---|
| Geekbench 6.7 | シングルコア3521/マルチコア10744 |
| 3DMark Wild Life Unlimited | 27458 |
| 3DMark Wild Life Extreme Unlimited | 7225 |
| GFXBench Aztec Ruins Normal オンスクリーン | 301fps |
| ディスプレイ実測輝度 | 最大582cd/m²・平均560.3cd/m² |
| WLANテスト時のバッテリー持続 | 約22時間 |
出典:実機レビュー/Lenovo公式グローバルデータシート(TB323FU)。
実機レビューの3DMark Wild Life Extreme Stress Testでは、Legion Tab 5の安定度は76.4%でした。同じ表の前モデル(Legion Tab TB321FU、Snapdragon 8 Gen 3)は85.7%、RedMagic Astraは81.6%です。ピーク性能は上がっていても、高負荷を長時間続けるとフレームレートが落ちやすい傾向があります。
Lenovoのグローバルデータシート(型番TB323FU)のセンサー欄には「GPS」の記載がありますが、海外の実機レビューは「衛星測位なし」と書いています。どちらが実機の仕様かは確認できていないため、位置情報ゲームでの利用を前提に買うのは避け、必要なら購入前にLenovoへ問い合わせてください。
付加価値165Hz表示とAI Engine+など独自機能
処理性能以外にも、本機ならではの機能がいくつか搭載されています。
このほか、次のような機能・仕様にも対応しています。
- Dolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載しています
コスト検証前モデルとの価格差・重量・安定度は妥協できるか
前モデルのLegion Tab(8.8″, 3)の発売時の価格は、レノボオンラインで109,780円(税込、2025年1月8日発売)でした。これに対して新モデルはLenovo公式サイトで119,680円(税込・2026年11月2日時点)で、差は9,900円、約9%の上乗せです。
約1万円の上乗せで、SoCがSnapdragon 8 Gen 3からSnapdragon 8 Elite Gen 5へ、ディスプレイ解像度が2560×1600から3040×1904へ、バッテリー容量が6550mAhから9000mAhへ、ストレージ規格もUFS 4.1 Proへと、主要スペックがまとめて底上げされています。値上げ幅に対して、中身の進化は大きいといえます。ただし前モデルは値下げ後に安く買える時期もあり、その時期と比べると差は大きく開きます。
一方で見過ごせないのが重量です。バッテリー容量の拡大は駆動時間を伸ばす代わりに、本体重量を押し上げる要因になります。公称約360gは、前モデルの公称350gより10g増えています。差はわずかですが、手に持って長時間遊ぶ用途では重量を気にする人もいます。
結論買っていい人・注意したい人
- 原神のような負荷の高いAndroidタイトルを、165Hzの高精細画面で遊びたい人
- 165Hzの高リフレッシュレートや最大約480Hzのタッチサンプリングレートなど、操作性能を重視するプレイヤー
- 9000mAh・最大68W急速充電で、長時間の外出プレイをこなしたい人
- Wi-Fi 7の6GHz帯を活かした高速通信環境で使いたい人
- 12万円近い価格を許容しにくい予算重視の人
- 位置情報ゲームを外出先で遊びたい人(GPSの有無が資料で食い違い、Wi-Fiモデルのため別途ネット接続も必要)
比較REDMAGIC Astra 2との比較と代替機の選び方
同じSnapdragon 8 Elite Gen 5を積んだ他社のゲーミングタブレットでは、REDMAGICのAstra 2(9.06型)が直接の比較相手です。国内では日本公式代理店のFastlane Japanが販売しています。
| 項目 | Legion Tab(8.8″, 5) | REDMAGIC Astra 2 |
|---|---|---|
| 価格 | 119,680円(12GB/256GB) | 139,800円(12GB/256GB) |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| 画面サイズ | 8.8型 | 9.06型 |
| 重量 | 約360g | 363g |
| バッテリー・充電 | 9000mAh・最大68W | 8300mAh・最大75W |
※価格はいずれも2026年11月2日時点の税込価格です(Legion TabはLenovo公式サイト、Astra 2はREDMAGIC日本公式ストア)。Astra 2の重量はREDMAGICグローバル公式の仕様表の値です。
SoCと重量はほぼ同じで、違いは価格とバッテリーです。同じメモリ・ストレージ構成ならLegion Tabのほうが20,120円安く、バッテリー容量も700mAh多くなります。Astra 2は画面が一回り大きく、充電の最大出力が75Wと少し高いため、大きめの画面を優先したい人向けです。
手持ちのSteamライブラリのゲームをそのまま携帯機で遊びたい場合は、Windowsを搭載したハンドヘルドという選択肢もあります。ただしWindowsハンドヘルドは機種ごとに価格と入手性が大きく違うため、購入前に各ストアで確認してください。
本文で価格を確認したのはLenovo公式サイトのZAH20015JP(11万9,680円)ですが、Amazon.co.jpには限定モデルのZAH20128JP(グレイシャーホワイト)があります。Amazonの価格は公式サイトと異なる場合があり、時期によって上下します。Snapdragon 8 Elite Gen 5・メモリ12GB・ストレージ256GBという構成は同じで、型番とカラーが異なります。価格は変動するため、購入前にLenovo公式サイトと見比べて安いほうを選んでください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
総括12万円払う価値はあるか
Lenovo Legion Tab(8.8″, 5)は、Snapdragon 8 Elite Gen 5・9000mAhバッテリー・165Hzディスプレイという組み合わせを持つ、完成度の高いAndroidゲーミングタブレットです。165Hz駆動の3K画面や最大480Hzのタッチ応答など、操作面の仕様も充実しています。
一方で、前モデルの発売時価格から約1万円の上昇、約10gの重量増、高負荷時の安定度低下は、無視できないトレードオフです。Androidタイトルを高画質・高フレームレートで遊びたい人には価格に見合う1台ですが、予算を抑えたい人や、PCゲームをそのまま携帯機で遊びたい人は、前モデルの中古・型落ち品やWindowsハンドヘルドも含めて比較検討する価値があります。
Lenovo Legion Tab(8.8″, 5)は、強化されたスペックが示すとおり、Androidゲーミングタブレットとして高い完成度を持つ1台です。ただし前モデルの発売時価格より約1万円高い価格と約10gの重量増、高負荷時の安定度低下を踏まえたうえで、119,680円を払う価値があるかどうかを判断してください。






