Ryzen 7 9800X3D vs 9900X3D 徹底比較|約3万円高い9900X3Dはゲームで速いのか【2026年版】

(更新: 2026.10.5)
Ryzen 7 9800X3D vs 9900X3D 徹底比較|約3万円高い9900X3Dはゲームで速いのか【2026年版】

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

CPU / 2026-10
Ryzen 7 9800X3D vs 9900X3D
高い9900X3Dのほうが、ゲームでは約8%遅い
9800X3Dと9900X3Dは、3D V-Cacheを使えるコア数が違います。ゲーム専用なら9800X3D、配信や書き出しも同じPCでこなすなら9900X3D。差を数字で比べて、どちらを選ぶか決めます。
ゲーム平均fps:9800X3Dが約8%上マルチスレッド:9900X3Dが約36%上価格差は約3万円

9800X3Dと9900X3Dで迷っているなら、遊ぶのがゲームだけの人は9800X3Dを選んでください。9900X3Dは約3万円高いのに、RTX 5090を使った1080pの16タイトル平均で、9800X3Dより約8%低いfpsにとどまります。

理由はキャッシュの載り方です。9900X3Dの3D V-Cacheは12コアのうち片側の6コアにしか載っておらず、ゲーム中は事実上6コアのCPUとして動きます。8コアすべてがV-Cacheにつながる9800X3Dのほうが、ゲームでは有利になります。

9900X3Dを選ぶ意味があるのは、ゲームをしながらCPUでエンコードする、動画の書き出しやレンダリングを頻繁にするなど、12コアの力を日常的に使う人です。そこまでの使い方でなければ、差額はGPUやSSDに回したほうがPC全体の満足度は上がります。

目次

結論先に結論|ゲーム専用は9800X3D、作業兼用だけ9900X3D

✓
9800X3Dが向いている人
  • PCの用途の大半がゲームで、fpsをできるだけ伸ばしたい
  • 浮いた約3万円をGPUやSSDに回したい
  • 配信はNVENC(GPUのエンコーダー)で足りる
  • ゲームの割り当て設定など、細かいことを気にせず使いたい
i
9900X3Dが向いている人
  • ゲームしながらCPUで録画・エンコードする
  • 動画編集の書き出し、3Dレンダリング、ビルドが週に何度もある
  • ゲームのfpsが数%下がってもコア数を優先したい
  • 16コアの9950X3Dまでは予算を出せない
i
9850X3D・9950X3Dとの位置づけ

9850X3Dは9800X3Dと同じ8コアで、最大ブーストクロックが5.2GHzから5.6GHzに上がったモデルです。9950X3Dは16コア・TDP 170Wで、マルチスレッド性能は9900X3Dより上になります。ゲーム専用なら8コアの9800X3Dか9850X3D、ゲームと重い作業を両立するなら9950X3Dが本命で、9900X3Dはその中間に挟まれた立ち位置です。

スペックスペックを並べて比較

項目Ryzen 7 9800X3DRyzen 9 9900X3D
アーキテクチャZen 5Zen 5
コア / スレッド8コア / 16スレッド12コア / 24スレッド
ベースクロック4.7GHz4.4GHz
最大ブースト5.2GHz5.5GHz
L3キャッシュ96MB128MB
3D V-Cacheがつながるコア8コアすべて片側の6コアだけ
TDP120W120W
ソケットAM5AM5

※数値はAMD公式の製品ページによる。9900X3Dの128MBは、V-Cacheを載せた側のL3(96MB)と、載っていない側のL3(32MB)の合計です。

数字だけ見ると9900X3Dのほうがクロックもキャッシュも上ですが、ゲームが使えるのはV-Cacheのある側のコアです。128MBという数字は、ゲームが一つの塊として使えるキャッシュ量ではありません。TDPもソケットも同じなので、クーラーやマザーボードの選び方は共通です。

性能差ゲームと作業の性能差を数字で確認

測定Ryzen 7 9800X3DRyzen 9 9900X3D
ゲーム平均fps
1080p・16タイトル
100(基準)約92(約8%低い)
マルチスレッドのアプリ性能100(基準)約136(約36%高い)

※ゲームはRTX 5090 Founders Editionで1080p、16タイトルの幾何平均。アプリ性能は同誌のマルチスレッドの集計です。

ゲームの差は、GPUの負荷が軽く、CPUの差がそのまま出る条件で測った値です。解像度を上げたり、GPUの性能が低かったりすると差は縮まります。1440pや4Kで重いタイトルを遊ぶなら、9800X3Dと9900X3Dのfpsはほとんど同じになると考えてください。逆に、競技系のタイトルを1080pの高fpsで遊ぶ場合は、差が出やすい条件です。

!
9900X3Dのゲームfpsが伸びにくい理由

9900X3Dはゲームをなるべくキャッシュの大きい側のコアで動かすため、実質6コアで走ります。6コアで足りるタイトルでは9800X3Dに近い数字が出ますが、コア数を使うタイトルでは差が開きます。割り当てはAMDチップセットドライバーの3D V-Cache用の機能とWindowsのゲームバーが担当するため、9800X3Dにはない設定の手間が残る点も覚えておいてください。

i
PBOでfpsを稼ぐ期待は小さめに

9900X3DでPBOの自動オーバークロックを試した検証では、ゲームの伸びは1%未満でした。マルチスレッドの作業では効果が出るため、PBOは作業用途の底上げとして考えるのが現実的です。

作業性能12コアが効く場面と、9800X3Dで足りる場面

9900X3Dのコア数は9800X3Dの1.5倍です。コアを使い切る作業では、その差がそのまま時間の短縮につながります。

ゲームしながらCPUで録画・エンコードするゲームが使うコアと、エンコードが使うコアを分けやすくなります。ソフトウェアエンコードで高画質を狙う配信者は、9900X3Dの価値が出る使い方です。
動画編集の書き出し・3Dレンダリング・ビルド全コアを使う処理なので、書き出し時間は9900X3Dのほうが短くなります。週に何度もある人ほど、差額の回収が早くなります。
配信はNVENCで足りる、編集は月に数本GPUのエンコーダー(NVENC)を使う配信は、CPUのコア数にほとんど左右されません。この使い方なら9800X3Dで足りるので、差額は他のパーツに回せます。

差額約3万円の差額は、どこに使うのが得か

9800X3Dを選ぶと、9900X3Dとの差額で約3万円が浮きます。ゲームのfpsは、1080pでもCPU以上にGPUで決まる場面が多いため、差額の使い道は次の順で考えると失敗しにくくなります。

GPUをワンランク上げる1440p以上で遊ぶなら、CPUの差より、GPUの差のほうがfpsに表れます。予算がGPUの1段上に届くかを最初に確かめてください。
SSDの容量を増やす最近のゲームは1本で100GBを超えるものもあります。1TBから2TBに変えるだけで、入れ替えの手間が減ります。
CPUクーラーとマザーボードのランクを上げるTDP 120Wの同じCPUでも、冷却に余裕があるとクロックが安定します。240mmクラスの簡易水冷が目安です。

おすすめ用途に合うCPUと組み合わせパーツ

ゲーム専用なら9800X3D、作業も同じPCでこなすなら9900X3Dです。どちらもAM5なので、マザーボードとクーラーは共通で使えます。

AMD Ryzen 7 9800X3D(8コア/16スレッド・3D V-Cache 96MB・120W・AM5)
ゲーム専用ならこちらAMD Ryzen 7 9800X3D(8コア/16スレッド・3D V-Cache 96MB・120W・AM5)V-Cacheが8コアすべてにつながるため、ゲームではこの2つの中で最速です。配信をNVENCで済ませるなら、作業も十分こなせます。Amazonで価格を見る
AMD Ryzen 9 9900X3D(12コア/24スレッド・6+6非対称CCD・128MB L3・AM5)
ゲームと作業を両立する人向けAMD Ryzen 9 9900X3D(12コア/24スレッド・6+6非対称CCD・128MB L3・AM5)12コアのうち、ゲーム用にV-Cacheつきの6コアを使い、残りで裏の作業を回せる構成です。ゲームだけの人には割高になります。Amazonで価格を見る
ASUS TUF GAMING B850-PLUS WIFI AM5 ATX マザーボード
どちらのCPUにも合うマザーボードASUS TUF GAMING B850-PLUS WIFI(AM5・ATX)AM5のB850で、9800X3Dにも9900X3Dにも使える定番モデルです。Wi-Fi付きなので、追加の無線子機を買わずに済みます。Amazonで価格を見る
ARCTIC Liquid Freezer III 240 A-RGB 240mm 簡易水冷
TDP 120Wを静かに冷やすARCTIC Liquid Freezer III 240 A-RGB(240mm 簡易水冷・38mm厚)240mmの簡易水冷で、どちらのCPUも余裕を持って冷やせます。38mm厚のラジエーターで、騒音を抑えやすいモデルです。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

完成品PCパーツ選びが面倒なら、X3D搭載のゲーミングPCから選ぶ

自作の手間を省くなら、CPUを選んだうえでBTOの完成品を買う手もあります。ゲーム専用なら9800X3D搭載機、配信や書き出しも同じPCで回すなら9900X3D搭載機が候補です。

フロンティア FRXAB850W/A(Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT)
9800X3D搭載の定番構成フロンティア FRXAB850W/A(Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT)Ryzen 7 9800X3DにRadeon RX 9070 XTを組み合わせた、ゲーム専用向けの一台です。DDR5 32GB、SSD 1TBで、1440pまで高fpsを狙えます。424,800円税込・送料3,300円別/2026-10-04時点・変動ありフロンティア公式で詳細を見る
フロンティア FRCRMB650/CG2(Ryzen 9 9900X3D + GeForce RTX 5080 16GB / 32GB / 1TB SSD)
9900X3D搭載で作業も兼ねるフロンティア FRCRMB650/CG2(Ryzen 9 9900X3D + GeForce RTX 5080 16GB / 32GB / 1TB SSD)Ryzen 9 9900X3DとGeForce RTX 5080を積んだ、ゲームと作業を両立したい人向けの構成です。9900X3D搭載の完成品は数が少なく、受注生産です。599,800円税込・送料3,300円別/2026-09-13時点・変動ありフロンティアで詳細を見る

※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。

FAQよくある質問

9900X3Dのゲーム性能が9800X3Dより低いのはなぜですか?
V-Cacheが片側のCCDにしか載っておらず、ゲーム中は6コアで動くからです。9800X3Dは8コアすべてがV-Cacheにつながっています。クロックは9900X3Dのほうが高いものの、ゲームの平均ではコア数とキャッシュの載り方が効きます。
9850X3Dや9950X3Dを選ぶ意味はありますか?
ゲームの最後の数%を求めるなら9850X3D、ゲームと重い作業を両立するなら9950X3Dです。9850X3Dは8コアのまま最大ブーストが5.6GHzに上がり、9950X3Dは16コアでTDPが170Wになります。9900X3Dは、この2つの間で選ぶ理由が弱くなっています。
9900X3Dで、ゲームがV-Cacheのコアで動かないことはありますか?
割り当てが外れるタイトルは残る可能性があります。ゲームの割り当てはAMDチップセットドライバーとWindowsのゲームバーが担当します。fpsが想定より低いときは、ドライバーを更新し、ゲームバーがそのタイトルをゲームとして認識しているかを確認してください。
配信するなら、9800X3Dでは足りませんか?
NVENCで配信するなら足ります。エンコードはGPUの専用回路が担当するため、CPUのコア数はほとんど影響しません。CPUで高画質なソフトウェアエンコードを行うときだけ、9900X3Dのコア数が効いてきます。

まとめまとめ|ゲームだけなら9800X3D、12コアを使い切れるなら9900X3D

9900X3Dはゲームで9800X3Dより約8%遅く、価格は約3万円高い組み合わせです。ゲーム専用PCで9900X3Dを選ぶ理由はありません。9900X3Dが生きるのは、ゲームと同じPCでCPUエンコードや書き出しを日常的に回す人だけです。

結論

ゲーム中心なら9800X3Dを選び、浮いた約3万円をGPUとSSDに回してください。ゲームしながらの配信や書き出しが日常なら、9900X3Dがその役割を果たします。

出典:Tom’s Hardware 9900X3D レビュー(ゲーム性能)/同 レビュー(総合評価)/AMD Ryzen 7 9800X3D/AMD Ryzen 9 9900X3D/AMD Ryzen 7 9850X3D/AMD Ryzen 9 9950X3D

2026 BEST BUY — CPU 部門
AMD Ryzen 5 9600X(クーラー別売)
コスパ最強

Ryzen 5 9600X

Amazon
Intel Core Ultra 7 265K(20コア・LGA1851)
Intel 20コア

Core Ultra 7 265K

Amazon
AMD Ryzen 7 9800X3D(クーラー別売)
ゲーム最強

Ryzen 7 9800X3D

Amazon
AMD Ryzen 9 9950X3D(クーラー別売)
ゲーム+制作

Ryzen 9 9950X3D

Amazon
Amazon PICK UP — ゲーミングライフ
HYTE hololive English 3rd Concert -All for One- Desk Pad ライブ記念大型マウスパッド
ホロライブEN

HYTE ホロライブEN All for One

Amazon
ELDEN RING OFFICIAL ART BOOK Volume II 公式アートブック
エルデンリング画集

ELDEN RING 画集 II

Amazon
グッドスマイルアーツ上海 勝利の女神:NIKKE Hyper Body シンデレラ 塗装済み可動フィギュア
NIKKE 可動

NIKKE シンデレラ Hyper Body

Amazon
final VR3000 for Gaming 有線ゲーミングイヤホン バイノーラル3Dサラウンド
VR用イヤホン

final VR3000

Amazon
Valve Steam Deck OLED 512GB 携帯型ゲーミングPC
Steam Deck

Steam Deck OLED 512GB

Amazon
Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。