システムの割り込み(System interrupts)のCPU使用率が高い原因|ゲーム中の音飛び・カクつきの確認順

システムの割り込み(System interrupts)のCPU使用率が高い原因|ゲーム中の音飛び・カクつきの確認順

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WINDOWS 11 / CPU・音飛びの切り分け
システムの割り込みのCPU使用率が高いとき
終了せず、機器の接続前後と症状の時刻を比較する
System interruptsの上昇だけでCPU不足や故障は決まりません。一瞬の上昇か、操作していない間も続く負荷かを分け、USB・音声・通信を1項目ずつ比較します。
強制終了しない接続条件を記録負荷と遅延を区別

ゲーム中の音飛びやカクつきを調べてタスクマネージャーを開くと、「システムの割り込み(System interrupts)」がCPUを使っていることがあります。見慣れない名前でも、一般アプリのように終了して軽くする対象ではありません。

先に確認するのは、負荷が続く時間と、症状が出る時刻です。起動時や機器を接続した瞬間の上昇と、アイドル中にも続く上昇を分けます。外付け機器・音声の出力先・ネットワークの接続条件を1つだけ変えた比較が、原因候補を絞る手掛かりになります。

CPU使用率の表示と、ドライバー処理が他の処理を待たせる時間は別の指標です。「何%を超えたら故障」とは判断できません。音飛びが続くのに使用率が低い場合も、必要に応じてDPC/ISRの記録へ進めます。

目次

正体System・System Idle Processとの違い

ハードウェアがCPUに処理を求める仕組みが割り込みです。割り込みを受けるISR(割り込みサービスルーチン)と、処理の一部を後へ回すDPC(遅延プロシージャ呼び出し)が長く動くと、そのCPUでゲームや音声の処理が待たされることがあります。

表示名意味確認すること
システムの割り込み割り込みに関連する処理のCPU負荷を示す項目症状と同時に上がるか、接続条件で変わるか
SystemWindowsのカーネルやドライバーに関係するシステム処理割り込みの表示とは別の項目として記録する
System Idle ProcessCPUが処理に使われていない時間を表す項目高い値をアプリの高負荷として扱わない

表示される項目はタブや表示言語で異なります。タスクマネージャーはCtrl+Shift+Escで開き、CPU列の数値だけでなく、同じ行の名前を確かめます。Systemが高いケースを、システムの割り込みが高いケースとして記録すると切り分けがずれます。

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終了・ファイル削除で対処しない

システムの割り込みを止めるために、Windowsのファイルを削除したり、CPU・ストレージのコントローラーを無効にしたりしないでください。まず機器の接続条件を比較し、変化した機器に関係するドライバーへ対象を絞ります。

記録起動直後・アイドル・ゲーム中を分ける

ゲーム・画質・音声出力先・通話の有無をそろえ、変更前の状態を記録します。ゲームから画面を切り替えた瞬間は動作条件が変わるため、タスクマネージャーを見た時点の低い数値だけで、プレイ中も問題がなかったとは判断できません。

  1. 保存中の作業を終え、Windowsを再起動する。起動直後に上がった場合は、下がるまでの時間と、更新・ダウンロードが動いていたかを控える。
  2. ゲームを起動していない状態で、システムの割り込みの表示と音の途切れ・入力の引っかかりを確認する。
  3. 症状が出るゲームの同じ場面を再現し、開始時刻・終了時刻・症状の時刻を記録する。オンライン対戦だけなら、その条件も書く。
  4. 接続や設定を1つ変えた後、同じ長さ・同じ場面で比較する。間欠的な症状は、変更前に発生していた間隔を含む長さで複数回確認する。

使用率とDPC/ISRの実行時間は別欄に残す

タスクマネージャーを見て控えた数値は、その時点の表示値です。観察した範囲を平均値と呼ばず、計測していない最大値も書きません。DPC/ISRの実行時間は、LatencyMonやWPAで記録した場合にだけ、ツール名・単位と一緒に記入します。

記録欄変更前変更後
日時・観察時間開始〜終了時刻、起動後の経過時間同じ観察時間で記入
場面・接続条件ゲーム名・場面、USB機器、音声出力、LAN/Wi-Fi、通話変えた1項目と、それ以外の条件
CPU使用率全体とシステムの割り込みの表示値、上昇が続いた時間同じ項目を記録。平均はログを集計した場合だけ
症状音飛び・画面停止・入力停止の時刻と回数改善・不変・悪化と、再発の時刻
DPC/ISR未計測なら「未計測」。測った場合はツール・単位・対象期間同じツール・期間で最大実行時間や関連モジュールを比較

CPU負荷が下がっても音飛びが残るなら、症状の原因まで取り除けたとはいえません。反対に、音飛びが減っても高い表示が続くなら、負荷の調査は続けます。数値と体感の両方を記録すると、別の問題を一度に直そうとせずに済みます。

比較USB・音声・ネットワークを1項目ずつ変える

最初は、症状が出始める直前に追加した機器や、接続し直した機器を優先します。変更を重ねる前に元へ戻せる状態を作り、変化がなければ戻してから次へ進めます。

手掛かり比較する操作結果の読み方
USB接続後に増える不要な外付け機器を1台外す。次の比較では同じ機器のポートやハブ経由の有無を変える負荷と症状が一緒に変わるなら、その機器・ケーブル・接続経路を候補にする
USB音声で音飛びゲームを終了して別の音声出力へ切り替える。再起動後も出力先を確認する音声経路に依存するかを確認。機器本体の故障とはまだ断定しない
通信・通話中に増えるまず通話あり/なしを比較。次に可能なら有線LANとWi-Fiを別々に比較する通話アプリ・音声入力・ネットワークのどの条件で変化するかを分ける
ダウンロード中に増えるランチャーのダウンロードを一時停止し、同じゲーム場面で比較する通信とストレージ処理の両方が変わるため、LANだけが原因とは決めない
すべての場面で続く不要な外付け機器を1台ずつ比較しても変わらないなら、直前の更新履歴を確認する内蔵機器やドライバーも調査対象。無差別なデバイス無効化へ進まない

USBを外すときは保存先と操作手段を残す

外付けSSDを比較する場合は、そのドライブ上のゲーム・録画・コピーを終了し、安全に取り外してから行います。キーボードやマウスをすべて外したり、USBコントローラーごと無効にしたりしないでください。ハブを外すと複数機器が同時に変わるため、改善したら配下の機器を1台ずつ戻して対象を絞ります。

ネットワーク比較は切断されても困らない場面で行う

対戦・ダウンロード・通話の途中で切断せず、ローカルで動く同じ場面を用意します。有線LANへの切り替えだけではWi-Fiアダプターの動作まで止まったとは限りません。接続の切り替えとWi-Fiのオン/オフを分けて記録し、比較後は元へ戻します。遠隔操作中のPCでは、その接続に使うアダプターを無効にしないでください。

更新ドライバー更新直後なら版を控えてから戻す

更新と同時期に症状が始まった場合は、「最新にする」と「以前の版へ戻す」を別の試験にします。GPU・LAN・音声・チップセットをまとめて入れ直すと、どの変更で改善したかが分からなくなります。

  1. Windowsのビルド、症状が始まった日、直前に更新した機器名を控える。Windows Updateの更新とメーカーのドライバー更新を区別する。
  2. デバイスマネージャーで対象機器のプロパティを開き、ドライバーの提供元・日付・バージョンを記録する。日付だけで版の新旧を決めない。
  3. 更新直後から再現するなら、対象の「ドライバー」タブにある「ドライバーを元に戻す」を確認する。選べない場合は以前のドライバーが保持されていない可能性があるため、PC・機器メーカーの公式配布を確認する。
  4. 適合する版を1つ変更し、再起動後に実際のバージョンを再確認する。同じ場面で負荷と症状を比較し、変化がなければ次の対象へ進む。

変更で音やネットワークが使えなくなる場合があります。先に復旧に使う公式インストーラーと操作手段を確保し、メーカーの機種・OS指定を守ってください。古い版へ戻して改善しても、そのまま更新を永久に止めず、修正版と既知の問題を確認します。

深掘り解決しないときはDPC/ISRと症状の時刻を照合

接続条件をそろえても音飛びやカクつきが繰り返されるなら、ドライバー処理の実行時間を調べます。LatencyMonの使い方とDPCレイテンシの診断方法が次の入口です。測定結果のドライバー名と、機器を変えた際の結果を組み合わせて候補を絞ります。

LatencyMonの最大実行時間は、CPU使用率の平均とは比較できません。音声バッファなどの条件でも症状への影響は変わります。結果の色やドライバー名だけで部品の故障を決めず、変更前後の再現性を確かめてください。

WPRで記録し、WPAで問題の時間帯を調べる

より詳しい解析が必要なら、Windows Performance Recorder(WPR)でイベントを記録し、Windows Performance Analyzer(WPA)で調べます。Windows ADKのWindows Performance Toolkitに含まれるツールです。DPC/ISRを含む記録条件を用意し、症状の出る区間を記録して、解析できる担当者へ渡します。

WPAでは、症状の時刻に対応する範囲で「DPC/ISR Duration by CPU」を見て、CPUごとの処理時間を確認します。「DPC/ISR Duration by Module, Function」では関係するモジュールや関数を調べます。全期間で一番大きい値だけを拾うより、音飛び・停止と同じ時間帯に処理が集中しているかが手掛かりになります。

記録を依頼するときは、ゲーム名・発生場面・音声出力・接続機器・ドライバー版と症状の時刻を添えます。トレースにはPC上の活動情報が含まれることがあるため、不特定多数が見られる場所へそのまま公開せず、サポートの指定する提出先と収集範囲を確認してください。

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サーバー用の数値を故障判定に流用しない

Windows Server向けのCPU負荷の診断目安は、Windows 11ゲームPCの「システムの割り込みが何%なら異常」という基準ではありません。CPU全体の負荷、割り込み関連の負荷、DPC/ISRの実行時間は別の指標であり、症状のある時間帯での比較が必要です。

FAQよくある質問

システムの割り込みは終了してもよい?
終了して軽くする対象として扱いません。Windowsのファイルを削除せず、接続機器やドライバーの変更前後で負荷と症状を比較します。
一瞬だけ高くなるのも故障?
一瞬の上昇だけでは故障と判断できません。起動時・機器接続時・ゲーム中のどこで出たかと、その後に下がるか、音飛びや入力停止を伴うかを確認します。
CPUを買い替えれば直る?
この表示だけでは買い替えの根拠になりません。外付け機器やドライバーに依存する問題なら、CPUを替える前に接続条件と更新履歴を調べる必要があります。
MSI Modeを有効にするべき?
高い表示だけを理由に変更する必要はありません。MSI Modeと割り込み方式の確認は、原因候補を絞った後の判断に使います。レジストリや割り込みの優先度を先に一括変更しないでください。

まとめ終了より先に、同じ場面で接続前後を比較する

システムの割り込みが高いときは、起動直後・アイドル・ゲーム中を分け、使用率と症状の時刻を控えます。USB機器、音声出力、通信条件を1つずつ変え、更新直後なら対象と版を確認してから対処します。条件をそろえても続く場合は、LatencyMonやWPR/WPAの記録を添えてPC・機器メーカーへ相談してください。

出典:CPU Analysis / パフォーマンス モニターの診断(Windows Server) / Introduction to DPCs / ドライバーの更新・ロールバック / Windows Performance Recorder / Using LatencyMon

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