Logicool G502 X PLUSは2026年でも買いか|106g・1000Hzで現役の理由とG502 X LIGHTSPEEDとの違い
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106g・HERO 25K・1000Hzでも現役の理由と、G502 X LIGHTSPEEDとの2,420円の違い
出典:ロジクール公式ストア「G502 X PLUS」製品ページ、ロジクールサポート公式仕様ページ、ロジクール公式プレスリリース「G502 X」シリーズ発表、ロジクール公式プレスリリース「PRO X SUPERLIGHT 2」、Razer公式「Basilisk V3 Pro 35K」製品ページ、RTINGS.com「Logitech G502 X PLUS」レビュー(いずれも2026年9月24日確認)にもとづきます。

ゲーミングマウスはここ数年で急速に軽量化が進み、50〜60g台・最大8,000Hzという製品も珍しくなくなりました。そんな2026年の市場で見ると、G502 X PLUSは重量106g・1,000Hzという、一見すると世代の古いマウスに見えます。
ところがロジクール自身も、60g・HERO 2・最大8,000HzのPRO X SUPERLIGHT 2を持ちながら、G502 X PLUSをラインアップから外していません。調べていくと、G502 X PLUSは「軽さとポーリングレートを追うマウス」とは別の方向へ進化した製品であることが分かります。
2026年にG502 X PLUSを選ぶ意味があるのか、価格差2,420円のG502 X LIGHTSPEEDや、PRO X SUPERLIGHT 2・Basilisk V3 Pro 35Kとの比較から検証します。
目次
結論2026年でも現役だが、FPS用として選ぶマウスではない
G502 X PLUSの価値は、HERO 25Kや1,000Hzといったセンサー性能ではなく、13個のプログラム可能な操作、左右チルト対応の高速スクロールホイール、DPIシフトボタン、右手用エルゴノミック形状、LIGHTSPEEDワイヤレスを1台にまとめたことにあります。ロジクールサポート公式によると、物理ボタン数は11、プログラム可能なコントロール数は13です。
つまり軽量FPSマウスというより、「ゲームでも普段のPC操作でも大量の操作をマウス側へ持たせたい人向け」の多機能マウスです。この違いを理解せずにPRO X SUPERLIGHT 2とスペック表だけを比較すると、G502 X PLUSは単に古い製品に見えてしまいます。
仕様G502 X PLUSの主な仕様
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 発売日・価格 | 2022年11月24日・21,780円 | 2026年9月時点もロジクール公式ストアで現行販売 |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス | USBレシーバー使用 |
| 重量 | 106g(公称) | RTINGS実測103.7g |
| センサー・DPI | HERO 25K・100〜25,600DPI | 400IPS超・40G超 |
| レポートレート | 1,000Hz | 8,000Hz非対応 |
| プログラム可能な操作 | 13個(物理ボタン11個) | ホイール左右チルト含む |
| ホイール | 高速スクロール・左右チルト対応 | ノッチ/フリースクロール切替可 |
| スイッチ | LIGHTFORCEハイブリッド | 光学式検出+メカニカル触感 |
| RGB | 8ゾーンLIGHTSYNC | 手の動き検知で自動減光 |
| バッテリー | RGBオフ最大130時間・常時オン37時間 | 2022年発表時は約120時間表記 |
| サイズ | 131.4×79.2×41.1mm | 右手用エルゴノミック形状 |
| 充電・その他 | USB-C充電・POWERPLAY対応 | DPIシフトボタンは180度回転・取り外し可 |
ロジクールサポート公式の仕様ページでは、バッテリー駆動時間をRGBオフ時最大130時間、RGB常時オン時37時間としています。2022年の国内発表時のプレスリリースでは「連続使用時間 約120時間(RGBをオンにしたままの場合約37時間)」という表記でした。RGBオン時の37時間は変わっていませんが、RGBオフ時の数値は発売時より新しい公式ページの方が伸びています。こうした公式資料の数字が発売時から変化している点も、古い比較記事を見る際には注意したい部分です。
世代差2026年基準では106g・1,000Hzは確かに新しくない
G502 X PLUSのスペックを2026年の競技向けマウスと比較すると、世代差は明確です。ロジクールのPRO X SUPERLIGHT 2は60g・HERO 2センサー・最大44,000DPI・888IPS・88G・最大8,000Hzに対応し、公式価格は26,950円です。G502 X PLUSとの差額は5,170円ですが、重量差は46gあります。
USBレポートレートについても、1,000Hzではマウスの位置情報をPCへ送る間隔が理論上1ms、8,000Hzでは0.125msです。ただし「8,000Hzは1,000Hzより8倍ゲームが速い」と考えるのは適切ではありません。ポーリングレートはマウスからPCへデータを送る頻度であり、ゲームの入力遅延全体にはマウススイッチ・ゲームエンジン・CPU・GPU・フレームレート・ディスプレイなども関係します。ゲーミングマウスの選び方でも触れている通り、最大DPIやセンサースペックの数字だけで現在の上位マウスの優劣を判断するのは難しくなっています。普段使うDPI・感度の目安はマウスDPI・感度設定のガイドで整理していますが、800DPIや1,600DPIでプレイするなら、25,600DPIと44,000DPIという最大値の差をそのまま体感できるわけでもありません。
それでも重量は別です。60gと106gでは46g、割合にするとG502 X PLUSはPRO X SUPERLIGHT 2の約1.77倍の重量があります。ローセンシでマウスを何度も持ち上げ、大きく振るVALORANTやCS2のようなFPSでは、この差の方が最大DPIの違いよりはるかに分かりやすいでしょう。
理由それでも残っている理由は「操作数」にある
性能競争で新しいPROシリーズが存在するのに、なぜG502は残っているのでしょうか。最大の理由は、そもそも目的が違うからです。
PRO X SUPERLIGHT 2は5ボタンで、重量を抑え競技FPSに必要な操作へ絞っています。一方のG502 X PLUSは13個の操作を割り当てられ、サイドボタンへリロード・近接攻撃・グレネード・プッシュトゥトーク・マップなどを設定するだけでなく、ホイール左右チルトにも機能を割り当てられます。さらにホイールは通常のノッチ付きスクロールと高速なフリースクロールを切り替え可能です。
ゲームだけでなくWebブラウザ・Excel・動画編集・画像編集・VS Codeなどでも、この構成は便利です。ホイール左右へ「戻る・進む」、サイドボタンへコピー&ペースト、DPIボタンへ別機能を割り当てれば、キーボードへ手を戻す回数を減らせます。G502 X PLUSは「エイムだけに最適化したデバイス」ではなく、「右手だけでできる操作を増やすデバイス」であり、この部分は4年経過しても陳腐化しにくいため、2026年でもG502シリーズが成立しています。
同クラス100g超だから古いわけではない|Basilisk V3 Pro 35Kも112g
G502 X PLUSが古く見える最大の原因は106gという重量でしょう。しかし、同じ多機能エルゴノミック型を見ると事情が変わります。
Razerの現行Basilisk V3 Pro 35Kは約112gです。35,000DPIのFocus Pro 35K Gen-2センサー、チルト対応のHyperScrollホイール、13個のコントロール、RGB、ワイヤレスに加えBluetooth・有線接続にも対応し、対応アクセサリーを使えば最大8,000Hzも利用できます。2026年9月時点で国内量販店では26,980円前後で販売されています。
つまり2026年でも「100gを超える高機能ゲーミングマウス」という市場自体がなくなったわけではありません。軽さを最優先するFPS系と、ボタン数・ホイール・エルゴノミクス・RGBを重視する多機能系へ市場が分かれた、と考える方が分かりやすいでしょう。G502 X PLUSは後者です。
この比較ではG502 X PLUSの弱点も見えます。HERO 25Kと1,000Hzというセンサー周辺は、Basilisk V3 Pro 35Kの35,000DPI・アクセサリー使用時8,000Hzに比べると確かに古くなっています。またBluetoothを搭載していないため、ノートPCとデスクトップをBluetoothと2.4GHzで切り替えるような使い方もできません。逆にG502 X PLUSは公式価格が約5,200円安く、6g軽量です。既にロジクールG HUB環境やPOWERPLAYを使っている人ならG502側にも明確なメリットがあります。
選び方実はG502 X LIGHTSPEEDの方が合理的なことも
ここがG502 X PLUSを購入するときに最も重要なポイントです。G502 Xシリーズには、有線の「G502 X」、RGBなしワイヤレスの「G502 X LIGHTSPEED」、RGB付きワイヤレスの「G502 X PLUS」の3モデルがあります。
| 項目 | G502 X | G502 X LIGHTSPEED | G502 X PLUS |
|---|---|---|---|
| 公式価格 | 10,890円 | 19,360円 | 21,780円 |
| 接続 | 有線 | LIGHTSPEED | LIGHTSPEED |
| 重量 | 89g | 102g | 106g |
| センサー・レポートレート | HERO 25K・1,000Hz | HERO 25K・1,000Hz | HERO 25K・1,000Hz |
| プログラム可能な操作 | 13 | 13 | 13 |
| RGB | なし | なし | あり(LIGHTSYNC) |
| バッテリー | ― | 最大140時間 | 最大130時間(RGBオン37時間) |
価格・仕様はロジクール公式プレスリリースにもとづきます。G502 X PLUSとG502 X LIGHTSPEEDの公式価格差は2,420円で、PLUSを選ぶと4g重くなりRGBを追加できますが、HERO 25K・1,000Hz・LIGHTFORCE・LIGHTSPEED・ボタン構成というゲーム性能の中心部分は同じです。さらにRGBなしのG502 X LIGHTSPEEDは最大140時間、PLUSはRGBを切っても最大130時間です。純粋なコストパフォーマンスで見るなら、G502 X LIGHTSPEEDの方が合理的といえます。
ロジクール公式のシリーズ表記は「G502 X PLUS」ですが、Amazon.co.jpの商品名には無線方式を示す「LIGHTSPEED」が付き「G502 X PLUS LIGHTSPEED」と表記されます。よく似た名前の「G502 X LIGHTSPEED」(RGBなし・19,360円)とは別モデルなので、購入時は型番やRGBの有無で確認してください。
実際、G502シリーズのユーザーコミュニティでも、RGBを必要としないならX LIGHTSPEEDを選ぶという意見が繰り返し見られます。2026年8月のReddit上の購入相談でも同様の意見が出ていますが、これはユーザー投稿による体験談であり、製品品質を統計的に示すデータではありません。G502 X PLUSを選ぶ理由は「上位だから性能が高い」ではなく、RGBを含めたデスク全体の見た目まで重視するかどうかです。
さらに価格差を見ると、有線の「G502 X」は10,890円で、G502 X PLUSのちょうど半額です。有線モデルでもHERO 25K・LIGHTFORCE・1,000Hz・13個のプログラム可能な操作という基本性能は変わらず、重量も89gとPLUSより17g軽くなります。デスク上のケーブルが気にならず、POWERPLAYも不要なら、有線G502 Xは現在でもかなり特殊な存在です。
重量・スイッチLIGHTFORCEと実測103.7gの意味
G502 Xシリーズでは、従来のG502からクリック機構も変更されています。採用された「LIGHTFORCE」は、光学式の検出とメカニカルなクリック感を組み合わせたハイブリッドスイッチです。ロジクールは、光学式による高速・高信頼性とメカニカルスイッチに近い触覚フィードバックを両立する仕組みと説明しており、従来の機械接点型より摩耗による劣化が起こりにくいことも特徴としています。
RTINGSの実測では、旧世代のG502 LIGHTSPEEDが115.1g、G502 X PLUSが103.7gでした。公称値は106gなので、実測値はむしろ公称より軽い結果です。同サイトはG502 X PLUSについて、クリックレイテンシとセンサー性能そのものは高く評価する一方、FPS用途における最大の弱点として重量を挙げています。1,000Hzと8,000Hzの理論上のレポート間隔差より、106gと60gの重量差の方が操作感へ直接影響しやすい人は多いでしょう。したがってG502 X PLUSでFPSを遊ぶこと自体に問題はありませんが、CS2やVALORANTを中心に低感度で大きく振るなら、PRO X SUPERLIGHT 2などを優先する方が製品の設計意図に合っています。
確認DPIシフトボタンの位置調整と、手のサイズ
G502 Xシリーズの左側にはDPIシフトボタンがあります。このボタンは固定ではなく、ロジクールサポート公式によると向きを180度変更したり、完全に取り外して付属カバーへ交換できます。手の大きさによっては親指が届きにくかったり、逆にゲーム中に誤って押してしまったりする場所なので、位置を調整できるのは合理的です。G HUBを使えば、本来のDPIシフト以外の機能を割り当てることもできます。
G502 X PLUSのサイズは長さ131.4mm、幅79.2mm、高さ41.1mmです。RTINGSは右手用エルゴノミック形状やビルド品質を評価する一方、小さい手ではボタンへ届きにくい可能性を指摘しています。特にG502のメリットは複数のサイド操作を使えることなので、DPIシフトや前方のサイドボタンへ無理なく親指が届くかは重要です。可能なら店頭で実際に握ってから選んだ方がよいでしょう。形状が合わなければ、13操作あっても使わないボタンが増えるだけです。
判断2026年にG502 X PLUSを選ぶべき人
- 1台のマウスでゲームから普段のPC操作まで完結させたい人
- 複数ジャンルのゲームを遊び、サイドボタンや左右チルトを頻繁に使う人
- デスクをLIGHTSYNC対応機器で揃え、マウスも含めてRGBを統一したい人
- 既にロジクールG HUB環境やPOWERPLAYを使っている人
- FPSを中心に遊び、マウスの軽さを最優先したい人(PRO X SUPERLIGHT 2が候補)
- RGBにこだわらない人(2,420円安いG502 X LIGHTSPEEDが候補)
- ケーブルが気にならず価格を抑えたい人(半額のG502 Xが候補)
- 手が小さく、13ボタンの大半を使わない見込みの人
購入先G502 X PLUSはどこで買えるか
G502 X PLUSは、ロジクール公式オンラインストア・Amazon.co.jp・家電量販店などで取り扱われています。価格は変動するため、購入前にリンク先で最新の金額を確認してください。RGBが不要な場合の選択肢として、価格差2,420円のG502 X LIGHTSPEEDも合わせて紹介します。
FAQよくある質問
まとめ「軽さ」ではなく「操作数」で選ぶマウス
G502 X PLUSは2022年11月発売なので、2026年現在では新しいゲーミングマウスではありません。HERO 25K・1,000Hz・106gという数字だけを見ると、最大8,000Hz・50〜60g台が増えた現在のハイエンド市場では世代差もあります。それでもロジクールは2026年9月時点でG502 X PLUSを現行製品として販売しており、13個のプログラム可能な操作、左右チルト、高速スクロール、取り外せるDPIシフト、LIGHTFORCE、LIGHTSPEED、POWERPLAYという組み合わせは今も特徴があります。
FPSを最優先するならPRO X SUPERLIGHT 2、G502の操作性が欲しくRGBが不要ならG502 X LIGHTSPEED、有線でもよく価格と軽さを優先するならG502 X。そしてG502の多機能性に加えてLIGHTSYNC RGBまで欲しい場合に、G502 X PLUSを選ぶのが分かりやすいでしょう。





