MSI PRO B550M-P WIFI6EとASRock B550M Pro-A WiFi 6E比較|2,000円差はM.2と保証

(更新: 2026.10.5)
MSI PRO B550M-P WIFI6EとASRock B550M Pro-A WiFi 6E比較|2,000円差はM.2と保証

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

VS / 2026-09
MSI PRO B550M-P WIFI6Eは買いか
ASRockより2,000円高い差はM.2・映像出力・保証
10月2日に16,980円で発売されたB550を、8月発売のASRock B550M Pro-A WiFi 6Eと仕様で突き合わせ、同じ日に出たB450・ATXのB550とも比べました。NVMe SSDを2枚使うならMSI、拡張カードやファンを多く挿すならASRockです。
Wi-Fiの1T1R表記は誤記の可能性有線は1GbE2本目M.2もPCIe 3.0 x4

MSIのB550マザーボード「PRO B550M-P WIFI6E」が2026年10月2日に国内で発売されました。店頭価格は発表どおり税込16,980円で、Socket AM4(Ryzen 5000シリーズなどが載るCPUソケット)とDDR4メモリに対応し、Wi-Fi 6Eと国内3年保証が付きます。ところが同じ価格帯には、8月28日に14,980円前後で出たASRock「B550M Pro-A WiFi 6E」がすでにあり、チップセット・サイズ・無線規格まで同じです。

仕様を並べると、2,000円の差は「全部MSIが上」という関係にはなっていません。MSIが勝つのは2本目のM.2の帯域、グラフィックボードなしで使うときの映像出力、保証期間の3点です。ASRockは背面のUSB Type-C、2本目のフルサイズPCIeスロット、ファン端子の数で上回ります。

気になるのはMSIのWi-Fiの表記です。公式スペックページは「1T1R」(送受信1系統)、公式データシートは「最大2400Mbps」と食い違っていますが、海外の実機には2×2のモジュールが載っていました。有線LANを2.5GbEとする海外レビューの記述もありますが、公式仕様は1GbEです。

目次

発売PRO B550M-P WIFI6Eは10月2日に発売、店頭価格は16,980円

PRO B550M-P WIFI6Eは、AMD B550チップセットを積んだMicro-ATXマザーボードです。MSIは日常用途からゲーミングまで使えるコストパフォーマンス重視のモデルと位置づけ、発表では2基のM.2、フロントUSB Type-C、Wi-Fi 6E、Realtek製の有線LAN、3年保証を前面に出しています。

MSI PRO B550M-P WIFI6Eの製品画像。黒い基板のMicro-ATXマザーボードと製品パッケージ、Wi-Fi用の外付けアンテナ2本
MSI PRO B550M-P WIFI6E。VRM部にヒートシンクを持たない構成です(画像はMSI)

対応CPUはRyzen 5000・4000G・3000シリーズで、Ryzen 5 3400GとRyzen 3 3200Gは対象外です。GPU用のスロットはCPU直結のPCIe 4.0 x16が1本、残りはチップセット側のPCIe 3.0 x1が2本という構成です。

項目MSI PRO B550M-P WIFI6E
国内発売日2026年10月2日
価格税込16,980円
CPUソケットSocket AM4(Ryzen 5000・4000G・3000)
メモリDDR4×4、最大128GB、OCで4400+ MT/s
拡張スロットPCIe 4.0 x16×1、PCIe 3.0 x1×2
M.2CPU直結Gen4 x4×1、チップセット側Gen3 x4×1
SATA6Gbps×4
有線LAN1GbE(Realtek RTL8111H)
無線LANWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
映像出力HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、VGA
背面USB5Gbps Type-A×4、USB 2.0×2
前面USB Type-C5Gbps×1(ヘッダー)
サイズ243.84×243.84mm
保証国内3年

発売日の10月2日には秋葉原のTSUKUMO eX.やパソコンショップ アークの店頭に並び、店頭価格は発表どおりの16,980円でした。アークの通販でも税込16,980円で在庫ありになっており、Amazon.co.jpでもAmazon.co.jpが販売・出荷する在庫が出ています。比較相手のASRockがAmazon専売なのに対し、こちらはPCショップの店頭でも買えます。

海外では2026年4月に登場した製品で、米国の希望小売価格は119ドルです。国内には半年ほど遅れて入ってきた形です。

出典(確認日2026年10月2日):パソコンショップ アークの製品ページ/MSI国内発表(PR TIMES)/MSI公式スペック/アスク製品情報

比較ASRock B550M Pro-A WiFi 6Eとの違いを一覧で比較

比較相手のASRock B550M Pro-A WiFi 6Eは、2026年8月28日にAmazon専売の14,980円前後で発売されました。B550、Micro-ATX、DDR4×4、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、1GbEという骨格は同じで、違いは次の表の後半に集まっています。

ASRock B550M Pro-A WiFi 6Eの製品画像。銀色のVRMヒートシンクを備えたMicro-ATXマザーボードと白い製品パッケージ、外付けアンテナ2本
ASRock B550M Pro-A WiFi 6E。VRM部に銀色のヒートシンクを備えます(画像はCFD販売)
項目MSI PRO B550M-P WIFI6EASRock B550M Pro-A WiFi 6E
価格16,980円14,980円前後
販路PCショップ店頭・Amazon.co.jpAmazon専売
GPU用スロットPCIe 4.0 x16×1PCIe 4.0 x16×1
2本目のフルサイズスロットなし(x1×2のみ)PCIe 3.0 x4動作×1
2本目のM.2PCIe 3.0 x4PCIe 3.0 x2
Wi-Fiのアンテナ構成2×2(実機のMT7922)
スペックページは1T1R
2×2
ファン端子3基(CPU×1・SYS×2)4基(CPU×1・筐体×3)
背面USB Type-Cなし5Gbps×1
映像出力HDMI・DP・VGAHDMIのみ
基板4層6層
国内保証3年2年

MSIの基板の層数とWi-Fiモジュールは公式スペックに記載がなく、海外の実機レビューの記述です。ASRockの6層・8フェーズ電源・2×2・ファン端子数はASRock公式、保証2年は代理店のCFD販売の製品情報によります。

出典(確認日2026年9月27日):ASRock公式「B550M Pro-A WiFi 6E」/CFD販売 製品情報

M.2MSIの最大の強みは2本目のM.2がPCIe 3.0 x4であること

ゲーミングPCとして組むなら、差がいちばん分かりやすいのは2本目のM.2です。MSIはチップセット側のM.2_2がPCIe 3.0 x4(32Gbps)で、ASRockのM2_2はPCIe 3.0 x2(16Gbps)に固定されています。

PCIe 3.0 x4で動くNVMe SSDの読み込みは多くの製品で3,000MB/s台に達しますが、x2のスロットでは帯域がその半分になり、シーケンシャル速度は頭打ちになります。OS用のGen4 SSDを1本目に、ゲーム置き場のSSDを2本目に挿すなら、2本目もx4で動くMSIのほうが素直です。

SSDの速度が表示どおりに出ないときの切り分けは、NVMe SSDがPCIe 4.0対応なのにGen3で動く原因で手順を解説しています。

2本目のM.2はグラフィックボードの真下にある

海外の実機検証では、Radeon RX 7600 XTを挿した状態で薄型のADATA SX8100NPは問題なく2本目に収まりました。一方、大型ヒートシンク付きのSSDはグラフィックボードに当たって2本目には挿せず、GPU直下のため温度面も不利になり得ると指摘されています。2本目には薄型のSSDか、ヒートシンクなしのモデルを選ぶのが無難です。

なお、マザーボード付属のM.2ヒートシンクは2基とも付いていません。1本目にGen4 SSDを挿す場合は、SSD側に薄型のヒートシンクが付いた製品を選ぶと温度面で安心です。

Wi-FiWi-Fiは「1T1R」表記より実機の2×2が本当とみられる

MSIの製品名には「WIFI6E」とあり、2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域と802.11axに対応します。ところが公式スペックページの無線LAN欄は「Dual-band 1T1R mode」で、送受信のストリームが1系統という書き方です。一方、同じMSIの公式データシートはWi-Fi 6Eモジュールを「最大2400Mbps」としています。

Intelの無線LAN規格の解説では、Wi-Fi 6の160MHz幅で1×1は1.2Gbps、2×2は2.4Gbpsが理論値です。2400Mbpsは2×2の数字なので、2つの公式資料のどちらかが誤っていることになります。

実機海外の実機はMediaTek MT7922の2×2モジュールを搭載

答えに近いのは実機です。海外の実機レビューでは、搭載モジュールがMediaTek MT7922と確認されています。MT7922はAMDがRZ600シリーズとして採用しているFilogic 330P系のチップで、AMDの発表資料ではRZ616が2×2・160MHz・最大2.4Gbpsです。アスクの製品情報でも背面のWi-Fiアンテナ用ポートは2つあります。

データシートの2400Mbpsとも辻褄が合うため、誤記の可能性が高いのはスペックページの「1T1R」のほうです。仕様どおりなら、Wi-Fi 6EはASRockの2×2と同じ土俵に立ちます。なお、MSIの資料どうしでは対応CPUも食い違っており、データシートはRyzen 3000Gシリーズを対応に含める一方、スペックページは3400Gと3200Gを対象外としています。

国内版のモジュールは購入後に確認したい

国内版が海外の実機と同じMT7922を積んでいるかは、MSIの国内資料では確認できません。有線LANで使うなら実用上ほぼ関係ありませんが、Wi-Fiを主回線にするなら、購入後にデバイスマネージャーでモジュール名を確かめると安心です。

出典(確認日2026年9月27日):MSI公式データシート(PDF)/Intel「Wi-Fi規格とデータレート」/AMD「RZ600シリーズ」発表

有線LAN有線LANは2.5GbEではなく1GbE

もう1つ紛らわしいのが有線LANです。海外の実機レビューの冒頭には、この製品が「2.5G LAN」を備えるという一文があります。

しかしMSI公式スペックは「Realtek RTL8111H 1Gbps LAN」、アスクの製品情報も「ギガビットイーサネット×1」です。同じレビューのI/O紹介でも、ポートはRealtek RTL8111Hの1Gbと書かれています。国内で買える製品は1GbEと考えて間違いありません。

2.5Gbps以上の光回線やNASを有線でフルに使いたいなら、この2製品はどちらも条件を満たしません。2.5GbEとWi-Fi 7を載せたAM4ボードとしては、GIGABYTE B550 Xシリーズが候補になります。

拡張性ASRockは背面USB Type-Cと2本目のPCIeスロットで有利

ASRockは前面と背面にUSB 3.2 Gen1 Type-C(5Gbps)を1基ずつ備えます。MSIのType-Cは前面ヘッダーの1基だけで、背面は5Gbps Type-A×4とUSB 2.0×2です。Type-Cの外付けSSDやスマートフォンを背面に常時つなぐ使い方なら、ASRockのほうが変換アダプターなしで済みます。

拡張スロットにも差があります。ASRockはGPU用のPCIe 4.0 x16とは別に、物理x16形状でPCIe 3.0 x4動作のスロットをもう1本持っています。キャプチャーボードや2.5GbE・10GbEのLANカードを挿すなら、x1スロットしかないMSIより余裕があります。

ファン端子も、MSIはCPU用1基とシステム用2基の計3基、ASRockはCPU用1基と筐体用3基の計4基です。簡易水冷クーラーのポンプとラジエーターファン、ケースファンを何基もつなぐ構成では、MSIは分岐ケーブルが必要になります。グラフィックボードを1枚挿して空冷で組むだけなら、どちらの差もあまり気になりません。

APURyzen Gシリーズで使うならMSIの映像出力が便利

グラフィックボードなしで内蔵GPU付きのRyzenを使う場合は、MSIが有利です。MSIはHDMI 2.1とDisplayPort 1.4(いずれも最大4K 60Hz)にVGAを加えた3系統で、ASRockはHDMIの1系統だけです。

Ryzen 5 5600GやRyzen 7 5700Gで、グラフィックボードを買うまでのつなぎにデュアルモニターを組むなら、MSIはHDMIとDisplayPortでそのまま2画面にできます。VGAは古い液晶や業務用モニターを流用したいときに役立ちます。

なお、Ryzen 5000Gや4000GはCPU側がPCIe 3.0までの対応です。ASRockの公式仕様にも明記されているとおり、この組み合わせではGPU用スロットと1本目のM.2がGen3動作になります。MSIのスペックも対応規格は搭載CPUによって変わると注記しており、条件は同じです。

電源回路VRMヒートシンクなしでも5800X3Dは安定動作

基板を見て気になるのは、CPU電源回路(VRM)にヒートシンクが1枚も付いていないことです。海外の実機検証では、このボードにRyzen 7 5800X3Dを載せ、Cinebench R23のマルチコアを20分以上回して温度を記録しています。

CPUは使用率100%・4,312MHz・最高74℃で、VRMの平均温度は55.3℃でした。サーマルスロットリングも不安定な挙動もなく、ベンチマークのスコアも上位のB550 GAMING WiFi6Eとほぼ同じ水準です。

5800X3Dを定格で使うゲーミング用途なら、ヒートシンクがないことを理由に避ける必要はなさそうです。5800X3Dはチップセットによるゲーム性能の差も小さく、X370とX570でもほぼ同じという検証結果があります。一方で、Ryzen 9の長時間フル負荷やケース内のエアフローが弱い環境まで同じ結果になるとは限りません。

出典(確認日2026年9月27日):The FPS Review「MSI PRO B550M-P WiFi6E (2026) Motherboard Review」

保証3年保証はMSIを選ぶはっきりした理由になる

MSIは国内で3年の製品保証を付け、ASRockはCFD販売による2年保証です。2026年にAM4のマザーボードを新品で買う人の多くは、手元のRyzen 5000とDDR4を生かしたい人でしょう。そのPCをさらに数年使うつもりなら、保証が1年長いことは2,000円の差額の中でも分かりやすい価値です。

中古のB550を数千円安く買う選択肢もありますが、保証の有無でリスクの性格がまったく違います。

無印版Wi-Fiが要らないならMSIの無印PRO B550M-Pも候補

MSIには、無線LANを省いた「PRO B550M-P」も2026年6月26日からAmazon限定で出ています。公式スペックを見比べると、PCIeスロット、M.2のGen4 x4+Gen3 x4、映像出力、USB、1GbEまで同じで、違いは無線LANモジュールの有無です。こちらも3年保証が付きます。

有線LANだけで使うなら、2本目のM.2がx4という強みはそのままに、WIFI6Eより安く手に入ります。Wi-FiやBluetoothを少しでも使う可能性があるなら、WIFI6Eを選ぶのが順当です。無印版の仕様には無線LAN用のM.2スロットが載っていないため、あとからWi-Fiを足すなら、2本しかないPCIe x1スロットに無線LANカードを挿すか、USB接続のアダプターを使うことになります。どちらもAmazon.co.jpで扱っているので、購入時に両者の価格差を見比べてください。

出典(確認日2026年9月27日):MSI公式「PRO B550M-P」スペック

AM42026年にB550を新品で買う意味はある?

AMDはComputex 2026でSocket AM4の10周年を記念し、Ryzen 7 5800X3Dの10周年記念版を発表しました。同じ2026年にMSI・ASRock・GIGABYTEからB550やB450の新製品が続いているのも、AM4を延命したい需要がまだ残っていることの表れです。

手元にRyzen 5000とDDR4メモリが残っていて、マザーボードだけが壊れた人にとっては、1万5,000〜1万7,000円でB550を交換するのがもっとも安い復旧手段です。CPU・メモリ・マザーボードの3点をAM5へ入れ替えるのと比べて、出費は大きく抑えられます。

反対に、CPUもメモリも持っていない状態から一式を買うなら話は変わります。AMDは同じComputex 2026でSocket AM5のサポートを2029年まで延ばすと発表しており、AM5なら将来CPUだけを載せ替える余地が残ります。AM4については、AMDは新しい世代のCPUを発表していません。詳しくはAMDがAM5を2029年まで継続を公式表明で整理しています。

出典(確認日2026年9月27日):AMD公式ブログ「Computex 2026: 10 Years of AM4, AM5 Support Through 2029」

同日発売同じ10月2日に出たB450とATXのB550との違い

10月2日には、GIGABYTEからもAM4のマザーボードが2枚発売されました。9,980円のB450機「B450M H ARGB」と、19,500円のATX機「B550 X EAGLE WIFI6E」です。PRO B550M-P WIFI6Eはちょうど中間の価格で、手持ちのRyzen 5000とDDR4を生かしたい人にとっては3枚とも交換先の候補になります。

項目MSI PRO B550M-P WIFI6EGIGABYTE B450M H ARGBGIGABYTE B550 X EAGLE WIFI6E
価格(税込)16,980円9,980円19,500円
チップセット・サイズB550・Micro-ATXB450・Micro-ATX(23.3×19.8cm)B550・ATX
GPUスロットPCIe 4.0 x16PCIe 3.0 x16PCIe 4.0 x16
メモリスロットDDR4×4(最大128GB)DDR4×2(最大64GB)DDR4×4(最大128GB)
M.2Gen4 x4+Gen3 x4Gen3 x4の1基のみGen4 x4+Gen3 x4
GPU以外のPCIeスロットx1×2x1×1x1動作×4
無線LANWi-Fi 6E(海外の実機は2×2)なしWi-Fi 6E(アンテナ端子は1T1R)
有線LAN1GbE1GbE2.5GbE
映像出力HDMI・DisplayPort・VGAHDMI・DisplayPortHDMIのみ
国内保証3年3年3年

B450M H ARGBで足りるのは、DDR4を2枚とNVMe SSDを1枚使う構成で、壊れたマザーボードだけを替えたい人です。7,000円安い代わりに、メモリスロットとM.2が半分になり、GPUスロットと唯一のM.2もPCIe 3.0止まりです。16GB×4のようにメモリを4枚挿している人や、SSDを2枚使っている人は、そのままでは移し替えられません。

PCIe 3.0の影響を受けやすいのはグラフィックボードのほうです。x16接続でVRAMに余裕のあるGPUなら性能の低下は数%程度にとどまりますが、x8接続のGPU、なかでもRTX 5060 Ti 8GBのようにVRAMの少ないモデルは、VRAMがあふれたときに帯域の狭さが響きやすくなります。くわしくは古いPCIe 3.0マザーボードにPCIe 5.0のGPUを挿したときの影響で解説しています。数年以内にGPUを買い替えるつもりなら、B550を選んでおくほうが無難です。

B550 X EAGLE WIFI6Eを選ぶ理由は、2.5GbEの有線LANとATXの拡張性です。2,520円高い代わりに有線LANが2.5GbEになり、GPU用以外のPCIeスロットも4本に増えます。反対に、ATXなのでMicro-ATX専用のケースには入らず、映像出力もHDMIの1系統だけです。無線LANはアンテナ端子が1T1Rの仕様なので、Wi-Fiを主回線にするなら、海外の実機で2×2のモジュールが確認されているPRO B550M-P WIFI6Eのほうが有利です。

同じGIGABYTEのB450でも、Wi-Fi 6E付きの「B450M D3HP WIFI6E」は、10月2日時点で国内代理店から発売の案内が出ていません。B450の新型2機種の詳しい仕様はGIGABYTE B450M D3HP WIFI6EとB450M H ARGBの解説、B550 XシリーズはGIGABYTE B550 X EAGLE WIFI6Eの解説で整理しています。

出典(確認日2026年10月2日):GIGABYTE「B450M H ARGB」仕様ページ/ニューエックス「B550 X EAGLE WIFI6E」発売のお知らせ。B550の2製品でGPUスロットと1基目のM.2がPCIe 4.0になるのは、Ryzen 5000・3000シリーズ(Gを除く)を載せた場合です。

結論MSIとASRock、結局どちらを選ぶ?

✓
MSI PRO B550M-P WIFI6Eが向いている人
  • NVMe SSDを2枚使い、2本目にもx4の帯域がほしい
  • Ryzen 5600G・5700Gなどで、グラフィックボードなしの2画面を組みたい
  • 既存のRyzen 5000とDDR4を長く使うので、保証は1年でも長いほうがいい
  • 空冷クーラーでファンの数が少ない構成
i
ASRock B550M Pro-A WiFi 6Eが向いている人
  • 簡易水冷やケースファンを多くつなぐので、ファン端子は4基ほしい
  • キャプチャーボードやLANカードを追加する予定がある
  • 背面にUSB Type-Cがほしい
  • NVMe SSDは1枚だけで、2,000円安いほうがいい

GPUを1枚挿し、NVMe SSDを2枚使うという典型的なゲーミング構成なら、MSIの2,000円は2本目のM.2と保証1年分で回収できます。NVMe SSDが1枚だけで、拡張カードや水冷を使うなら、ASRockを選ぶ理由のほうが多くなります。DDR4を2枚とSSDを1枚使う構成を直すだけなら7,000円安いGIGABYTE B450M H ARGBでも足り、2.5GbEの有線LANが欲しいならGIGABYTE B550 X EAGLE WIFI6Eが候補に入ります。

販売PRO B550M-P WIFI6Eと比較した製品

PRO B550M-P WIFI6Eは、発売日からAmazon.co.jpでも扱いが始まっています。比較したASRock、同じ基板で無線LANを省いたMSIの無印版、同じ日に発売されたGIGABYTEのB450と並べます。

MSI PRO B550M-P WIFI6E マザーボード
SSD2枚とWi-Fiを使う人にMSI PRO B550M-P WIFI6E(AM4・Micro-ATX・Wi-Fi 6E)2本目のM.2もPCIe 3.0 x4で使え、HDMI・DisplayPort・VGAの3系統出力と国内3年保証を備えるWi-Fi 6E付きのB550。有線LANは1GbEです。Amazonで価格を見る
ASRock B550M Pro-A WiFi 6E マザーボード
拡張カードや水冷を使う人にASRock B550M Pro-A WiFi 6E(AM4・Micro-ATX・Wi-Fi 6E)2×2のWi-Fi 6E、背面USB Type-C、2本目のPCIe x4スロット、ファン端子4基を持つ安いほうのB550。2本目のM.2はGen3 x2止まりです。Amazonで価格を見る
MSI PRO B550M-P マザーボード
有線LANで使う人にMSI PRO B550M-P(AM4・Micro-ATX・Amazon限定)M.2を2基とも4レーンで使え、映像出力3系統と3年保証も同じMSIの無印版。Wi-Fi・Bluetoothは付きません。Amazonで価格を見る
GIGABYTE B450M H ARGB マザーボード
メモリ2枚・SSD1枚の構成を直す人にGIGABYTE B450M H ARGB(AM4・Micro-ATX)DDR4スロット2本、M.2 1基に絞ったB450のMicro-ATX。GPUスロットとM.2はPCIe 3.0で、無線LANは付きません。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

PRO B550M-P WIFI6EでRyzen 7 5800X3Dは使えますか
使えます。対応CPUはRyzen 5000シリーズ全般で、海外レビューでは5800X3Dを載せてCinebench R23を20分以上回してもVRM平均55.3℃で安定していました。
有線LANは2.5GbEですか
いいえ、1GbEです。MSI公式スペックはRealtek RTL8111Hの1Gbps LANで、アスクの製品情報もギガビットイーサネットです。
2本目のM.2にGen4 SSDを挿すとどうなりますか
PCIe 3.0 x4で動きます。Gen4 SSDも使えますが速度はGen3 x4の範囲に収まります。ヒートシンクの背が高いSSDはグラフィックボードに当たるため避けてください。
9,980円のB450M H ARGBで代わりになりますか
DDR4を2枚とNVMe SSDを1枚使う構成なら代わりになります。メモリを4枚挿している、SSDを2枚使う、Wi-Fiが必要、数年以内にGPUを買い替える予定がある、のどれかに当てはまるならPRO B550M-P WIFI6Eを選んでください。
ASRockとの差額2,000円に見合いますか
NVMe SSDを2枚使うなら見合います。2本目のM.2の帯域が倍になり、保証も1年長くなります。SSDが1枚で、拡張カードや簡易水冷を使うならASRockのほうが合います。

まとめまとめ|2,000円差の中身はSSD2枚運用と保証

PRO B550M-P WIFI6Eは、2026年10月2日に店頭価格16,980円で発売されたB550 Micro-ATXです。ASRock B550M Pro-A WiFi 6Eより2,000円高い代わりに、2本目のM.2がPCIe 3.0 x4、映像出力がHDMI・DisplayPort・VGAの3系統、保証が3年と、ゲーミングPCで効く部分を押さえています。

Wi-Fiはスペックページの「1T1R」とデータシートの「最大2400Mbps」が食い違っていますが、海外の実機は2×2のMT7922を積んでおり、誤記の可能性が高いのは1T1Rのほうです。有線LANは1GbEで、2.5GbEではありません。ASRockは背面USB Type-C、2本目のPCIeスロット、ファン端子4基で上回ります。

同じ日に出たGIGABYTE B450M H ARGBは7,000円安いものの、メモリスロットとM.2が半分で、PCIeもGen3止まりです。2.5GbEの有線LANとATXの拡張性が欲しいなら、2,520円高いB550 X EAGLE WIFI6Eが候補になります。

結論

NVMe SSDを2枚使うならMSI。拡張カードや簡易水冷を使うならASRock。どちらも手元のRyzen 5000とDDR4を生かすための製品で、一式を新しく買うならAM5と比べてから決めるのがおすすめです。

2026 BEST BUY — GPU 部門
GIGABYTE Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR6 グラフィックボード
16GB最安

RX 9060 XT 16GB

Amazon
ASRock RX 9070 XT Steel Legend Dark 16GB GDDR6
コスパ最強

RX 9070 XT 16GB

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC
WQHD定番

RTX 5070 12GB

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC
ミドルハイ

RTX 5070 Ti 16GB

Amazon
Amazon PICK UP — ゲーマー必携アイテム
ASUS XG-C100C V2 10GBase-T PCIe ネットワークアダプター
10G有線LAN

ASUS XG-C100C V2

Amazon
Sony INZONE M10S II 27型 Tandem WOLED 540Hz / HD 720Hz
540Hz最速

Sony INZONE M10S II

Amazon
Scythe FUMA3 デュアルタワー空冷
空冷上位

Scythe FUMA3

Amazon
Dell Alienware AW3225QF 32型 4K QD-OLED
4K最強

Alienware AW3225QF 4K

Amazon
HyperX Cloud III ゲーミングヘッドセット 有線 53mmドライバー DTS空間オーディオ
定番ヘッドセット

HyperX Cloud III

Amazon
Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。