COUGAR DUOAIR RGBは買いか|15,800円・11月6日発売、メッシュとガラスの前面パネルと底面吸気の向き不向き
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
15,800円・メッシュとガラスの2枚付き・電源は160mmまで
出典:アユート「DUOAIR RGB」発売のお知らせ、アユート「DUOAIR RGB」製品ページ、COUGAR公式「DUOAIR RGB」、KitGuru「Cougar DuoAir Review」、NZXT「H7 Flow(2024)スペック」、Fractal Design「Pop 2 Air」
PCケースの冷却は、ファンの数よりも「グラフィックボードにどれだけ冷たい空気が届くか」で差がつきます。
COUGAR「DUOAIR RGB」は、2026年11月6日に国内で発売されるミドルタワーです。電源をケース前面の下部に置くことで、底面の120mmファン2基がグラフィックボードへ真下から送風できるようにしました。メッシュとガラスの前面パネルが両方付き、ファンは5基が最初から付属します。市場想定価格は、ブラックもホワイトも税込15,800円です。
グラフィックボードは410mm、CPUクーラーは170mmまで載せられます。ただし電源は長さ160mmまでで、1600Wクラスは使えません。冷却を優先するならメッシュを選び、ファンの回転数を絞って使うのが実機レビューの結論です。ガラスは見た目のための選択で、電源の寸法を先に確かめてから選ぶケースです。
目次
要点DUOAIR RGBはどんなケースか
寸法は幅220×奥行479×高さ460mm、重量は6.42kgです。ファンは前面に140mmのARGB×2、背面に120mmのARGB×1、底面に120mm×2が付き、底面側のサイドパネルは通気用のパンチング加工です。ダストフィルターは前面のスライド式を含めて3か所、GPUサポートステイも同梱されます。保証は1年です。

| 項目 | DUOAIR RGBの仕様 |
|---|---|
| 価格・発売日 | ブラック・ホワイトとも税込15,800円(市場想定価格)/2026年11月6日(金) |
| 型番 | ブラック CGR-27A80B-RGB/ホワイト CGR-27A80W-RGB |
| サイズ・重量 | 幅220×奥行479×高さ460mm、6.42kg |
| 対応マザーボード | ATX/Micro-ATX/Mini-ITX |
| GPU・CPUクーラー | GPU長さ410mmまで/CPUクーラー高さ170mmまで |
| 電源 | 長さ160mmまでのATX電源 |
| 標準ファン | 前面140mm ARGB×2、背面120mm ARGB×1、底面120mm×2 |
| ファン・ラジエーター | 最大8基(前面140mm×2、上面120mm×3または140mm×2、背面120/140mm×1、底面120mm×2)/上面に240・280・360mmラジエーター |
| ストレージ | 3.5/2.5インチ兼用×2、2.5インチ×1 |
| 前面I/O | USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×2、HDオーディオ×1 |
| 拡張スロット | 7 |
※国内代理店アユートの製品ページとCOUGAR公式の値です。価格は市場想定価格で、店頭やネット通販の実売価格とは異なる場合があります。
結論向いている人・他のケースを選んだ方がよい人
- 大型グラフィックボードを底面ファンで冷やしたい人(長さ410mmまで)
- メッシュで冷やし、ガラスで見せるの両方を1台で試したい人
- ファン5基が最初から付くケースで、買い足しなしに組みたい人
- 電源が160mm以下と分かっている人
- 長さ160mmを超える電源を使う人(1000W級はモデルによって入りません)
- 配線をすっきり隠したい人(実機レビューでは裏配線のスペースが狭いと指摘されています)
- 背面コネクター方式のマザーボードを使う人(実機レビューでは非対応とされています)
- 静かさを最優先する人(ファン最大回転時の騒音は大きいと評価されています)
冷却底面ファンはGPUを冷やすのか。メッシュとガラスで何が変わるか
DUOAIR RGBは、電源ユニットをケース前面の下部に置きます。COUGARはこれを「垂直吸気」と呼んでいて、電源がグラフィックボードの真下から退くぶん、底面の120mmファン2基が外気をGPUへ直接送り込めます。底面側のサイドパネルはパンチング加工で、空気を取り込みやすい作りです。

前面パネルは2種類です。メッシュはエアフロー重視、強化ガラスはARGBの発光を見せる用途で、工具を使わず付け替えられます。前面の140mmファン2基はどちらのパネルでも光ります。

温度への影響は、実機レビューが公開されています。Ryzen 7 9850X3D、Radeon RX 9070 XT、360mmの簡易水冷を載せたテストで、CPU温度はテスト全体で10℃の幅がありました。ファンを低速にすると静かですが温度はやや高くなり、最大回転にすると騒音が非常に大きくなります。レビューの結論は、メッシュパネルを使い、ファンを1,000〜1,500rpmで回すと騒音と冷却のバランスがよい、というものです。ガラスを選ぶ理由は見た目だけだとしています。
10℃の幅は、パネルとファン回転数を変えたテスト全体でのCPU温度の開きです。パネル交換だけの差ではありません。公式が示す騒音の最大値はファン単体で、前面が30.2dB(A)、背面が29.2dB(A)、底面が34.2dB(A)です。ケース全体を組んだときの騒音ではありません。
つまりガラスパネルのままでも組めますが、冷却を重視するならメッシュに替え、ファンカーブで回転数を抑える使い方が現実的です。底面ファンは最大2,200rpmで、4ピンのPWM制御に対応します。マザーボードのファンカーブで、負荷が低いときの回転数を下げられます。
適合GPUは410mmまで。最初のネックは電源の160mm
大型GPUを載せられるかどうかは、410mmという数字だけでは決まりません。電源の長さと、配線の余裕も確かめる必要があります。
公式は、奥行160mm以下のATX電源のみ使えると案内しています。高出力の電源ユニット(1600Wモデルなど)は、付属の電源アダプターのコネクター仕様上、接続できません。具体的に何W以下なら使えるかは公式に書かれていないため、手持ちの電源の全長と定格を購入前に確かめてください。
グラフィックボードは長さ410mmまでで、GPUサポートステイが付属します。カードの厚みや補助電源コネクターの向きはケースの仕様からは分からないため、載せたい製品の寸法で確かめます。CPUクーラーは高さ170mmまでで、一般的な空冷クーラーの大半は収まります。
水冷は上面に240・280・360mmのラジエーターを付けられます。ラジエーターの厚みとメモリとの干渉は仕様から分からないため、搭載する製品ごとに確かめてください。ストレージは、3.5/2.5インチ兼用のベイが2つと、2.5インチのベイが1つです。
配線は余裕が大きくありません。実機レビューでは、ケーブルを裏に回すスペースが狭いと指摘されています。電源を前面に置く構造のため、電源ケーブルの取り回しは通常のケースと勝手が違います。初めて組む人は、配線の逃げ場を意識して、ケーブルが太い電源は避けたほうが無難です。
比較NZXT H7 Flow(2024)・Fractal Design Pop 2 Airとの違い
メッシュ前面でエアフローを重視するATXケースなら、NZXT H7 Flow(2024)とFractal Design Pop 2 Airが候補です。違いは電源の長さと、GPUへの送風の方法に出ます。
| 項目 | DUOAIR RGB | H7 Flow(2024) |
|---|---|---|
| GPU最大長 | 410mm | 410mm |
| CPUクーラー高 | 170mm | 185mm |
| 電源の長さ | 160mmまで | 200mmまで |
| 標準ファン | 5基(前140mm×2・背120mm・底120mm×2) | 前面120mm×3 |
| 幅×奥行き×高さ | 220×479×460mm | 244×468×544mm |
| 前面パネル | メッシュとガラスの2枚付属 | メッシュ(パネルの付け替えなし) |
| 項目 | DUOAIR RGB | Pop 2 Air |
|---|---|---|
| GPU最大長 | 410mm | 416mm |
| CPUクーラー高 | 170mm | 170mm |
| 電源の長さ | 160mmまで | 180mmまで |
| 標準ファン | 5基(前140mm×2・背120mm・底120mm×2) | 120mm×3 |
| GPUへの送風 | 底面ファン2基で真下から | 前面からのエアガイド |
| 上面ラジエーター | 240・280・360mm | 120・240・360mm |
※DUOAIR RGBは国内代理店の製品ページ、H7 Flow(2024)はNZXT公式、Pop 2 AirはFractal Design公式の値です。
H7 Flow(2024)は電源が200mmまで入り、CPUクーラーも185mmまで載せられます。標準ファンは3基ですが、DUOAIR RGBが小さい電源に限られる代わりに、電源とクーラーの選択肢が広いのが利点です。DUOAIR RGBは5基が付くので、買い足すファンがなく、底面からGPUを狙った送風が最初から使えます。
Pop 2 AirはGPUが416mmまで入り、電源も180mmまで使えます。前面のエアガイドでカードへ風を導く方式で、底面ファンは付属しません。DUOAIR RGBは5基付属ですが、電源の制約が一段厳しい点が違います。電源をすでに持っているなら、まず長さを測って、160mmに収まるかどうかで選んでください。
また、同じCOUGARのCFV220 RGBは、底面吸気を持つピラーレスで、市場想定価格はブラック税込16,980円・ホワイト17,980円です。こちらも電源は160mmまでで、制約は共通しています。見た目重視で3面ガラスならCFV220 RGB、前面パネルを付け替えて冷却を調整したいならDUOAIR RGBが選択肢になります。
疑問解消DUOAIR RGBでよくある質問
総括GPUを底面から冷やしたい人向け。電源の長さが条件
DUOAIR RGBは、メッシュとガラスの前面パネル、ファン5基、410mmまでのGPU対応をまとめた15,800円のケースです。電源を前面下部に置く構造は、大型GPUを底面から冷やす狙いと合っています。
電源が160mm以下で、ATXの構成に大型GPUを載せたい人なら、候補に入るケースです。冷却を優先するならメッシュを選び、ファンは1,000〜1,500rpm程度に絞ると、騒音と温度のバランスが取れます。長い電源や配線の余裕を重視する人は、先にケース選びの基本を確かめてください。




