『刀鍛冶(Japanese Swordsmith)』Steam発表|玉鋼から11工程、焼き入れは一発勝負でやり直し不可の本格シム
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玉鋼から11工程、焼き入れは一発勝負でやり直し不可の作刀シミュレーター
出典:Steamストア公式ページ「刀鍛冶」、Steamコミュニティ告知(開発元SENSE SHARE)にもとづきます。本記事の情報は2026年8月18日時点のものです。
日本刀作りをテーマにしたゲームと聞くと、素材を集めて工程をこなせば思い通りの一振りが完成する、気軽なクラフトゲームを想像するかもしれません。しかし新作『刀鍛冶』は、そうしたイメージとは方向性の異なる作りになっています。
『刀鍛冶(Japanese Swordsmith)』は、SENSE SHAREが開発・販売する新作PCゲームです。2026年8月13日にSteamストアページが公開され、幕末の京都で刀鍛冶になり、炭切り・水へし小割・積み沸かし・折返し鍛錬・造り込み・沸かし延べ/素延べ・火造り・土置き・焼き入れ・研ぎ・拵えという11段階の作刀工程を、自分の手で一つずつたどっていく内容が明らかになりました。とりわけ焼き入れは、加熱した刀身を急冷して刃文を決める一発勝負で、後戻りができません。
この記事では、Steam公式ページと開発元SENSE SHAREのコミュニティ告知にもとづいて、11段階の作刀工程の中身、やり直しのきかない焼き入れの仕組み、刃文や地鉄に個性が出る理由、鍛冶場のレイアウト機能、早期アクセスとSteam Next Fest向け体験版の予定、必要スペックまでを整理します。
『刀鍛冶(Japanese Swordsmith)』は、SENSE SHAREが開発・販売する新作の作刀シミュレーターです。幕末の京都を舞台に、炭切り・水へし小割・積み沸かし・折返し鍛錬・造り込み・沸かし延べ/素延べ・火造り・土置き・焼き入れ・研ぎ・拵えという11段階の工程を経て、玉鋼から一本の日本刀を仕上げていきます。焼き入れは加熱した刀身を急冷して刃文を決める後戻りできない一発勝負で、土置きで置いた土のラインや鋼の状態、焼き入れの温度によって刃文や地鉄の個性が変わる設計です。鍛冶場は炉や家具、玉鋼、加工途中の鋼、完成した刀を自由に配置でき、効率重視でも見た目重視でもレイアウトできます。対応言語は日本語・英語のインターフェイスのみで、多言語翻訳の補助と一部BGMには生成AIが使用されています。必要スペックは最低GTX 1060 6GB、推奨RTX 2060以上。2026年8月18日時点で発売日・価格は未定ですが、早期アクセスとSteam Next Fest向け体験版が予定されています。
目次
要点まず押さえておきたい4つのポイント
概要幕末の京都で刀鍛冶になる新作シミュレーター
SENSE SHAREは2026年8月13日、新作『刀鍛冶(Japanese Swordsmith)』のSteamストアページを公開しました。開発・販売はいずれもSENSE SHARE名義です。ストアページの説明文には「玉鋼から、一本の刀を。幕末の京都で、刀鍛冶になろう」というキャッチコピーが掲げられ、続けて「『刀鍛冶』は、日本刀の伝統的な作刀の道のりを軸にしたハードコアな刀鍛冶シミュレーターです」と紹介されています。ゲーム内表記は日本語版が『刀鍛冶』、英語版が「Japanese Swordsmith」で、本記事では以降『刀鍛冶』の名称で統一します。
2026年8月18日時点で、Steam上のリリース日は「近日登場」となっており、発売日・価格ともに公開されていません。ストアページの紹介文は「本格的な作刀工程を学び、玉鋼から自分だけの日本刀を造ろう」と続き、実在する名刀や物語に想を得た刀の形を再現する遊び方も想定されていることが説明されています。
作刀炭切りから拵えまで、11段階の工程で日本刀を仕上げる
『刀鍛冶』の中心となるのは、実際の日本刀づくりの流れをなぞった11段階の作刀工程です。Steamの説明文をもとに整理すると、それぞれの工程は次のような内容です。
- 炭切り(Sumikiri) — 火床を支える炭を、自分の手で切り整える
- 水へし小割(Mizuheshi) — 玉鋼を加熱して打ち、急冷してから小割にした破片を選別する
- 積み沸かし(Tsumiwakashi) — 選んだ破片を積み、熱と打撃で一本の鋼にまとめる
- 折返し鍛錬(Tanren) — 鋼を折り返して打ち、質を高めていく
- 造り込み(Tsukurikomi) — 皮鉄と芯鉄などを重ね合わせ、刀の芯を組む
- 沸かし延べ/素延べ(Wakashinobe / Sunobe) — 鋼を刀の寸法まで延ばし、切先の形を整える
- 火造り(Hizukuri) — 刃・棟・反りなど、刀身全体の形を仕上げる
- 土置き(Tsuchioki) — 刃文のもとになる土のラインを、自分の手で置く
- 焼き入れ(Yakiire) — 加熱した刀身を急冷し、刃文を決める後戻りできない一発勝負
- 研ぎ(Togi) — 砥石で土を落とし、地鉄と刃文を研ぎ出す
- 拵え(Koshirae) — 柄・鍔・鞘などを組み合わせ、一本の刀として完成させる
公開されているスクリーンショットからは、単に工程を選んで待つだけの作業ではないことがうかがえます。炭切りの場面では「Cut Charcoal(Daily)」という日課タスクとともに、火床の温度が1300℃前後まで表示され、炭を火床に投入する操作が求められます。積み沸かしや折返し鍛錬の工程でも、鋼の幅・長さ・厚みといった数値がリアルタイムに表示され、ハンマーを振るうたびに刀の寸法が変化していく様子を確認できます。画面左上には「Main Goal: Make Your Name as a Swordsmith(刀鍛冶として名を上げろ)」というメインゴールと、師匠とみられる「Hanjiro」という人物のアイコンも表示されており、単発の作業ゲームではなく、一人の刀鍛冶として成長していく過程が用意されていることがうかがえます。

焼き入れ刃文を決める一発勝負、加熱した刀身を急冷する後戻りできない工程
11の工程の中でも、とりわけ緊張感が強いとされているのが焼き入れです。Steamのストア説明では「焼き入れ — 加熱した刀身を急冷し、刃文を決める後戻りできない一発勝負」と明記されており、英語版のストア説明でも「quench the heated blade and lock in the hamon—one shot, no undo(刀身を急冷して刃文を固定する。やり直しは一切きかない)」と、日英どちらの説明でも「やり直しがきかない」という点が強調されています。
公開されているスクリーンショットでは、白熱した刀身を「Quenching Water Tank(焼き入れ用の水槽)」へ「Dip in Tank」の操作で沈める場面が確認できます。それまでの工程で丁寧に鋼を仕上げていても、この一瞬の判断次第で結果が変わってしまう構成です。ストアページには「鋼と向き合い、最高の一本を作る」という見出しのもと、「火床の炎、熱した鋼の色、叩いたあとの状態——そのすべてを注意深く観察し、鋼を最高の状態へ仕上げよ。『折れず、曲がらず、よく斬れる』日本刀を目指すなら、それが必要だ」という説明もあり、焼き入れに至るまでの観察と判断の積み重ねが重視されるゲーム性であることがうかがえます。

刃文土のラインと鋼の状態、焼き入れの温度で変わる個性
焼き入れの前に行う土置きも、完成する刀の見た目を左右する重要な工程です。Steamの説明では「土置き — 刃文のもとになる土のラインを、自分の手で置く」とされており、実際のスクリーンショットでも、刀身に薄く均一な土を塗る「Hikitsuchi(引土)」と、厚く盛る「Okitsuchi(置土)」という2つの選択肢が用意されている様子が確認できます。
ストアページの「刀に残る個性」という項目では「自分で置いた土のラインが、刃文になる。だが、美しく出るかどうかは鋼の状態や焼き入れの温度などによって大きく変わる。職人の作業の積み重ねが、刃文や地肌といった刀の表情になって現れる」と説明されています。つまり、土置きの段階で狙った通りの刃文が必ず出るわけではなく、それまでの折返し鍛錬や火造りでの鋼の仕上がり、そして焼き入れの温度管理までが複合的に影響する設計です。同じ土のラインを置いても、そこに至るまでの工程の精度によって、刃文と地鉄の見え方が変わってくると考えられます。

鍛冶場効率か雰囲気か、家具や刀を自由に配置できるレイアウト機能
作刀そのものだけでなく、作業場である鍛冶場の見た目にもこだわれる点が特徴です。Steamの説明では「鍛冶場の主な設備や家具、玉鋼や鍛え途中の鋼、作成中の刀など、多くのオブジェクトを好きな位置に配置できる。作業効率を取るも、見た目を取るも自由だ。自分の鍛冶場を、自分の流儀でレイアウトしよう」と紹介されています。作業動線を優先した実用的な配置にするか、見せ方にこだわった鍛冶場にするかは、プレイヤーの好み次第という設計です。
公開されているスクリーンショットには、複数の刀が刀掛けに並べられた鍛冶場の一角も写っており、そのうちの一振りには「Kanesada(兼定)」というラベルが表示されています。兼定は室町から江戸期にかけて実在した刀工の名で、幕末の京都という舞台設定とも重なる名称です。実在の名工や名刀を参考にした形状づくりに挑戦できるという説明とあわせて見ると、完成した刀を鍛冶場の一角に飾って眺められる作り込みがうかがえます。

拵え柄・鍔・鞘を組み合わせて仕上げの姿を作り込む
最後の工程にあたる拵えでは、刀身の外装部分を組み立てます。Steamの説明では「柄・鍔・鞘などを合わせ、一本の刀として整える」とされ、公開されているスクリーンショットでは、鎺(はばき)・切羽(せっぱ)・鍔(つば)・縁(ふち)・柄(つか)・頭(かしら)・鞘(さや)といった各パーツをタブで切り替えながら、位置やサイズを個別に調整できる画面が確認できます。頭(かしら)のタブでは、複数の意匠から選んで装着する仕組みが確認でき、他のパーツについても同様に選択・調整できるとみられます。刀身の出来栄えだけでなく、最終的な見た目まで作り込める仕組みです。

予定早期アクセスとSteam Next Fest向け体験版を予告
開発元SENSE SHAREは、Steamストアページの公開にあわせてSteamコミュニティに告知を投稿しました。英語版の告知文では「Wishlist so you don’t miss Early Access and the Steam Next Fest demo later(ウィッシュリストに登録して、後日予定している早期アクセスとSteam Next Fest向け体験版を見逃さないように)」と呼びかけられており、日本語版の告知でも「ウィッシュリストへの追加をお願いします!(体験版やEarly Accessのご案内を受け取れます)」と、同じ内容が案内されています。ただし、早期アクセスの開始時期や体験版の配信時期といった具体的な日程は、2026年8月18日時点では明らかにされていません。
告知にはDiscordコミュニティへのリンクも掲載されています。開発の進捗や今後の情報は、Steamストアページに加えて公式Discordサーバーでも案内される見込みです。
要件最低GTX 1060、推奨RTX 2060以上のグラフィック性能が必要
必要スペックは、一人称視点で鋼の質感や火の表現を描く作品らしく、インディーゲームとしてはやや高めの水準です。最低動作環境のCPUはCore i5-8400またはRyzen 5 2600以上、メモリは8GB、GPUはGTX 1060 6GBまたはRX 580 8GB以上とされています。推奨環境ではCore i7-10700またはRyzen 7 3700X以上、メモリ16GB、GPUはRTX 2060またはRX 6600以上を求められます。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 10/11(64bit) |
| CPU | Core i5-8400/Ryzen 5 2600以上 | Core i7-10700/Ryzen 7 3700X以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 1060 6GB/RX 580 8GB以上 | RTX 2060/RX 6600以上 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 8GBの空き容量 | 10GBの空き容量 |
※出典:Steamストアページ「刀鍛冶」のシステム要件(2026年8月18日時点)。開発中のため、今後の更新で変更される可能性があります。
最低・推奨のどちらも「Vulkan compatible(Vulkan対応)」というただし書きが付いている点には注意が必要です。GTX 1060やRX 580はVulkanに対応済みのため通常は問題になりませんが、対応グラフィックドライバを最新の状態にしておくことをおすすめします。対応言語は日本語と英語のインターフェイスのみで、2026年8月18日時点ではフル音声・字幕とも用意されていません。
開示多言語翻訳と一部BGMに生成AIを使用と公式が説明
Steamストアページの「AI生成コンテンツの開示」欄には、開発者による次のような説明が記載されています。「Generative AI is used to assist with multilingual translation and some BGM.(多言語翻訳の補助と一部のBGMに生成AIを使用しています)」。作刀パートの作り込みに対して、翻訳や一部楽曲の制作には生成AIを活用するという、役割を切り分けた開発体制がうかがえる内容です。
結論ウィッシュリスト登録が向いている人・様子見でよい人
- 日本刀づくりの工程を、実際の手順に沿って一つずつ体験してみたい人
- やり直しのきかない緊張感のある工程に手応えを感じたい人
- 効率だけでなく見た目にもこだわった作業場づくりが好きな人
- 発売日・価格が決まってから判断したい人(現時点で未定)
- 気軽に何度もやり直せるクラフトゲームを求めている人(焼き入れはやり直し不可)
- 日本語のフル音声や字幕を重視する人(現時点はインターフェイスのみ対応)
FAQよくある質問
『刀鍛冶(Japanese Swordsmith)』は、SENSE SHAREが開発・販売する新作の作刀シミュレーターです。幕末の京都を舞台に、炭切り・水へし小割・積み沸かし・折返し鍛錬・造り込み・沸かし延べ/素延べ・火造り・土置き・焼き入れ・研ぎ・拵えという11段階の工程を経て、玉鋼から一本の日本刀を仕上げていきます。中でも焼き入れは、加熱した刀身を急冷して刃文を決める後戻りできない一発勝負で、それまでの工程の積み重ねが結果に直結する構成です。
土置きのラインや鋼の状態、焼き入れの温度によって刃文や地鉄の個性が変わる設計、効率か雰囲気かを選べる鍛冶場のレイアウト機能、柄・鍔・鞘まで作り込める拵えなど、一つの工程を通過して終わりではない作り込みが随所に見られます。発売日と価格は2026年8月18日時点で未定ですが、早期アクセスとSteam Next Fest向け体験版が予定されているため、ウィッシュリストに登録して続報を待ちたいタイトルです。



