ハースストーンに新クラス「モンク」追加決定|2027年3月実装で11→12クラス体制へ【BlizzCon 2026】
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2027年3月実装で11→12クラス体制へ【BlizzCon 2026】
出典:Blizzard公式「BlizzCon 2026: Monk Joins Hearthstone」、ハースストーン日本公式ブログ、Blizzard公式「Command the Old Gods」、PC Gamerにもとづきます。
BlizzCon 2026で公開されたティザーでは、新クラス「モンク」と2027年3月という実装時期が明示されました。代表的なキャラクターとして、パンダレンの酒仙チェン・ストームスタウトが起用されています。現時点では、ヒーローパワー、専用キーワード、初期カード、デッキの方向性といったゲームシステムに関わる詳しい内容はまだ発表されていません。
発表内容だけを見ると、モンク、新拡張、バトルグラウンド更新が同時に発表された大型アップデートという印象ですが、中でも注目したいのがモンクです。単純にプレイできるクラスが1つ増えるだけではありません。過去のデーモンハンターやデスナイト追加時には、新しいヒーローパワーやクラス専用システムとともにゲーム環境そのものが大きく変わりました。
モンクについては現時点で性能面の詳細が明らかになっていないため、「どのような強さになるか」を断定することはできません。しかし『ハースストーン』の歴史を振り返ると、2027年3月は久しぶりにスタンダード環境の構造そのものが変わるタイミングになる可能性があります。
目次
発表新クラス「モンク」は2027年3月実装予定
Blizzard公式によれば、モンクは「Warcraft」シリーズでも長くプレイできるクラスであり、『ハースストーン』への追加を待っていたプレイヤーも少なくありませんでした。ここで注意したいのは、「モンク=パンダレン専用クラス」というわけではないことです。Warcraftシリーズではパンダレンとモンクの結びつきは非常に強いものの、World of Warcraftではさまざまな種族がモンクになれます。ティザーの雰囲気だけから、パンダレンを中心としたカード構成になると断定するのはまだ早いでしょう。

経緯実装時点ではデスナイト以来約4年3カ月ぶり
『ハースストーン』は2014年の正式サービス開始から長い間、初期の9クラスを中心にゲームを展開してきました。状況が大きく変わったのが2020年です。2020年4月に「デーモンハンター」が追加され、『ハースストーン』サービス開始後初となる新クラスが誕生しました。Blizzard自身も当時、デーモンハンターをサービス開始以来初めての新規クラスと説明しています。
その約2年8カ月後となる2022年12月には、拡張「リッチキングの凱旋」とともにデスナイトが追加されました。デスナイトには2マナで1/1のグールを召喚するヒーローパワーだけでなく、倒れた味方ミニオンを資源として利用する「死体」や、血・凍気・不浄を使ったルーンシステムまで用意されました。そして次が2027年3月予定のモンクです。つまり新クラスの追加間隔は、デーモンハンターからデスナイトまでより、デスナイトからモンクまでの方がかなり長くなります。新クラスそのものが頻繁に追加されるゲームではないことを考えると、モンク追加は2027年の『ハースストーン』でも特に大きな変更の一つになるでしょう。海外メディアも、モンクをデーモンハンター・デスナイトに続く「サービス開始後3例目の新クラス」と位置付けています。
体制モンク追加で『ハースストーン』は12クラス体制へ
現在の『ハースストーン』には、初期9クラスにデーモンハンターとデスナイトを加えた11クラスがあります。モンクが加われば12クラス体制になります。
ここで面白いのが、2026年に導入された「クラスセット」です。Blizzardは2026年から従来のミニセットを一時的に休止し、一部クラスへまとめてカードを追加するクラスセットを導入しました。1回につき4クラスへカードが追加され、2026年には合計12クラスセットをリリースする計画です。当時『ハースストーン』には11クラスしかなかったため、「12個目のクラスセットは新クラスを示唆しているのでは」と考えた人もいたかもしれません。ただしBlizzardは公式発表の時点で、12セットになる理由について「一つのクラスで2つ目のセットがリリースされる」と説明しています。そしてモンクの実装は2027年3月です。そのため、2026年の12個のクラスセットがそのままモンク登場を意味していたわけではありません。一方で、12クラス体制になったあとの2027年以降にクラスセット方式が継続されるなら、今度は「各クラス1セット」という非常に分かりやすい構成にできるようになります。今後のカード供給方法まで含めて、モンク追加後のロードマップには注目したいところです。
未確定モンクの性能はまだ分からない
モンクについて今の段階で最も重要なのは、分かっている情報と分かっていない情報を分けることです。2027年3月に新クラスとして登場することは発表されています。一方、ヒーローパワー、専用キーワード、固有リソース、具体的なカード性能については2026年9月時点で正式発表されていません。詳細は今後追って公開される見通しです。
World of Warcraftのモンクから考えると、「醸造」「格闘」「気」といった要素をカードゲームへ落とし込む可能性は考えられますが、ここから先はあくまで予想です。過去の新クラスを見ても、Warcraft側の特徴を単純にコピーしたわけではありません。デーモンハンターには手札の左右端からカードを使うことで追加効果を得られる「異端」が導入され、デスナイトでは「死体」と「ルーン」という、デッキ構築段階から既存クラスとは異なる仕組みが用意されています。この流れを考えると、モンクにも単に既存カードを別テーマで使うだけではない、クラスを象徴する専用システムが用意されても不思議ではありません。
課題新クラス追加で重要なのは「カード枚数をどう追いつかせるか」
新クラス追加で意外に重要なのがカードプールです。既存クラスには何年分ものカードが存在しますが、新クラスは登場時点ではカード資産がありません。その差をどのように埋めるかは、過去の新クラス追加でも大きな課題でした。
2020年のデーモンハンター追加時には、通常の拡張カードだけでなく、基本カードと専用の初心者セットが無料提供され、Blizzardはその年の各拡張版でもデーモンハンター用カードを追加する方針を採用しています。デスナイトも「リッチキングの凱旋」の中心的存在として、大量の専用カードとともに登場しました。そのためモンクでも、通常の1クラス分より大きな初期カードプールを用意する必要があると考えられます。2027年の最初の大型拡張と同時に実装されるのか、専用セットを用意するのか、クラスセット方式を活用するのか。モンクの強さそのものと同じくらい、「新規クラスのカードをどう配るか」は注目ポイントになりそうです。
影響デーモンハンターのように環境を一気に変える可能性もある
新クラスが増えると、単純に使用できるデッキが増えるだけではありません。カードゲームでは対戦相手として想定しなければならないクラスが増えるため、デッキ構築やマリガンの判断にも影響します。特にデーモンハンター実装時は、1マナのヒーローパワー「デモンクロー」と「異端」を中心に、既存クラスとはかなり異なるテンポで戦うクラスとして設計されていました。デスナイトでもルーンによってデッキ構築そのものに制約を設けるという、それまでとは違う方式が採用されています。
モンクがどのような設計になるかは分かりませんが、新クラスを増やす以上、既存11クラスとの差別化は必要です。逆に考えると、2027年3月のモンク追加は新しいカードが数十枚増えるだけのアップデートではなく、スタンダードで考慮する戦略が1クラス分丸ごと増えるアップデートになります。現在プレイしていないユーザーにとっても、復帰するきっかけになり得るでしょう。
新拡張「黒の帝国の君臨」は10月21日配信
モンクを待つ前に、2026年の『ハースストーン』にはもう一つ大きなアップデートがあります。新拡張「黒の帝国の君臨」です。Blizzard公式ブログによると世界同時で10月20日配信、日本公式ブログでは日本時間10月21日配信と案内されています。舞台は、現在のアゼロスが形作られるよりはるか昔、クトゥーン、ン=ゾス、ヨグ=サロン、ヤシャラージという旧神が世界を支配していた「黒の帝国」の時代です。4体の旧神はレジェンドの中立ミニオンとして登場し、通常攻撃の代わりに持つ4つの固有能力のうち2つをターンごとに発動できると公式説明されています。

合成「合成」はカードテキストそのものを組み替える
ゲームプレイ面で特に注目したいのが、新キーワード「合成」です。Blizzard公式によると、合成ではミニオンを手札に加えたうえで、そのカードテキストの一部を厳選された別ミニオンのテキストへ置き換えます。
カードゲームでは通常、一度デッキに入れたカードの性能は決まっています。しかし合成では、その対戦中に通常存在しない能力の組み合わせを作れることになります。つまり同じカードを使っていても、毎回同じ結果になるとは限りません。発見やランダム生成カードを長く取り入れてきた『ハースストーン』らしいシステムとも言えますが、「既存カードを引く」のではなく「カードテキスト自体を再構成する」という点はかなり大胆です。競技性とのバランスがどうなるのかも気になるところでしょう。
旧神はWarcraft世界において、既存の生命や世界を腐敗させ、別の姿へ変えていく存在として描かれてきました。固定されたミニオンの能力を別の能力へ置き換える「合成」は、ゲームシステムとしても旧神の混沌としたイメージに合っています。単に新しいキーワードを追加するのではなく、拡張の世界観と実際のカード挙動を結び付けようとしていることが分かります。
BGバトルグラウンドには新種族「異形」が登場
構築戦だけでなく、バトルグラウンドも更新されます。パッチ36.6.1では新しいミニオン種族「異形」が追加され、日本公式ブログでは日本時間9月23日、Blizzard公式では世界向けに9月22日展開と案内されています。
異形は旧神の腐敗や実験から生まれた存在という設定になっており、カード破棄によるシナジーをベースに、味方の異形が死亡することで「神祇」の進行度を高めていく仕組みが用意され、クトゥーンまたはヤシャラージの力を呼び出すと公式で説明されています。今回のBlizzCon発表は、構築戦だけに旧神を持ち込むのではなく、バトルグラウンドも含めて旧神を2026年後半の『ハースストーン』の中心テーマにする内容です。

整理2026年の更新と2027年のモンクは分けて考えたい
今回の発表は情報量が多いため、すべてが同時に実装されるように見えるかもしれませんが、実際にはアップデート時期がかなり離れています。まず2026年9月にはバトルグラウンドへ異形が追加されます。続いて10月21日(日本時間)に「黒の帝国の君臨」が配信されます。そしてモンクは2027年3月です。そのため、現在『ハースストーン』をプレイしているユーザーにとって当面の大きな変化は「黒の帝国の君臨」と「合成」です。モンクはその先に用意された2027年の大型アップデートと考えた方が分かりやすいでしょう。
しばらく『ハースストーン』から離れているユーザーにとっては、モンク実装が復帰タイミングの候補になります。デーモンハンターとデスナイトの例を見る限り、新クラス導入時には既存プレイヤーとのカード資産差を埋める仕組みが必要になります。さらにモンクが登場すれば、11クラスから12クラスへ増えるため既存環境にも大きな影響が出ます。もちろん、具体的な初期カード配布やデッキ入手方法はまだ発表されていないため、「初心者でもすぐモンクデッキを作れる」と現段階で断定することはできません。それでも、新クラス登場は既存カードの追加よりゲームへの影響範囲が大きいため、過去にプレイしていた人が2027年3月を一つの区切りとしてチェックしておく価値はありそうです。
モンクが追加されることで、World of Warcraftに存在する主要クラスの多くが『ハースストーン』でもプレイ可能になります。海外メディアは、モンク追加後にはエヴォーカーがWorld of Warcraftから『ハースストーン』へまだ追加されていないクラスとして残ると指摘しています。だからといって次の追加クラスがエヴォーカーになると決まったわけではありません。デスナイトからモンクまで約4年3カ月空いていることを踏まえると、新クラスは毎年増やすコンテンツではなく、大型アップデートとして慎重に投入していると見る方が自然です。まずはモンクが12番目のクラスとしてどのような立ち位置を与えられるのかが重要でしょう。
FAQよくある質問
まとめまとめ|2027年3月は11→12クラス移行の節目
『ハースストーン』に新クラス「モンク」が追加されます。実装予定は2027年3月です。2022年12月のデスナイト以来となるため、予定通り実装されれば約4年3カ月ぶりの新クラス追加になります。モンクのヒーローパワーや専用キーワード、初期カードについてはまだ発表されておらず、詳細は今後追って公開される見通しです。ただし過去には、デーモンハンターで「異端」、デスナイトで「死体」と「ルーン」という専用システムが導入されました。このため、モンクも既存11クラスとは異なる独自のゲームシステムを持つのかが最大の注目点になります。
その前には、2026年10月21日(日本時間)に新拡張「黒の帝国の君臨」が配信予定です。旧神が支配していた古代アゼロスを舞台に、カード能力を組み合わせてカスタムミニオンを作る新キーワード「合成」が導入され、バトルグラウンドには新ミニオン種族「異形」も追加されます。今回のBlizzCon 2026発表は単発の新拡張発表ではなく、2026年秋の旧神編から2027年3月の新クラス「モンク」までをつなぐ、中長期の『ハースストーン』ロードマップが見え始めた発表と考えた方がよいでしょう。特にモンクは、カードを数十枚追加する通常の拡張とは影響範囲が違います。2027年3月、『ハースストーン』が11クラスから12クラスへ移行することで、スタンダードのデッキ構築や対戦環境がどこまで変化するのか。今後公開されるヒーローパワーと専用システムが最大の注目ポイントになりそうです。



