バルダーズ・ゲート 3 PC版おすすめ設定ガイド【Patch 8 / 2026年版】|Act 3 FPS改善はCPU設定が鍵——DX11/Vulkan選択・Dynamic Crowds・DLSS/FSR 2.2/XeSS
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Act 3が重い原因はGPUではなくCPU側にある
バルダーズ・ゲート 3でfpsが出ない原因の多くは、グラフィック設定の高さではありません。Act 3の下層都市で全設定をUltraからLowに下げても、fpsの伸びは10〜12%ほどにとどまります。街に数百のNPCがいて、その処理がCPUに集中するためです。
結論は、GPU側の画質設定をいじる前に、Dynamic Crowds・Instance Distance・Animation Level of DetailといったCPU側の設定を下げることです。単独の効果は大きくなく、Dynamic Crowdsで5〜6%、残りは1〜3%ほどですが、合わせるとAct 3の街で効いてきます。画質を落とすより、街の群衆の細かさを落とすほうが見た目の損は小さく済みます。
判断の分かれ目は、解像度を下げたりアップスケーリングを入れたりしてfpsが伸びるかどうかです。伸びるならGPU側が足りておらず、伸びないならCPU側が上限です。どちらに当たるかで、下げる項目が変わります。
必要スペックの全体像はバルダーズ・ゲート 3 PC必要スペックとおすすめ構成に、GPU別の実測fpsはGPU別ベンチマークにまとめています。
目次
結論重い時に変える順番
- fpsが伸びる側を見極める(解像度を1段下げるか、アップスケーリングをQualityにして、fpsが変わるかを確かめる)
- 変わらないなら、Dynamic Crowds・Instance Distance・Animation Level of Detailを下げる(Act 3の街が重いときの本命)
- 変わるなら、アップスケーリングを入れてShadow QualityをMediumにする(GPU側が足りないとき)
- スタッターが続くときは、グラフィックスAPIをVulkanとDX11で入れ替えて試す
Dynamic Crowdsは、群衆が犯罪・スニーク・範囲攻撃に反応する仕組みです。Offにすると、群衆はそうした行動に反応しなくなります。5〜6%のfpsと引き換えになるので、Act 3で60fpsを割るときに限って切るのがおすすめです。
APIVulkanとDX11はどちらを選ぶか
BG3は起動時のランチャーで、グラフィックスAPIをDX11かVulkanから選びます。ゲーム内のグラフィック設定には出てこない項目で、ランチャーは選んだAPIを覚えます(2023年8月25日のホットフィックスで追加)。毎回選び直す必要はありません。
Larian公式のFAQは、Vulkanは多くの場合でDX11より性能が上がる可能性があり、安定性はやや劣る可能性がある、と案内しています。問題が出たときはランチャーからDX11を試す、というのが公式の順番です。Vulkanはドライバーの影響を受けやすく、ドライバーのバージョンで挙動が変わることもあります。
| GPU | 最初に選ぶAPI | 理由 |
|---|---|---|
| Radeon | Vulkan | 2023年8月の検証では、Vulkanが平均fpsと1% lowの両方で上回った |
| GeForce | 平均fps重視ならDX11、滑らかさ重視ならVulkan | 同検証でDX11は平均fpsが6〜13%高く、1% lowは最大7〜12%低かった |
| Intel Arc | Vulkan | 公式FAQの順番どおり、Vulkanで始めて問題があればDX11に切り替える |
出典:Larian Studios サポート「What is Vulkan? The difference between Vulkan and DX11」、PC Gamer「Should you run Baldur’s Gate 3 in DX11 or Vulkan?」(2023年8月)
この数字は発売直後の2023年8月の検証のもので、当時のAMD向けアップスケーリングはFSR 1.0だけでした。パッチを重ねた今の数字ではないので、「GeForceはDX11が必ず速い」とは言えません。平均fpsが気になるならDX11、フレームタイムの乱れが気になるならVulkanを試し、体感のよいほうに決めてください。
Vulkanで初めて入るエリアにカクつきが出るときは、Steamのゲームのプロパティにある「バックグラウンドでVulkanシェーダーを処理する」を有効にすると、シェーダーの事前処理が進んでカクつきを減らせます。
アップスケーリングDLSS 2・FSR 2.2・XeSSの使い分け
BG3のアップスケーリングは、設定のUpscaling Typeで選びます。DLSS 2(GeForce RTX)とFSR 2.2(全GPU対応)に加えて、2025年9月24日のホットフィックス#34でIntelのXeSSが入りました。XeSSはDX11ではIntel Xe搭載GPU向け、Vulkanではほかのメーカーのカードでも使えます。
アップスケーリングが効くのは、GPUが足りていない場面です。Act 3の街のようにCPUが上限のときは、解像度を下げてもfpsがほとんど伸びません。4Kや、フルHDでもGPUが非力なときに入れるのが基本で、CPU律速の街で入れても期待したほど変わらないことは知っておいてください。
- GeForce RTX:DLSS 2のQuality。画質を優先する場合の第一候補
- Radeon・GeForce GTX:FSR 2.2のQuality
- Intel Arc:XeSS。Vulkanでも使えるので、APIはVulkanのままで選べる
- 使わない場合:TAA。FSR 1は2023年の検証で画質の低下が大きいと評価されているので避ける
フレーム生成(DLSS 3以降のFrame Generation)は、設定メニューの選択肢にありません。2025年4月のPatch 8以降、2026年3月26日のHotfix #36までの公式お知らせで、DLSS・FSRの新バージョン対応は確認できず、アップスケーリング関連の更新はXeSSの追加とSteam Deck向けのFSR 2.2既定化にとどまります。
出典:Steam「Hotfix #34 Now Live!」(2025年9月24日)、Steam「Hotfix #35 Now Live!」(2025年11月20日)
DLSS・FSR・XeSSそれぞれの仕組みと画質の違いはDLSS・FSR・XeSS完全ガイドで比べています。
項目別グラフィック設定の項目ごとのおすすめ値
「効果」は、各設定を下げたときにfpsがどれだけ伸びるかの目安です。数字は海外の設定検証(Core i9-13900K・RTX 4090・メモリ16GB DDR5)の値で、環境によって前後します。
| 設定項目 | おすすめ値 | 効果と見た目の変化 |
|---|---|---|
| Dynamic Crowds | Act 3で足りないときだけOff | fpsは5〜6%伸びる。群衆が犯罪・スニーク・範囲攻撃に反応しなくなる |
| Instance Distance | Low〜Medium | Highより2〜3%速い。草や花など地表の小物の描画距離が縮む |
| Animation Level of Detail | Medium(足りなければLow) | 1〜2%と影響は小さい。顔まわりのアニメーションの細かさが変わる |
| Shadow Quality | Medium | GPU側で最も効く項目。LowはHighより最大8%、Mediumより2%速い。Lowは細かい影が省かれる |
| Ambient Occlusion | そのまま | fpsの伸びは小さく、下げると接触面の陰影が薄れる損のほうが目立つ |
| Fog Quality | Act 3の地震イベントで乱れるときLow | 下げるとイベント中のフレームタイムが回復する |
| Texture Quality | VRAMに合わせてHigh〜Ultra | VRAMが足りていればfpsはほぼ変わらない。足りないとスタッターになる |
| Upscaling Type | GPUが足りないときだけQuality | CPU律速の場面ではfpsが伸びにくい。4Kで効果が出やすい |
出典:PC Optimized Settings「Baldur’s Gate 3 PC Optimized Settings and Benchmarks」、Switchblade Gaming「Best Baldur’s Gate 3 PC Settings 2026」、SmoothFPS「Best Baldur’s Gate 3 Settings (2026)」
表に出ていないTexture Filtering・Cloud Quality・God Rays・Bloomなどは、fpsを稼ぐ目的で下げる優先度が低い項目です。GPU側の項目をすべてLowにしても、Act 3の下層都市でfpsは10〜12%しか変わらないため、画質を残したまま上の表のCPU側3項目から手を付けるほうが割に合います。
症状別足りない側で変える設定を決める
GPU別のプリセットを覚えるより、足りていない側を見分けて、その側の設定だけを変えるほうが近道です。fpsを測る場所はAct 3の下層都市の街中が確実です。
| 症状 | 足りない側 | 変える設定 |
|---|---|---|
| 解像度を下げるとfpsが伸びる | GPU | Upscaling TypeをQualityに。Shadow QualityをMedium。VRAMが足りないときはTexture Qualityを1段下げる |
| 解像度を下げてもAct 3の街でfpsが変わらない | CPU | Instance DistanceをLow、Animation Level of DetailをLow、それでも足りなければDynamic CrowdsをOff |
| 平均fpsは出るのにカクつく | API・ドライバー・VRAM | APIをVulkanとDX11で入れ替える。Vulkanのシェーダー事前処理を有効にする。VRAM不足ならTexture Qualityを下げる |
Act 1〜2は同じPCでもAct 3よりfpsが高く出るため、Act 3で60fpsに届けばそれ以前は問題になりにくいです。逆に言うと、Act 1で快適だったPCがAct 3の街で急に重くなるのは、故障や設定の誤りではなく、このゲームの作りによるものです。
更新履歴Patch 8以降に入った設定まわりの変更
Patch 8(2025年4月15日)は最後の大型パッチで、以降はホットフィックスでの更新です。
- 2026年3月26日 Hotfix #36:セーブデータをロードしたときにfpsが落ちて、最後にクラッシュする不具合を修正(直前の更新で入った不具合)
- 2025年11月20日 Hotfix #35:Steam Deckの既定のアップスケーリングをFSR 1からFSR 2.2へ変更
- 2025年9月24日 Hotfix #34:XeSSに対応。Steam Deck向けのネイティブ版も追加
- 2025年5月1日 Hotfix #30:M4 Macで混雑した場面のスタッターを修正
- 2025年4月15日 Patch 8:Steam Deckの既定のFSRをFSR 2.2のQualityに変更
Hotfix #36の修正は、ロード直後からfpsが下がり続ける症状に当たります。設定を下げても直らず、セーブをロードするたびに悪化するときは、ゲームが最新版になっているかを先に確かめてください。
出典:Steam「Hotfix #36 Now Live!」(2026年3月26日)、Steam「Hotfix #30 Now Live!」(2025年5月1日)、Steam「The Final Patch」(2025年4月15日)
おすすめAct 3の街を快適にするならCPUを優先する
設定を下げても足りないときは、GPUよりCPUの買い替えが効きます。BG3は1080pで上位GPUどうしの差が出にくく、3D V-Cacheを積んだRyzen 7 9800X3Dのようなキャッシュの大きいCPUが街でのfpsを支えます。GPUは解像度に合わせて、1440pまでならRTX 5060 Ti 16GBクラスで足ります。
ゲーミングPCPCごと替えるなら9800X3D搭載機
自作が難しいときは、CPUに9800X3Dを選べるBTOパソコンが近道です。4Kで最高画質を狙うならRTX 5070 Ti搭載機、WQHDまでなら価格を抑えた構成で足ります。
BTOパソコンの価格や構成は、セールなどで短期間に入れ替わることがあります。購入前に販売ページで、CPU・GPU・メモリ容量が上の内容と一致しているかを確認してください。
FAQよくある質問
まとめGPU設定より先にCPU側の設定を下げる
BG3のAct 3は、GPUの画質設定を下げても10〜12%しか軽くならず、群衆に関わるCPU側の設定が本命です。足りない側を見極めてから、その側の設定だけを変えるのが近道です。
解像度を下げてfpsが変わらなければCPU側が上限。Instance DistanceとAnimation Level of Detailを下げ、足りなければDynamic CrowdsをOffにする。GPUが足りないときはアップスケーリングとShadow QualityのMedium。APIはVulkanで始めて、カクつくときはDX11を試す。








