バルダーズ・ゲート 3 PC版おすすめ設定ガイド【Patch 8 / 2026年版】|Act 3 FPS改善はCPU設定が鍵——DX11/Vulkan選択・Dynamic Crowds・DLSS/FSR 2.2

(更新: 2026.6.12)
バルダーズ・ゲート 3 PC版おすすめ設定ガイド【Patch 8 / 2026年版】|Act 3 FPS改善はCPU設定が鍵——DX11/Vulkan選択・Dynamic Crowds・DLSS/FSR 2.2

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バルダーズ・ゲート 3でFPSが出ない原因の多くは、グラフィック設定そのものではありません。GPU設定をUltraから全部Lowに下げても、得られるFPS向上はわずか10〜12%です。一方、ゲームランチャーでのAPI選択(DX11/Vulkan)を間違えているだけで最大13%を損しており、「Dynamic Crowds」という設定をオフにするだけでAct 3の街の体感が大きく変わります。

BG3のパフォーマンス最適化で本当に効果があるのは、CPUに関係する設定とAPIの選択です。これはほとんどのPCゲームと真逆の特性で、GPUのスペックを上げても1080pではRTX 4060とRTX 4090でほぼ同じfpsになるというデータがその証拠です。

この記事ではすべての設定項目のFPS影響を大きい順に解説し、DLSS 2/FSR 2.2の使い方、Act 3で効くCPU設定変更、GPU環境別の推奨プリセットを網羅します。Patch 8(2025年4月15日、最終メジャーアップデート)対応の2026年版完全ガイドです。

目次

設定最適化だけでFPSはここまで変わる

以下はデフォルト設定から最適設定に変えた場合のFPS改善目安です。RTX 4070・フルHD環境を基準にしています。

BALDUR’S GATE 3 — OPTIMIZATION GAINS

設定最適化による FPS改善の目安

APIを正しく選択(NVIDIA→DX11 / AMD→Vulkan) +6〜13% ランチャーで選択する設定。多くのプレイヤーが間違えたまま
DLSS 2 Quality(RTX系)/ FSR 2.2 Quality(AMD系) +40〜55% 最大のFPS向上手段。DX11使用時はVRAMを2GB節約できる副産物も
Dynamic Crowds Off + Instance Distance Short Act 3でFPS +10〜15%相当 GPUではなくCPU設定。街のNPC密度とオブジェクト描画距離を制御
Shadow Medium + AO Off + Light Shadows Off +12〜16% GPU設定の中で最も効果的な3項目。まとめて変更することで相乗効果

設定前に知っておくべき「2つの事実」
APIはゲームを起動するたびにランチャーで選択する設定です。ゲーム内のグラフィック設定メニューには「DX11 / Vulkan」という項目がありません。BG3の起動時に表示されるランチャー画面にある「PLAY(DirectX 11)」「PLAY(Vulkan)」のボタンで選択します。NVIDIA GPUはDirectX 11、AMD・Intel ArcはVulkanが正解です。間違えた状態でプレイし続けているプレイヤーが非常に多いです。
GPU設定を下げてもAct 3の街のFPS低下は改善しません。Act 3のバルドゥールズ・ゲートで起きるFPS低下はCPUのNPC AI処理が原因です。Shadow Qualityを下げても、テクスチャを下げても、GPUに関係する設定をどれだけ変えても、この問題は解決しません。CPU設定(Dynamic Crowds・Instance Distance・Animation LOD)を変更することが唯一の現実的な対策です。

FPSを最も改善する「優先変更」設定5選

BG3の設定最適化で効果が大きい設定は明確です。効果の大きい順に解説します。

1 グラフィックスAPI(ランチャー起動時に選択) FPS +6〜13%

多くのプレイヤーが見落としているもっとも重要な設定です。BG3のランチャーには「PLAY(DirectX 11)」と「PLAY(Vulkan)」の2つのボタンがあります。NVIDIA GPUを使っている場合は「PLAY(DirectX 11)」を選択してください。NVIDIAはDX11のほうが平均FPSが6〜13%高く、Larian公式もNVIDIA向けにはDX11を推奨しています。逆にAMD RadeonとIntel ArcはVulkanが正解で、DX11では深刻なスタッターが発生します。DX11はVulkanより約2GB少ないVRAMを使用するため、VRAM 8GBのGPUで設定を上げたい場合にも有利です。長時間プレイ後にスタッターが気になる場合は安定性重視でVulkanに切り替えてみてください。

NVIDIA→DirectX 11 / AMD・Intel Arc→Vulkan
2 アップスケーリング(DLSS 2 / FSR 2.2 / DLAA) FPS +40〜55%

BG3はDLSS 2(NVIDIA RTX系)とFSR 2.2(全GPU対応、Patch 4で追加)に対応しています。DLSS 2 QualityモードではFPSが約50〜55%向上し、FSR 2.2 QualityモードではFPSが約40〜45%向上します。DLSS 3以降のフレーム生成はBG3に搭載されていません(非公式Modは存在しますが安定性に問題があります)。RTX系のGPUではDLAA(ネイティブ解像度でDLSSの高品質アンチエイリアスだけを使う機能)も選択でき、FPSをほぼ落とさずに最高品質のAAが得られます。アップスケーリングを使わない場合はTAAを選択してください(FSR 1.0は画質が低く推奨しません)。

RTX系→DLSS 2 Quality / AMD・その他→FSR 2.2 Quality / 最高AA→DLAA(RTX系のみ)
3 Dynamic Crowds(動的群衆) Act 3 必須変更

BG3のCPU関連設定の中で最もFPS影響が大きい項目です。全体では+5〜6%程度ですが、Act 3のバルドゥールズ・ゲートの街では+10〜15%相当の体感向上が得られ、スタッターの頻度も減少します。Dynamic CrowdsをOffにするとNPCの群衆密度が下がりますが、メインNPCやクエスト関連のキャラクターには影響しません。街の背景の賑わいが少し薄れる程度で、ストーリーやゲームプレイへの支障はほぼありません。Act 3でFPS低下に悩んでいる場合は最初に確認すべき設定です。

おすすめ: Off(特にAct 3以降)
4 Shadow Quality(シャドウ品質) FPS +8%

GPU設定の中でFPS影響が最も大きい項目です。UltraからHighへの変更で+2〜3%、HighからLowへの変更で+8%のFPS向上が得られます。ただしLowにすると移動するNPCや火の光などの動的な影がちらつく問題が発生するため、Mediumが最もバランスの取れた選択肢です。HighとMediumの視覚差はわずかで、スクリーンショットで比較しないと気づかないレベルです。4K環境ではシャドウ計算のGPU負荷が増すため、Shadow QualityをMediumに下げる効果が特に顕著です。

おすすめ: Medium(Lowはちらつきに注意)
5 Ambient Occlusion + Light Shadows 合計 FPS +8%

Ambient Occlusion(アンビエントオクルージョン)をオフにすると+4%、Light Shadows(松明・炎などの点光源から投影される影)をオフにするとさらに+4%のFPS向上が得られます。Light ShadowsをOffにしてもゲームプレイへの支障はほとんどなく、室内や洞窟でたいまつの陰影がなくなる程度です。Ambient OcclusionのOffは接触面の陰影(椅子の下など)が若干フラットになりますが、気づく人は少ないです。2つ合わせてオフにすることで+8%という無視できない向上が得られるため、FPSを稼ぎたい環境ではまとめて変更することをおすすめします。

おすすめ: 両方Off(FPS優先)/ AO SSAO・Light Shadows On(バランス)

全グラフィック設定 おすすめ値一覧

BG3の全グラフィック設定を一覧にしています。「快適プレイ(Act 3含む60fps安定)」と「高画質バランス(FPS余裕時)」の2パターンで推奨値を掲載します。

設定名快適プレイ(60fps安定)高画質バランス補足
起動・表示設定
表示モードフルスクリーンフルスクリーンスタッター軽減 ボーダーレスよりフレームタイムが安定する
フレームレート上限60モニターHz安定化 Act 3の激しい変動を上限設定で緩和できる
垂直同期OffOff遅延軽減 G-Sync/FreeSync使用時もVsyncはOff
グラフィックスAPI(ランチャーで選択)
グラフィックスAPIDX11(NVIDIA)/ Vulkan(AMD/Arc)同左FPS +6〜13% ランチャー起動時に選択。ゲーム内設定メニューにはない
アップスケーリング
アンチエイリアス / アップスケーリングDLSS Balanced(RTX系)/ FSR 2.2 Balanced(AMD系)DLSS Quality / DLAA(最高AA品質)FPS +40〜55% DLAAはアップスケーリングなしで最高品質AA(RTX系のみ)
FidelityFX CAS シャープニングOn(強度 50〜60)On(強度 40〜50)画質補強 アップスケーリング使用時の輪郭補強。Offでも問題なし
GPU品質設定
Shadow Quality(シャドウ品質)MediumHighFPS +8% Lowは動的シャドウのちらつきあり。Mediumが最適解
Model Quality(モデル品質)MediumHighFPS +3〜5% キャラクター・建物のポリゴン数。Mediumで十分
Texture Quality(テクスチャ品質)HighUltraVRAM依存 VRAM 8GB以上でHigh、12GB以上でUltra。DX11はVulkanより2GB少ない
Texture Filtering(テクスチャフィルタリング)Anisotropic x4Anisotropic x16影響極小 x4とx16の視覚差はほぼなし
Cloud Quality(雲品質)LowMediumFPS +1〜2% 等角視点のBG3では雲はほぼ見えない
Fog Quality(霧品質)HighHigh影響小 霧が少ないエリアではほぼ影響なし
Detail Distance(描画距離)MediumHighFPS差わずか 遠景の小オブジェクト。ほぼ気にならない範囲
Ambient Occlusion(AO)OffSSAOFPS +4% 接触面の陰影。Offでも視覚的な影響は小さい
Light Shadows(点光源の影)OffOnFPS +4% 松明・炎の影。オフでも洞窟の雰囲気への影響は限定的
God Rays(ゴッドレイ)OnOn影響極小 光のカーテン効果。コストが小さく視覚貢献が大きい
Bloom(ブルーム)OnOn影響極小 光源の滲み効果。消すと無機質な印象になりがち
Subsurface Scattering(サブサーフェス散乱)OffOnFPS +2% 肌の透過光表現。Offでもキャラクターのビジュアルはほぼそのまま
Depth of Field(被写界深度)OffQuarter影響極小 カットシーンのボケ効果。ゲームプレイ中は差が少ない
CPU設定(Act 3のFPSに直結する設定)
Dynamic Crowds(動的群衆)OffOffAct 3 必須 NPCの群衆密度。Offでストーリーへの影響なし
Instance Distance(インスタンス距離)ShortMediumAct 3 重要 草・オブジェクトの描画距離。CPU負荷に直結
Animation Level of Detail(アニメーションLOD)LowMediumAct 3 効果あり 遠距離NPCのアニメーション品質。Lowで十分

Act 3のFPS低下はグラフィック設定の変更では解消しません。バルドゥールズ・ゲートの街で発生するFPS低下とスタッターの根本原因は、数十〜百単位のNPCが持つAI処理・経路探索・会話トリガーのCPU計算です。Dynamic Crowds・Instance Distance・Animation LODを変更することで軽減できますが、完全には解消しません。特にネクロマンサーで大量のアンデッドを召喚しているビルドは召喚体ごとにAI処理が増加し、Act 3でさらに深刻になります。Act 3でも安定したfpsを出すためのCPU選定基準についてはバルダーズ・ゲート 3 必要スペックガイドで詳しく解説しています。

GPU環境別 おすすめプリセット

GPU環境と目標フレームレートによって変えるべき設定をまとめました。GPU別の詳しいフレームレート目安はバルダーズ・ゲート 3 必要スペックガイドを参照してください。

高画質・Act 3も安定(RTX 5070 / RX 9070 XT / RTX 4080以上) API: DX11(NVIDIA)/ Vulkan(AMD)・DLSS/FSR 2.2 Quality・Shadow High・Texture Ultra(VRAM 12GB以上)・Dynamic Crowds Off・Instance Distance Medium・Animation LOD Medium・AO SSAO・Light Shadows On。1440p高設定でAct 3の街でも70fps前後を確保できる構成です。4Kで遊ぶ場合はShadow Mediumに下げてDLSS Qualityを有効にすることで、Act 1〜2で60fps以上を安定して維持しやすくなります。
快適・Act 3 60fps目標(RTX 4060 Ti / RX 9070 / RTX 5060 Ti以上) API: DX11(NVIDIA)/ Vulkan(AMD)・DLSS/FSR 2.2 Balanced・Shadow Medium・Texture High(VRAM 8GB)・Dynamic Crowds Off・Instance Distance Short・Animation LOD Low・AO Off・Light Shadows Off。1080p〜1440pで快適プレイが実現します。DX11はVulkanより約2GB少ないVRAMで動作するため、VRAM 8GBのGPUでTexture Highを維持しやすくなります。
60fps確保・旧世代GPU(RTX 3060 / RX 6700 XT以上) API: DX11(NVIDIA)/ Vulkan(AMD)・FSR 2.2 Quality(AMD)/ DLSS Balanced(NVIDIA)・Shadow Medium・Texture Medium〜High・Dynamic Crowds Off・Instance Distance Short・Animation LOD Low・AO Off・Light Shadows Off・Subsurface Scattering Off。フルHD・60fps安定が目標の構成です。VRAM 6GB以下の環境はTexture MediumにしてVRAM溢れを防いでください。ネクロマンサービルドでAct 3の大召喚プレイをする場合はCPUのアップグレードが最も効果的な対策です。

バルダーズ・ゲート 3 特有のパフォーマンスTips

  • ランチャーのAPI選択を毎回確認する習慣をつける。BG3のAPIはゲームを起動するたびにランチャー画面で選択が必要です。アップデート後に設定がリセットされることもあります。NVIDIA GPUで「PLAY(Vulkan)」を選択したままプレイしていると、正しいAPI(DX11)に変えるだけで6〜13%のFPS向上が得られます。Steamから起動している場合はゲームのプロパティ→起動オプションで「-dx11」または「-vulkan」を固定することもできます。

  • Act 3に入る前にBG3.exeのプロセス優先度を「高」に変更する。タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→「詳細」タブ→BG3.exeを右クリック→「優先度の設定」→「高」を選択します。これによりWindowsの他プロセスがCPUリソースを奪いにくくなり、街でのスタッターが若干軽減します。Ryzen 5 5600Xクラスの環境では体感できる改善が報告されています。再起動のたびにリセットされるため、Act 3に入るタイミングで設定するのが効率的です。

  • フレームレート上限を設定してAct 3のフレームタイムを安定させる。FPSを無制限にすると、Act 3の街でFPSが急激に乱高下してカクつきが目立ちます。フレームレート上限を60fps(または自分のモニターHz)に固定することで、瞬間的な乱高下が平均化されてプレイ感が安定します。Act 3でスタッターが気になる環境では、まず上限設定を試してみてください。

  • DX11はVRAMをVulkanより約2GB少なく使用する。VRAM 8GBのGPU(RTX 4060・RTX 5060 Ti 8GB版など)でBG3を高設定でプレイする場合、APIをDX11(NVIDIA)にするとVRAM消費が約2GB減るため、Texture QualityをHigh〜Ultraに引き上げる余裕が生まれます。4K Ultra設定のVRAM消費はDX11で約8GB、Vulkanで約10GBです。VRAM 8GBのGPUで4K高設定を狙う場合は特にDX11の恩恵が大きいです。

  • Windowsの電源プランを「最高のパフォーマンス」に変更してCPUスタッターを軽減する。「設定 → システム → 電源 → 電源モード」を「最高のパフォーマンス」に変更します。BG3はAct 3でCPUへの瞬間的な負荷が高く、電源プランが「バランス」のままではCPUのクロックアップが遅れてスタッターが悪化することがあります。Dynamic Crowdsをオフにした上でこの変更も加えると、Act 3の街でのfps安定性がさらに改善するケースがあります。

参考|BG3 におすすめのパーツ

本記事の結論「Act 3 の根本的な改善は CPU アップグレードが最も効果的」「GPU 設定をLowに下げてもFPSは10〜12%しか変わらない」を踏まえて、CPU を主役にした2点を紹介します。BG3 は1080pで RTX 4060 と RTX 4090 がほぼ同 fps という GPU 依存度の低さが特徴で、CPU 単スレッド性能とキャッシュ容量がそのままバルドゥールズ・ゲートの街の体感を決めます。

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参考|BG3 向けおすすめゲーミングPC(BTO構成)

「自作はハードルが高い」「保証も欲しい」という方向けに、BG3 の Act 3 街でも快適にプレイできる完成品 BTO を2台紹介します。4K高画質・Act 3でも余裕の本命BTOと、Act 1〜2 144fps+Act 3 60fps圏のバランス枠の2軸です。

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4K本命BTO|9800X3D+RTX 5070 Ti
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BG3バランスBTO|9700X+RTX 5060 Ti 16GB
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Conclusion 2026

バルダーズ・ゲート 3
PC設定 最適化まとめ

BG3の設定最適化で最初にやることは2つ——ランチャーでAPIを正しく選択する(NVIDIA→DX11、AMD/Arc→Vulkan)こと、そしてDynamic CrowdsをOffにすることです。APIは多くのプレイヤーが見落としており、これだけで最大13%のFPS向上が得られます。Dynamic CrowdsはAct 3の街でのCPU負荷を直接下げる最重要設定です。

次にDLSS 2(RTX系)またはFSR 2.2(AMD系)をQualityモードで有効化することでFPSが40〜55%向上します。GPU設定ではShadow QualityをMediumにし、Ambient OcclusionとLight ShadowsをOffにすることで合計+12〜16%が得られます。それ以外のGPU設定(テクスチャを除く)はUltraからLowにしても差が10%以下しかなく、積極的に下げる必要はありません。Act 3の根本的な改善はCPUアップグレードが最も効果的です。

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