AMDのフレーム生成でクラッシュするなら|『Far Far West』開発元が複数タイトルでの不具合を告知、同接1.1万人の大型アプデ
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『Far Far West』開発元が「複数タイトルで起きている」と告知
出典:Steam公式アナウンス「FROSTBURN IS OUT NOW! – v0.2.0.2」、同「Stats from the FROSTBURN update!」、同「FFW Early Access – Hotfix 0.2.0.4」、Steam公式ストアページ、AMD公式 Adrenalin 26.9.1 リリースノートにもとづきます。本記事の情報は2026年9月6日時点のものです。
Radeonでゲームが落ちるとき、真っ先に疑うのはドライバーかゲーム本体でしょう。ところがここ最近、別々の開発元が相次いでフレーム生成を名指しで注意しているという状況が起きています。
きっかけは、最大4人の協力プレイシューター『Far Far West』の大型アップデート「Frostburn」です。2026年8月27日に配信されたこのアップデートの公式パッチノートは、新要素の説明より前に注意書きから始まります。AMDのフレーム生成で性能低下やクラッシュが起きる場合があり、対処としてFSRのオン・オフを切り替えて試してほしいという内容です。
この記事では、その注意書きが何を言っているのかを原文で確認し、他タイトルでも同じ話が出ていること、そしてAMD公式の資料ではどう扱われているのかまで整理します。あわせてFrostburnで何が変わったのか、いま1,920円で始める価値があるのかも見ていきます。
目次
要点先に結論だけ押さえる
注意書き公式パッチノートは新要素より先に警告から始まる
Frostburnのパッチノートは、ロードマップと割引の案内のあと、新要素の説明に入る直前に「DISCLAIMER」の見出しを置いています。原文はこうです。
There have been some issues with AMD Frame Generation across multiple titles. If you encounter any kind of performance issues or crashes, please make sure to try turning AMD FSR ON or OFF. AMD is looking to release a patch to resolve this issue soon, so please bear with us!
要約すると、次の3点になります。
- AMDのフレーム生成をめぐる問題が複数のタイトルで起きている
- 性能低下やクラッシュに遭遇したら、AMD FSRをオンまたはオフに切り替えて試す
- AMD側が修正パッチを出そうとしているところなので待ってほしい
ここで見落とせないのが「across multiple titles」という書き方です。開発元は自分たちのゲームのバグだとは言っていません。複数のタイトルにまたがる問題として説明し、修正の主体もAMD側だとしています。ゲーム側の不具合報告としてはかなり珍しい書き方です。
読者にとっての行動はシンプルです。Radeonでこのゲームが落ちる、あるいはフレームレートが妙に安定しないという症状が出たら、まずフレーム生成を切って再現するかどうかを確かめる。それだけで原因の切り分けが一歩進みます。フレーム生成を使っているときは表示されるフレームレートの数字だけで判断しにくくなるため、フレームタイムグラフの読み方を押さえておくと、体感の引っかかりを数値で確認できます。
裏付け別のタイトルでも同じ話が出ている、ただしAMD公式には載っていない
「複数タイトルで起きている」という開発元の説明には、実際に符合する例があります。
2026年9月3日に扱った『The Blood of Dawnwalker』では、Day Oneアップデートのパッチノートに「FSRフレーム生成は、16:9以外のアスペクト比の解像度で使用するとゲームがクラッシュする可能性がある」という記載がありました。こちらはウルトラワイド環境という条件付きですが、やはり開発元がフレーム生成を名指しで注意しています。詳しくは『The Blood of Dawnwalker』のPC版最適化をまとめた記事で扱っています。
別々のスタジオが、同じ時期に、同じ機能について注意を出している。ここまでは事実です。
AMDが公開しているAdrenalin 26.9.1のリリースノートを確認しましたが、フレーム生成でクラッシュするという既知の問題は掲載されていません。フレーム生成に触れている項目は、特定タイトルでフレーム生成を無効にしたあとAnti-Lag 2が非アクティブ表示になるという別件が1つあるだけです。つまり「AMDが修正パッチを準備中」というのは開発元の説明であって、AMD公式に確認された話ではありません。
したがって現時点で言えるのは、原因がAMD側にあると断定はできないものの、Radeon環境で不具合が出たときにフレーム生成を切り分けの候補に入れる価値はあるということです。フレーム生成そのものは対応するGPU世代が細かく分かれており、MLベースのフレーム生成がRX 9000シリーズ限定である点など、自分の環境で何が有効になっているかを把握しておくと切り分けが早くなります。ドライバー側を疑うなら、Adrenalin 26.9.1の修正内容もあわせて確認してください。
更新内容Frostburnで変わったこと
アップデート本体もかなり大規模です。配信は2026年8月27日で、バージョンはv0.2.0.2。同じ日にプロモコードの不具合などを直したHotfix 0.2.0.4も出ています。
- 近接武器の追加。プライマリ枠にナックルとラッソ、セカンダリ枠に味方を回復できるバンジョーが入りました。専用スロットではなく、既存の銃と入れ替える形です
- 氷属性(Frost)の実装。敵を凍らせつつ味方にシールドを与える防御寄りの属性で、範囲攻撃のGLAZEや追従するBLIZZARDなどが用意されています
- シールドポイント。HPバーの上に表示され、先にダメージを受け止めます。上限は100で、獲得が止まると時間経過で減っていきます
- Item FragmentsがBlueprintsへ刷新。武器ごとに追跡する仕組みをやめ、ミッション中に集める共通通貨になりました。解除後に金貨で買い直す必要もなくなっています
- Uraniumの追加。ミッション中でだけ使える通貨で、不要なジョーカーを殴って壊すと入手できます。余った分はヒーローと武器の経験値に変換されます
- Lighthouses。全ミッションに出現し、頂上のミニゲームをクリアするとマップと固有ロケーションが判明します
- 新マップHellfire。火山地帯が舞台で、専用クエスト3種と隠し要素が用意されています。既存のJungleマップにもクエスト3種と秘密が追加されました
- そのほか100件を超えるバグ修正
反響新規6万人超、同時接続1.1万人超
アップデートの手応えについては、開発元が2026年9月3日に自ら数字を公表しています。
| 指標 | 数値 | 出所 |
|---|---|---|
| 新規プレイヤー | 60,000人超 | 開発元の公式アナウンス |
| 同時接続 | 11,000人超 | 開発元の公式アナウンス |
| バグ報告 | 500件超 | 開発元の公式アナウンス |
本記事執筆時点でSteam公式のAPIから同時接続数を取得したところ、約6,200人でした。ピークの1.1万人からは落ち着いているものの、早期アクセスの中規模タイトルとしては十分に人が残っている水準です。
あわせて開発元は、報告された不具合の修正を進めていること、そして低スペック環境とLinuxでの安定化に注力していることも明かしています。前者はまさに今回のフレーム生成の件ともつながる話です。
動作環境推奨はRTX 2060クラス、いまは1,920円
必要スペックは公式ストアページに記載されているとおりです。2026年の新作としては軽い部類に入ります。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 11(64bit) |
| CPU | Core i5-7600K / Ryzen 5 1600 | Core i5-10600KF / Ryzen 5 3600X |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 1660 / RX 590 | RTX 2060 / RX 5600 XT |
| DirectX | バージョン12 | バージョン12 |
| ストレージ | 10GB(SSD推奨) | 10GB(SSD推奨) |
推奨のRTX 2060は2019年発売のGPUで、現行のエントリークラスでも十分に上回れる水準です。フレーム生成に頼らなくても動く設計になっているという意味でもあり、今回の注意書きを踏まえるとRadeon環境ではむしろ機能を切って遊ぶほうが無難かもしれません。
価格は通常2,400円のところ、Frostburn配信にあわせて20パーセントオフの1,920円です。開発元は配信から2週間の予定と案内しており、本記事執筆時点では割引が適用されています。
購入判断いま始める価値はあるか
結論から言えば、条件付きで勧められます。Steamのレビューは37,182件で95.5パーセントが好評、総合評価は「圧倒的に好評」という高い水準です。日本語にも対応しており(フル音声は英語のみ)、価格も1,920円と手を出しやすい範囲にあります。
- 友人と最大4人で遊べるPvEシューターを探している
- 早期アクセスのタイトルが育つ過程を楽しめる
- GTX 1660やRX 590クラスのGPUで動く作品を求めている
- 近接武器や属性ビルドを組み替える遊び方が好き
- 完成した状態で遊びたい(開発元自身がバグ500件超と公表)
- フル音声の日本語ボイスを求めている
- MacやLinuxで遊びたい(対応はWindowsのみ)
- Radeonでフレーム生成を常用していて、切りたくない
注意しておきたいのは、これが早期アクセスのタイトルだという点です。アップデート後に500件を超えるバグ報告が集まったことを開発元自身が公表しており、遊べる状態ではあっても完成品ではありません。ロードマップも公開されているので、内容を見てから判断するのが確実です。
Q&Aよくある質問
総括まとめ|ゲーム側の告知が先行している状態
今回いちばん注目したいのは、アップデートの中身よりも注意書きの書き方です。ゲームの開発元が、自分たちのバグではなく複数タイトルにまたがるフレーム生成の問題として説明し、修正の主体をAMD側だとした。これはかなり踏み込んだ表現です。
一方で、AMD公式のリリースノートを見る限り、対応する既知の問題は掲載されていません。ゲーム側の告知が先行し、GPUベンダー側の公式な確認が追いついていない状態と言えます。だからこそ現時点では原因を断定せず、Radeonで不具合が出たらフレーム生成を切って切り分ける、という実務的な対処にとどめておくのが妥当です。
『Far Far West』そのものは、Frostburnで新規6万人超を呼び戻し、Steamでも95.5パーセントの好評を維持しています。1,920円という価格を考えれば試す価値はありますが、早期アクセスであること、開発元自身が500件超のバグ報告を認めていることは踏まえておいてください。
『Far Far West』の大型アップデート「Frostburn」(2026年8月27日配信・v0.2.0.2)の公式パッチノート冒頭に、AMDのフレーム生成で性能低下やクラッシュが起きる場合があるという注意書きが掲載されました。開発元はこれを複数タイトルにまたがる問題と説明し、対処としてAMD FSRのオン・オフ切り替えを案内、修正はAMD側が準備中としています。別タイトルでも開発元がフレーム生成に関する注意を出した例がある一方、AMD公式のAdrenalin 26.9.1リリースノートに該当する既知の問題は掲載されていません。原因の断定は避けつつ、Radeon環境で不具合が出たらフレーム生成を切って切り分けるのが現実的です。アップデートは近接武器3種、氷属性、シールドポイント、Blueprintsへの刷新、新マップHellfireなどを含み、開発元は新規プレイヤー6万人超・同時接続1.1万人超・バグ報告500件超という数字を公表しました。動作環境は最低GTX 1660・推奨RTX 2060で、価格は20パーセントオフの1,920円です。



