DLSS 4.5 Super Resolution 解説|2代目トランスフォーマーで「計算量5倍」|RTX世代別の恩恵と正しい設定【2026年10月版】

(更新: 2026.10.6)
DLSS 4.5 Super Resolution 解説|2代目トランスフォーマーで「計算量5倍」|RTX世代別の恩恵と正しい設定【2026年10月版】

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DLSS 4.5 Super Resolution 解説 / 2026年10月6日更新
DLSS 4.5 Super Resolution 2代目トランスフォーマー
計算量5倍 ・ RTX 20/30は負荷増 ・ RTX世代別の正しいプリセット設定
2026年1月14日に提供が始まった2代目トランスフォーマーモデル(Preset M/L)は、初代(Preset K)の5倍の計算量で画質を引き上げます。ただしFP8に対応しないRTX 20/30では負荷が重く、NVIDIA自身がPreset Kのままでよい場合があると説明しています。世代別にどのプリセットを選ぶべきかを整理します。
RTX 20/30は負荷増に注意Recommended設定の仕様RTX世代別の推奨プリセット

DLSSのアップスケーリングが2代目のトランスフォーマーモデルに進化し、NVIDIA Appの設定ひとつで試せるようになりました。ただ「新しいほうが良い」と一律に言えないのが今回のモデルです。

結論は、RTX 50/40ならPreset M/Lを積極的に使い、RTX 30/20は初代のPreset Kのままが無難です。新モデルの計算量は初代の5倍で、FP8に対応するRTX 40/50は負荷を吸収しやすい一方、FP8に非対応のRTX 20/30ではfpsが落ちます。

判断の分かれ目は、手元のGPUと遊ぶ解像度です。「Recommended」のままならPerformanceとUltra Performanceだけに新モデルが当たるため、QualityやDLAAで試したいときは手動指定が必要です。Ray Reconstructionを使うゲームでは扱いが別になります。

目次

進化DLSSはCNNから2世代のトランスフォーマーへ進化した

DLSS 1〜3は「CNN(畳み込みニューラルネット)」で、局所的なピクセル近傍を解析して超解像を行っていました。2025年のDLSS 4(Preset K)でフレーム全体を見渡すトランスフォーマー構造に切り替わり、ゴーストの抑制が大きく改善しました。2026年1月14日に提供が始まったPreset M/Lは、その2代目にあたります。

DLSS 1〜3:CNN局所的な畳み込みで超解像を行い、時間的な安定性は手動の補正に頼っていた世代です。
DLSS 4:初代トランスフォーマー(Preset K)フレーム全体のセルフアテンションで長距離の関係を捉えます。現在もRTX 30/20向けの無難な選択肢です。
DLSS 4.5:2代目トランスフォーマー(Preset M/L)NVIDIA公式によれば初代の5倍の計算量で動作し、2026年1月14日に提供が始まりました。

3つの柱2代目の変化は「計算量5倍」「線形色空間」「FP8」の3点

計算量が初代の5倍NVIDIAは「初代トランスフォーマーの5倍の計算量」と説明しています。処理が5倍遅くなるわけではなく、増えた計算は細部の再現と時間的な安定性に使われます。
線形色空間での処理ガンマ圧縮ではなく、光の強さに比例した線形色空間で処理します。ネオンや炎などの高輝度部分が潰れにくくなります。
FP8推論への対応RTX 40/50のTensorコアはFP8に対応し、増えた計算量を抑えられます。RTX 20/30は非対応のため、負荷増がそのままfpsに響きます。

※計算量5倍はNVIDIA公式の説明です。

世代別RTX世代別の対応状況と負荷の目安

Preset M/LはRTX 20以降の全世代で選べますが、負荷は世代で大きく変わります。

世代FP8Preset M/Lの目安
RTX 50(Blackwell)対応(FP4も可)NVIDIA担当者は「2〜3%遅い程度」と説明。M/L推奨
RTX 40(Ada)対応FP8で負荷を抑えられるため、M/Lを試す価値あり
RTX 30(Ampere)非対応負荷が大きい。Preset K推奨
RTX 20(Turing)非対応RTX 30と同様に負荷が大きい。Preset K推奨

NVIDIAは公式記事で、RTX 20/30は「FP8に対応しないため、Model K(DLSS 4.0)のままのほうが性能と画質のバランスが良い場合がある」と書いています。低下幅の実測には、海外メディアが紹介したコミュニティ検証があります。次の数字はRTX 3080 TiでのCyberpunk 2077の1例で、タイトルや設定で変わります。

RTX 3080 TiでPreset KからPreset Mに替えたときのfps低下(Cyberpunk 2077)

4K レイトレ Ultra(42→32fps)
-24%
1440p レイトレ無し(108→86fps)
-20%
1440p レイトレ Ultra(72→61fps)
-14%

※海外メディアが紹介したコミュニティ検証(RTX 3080 Ti・Cyberpunk 2077)の数値です。バーの長さは低下率をそのまま表しています。

画質線形色空間で改善しやすいシーン

HDRハイライト・炎・爆発輝度が極端に高い部分が圧縮で潰れにくく、ネオンや魔法エフェクトの光量が保たれます。
鏡面反射・グレア車体の反射や光沢素材など、高輝度の反射が物理的な明るさに近いまま処理されます。
明暗差が激しい場面暗い屋内と明るい屋外が同じフレームに入る場面で、暗部の階調が残りやすくなります。

見え方はゲームとモードで変わります。FSR 4・XeSS 3を含めたアップスケーリング全体の違いは、DLSS 4.5 / FSR 4 / XeSS 完全ガイドで比べています。

設定Preset M/Lに切り替える4ステップ

NVIDIA Appの「Recommended」では、Model MがPerformance、Model LがUltra Performance、Model Kがそれ以外のモードに自動で割り当てられます(NVIDIA公式)。QualityやDLAAでも新モデルを使うには手動指定が必要です。

  1. NVIDIA Appとドライバを更新する。Game Readyドライバ591.74以降が目安です。RTX 50専用のDynamic Multi Frame Generationまで使うなら、595.97 WHQL以降が必要です。
  2. NVIDIA Appでグラフィックス設定を開く。ゲーム個別、または「グローバル設定」でDLSSのオーバーライドを開きます。
  3. 「DLSSオーバーライド(モデルプリセット)」を選ぶ。「Recommended」のままか、全モードで使うならPreset Mを指定します。
  4. オーバーレイで反映を確認する。Alt+Zから統計ビューを開くと、適用中のプリセットを確認できます。
!
Ray Reconstructionを使うゲームは扱いが別です

DLSS 4.5版のRay Reconstruction(Preset F)が、2026年8月25日からNVIDIA Appで提供されています(Early Access扱いで、正式版は9月と案内)。RRはデノイズとアップスケーリングを1つのモデルで処理するため、パストレーシング系のゲームではSuper ResolutionのPreset指定だけでは決まりません。使い方はDLSS 4.5 Ray Reconstructionの使い方にまとめています。

推奨設定RTX世代別の推奨プリセットまとめ

✓
Preset M/Lを使う
  • RTX 50:FP4/FP8で負荷が小さく、全モードで試す価値があります
  • RTX 40:FP8で負荷を抑えられるため、Qualityまで広げて比べてください
i
Preset Kのままにする
  • RTX 30:FP8非対応で負荷が大きく、fpsを優先するならK
  • RTX 20:RTX 30と同じ事情です。Kでも十分な画質です

RTX 30/20でも、fpsに余裕のあるゲームや、Performance以下のモードだけ新モデルを使うなら選べます。まず「Recommended」のまま使い、気になるゲームだけPreset Mに切り替えて比べるのが手堅いです。

おすすめPreset M/Lを活かしやすいおすすめGPU 2選

FP8/FP4に対応するRTX 50は、新モデルの負荷を気にせず使え、Dynamic MFGにも対応します。RTX 30/20から買い替えるなら、次の2枚が候補です。

GIGABYTE GeForce RTX 5070 Ti GAMING OC 16GB
1440p〜4Kを本格的に遊ぶ人向けGIGABYTE GeForce RTX 5070 Ti GAMING OC 16GBRTX 5070 TiはFP4/FP8対応で、Preset M/Lの負荷を気にせず使えます。VRAM 16GBで、1440p〜4Kの高設定とDynamic MFGの両方を狙えます。Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS
RTX 50を手頃に試したい人向けMSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUSRTX 5060 Ti 16GBは、RTX 50世代の入口として選びやすい1枚です。FP8対応でPreset Mを使いやすく、VRAM 16GBで重いタイトルにも余裕があります。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

まとめまとめ|RTX 40/50はPreset M、RTX 30/20はPreset K

まとめ

2代目トランスフォーマー(Preset M/L)は計算量が初代の5倍で、FP8に対応するRTX 40/50向けの設計です。RTX 30/20はfps低下が大きく、NVIDIAも状況によりPreset Kのままでよいとしています。まず「Recommended」で使い、QualityやDLAAで試すなら手動でPreset Mを指定して、fpsと画質を見比べてください。

出典:NVIDIA GeForce(DLSS 4.5 Super Resolution) / NVIDIA GeForce(Dynamic MFG 6X配信) / NVIDIA Developer Blog / NVIDIA GeForce(Gamescom 2026・Ray Reconstruction) / Tom’s Hardware(RTX 30/20の性能低下検証)

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