倒されても翌週また出社|ブラック企業をぶっ飛ばすローグライト『Box Knight』が8月25日にSteamで発売
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倒されても翌週また出社、段ボール装備のヒーローが挑むオフィスの階層構造
出典:Steamストアページ「Box Knight」、Pirate PR発の公式プレスリリースにもとづきます。価格・対応言語・開発の背景などの情報は本記事執筆時点のもので、今後変更される場合があります。
新作インディーゲームの発表記事では、設定のインパクトばかりが先行し、実際の戦闘やシステムがどこまで作り込まれているのか伝わりにくいことがあります。とくに「ブラック企業」や「社畜」をネタにした作品は、見た目のおもしろさだけで語られがちで、遊びとしての手応えは発表段階では見えにくいものです。
オーストラリアのWe Made A Thing Studiosは、アクションローグライトRPG『Box Knight』を2026年8月25日にSteamで発売すると発表しました。主人公は普段はごく普通の会社員ですが、金曜日の午後5時になるとオフィスを守るヒーロー「ボックスナイト」に変身し、怪物と化した元同僚たちを倒しながら最上階で待ち受けるCEOを目指します。倒されても、力を蓄えて翌週にまた挑戦できる仕組みがローグライトとしての骨格になっています。
本記事では、Steam公式ストアページとPirate PR発の公式プレスリリースの情報にもとづき、設定の紹介だけでなく、敵ごとに有効な攻撃が異なる戦闘の仕組みやビルド構築の幅、死亡後も残る永続成長、製品版で加わるローカル協力プレイまで、システム面を中心に整理します。
発売情報『Box Knight』が8月25日に発売、価格は未定
『Box Knight』は、We Made A Thing Studiosが開発・販売するアクションローグライトRPGです。対応プラットフォームはPC(Steam)のみで、プレイ人数は1〜2人。製品版ではローカル協力プレイと、Steamの「Remote Play Together」機能に対応する予定です。価格については、本記事執筆時点でSteamストアページに表示がなく未定となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Box Knight |
| ジャンル | アクション、ローグライト、RPG |
| 発売日 | 2026年8月25日 |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam) |
| プレイ人数 | 1〜2人 |
| 協力プレイ | ローカル協力プレイ、Remote Play Together |
| 開発・販売 | We Made A Thing Studios(ゲーム部門はWemat Games) |
| 日本語対応 | インターフェース、字幕(音声は非対応) |
| 価格 | 未定 |
世界観金曜17時、普通の会社員がボックスナイトに変身する
本作の主人公は、日中はごく普通の会社員として働いています。しかし金曜日の午後5時になると、オフィスを守るヒーロー「ボックスナイト」へと変身します。社内には、かつて同僚だった怪物たちが徘徊しており、デスクや会議室、各部署のフロアを一つずつ奪還しながら上層階へ進まなければなりません。最終目標は、企業の頂点に君臨するCEOを直接打ち倒すことです。
ただし、途中で倒されても戦いは終わりません。力を蓄えて再び翌週の金曜日に出社し、CEOへの挑戦を繰り返します。ローグライトにおける「死亡と再挑戦」の仕組みを、会社員が毎週出勤する日常にそのまま置き換えているのが本作の大きな特徴です。オフィス内には歴代のボックスナイトを称える肖像画も飾られており、主人公は先輩たちが遺した伝説に自分の名を刻むことを目指す立場として描かれています。


スクリーンショット:Steamストア公式ページ(Box Knight)
戦闘ベルトスクロールアクションとローグライトを融合
戦闘は、横方向に広がるステージで敵集団と戦うベルトスクロールアクション形式です。操作自体は分かりやすく設計されている一方、敵の性質を見極めて攻撃を使い分ける必要があります。上方向からの攻撃が効かない敵や、貫通攻撃が必要な敵、踏みつけると爆発する敵などが登場し、単純な連打だけでは突破できない仕組みになっています。
プレイ中には、新たな段ボール武器や特殊攻撃、アビリティなどを獲得できます。ランごとに提示される強化内容は変化するため、高火力を重視した近接型や、素早く攻撃して離脱する機動型など、自分のプレイスタイルに合わせたビルドを組み立てられます。さらに、倒された後も入手した資源を使い、守衛評議会を通じて基本能力の強化や新武器のアンロックが可能です。挑戦を繰り返すたびにボックスナイトが少しずつ成長し、以前は苦戦した部署やボスにも対抗できるようになります。
Steamの言語対応表では、日本語はインターフェースと字幕に対応している一方、フル音声が用意されているのは英語のみです。会話やナレーションは英語音声のまま進行するため、テキストを読みながらプレイする形になります。


スクリーンショット:Steamストア公式ページ(Box Knight)
敵デザイン怪物化した同僚は「嫌な社員」のデフォルメ
敵として登場する怪物たちは、単なるファンタジー生物ではありません。仕事を押し付けてくる同僚や融通の利かない上司など、オフィスで遭遇しそうな人物を誇張した存在として描かれています。毒々しい企業文化が従業員を文字どおり怪物に変えてしまったという設定で、ブラック企業や社畜文化をブラックユーモアとして扱っています。
グラフィックは鮮やかなコミック調ですが、戦闘では大げさな処刑演出や流血表現も含まれています。カスタマイズ要素も用意されており、ヘルメットや制服、武器の見た目をアンロックして、自分だけのボックスナイトの外見を作り込むこともできます。
Steamの年齢/コンテンツに関する説明では、本作はカートゥーン調・ファンタジー調の暴力表現、部分的なコミカルヌード表現、飲酒描写、下品なユーモアを含む作品として紹介されています。処刑演出や流血表現もコミカルな絵柄で描かれていますが、こうした表現が気になる方はプレイ前に把握しておくとよいでしょう。
マルチプレイ製品版ではローカル2人協力プレイに対応
『Box Knight』の製品版では、1台のPCを使ったローカル協力プレイにも対応します。2人で同じオフィスへ乗り込み、怪物化した社員やボスと戦うことが可能です。Steamの「Remote Play Together」にも対応予定となっているため、ローカル協力プレイをオンライン経由で共有する遊び方もできます。
なお、2026年2月にはSteam Nextフェスに合わせて体験版が配信されました。この体験版は1人プレイ専用で、3回のランを通じて最初のボス撃破を目指す内容だったとされています。武器や永続強化、外見用アイテムのアンロックなど、製品版の基本的な成長システムを先行して体験できる内容でした。
開発背景映像制作会社が手掛ける初のゲーム作品
開発を担当するWe Made A Thing Studiosは、オーストラリアを拠点に映像やテレビコンテンツを制作してきたスタジオです。ゲーム部門のWemat Gamesが手掛ける『Box Knight』は、同社にとって初のゲーム作品となります。Pirate PR発のプレスリリースによると、開発チームはアデレードを拠点とする少人数体制で、本作の開発は2020年ごろから続けられてきたとされています。
開発元は本作について、既存の人気ローグライトアクションを思わせる歯応えのある戦闘に、海外の職場コメディドラマのような掛け合いと、毒の効いた過激なブラックユーモアを組み合わせた作品だと説明しています。単なる「ローグライトアクション風」の一言では片づけられない、オフィスコメディ×過激なブラックユーモアの掛け合わせこそが、本作の狙いだと捉えるとイメージがつかみやすいはずです。
2026年7月16日に行われたインディーゲームイベント「Convergence Showcase」で新たなトレーラーと発売日が発表され、今回の8月25日発売の発表に至りました。
考察社畜ネタだけで終わらないかが注目点
ブラック企業のCEOを倒すという設定は分かりやすく、段ボール製の武器や金曜17時の変身など、ニュースタイトルや映像で目を引く要素もそろっています。一方で、長く遊べる作品になるかどうかは、奇抜な設定だけでなく、ベルトスクロールアクションとしての操作感や、ランごとのビルド構築に十分な幅があるかに左右されそうです。
- 敵ごとに有効な攻撃方法が異なる相性システムで、単純な連打だけに頼れない
- 倒されても守衛評議会を通じた永続成長が残り、次の挑戦につながる
- 製品版はローカル2人協力プレイとRemote Play Togetherの両対応
- 価格や発売時点のボリュームは本記事執筆時点で未定
- 日本語は音声非対応で、会話は英語音声のまま進行する
- 処刑演出や流血表現を含むブラックユーモア主体の作風は人を選ぶ
特に本作では、敵ごとに有効な攻撃方法が異なるシステムや永続成長、製品版から追加されるローカル協力プレイが重要になります。単にオフィスを舞台にしただけの作品ではなく、企業の階層構造や毎週の出勤をゲームシステムに落とし込めている点は、本作ならではの魅力といえそうです。
FAQよくある質問
総括まとめ|企業の階層構造をゲームシステムに落とし込んだローグライト
『Box Knight』は、ブラック企業のCEO打倒という分かりやすい目標に、敵ごとの相性を見極める戦闘、死亡後も残る永続成長、毎週金曜日に再挑戦するローグライトの死亡と再挑戦を重ね合わせた作品です。段ボール装備のヒーローや怪物化した同僚といった見た目のインパクトだけでなく、企業の階層構造そのものをゲームシステムに落とし込んでいる点が本作らしさといえます。
価格や発売時点のボリュームは本記事執筆時点で未定で、日本語は音声非対応という制約もあります。それでも、敵ごとに有効な攻撃を切り替える戦闘や、製品版から加わるローカル協力プレイなど、設定のおもしろさだけに頼らないシステム面の作り込みが確認できる点は評価できます。
2026年8月25日の発売に向けて、価格や追加情報が公開され次第、本記事も更新していく予定です。



