AI生成の架空ゲームが本当に発売へ|鳥版CoDと呼ばれる『Birds of War』は卵を奪い合う3対3対3の空中対戦ゲーム

AI生成の架空ゲームが本当に発売へ|鳥版CoDと呼ばれる『Birds of War』は卵を奪い合う3対3対3の空中対戦ゲーム

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Steam配信中/2026年7月22日発売
AIが生んだ架空の鳥ゲームが本当に発売されました
鳥版CoDと呼ばれる『Birds of War』は卵を奪い合う3対3対3の空中対戦ゲーム

AI生成の「実在しない鳥ゲーム」動画をきっかけに開発された『Birds of War』が、Steamで正式に配信されています。プレイヤーが操作するのは兵士ではなく、カラスやハチドリ、ハシビロコウといった鳥たちです。

3人編成のチームが3組に分かれ、空中を飛び回りながら敵の巣へ侵入し、卵を奪って自分たちの巣へ持ち帰るのが目的です。近接ボイスチャットとラグドール物理演算を組み合わせた、独特の空中アクションになっています。

Steam配信中9.99ドル(地域別価格)日本語UI対応

出典:Steam ストアページHexNest Games公式プレスキット

AIが作った映像がきっかけで生まれたゲームというと、なんとなく話題先行で中身が伴わない印象を持たれがちです。実際に遊べる状態まで仕上がっているのか、日本語では遊べるのか、疑問に思う人も多いはずです。

『Birds of War』は、2025年後半にネット上で拡散したAI生成の架空鳥ゲーム動画をきっかけに、オーストラリアの3人チーム「HexNest Games」が本当にゲーム化した作品です。3対3対3のチームが敵の巣から卵を奪い合い、クチバシや爪を使った近接戦闘と、敵にも聞こえるボイスチャットで駆け引きが生まれます。

この記事では、Steam公式ストアページと開発元の公式プレスキットの一次情報をもとに、ゲームの仕組み、日本語対応の範囲、必要スペック、そして記事執筆時点での最新のレビュー評価・同時接続状況までまとめて確認します。

1発売日2026年7月22日開発・販売はHexNest Games(3人体制)
2価格9.99ドル(1,200円)地域別価格・現在セールなし
3日本語対応インターフェースのみフル音声対応は英語のみ
4Steamレビュー非常に好評(88.8%)230/259件が好評(8月2日時点)
目次

配信開始鳥版CoDと呼ばれる新作対戦ゲームがSteamで遊べる

『Birds of War』は、オーストラリア・メルボルンを拠点とするインディースタジオ「HexNest Games」が開発した、三人称視点のオンライン対戦ゲームです。合計9人のプレイヤーが3チームに分かれ、それぞれの巣にある卵を奪い合います。試合終了時に自分たちの巣へ最も多くの卵を持ち帰っていたチームが勝利です。

開発元は本作を「CoDだが、プレイヤーは鳥」と説明しています。ただし、一般的な『Call of Duty』のように銃を撃ち合うゲームではありません。空中を高速移動しながら敵へ接近し、クチバシや爪を使って近距離で戦う、物理演算主体の空中アクションです。単純に敵を倒すだけでは勝てず、相手の巣へ攻め込む役、卵を運ぶ役、自陣を守る役に分かれて行動する必要があります。2チームだけの対戦ではないため、一方のチームへ攻め込んでいる間に別のチームから自陣を襲われることもあり、常に三つ巴の状況を意識しなければなりません。

対戦形式敵の巣から卵を奪う3対3対3のルール

中心となるゲームモードでは、各チームの巣に試合開始時点で卵が3個ずつ置かれています。プレイヤーは敵チームの巣へ侵入して卵を奪い、自分の巣まで無事に持ち帰らなければなりません。移動中は敵から攻撃される危険があり、卵を奪うことに成功しても自陣へ持ち帰るまでが一連の戦いです。

敵の巣へ全員で攻め込めば卵を奪いやすくなる一方、自分たちの巣が無防備になります。守備を固めすぎると、ほかの2チームが卵を増やしてしまうため、攻撃と防衛の判断が重要です。開発元のプレスキットでは、この基本モードが「Egg Siege」と紹介されている一方、同じプレスキット内のファクトシートには「Egg Conquest」という名称も記載されており、公式資料内でも表記に揺れがあります。

モード内容
Egg Siege(Egg Conquest)基本モード。3対3対3で敵の巣から卵を奪い、自陣に一番多く持ち帰ったチームが勝利
Team Deathmatch卵の奪い合いではなく、純粋な撃破数を競うチーム戦
Free for Allチームを組まない個人戦
Infected感染形式のモード。生存者と感染側に分かれて戦う

近接戦闘クチバシと爪、体当たりで殴り合うラグドール物理

『Birds of War』の戦闘は、銃撃よりも近接攻撃を重視しています。プレイヤーは鳥の飛行能力を利用して上空から敵へ接近し、クチバシや爪、体当たりなどで攻撃します。敵との距離を一気に詰めたり、攻撃をかわして上空へ逃げたりできるため、一般的な地上型の対戦アクションとは移動感覚が大きく異なります。

攻撃を受けた鳥にはラグドール物理演算が働きます。鳥が地面や木、建物へ吹き飛ばされるなど、同じ攻撃でも毎回異なる挙動が発生しやすく、戦闘中には意図しない笑える場面も生まれます。開発元もラグドール表現を本作の主要な特徴として挙げており、競技性だけでなく、配信や短い動画で見たときの面白さも強く意識していることがうかがえます。

Birds of War ゲーム画面1
Steam公式ストアページに掲載されているスクリーンショット
Birds of War ゲーム画面2
近接戦闘中の一場面(Steam公式ストアページより)

通話敵にも聞こえる近接ボイスチャットの駆け引き

本作を特徴づけるもう一つの要素が、近接ボイスチャットです。対戦中は近くにいるプレイヤーの声が聞こえます。味方との会話だけでなく、近づいてきた敵の声も聞こえるため、視界に入る前に敵の接近へ気づける場合があります。

ただし、自分たちの会話も敵側に聞こえます。「相手の巣へ攻め込む」「卵を持って逃げる」といった作戦を声に出すと、その内容が近くの敵へ筒抜けになる可能性があります。相手をだますために偽の作戦を話したり、卵を奪った敵を声で威嚇したりするなど、通常のボイスチャットとは異なる駆け引きが生まれそうです。Steamストアでは「マイクは常にオンで、敵にも聞こえる」と表現されています。実際には全員をまとめてミュートする機能も用意されているため、ボイスチャットを利用したくないプレイヤーでも参加できる設計です。

鳥クラスカラス・ハチドリ・ハシビロコウ・ハトは役割がそれぞれ違う

『Birds of War』には、異なる役割と能力を持つ鳥のクラスが用意されています。Steamストアの説明によると、発売時点で使用できるのはカラス、ハチドリ、ハシビロコウ、ハトの4種類です。

役割特徴
カラス奇襲役透明化を使って敵陣へ忍び込みます。卵に触れた瞬間に透明化は解除されるため、逃げ道の確保が重要です
ハチドリ妨害役ゲーム最速の機動力を持ち、敵の攻撃をかわしながら高速で接近・離脱を繰り返せます
ハシビロコウ前衛役頭突きで敵を大きく吹き飛ばせる高耐久のアタッカー。味方を守りながら卵を運ぶ役割にも向きます
ハト支援役壁越しに敵の位置をマークする能力を持ち、UAVのように味方をサポートします

開発元の公式プレスキットでは、これら4種類に加えてワシ、フクロウ、カモメを含む合計9種類の鳥クラスが紹介されています。ワシは上空から標的へ急降下する役割、フクロウは暗い場所や混戦で奇襲する役割、カモメは敵を混乱させる役割とされています。Steamストアの説明文は現在も「発売時点は4種類、今後さらに追加予定」としていますが、開発元がSteam上で公開している直近のアップデート情報(7月25日・8月1日配信分)では、ワシとカモメの能力に関する調整がすでに明記されています。記事執筆時点では、発売時の4種類に加えてワシとカモメもプレイ可能になっていると考えられます。

収益課金はコスメ中心でPay to Winではない

Steamストアにはゲーム内課金が存在すると記載されていますが、課金によって鳥の攻撃力や飛行速度が上がる仕組みではありません。開発元は収益モデルについて「Pay to Win」ではなく「Pay to Flex」と表現しています。課金対象は鳥の外見を変更するコスメティックアイテムが中心で、対戦で直接有利になる性能は販売しない方針です。プレイヤーの強さは装備への課金額ではなく、飛行操作、攻撃のタイミング、チーム内での連携によって決まります。

配信機能9対16のカメラでゲーム内から直接撮影できる

本作には、画面を9対16の縦型表示へ切り替えるカメラ機能が用意されています。一般的なPCゲームは16対9の横画面で表示されるため、TikTokやYouTube Shorts、Instagram Reels向けに動画を投稿する際には、編集ソフトで縦長に切り抜く必要があります。『Birds of War』ではゲーム内で縦型カメラへ切り替えられるため、短いクリップを作成しやすくなっています。

近接ボイスチャットによる会話、予測できないラグドール、敵の卵を奪って逃げる場面など、短い動画として拡散されやすい要素も多く、ゲームデザイン自体が配信者や動画投稿者を意識したものになっています。開発元は、ゲーム映像の録画、配信、アップロード、収益化を自由に行えるとするコンテンツクリエイターポリシーも公開しています。

誕生秘話AIが生んだミーム動画が現実のゲームになった

『Birds of War』が生まれたきっかけは、2025年後半にインターネット上で拡散されたAI生成動画です。動画には、鳥同士がオンラインで戦っているような架空のゲーム映像が収められていましたが、その時点では実際に遊べるゲームは存在していませんでした。動画を見たユーザーからは「このゲームを遊びたい」という反応が集まり、HexNest Gamesは架空のコンセプトを本物のゲームとして開発することを決めました。

開発チームは当初、完成まで2週間程度と考えていたものの、実際の開発には約6カ月を要したと創設者本人が明かしています。本作はUnreal Engine 5で制作され、広告費を使わずにSteamのウィッシュリスト登録数10万件を獲得しました。Steam Next Festで公開されたデモ版にも、2万5,000人を超えるユニークプレイヤーが参加したとされています。

生成AIをきっかけに生まれたゲームという意味では、電通が手がけるSteam新作『Verse of Birth』も、入力した言葉からAdobe FireflyとOpenAI APIでキャラクターを生成する仕組みを採用しています。Steam上で生成AI利用を開示する新作は3年間で全体の約31%に増えているという調査結果もあり、生成AIとの関わり方はジャンルを問わず広がりつつある状況です。

開発体制ラッパー、映像作家、元プロ選手による3人チーム

『Birds of War』を開発したHexNest Gamesは、オーストラリア・メルボルンを拠点とする3人規模のスタジオです。創設者のSeaton Rogers氏は「YNG Martyr」名義で活動するオーストラリアのラッパーです。共同創設者のSamuel Gordon氏は映像制作者で、Rogers氏の音楽関連コンテンツも撮影しています。リード開発者のMatt Didehvar氏は、Fnaticに所属していた経歴を持つ元プロeスポーツ選手です。

ラッパー、映像制作者、元プロゲーマーという異色のチームが、自己資金で開発とマーケティングを行いました。『Birds of War』はHexNest Gamesにとって初のゲーム作品です。

リリース発売日は2026年7月22日、価格は9.99ドル

Steamストアに記載されている正式な発売日は、2026年7月22日です。一方、海外向けのプレスリリースや一部の国内報道では7月23日発売とされています。これは発表時刻やタイムゾーンの違いによるものと考えられ、日本向けにはSteamストアに合わせて「2026年7月22日発売」と記載するのが無難です。

価格は9.99ドルで、各国に地域別価格が設定されています。日本円では1,200円で販売されており、記事執筆時点でセールは実施されていません。ただし価格やセールの有無は今後変わる可能性があるため、購入前に記事内のSteamウィジェットかストアページで最新表示を確認してください。

対応言語日本語のUIとテキストのみ、フル音声は英語

『Birds of War』は日本語インターフェースに対応しています。メニューやゲーム内の基本的な表示は日本語で確認できますが、日本語音声には対応していません。フル音声に対応しているのは英語のみです。

本作はストーリーや大量の会話を読むゲームではないため、遊ぶだけなら高度な英語力は必要ないと考えられます。ただし、近接ボイスチャットを有効にした場合、海外プレイヤーとの会話は英語が中心になる可能性があります。同じく発売直後から日本語インターフェースに対応した新作としては、一人称ダンジョンRPG『Dverghold』もあり、インディー規模の新作でも初日から日本語表示に対応する例は増えてきています。

動作環境推奨GPUはGTX 1650クラスと比較的軽め

項目最低推奨
OSWindows 10(64bit)Windows 10/11(64bit)
CPUCore i3-6100またはFX-6300Core i5-8400またはRyzen 5 2600
メモリ8GB16GB
GPUGTX 750 TiまたはRadeon R7 360(2GB VRAM)GTX 1050 Ti・GTX 1650またはRadeon RX 570(4GB VRAM)
DirectXVersion 11Version 11
ストレージ5GB5GB

Unreal Engine 5で制作されたゲームですが、推奨GPUはGTX 1650クラスに抑えられています。近年販売されているエントリークラス以上のゲーミングPCであれば、スペック不足になる可能性は低いでしょう。同じく低スペックPCを意識した近作としては、最大100人対戦の大規模FPS『WARDOGS』が旧世代GPUでも60fpsを目標にした「ポテト設定」を用意しており、対戦ゲーム全体で動作の軽さを重視する流れがうかがえます。ただし本作はオンライン対戦専用のため、PC性能に加えて安定したインターネット回線も必要になります。

評価状況Steamレビューは非常に好評、同時接続は増加傾向

記事執筆時点(2026年8月2日)のSteamユーザーレビューは、Steam購入者以外の入手分を含めた全259件のうち230件が好評で、割合にして88.8%、総合評価は「非常に好評」です。発売から間もない小規模なオンラインゲームとしては、初期評価は良好といえます。

一方で、プレイヤー数を追跡する外部データによると、記事執筆時点の同時接続者数はおよそ49人、直近24時間のピークは176人です。7月単月の平均同時接続者数は54人台でしたが、直近30日間の平均は約60人まで伸びており、緩やかな増加傾向がうかがえます。レビュー評価は高いものの、オンライン専用ゲームとしてはプレイヤー人口がまだ大きいとはいえず、日本から遊ぶ場合は時間帯や地域によってマッチングに時間がかかる可能性があります。今後、SNS上で動画が拡散されたり、大手配信者が取り上げたりすればプレイヤーが増加する余地はありますが、購入前には最新の同時接続状況も確認したほうがよいでしょう。

適性『Birds of War』はどんな人に向いている?

『Birds of War』は、勝敗だけを追求する本格的な競技シューターというよりも、フレンドと会話しながら遊べるカオスなオンライン対戦ゲームを探している人に適しています。卵を奪って逃げる駆け引き、三つ巴による予測しにくい展開、鳥が吹き飛ぶラグドール、敵にも聞こえるボイスチャットなど、プレイ中に偶発的な面白さが生まれやすい作品です。動画配信や切り抜き動画との相性も良く、視聴者に分かりやすいゲームを探している配信者にも向いています。

向いている人
  • フレンドと会話しながら遊べるカオスな対戦ゲームを探している
  • 卵を奪って逃げる駆け引きや三つ巴の展開を楽しめる
  • 配信・切り抜き動画のネタになりやすいゲームを探している
  • 低スペックPCでも遊べる新作オンライン対戦を探している
i
待ったほうがよい人
  • 音声でのコミュニケーションを完全に避けたい
  • 野良マッチングだけで長期間遊びたい(同時接続者数はまだ小規模)
  • 本格的な競技性重視の対戦シューターを求めている
  • 日本語音声がないと遊びにくいと感じる

Q&Aよくある質問

『Birds of War』はどんなゲームですか
鳥を操作して敵の巣から卵を奪い合う、3対3対3のオンライン対戦ゲームです。クチバシや爪を使った近接戦闘、ラグドール物理演算、敵にも聞こえる近接ボイスチャットが特徴です。
日本語には対応していますか
インターフェースは日本語に対応しています。ただしフル音声対応は英語のみで、日本語ボイスはありません。
価格はいくらですか
基準となる価格は9.99ドルで、日本では1,200円です。地域別価格が設定されており、記事執筆時点でセールは実施されていません。
Pay to Winの要素はありますか
ありません。開発元は「Pay to Flex」というコンセプトを掲げており、課金対象は鳥の外見を変えるコスメティックアイテムに限られます。
手持ちのPCで動きますか
推奨動作環境はGTX 1050 Ti・GTX 1650またはRadeon RX 570クラスと比較的軽めです。近年のゲーミングPCであれば問題なく動作する可能性が高いといえます。ただしオンライン専用のため、安定したインターネット回線も必要です。

まとめAIが生んだ鳥の対戦ゲームは配信・動画向きの一本

総評

『Birds of War』は、3チームが空中を飛び回り、敵の巣から卵を奪い合う3対3対3のオンライン対戦ゲームです。クチバシや爪を使う近接戦闘、鳥ごとに異なる役割、敵にも聞こえる近接ボイスチャット、ラグドール物理演算など、一般的な対戦シューターとは異なる特徴を持っています。最大の注目点は、AIが生成した実在しないゲームの映像を、3人のインディーチームが約6カ月かけて本当にゲーム化したことです。

Steamでの初期評価は「非常に好評」(88.8%)ですが、同時接続者数はまだ50〜180人規模と小さく、緩やかな増加傾向にとどまっています。フレンドと一緒に遊ぶ場合や、配信・動画投稿を目的とする場合には特に相性が良い一方、野良マッチングを中心に遊ぶ人は現在のプレイヤー人口も確認しておくと安心です。

日本語インターフェースに対応し、推奨GPUもGTX 1650クラスと比較的軽いため、気軽に参加できる個性的な対戦ゲームとして今後の広がりに注目です。

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