RTX 2060・RTX 2060 SUPERは2026年でも現役か|VRAM 6/8GBの実態とDLSS世代の壁【2026年版】
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VRAM 6/8GBの実態 ・ DLSS世代の壁を正確に整理 ・ 中古購入時の注意点
RTX 2060は2019年1月、上位版のRTX 2060 SUPERは同年7月に発売されたNVIDIA Turing世代のGPUです。発売から6年以上が経過した今も中古市場で根強い人気があり、手元の1枚を現役で使い続けている人は少なくありません。
結論を先に言うと、1080pの軽量〜中量級タイトルであれば今も実用範囲内です。ただし2025年以降に発売された重量級タイトルでは、無印の6GB・SUPERの8GBともにVRAM不足がすでに実例として確認されており、無視できない弱点になっています。
この記事では、無印とSUPERの違いを正確に整理したうえで、DLSSの対応状況、バイオハザード レクイエムやインディ・ジョーンズ/大いなる円環といった具体的なタイトルでの実測データを検証します。あわせて、RTX 30シリーズ以降とは異なる、Turing世代ならではの中古購入時の注意点も紹介します。
目次
スペックRTX 2060とRTX 2060 SUPERの基本スペック
| 項目 | RTX 2060 | RTX 2060 SUPER |
|---|---|---|
| 発売 | 2019年1月15日 | 2019年7月9日 |
| VRAM | 6GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
| バス幅 | 192-bit | 256-bit |
| CUDAコア | 1,920基 | 2,176基 |
| TDP | 160W | 175W |
| 発売時MSRP | $349 | $399 |
※MSRPは発売当時の海外希望小売価格です。当時の日本国内実売価格や現在の中古相場とは異なります。なお、後年になって発売された「RTX 2060 12GB」(CUDAコア2,176基・TDP185W)という亜種も存在しますが、この記事で扱う無印RTX 2060(6GB)・RTX 2060 SUPER(8GB)とは別モデルなので混同しないよう注意してください。
両モデルはNVIDIA Turing世代のGPUで、RT・Tensorコアを搭載したハードウェアレイトレーシング対応の最初の世代にあたります。CUDAコア数・VRAM容量・バス幅のいずれもSUPERの方が上位で、演算性能はおよそ1割強、SUPERが上回ります。
DLSS対応フレーム生成は非対応、超解像は使えるが性能ペナルティに注意
DLSSの対応状況は世代によって細かく異なり、誤解されやすいポイントです。RTX 2060・RTX 2060 SUPERも例外ではないため、正確に整理します。
※DLSS超解像自体(従来のDLSS 2/3世代の機能)は問題なく利用できます。フレーム生成が使えない分、素の性能で60fps以上を確保できるかどうかがより重要になります。
実測性能2025〜2026年発売タイトルでの実力
2025〜2026年に発売された注目タイトルで、RTX 2060・RTX 2060 SUPERがどの程度のフレームレートを出せるか整理します。
RTX 2060 SUPERが公式推奨GPUに指定されており、1080p・60fps想定の水準は満たす設計。ただしレイトレーシングを有効にするとVRAM消費が約11.6GBに達し、6GB/8GBクラスではRTオンは非現実的です。
レイトレーシングが無効化不可の必須機能で、公式最小要件がRTX 2060 SUPER(60fps目標)。無印RTX 2060はこの最小要件にすら届いておらず、実測では平均25fps程度にとどまるとする報告があります。
RTX 2060 SUPERで平均46.42fpsという実測報告があります。フレーム生成非対応のため、FSR 3等の代替手段なしでは重量級シーンでの粘りは限定的です。
RTX 2060(無印)はExtremeで平均39fps。High設定に落とせば60fpsを超えます。
RTX 2060 SUPERで平均約40fps。同条件のDX11モードはDX12よりやや高速という傾向が確認されています。
※各数値は複数の実測データをもとにした参考値です。測定環境・ドライバ・パッチ状況によって変動するため目安としてご覧ください。
インディ・ジョーンズ/大いなる円環やメタルギアソリッド デルタなど、2025年以降の話題タイトルでは公式の最小要件にRTX 2060 SUPERを指定する例が増えています。SUPERであれば要件上はぎりぎり満たせますが、演算性能・VRAMともに一段下の無印RTX 2060は、こうしたタイトルで最小要件にすら届かないケースが出てきている点に注意が必要です。
VRAM6GB/8GBはどこまで足りるか、実例で検証
実用面CPU相性・配信用途・軽量タイトルでの評価
VRAM容量やベンチマークの数値だけでなく、実際に使う上で見落とされがちなポイントも押さえておきます。
中古価格現行GPUとの価格比較とマイニング品への注意
中古市場でのRTX 2060・RTX 2060 SUPERの実勢価格を、現行の新品エントリークラスGPUと比較します。
RTX 2060(無印)の中古実勢は、保証付きの実店舗基準(じゃんぱら等)で約1.6万円〜1.9万円程度、RTX 2060 SUPERは約2万円〜2.4万円程度です。フリマアプリ等の最安値だけを見るとさらに安い出品も見られますが、状態のばらつきが大きいため、保証付きの実店舗価格を目安にするのが安全です。
一方、現行の新品エントリークラス(RTX 5060 8GB等)は約5.2万円〜という水準です。中古との差額は3万円台に開いており、新品保証・現行世代のDLSS/FSR対応を重視するなら新品という選択肢も十分検討に値します。価格は変動するため、購入・売却を検討する際は最新の相場を都度確認してください。
マイニング制限機能「LHR(Lite Hash Rate)」はRTX 30シリーズ以降で導入された機能で、RTX 20シリーズには一切実装されていません。つまり2020〜2021年の暗号資産マイニングブーム期、RTX 2060・RTX 2060 SUPERはハッシュレート制限なしでフル稼働できる状態にあり、当時は品薄になるほど需要が集中したモデルでもあります。
RTX 3060シリーズのように「LHR表記の有無」で酷使リスクをある程度絞り込める仕組みが、RTX 20シリーズには使えません。中古で購入する際は、動作確認済み・保証付きの販売店を選ぶことがより重要になります。
※ドライバサポートの面では、RTX 20シリーズ(Turing)は現時点で通常のGame Readyドライバ提供が続いており、サポート終了の予定は報じられていません。Windows 10上でのサポートについても、RTX 20〜50シリーズ共通で2026年10月まで継続する見込みです(Maxwell/Pascal/Volta世代は2025年10月に通常サポートを終了済みで、Turing以降とは扱いが異なります)。
判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか
なお、消費電力の面では、RTX 2060(160W)・RTX 2060 SUPER(175W)は現行のミドルクラス(RTX 5060 Ti=180W前後、RX 9060 XT=160W前後)とほぼ同水準です。RTX 30/40世代からの買い替えでよく語られる「同じ電力で性能が伸びる」というメリットは、RTX 20シリーズからの買い替えでは相対的に小さく、性能・VRAM容量・DLSS/FSR世代対応が主な買い替え動機になる点は押さえておいてください。
乗り換え先買い替え先のGPU候補|8GBのSUPERから8GBモデルへの乗り換えは要注意
RTX 2060 SUPER(8GB)から乗り換える場合に注意したいのは、無印RTX 5060やRTX 5060 Ti 8GBを選ぶとVRAM容量が据え置きになるという点です。世代が3つ進む分の演算性能向上は確実に得られますが、VRAM律速の場面での体感向上は限定的にとどまる可能性があります。
費用対効果を確保するには、VRAM 16GBのモデルを軸に検討するのが失敗しない選び方です。
| 候補GPU | 実売の目安 | どんな乗り換えか |
|---|---|---|
| RTX 5060 8GB(無印) | 約5.2万円〜 | 世代3つ分の性能向上はある。無印RTX 2060(6GB)からならVRAMも増えるが、SUPER(8GB)からは容量据え置き |
| RTX 5060 Ti 8GB | 約6.2万円〜 | 性能アップの実質的な下限ライン。ただしVRAMは8GBのため、SUPERからの乗り換えでは不足の弱点が残る |
| RX 9060 XT 16GB | 約6.65万円〜 | 8GBモデルとの価格差が小さく、VRAM不安を解消できるコストパフォーマンス最優先の候補 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 約11.07万円〜 | VRAM容量の不安を解消しつつ性能も向上。ただしメモリ価格高騰の影響で、後述のRTX 5070と価格が接近してきている |
| RTX 5070 12GB | 約11.7万円〜 | RTX 5060 Ti 16GBとほぼ同価格帯まで来ており、予算があるならフレーム生成対応も含めてこちらも比較検討する価値がある |
| RTX 5070 Ti 16GB | 約18万円〜 | 予算に余裕があるならこちら。VRAM16GB・演算性能とも余裕があり、1440p常用や4K入門まで見据えられる |
※実売の目安は2026年7月20日時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。
結論から言うと、予算を最優先するならRX 9060 XT 16GBをおすすめします。VRAM 16GBモデルの中でも価格差が最も開いており、8GBモデルとほぼ同じ費用感でVRAM不安を解消できるコストパフォーマンスの高さが際立っています(DLSSからFSR 4への乗り換えになる点だけ注意してください)。
NVIDIA環境・DLSS 4.5のフレーム生成にこだわりたい場合は、RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070の価格差が縮まってきているため、予算に余裕があれば一段上のRTX 5070まで視野に入れる方が納得感のある買い物になりやすいです。
この中から、用途別に4枚挙げておきます。


FAQよくある質問
まとめ軽量タイトルなら現役、重量級はVRAM不足の実例あり
RTX 2060・RTX 2060 SUPERは、発売から6年以上が経過した今も、1080pのeスポーツ・軽量タイトルでは実用的なGPUです。DLSSフレーム生成が使えないという弱点はありますが、日常的に軽量なタイトルを遊ぶ分には大きな支障はありません。
一方で、VRAM 6GB(無印)/8GB(SUPER)の不足は、インディ・ジョーンズ/大いなる円環などすでに複数のタイトルで実例として確認されています。買い替えを検討する際は、SUPER(8GB)から無印RTX 5060/RTX 5060 Ti 8GBへの乗り換えではVRAM容量が据え置きになる点に注意し、VRAM 16GBのモデルを軸に検討することが失敗しないポイントです。
1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心であれば、RTX 2060・RTX 2060 SUPERはまだ現役で戦えます。ただし2025〜2026年の重量級タイトルではVRAM不足がすでに実例として確認されており、レイトレーシングや大型タイトルの最新作を楽しみたいなら買い替えを検討する時期に来ています。中古購入時はLHR非搭載ゆえの酷使リスクに注意し、買い替え先を選ぶ際はVRAM 16GBのモデルを軸に検討してください。





