Zotac ZBOX CI431・CI451・CI471 nanoは日本で買える?ファンレスWildcat Lake機の仕様と価格、ゲーム性能の限界【2026年11月】
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ファンレスのWildcat Lake機、日本の公式サイトにはまだ載っていません
Zotacが、Intelの新世代エントリー向けCPU「Wildcat Lake」を積むファンレスミニPC「ZBOX CI431 nano」「CI451 nano」「CI471 nano」を海外のストアに掲載しました。ファンのない完全に無音の筐体に、Core Series 3を積んだ小型機です。
日本での発売は、2026年11月3日時点でZotac日本の公式サイト(zotac.co.jp)に掲載がなく、価格も出ていません。海外の掲載でも価格は未記載です。ゲームは、同じチップを積むノートPCの実測でCyberpunk 2077が1080p・最低設定で約20fpsと、本格的に遊ぶ水準には届きません。
判断の分かれ目は、用途が静音の事務機・サーバー・サイネージか、ゲームかです。前者なら日本発売を待つ価値があり、後者ならRadeon 760Mを積むミニPCのほうが現実的です。
目次
要点3機種の違いはCPUとGPU規模だけ

筐体は204×129×68mm(容量1.79L)のパッシブ冷却で、電源は65Wの外部アダプターです。違うのはCPUで、上位2機種は2つのPコアと4つの低消費電力Eコア(6コア6スレッド)、最下位のCI431は1つのPコアと4つのEコア(5コア5スレッド)です。メモリとSSDは付属しません。
スペックCI431・CI451・CI471 nanoの仕様を比べる
| 項目 | CI431 nano | CI451 nano | CI471 nano |
|---|---|---|---|
| CPU | Core 3 304 | Core 5 320 | Core 7 350 |
| コア/スレッド | 5/5(1P+4E) | 6/6(2P+4E) | 6/6(2P+4E) |
| 最大クロック | 4.3GHz | 4.6GHz | 4.8GHz |
| 内蔵GPU | Xe3 1コア(最大2.3GHz) | Xe3 2コア(最大2.5GHz) | Xe3 2コア(最大2.6GHz) |
| NPU | 最大15 TOPS | 最大16 TOPS | 最大17 TOPS |
| 消費電力 | ベース15W/最大35W | ベース15W/最大35W | ベース15W/最大35W |
| メモリ | DDR5-6400 SO-DIMM×1(最大64GB) | DDR5-6400 SO-DIMM×1(最大64GB) | DDR5-6400 SO-DIMM×1(最大64GB) |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 x4 | M.2 2280 PCIe 4.0 x4 | M.2 2280 PCIe 4.0 x4 |
端子はThunderbolt 4が2、USB 3.2 Gen 2 Type-Aが2、USB 2.0が3で、有線LANは2.5GbE、無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4です。HDMI 2.0b、DisplayPort 2.0、Thunderbolt経由で、4K・60Hzの画面を最大3枚つなげます。VESAマウント用の金具も同梱されます。
3機種とも、CPUは6MBのキャッシュを持ち、Intel 18Aプロセスで作られています。メモリスロットは1つなので、増やすときは大容量のモジュール1枚への差し替えになります。
出典:TechPowerUp「Intel “Wildcat Lake” Powers Zotac’s New Fanless ZBOX Mini PCs」(Zotacの海外ストア掲載にもとづく)
日本発売日本の発売時期と価格はまだ分からない
2026年11月3日時点で、Zotac日本の公式サイトのZBOX一覧にCI431・CI451・CI471 nanoは載っていません。ファンレスのCシリーズとして並んでいるのは、法人限定のベアボーン「ZBOX CI655 nano」などです。一般向けに価格が出ているのはMシリーズの「ZBOX edge MA762」(74,800円)や「ZBOX edge MI672」(96,800円)です(いずれも税込)。
海外の掲載にも価格はないため、日本円の価格は予想しません。ただ、メモリとSSDが別売りなので、完成品より初期費用が膨らむことは確かです。同じCore 3 304を積むGMKtec M3Sは、12GBメモリと256GB SSD、Windows 11 Proが付いて62,999円です(下で比較します)。
Cシリーズの現行機に法人限定が多いため、ZBOX nanoが個人向けに出るかどうかも分かりません。
ゲーム性能内蔵GPUで遊べるのは軽いゲームまで
上位2機種のGPUは、Xe3コアが2基のIntel Graphics(Wildcat Lake)です。実測データベースでは、同じ2コア構成のノートPC(Core 7 350のLenovo IdeaPad Slim 3、Core 5 320のDell XPS 13)の平均として、次の数字が出ています。
| ゲーム | 条件 | 平均fps |
|---|---|---|
| F1 24 | 1080p・最低設定 | 約37fps |
| Cyberpunk 2077 | 1080p・最低設定 | 約20fps |
| Baldur’s Gate 3 | 1080p・最低設定 | 約16fps |
| Dota 2 | 720p・最低設定 | 約89fps |
重い3Dゲームは最低設定でも30fpsに届きません。動くのは、Dota 2のような軽い対戦ゲーム、ブラウザゲーム、古いタイトル、レトロゲームです。
注意点は2つあります。1つ目は、上の数字がノートPCのもので、ZBOX nanoでの実測ではないことです。ファンのない筐体で35Wの発熱を逃がすため、長時間の負荷でクロックが下がる可能性があります。2つ目はCI431で、GPUのXe3コアが1基しかなく、上の数字より低くなると見込まれます。
出典:Notebookcheck「Intel Graphics 2-Core Xe3 Wildcat Lake iGPU」
向き不向きファンレスの静音機は、こんな用途なら有力です
- 書斎や寝室に置く、無音の事務・ブラウザ用PC
- 24時間動かす自宅サーバーやメディアサーバー
- 店舗・展示のサイネージ(4K画面3枚まで)
- VESA金具でモニター裏に付ける省スペース機
- 3Dの重いPCゲーム(最低設定でも20fps前後)
- 動画編集やAIの重い処理を長時間回す使い方
- メモリを複数枚挿して増やしたい構成(スロットは1つ)
- すぐ買いたい人(日本の発売時期・価格が未定)
CPU性能は、ゲーム用のミニPCほど高くありません。それでも、表計算やブラウザの多重タブ、動画再生といった日常作業なら、6コア6スレッドの上位2機種で足ります。
比較いま日本で買える代わりの選択肢
日本発売を待てない人には、すでに公式ストアで買えるGMKtecの2機種が比較対象になります。M3SはCI431と同じCore 3 304を積み、M6 UltraはゲームもできるRadeon 760Mを積みます。
| 項目 | ZBOX CI431 nano | GMKtec M3S | GMKtec M6 Ultra |
|---|---|---|---|
| CPU | Core 3 304 | Core 3 304 | Ryzen 5 7640HS |
| 内蔵GPU | Xe3 1コア | Xe3 1コア | Radeon 760M |
| メモリ/SSD | 別売り | 12GB(増設不可)+256GB | 16GB(増設可)+512GB |
| 価格(税込) | 未発表 | 62,999円 | 79,999円 |
ゲームも遊びたいなら、M6 Ultraです。実測では、Radeon 760MはCyberpunk 2077を1080p・最低設定で約30fps出し、M6 Ultra本体の測定値は約33fpsです。Wildcat Lakeの約20fpsとは差があります。一方、無音を最優先するなら、ファンのある2機種ではなく、ZBOX nanoの日本発売を待つ価値があります。
出典:GMKtec JP「NucBox M6 Ultra」・GMKtec JP「M3S」・Notebookcheck「AMD Radeon 760M」(価格は2026年11月3日時点の公式ストア表示)
おすすめいま買える代わりの2機種
ZBOX nanoが日本で買えるようになるまでは、用途で2機種を使い分けます。同じCPUで安く済ませたいならM3S、ゲームも視野に入れるならM6 Ultraです。
FAQよくある質問
まとめまとめ|静かな事務機として待てるが、ゲーム用には選ばない
ZBOX CI431・CI451・CI471 nanoは、無音で動かせる1.79Lのベアボーンです。日本の公式サイトには未掲載で、価格も出ていないため、すぐ買える機種ではありません。
事務・サーバー・サイネージ用に静音機がほしいなら、日本発売を待つ価値があります。ゲームを遊ぶなら、Radeon 760MのGMKtec M6 Ultraのほうが約30fpsまで届き、現実的です。



