Sudio「V3 Pro」はPCゲーム用として買いか|2,970円のUSB-C有線イヤホンにANC搭載、通常版V3との990円差を検証

Sudio「V3 Pro」はPCゲーム用として買いか|2,970円のUSB-C有線イヤホンにANC搭載、通常版V3との990円差を検証

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周辺機器・モニター / 購入前ガイド・2026年8月時点
Sudio「V3 Pro」はPCゲーム用として買いか
2,970円のUSB-C有線イヤホンにANC搭載、通常版V3との990円差を検証
モダニティ株式会社は2026年8月19日、Sudioブランドの有線イヤホン「V3 Pro」を税込2,970円で発売しました。USB Type-C接続でアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しながら3,000円を切る価格が特徴ですが、ANCの方式やdB数値、防水等級といった情報は公式に非公開です。PR TIMES公式プレスリリース、Hi-Unit・オーディオテクニカ・Apple各社の公式情報、Microsoft公式のオーディオレイテンシー解説にもとづき、PCゲーム用としての実力を整理します。
税込2,970円・2026年8月19日発売通常版V3との差額990円ANC搭載も方式・dB非公開

USB-C接続で低遅延をうたうゲーミングイヤホンは増えていますが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)まで搭載したモデルとなると、これまで3,000円を切る価格帯にはほとんど選択肢がありませんでした。有線接続を選ぶ理由である「充電不要」という手軽さと、周囲の音を軽減するANCを両立できるかどうかは、価格の安さだけでは判断しにくいところがあります。

Sudio「V3 Pro」は、USB Type-C接続・ダイナミック型10mmドライバー・マイク付きインラインリモコン・防滴仕様を備えた有線イヤホンに、ANCを追加したモデルです。同時に、ANCを搭載しない通常版「V3」も税込1,980円へ価格改定され、パッケージも一新されました。ドライバーや感度、インピーダンスといった基本スペックはV3・V3 Proで共通です。

この記事では、通常版V3との990円差が何を意味するのか、ANCの方式・dB数値・防水等級といった非公開の項目をどう受け止めるべきか、Hi-Unitやオーディオテクニカ、Apple EarPodsといった競合と比べた価格の位置づけを整理したうえで、PCゲーム用として買うべきか、そして通常版V3とV3 Proのどちらを選ぶべきかという2つの購入判断に絞って解説します。

目次

概要Sudio「V3 Pro」の価格とスペック

Sudio「V3 Pro」は、スウェーデン発のオーディオブランドSudioの製品を国内展開するモダニティ株式会社が、2026年8月19日(水)より全国の家電量販店・セレクトショップ・ライフスタイルストア・モダニティ公式ストア・楽天市場・Amazonで順次発売した有線イヤホンです。希望小売価格は税込2,970円で、カラーはブラックオニキス・マットホワイト・ラベンダーミスト・キャラメルブラウンの4色展開です。

Sudio V3 Pro マットホワイト
Sudio V3 Pro(マットホワイト)。USB Type-C接続で充電不要、絡まりにくい編み込みケーブルを採用(モダニティ株式会社のプレスリリースより)
項目内容備考
価格2,970円(税込)2026年8月19日発売
製品タイプカナル型有線イヤホン操作方法は物理ボタン(クリック式)
ドライバーダイナミック型10mm通常版V3と共通
感度/インピーダンス/出力98dB/32Ω/3mW通常版V3と共通
接続USB Type-Cプラグ&プレイ、ペアリング不要
ケーブル長/重量約1.2m/合計13g絡まりにくい編み込みケーブル
マイクケーブル部にマイク付きリモコン物理ボタンで操作
防水性能あり(防滴仕様)IPX等級の数値は非公開
ANCアクティブノイズキャンセリング搭載方式・dB数値は非公開
カラー4色ブラックオニキス・マットホワイト・ラベンダーミスト・キャラメルブラウン

スペック欄を見ると分かるとおり、ドライバー・感度・インピーダンス・出力・重量・ケーブル長は通常版V3とすべて共通です。「V3 Pro」という名前が示す違いは、ANCの有無と防水表記の2点に絞られています。

価格差通常版V3との990円は何が変わるのか

モダニティ公式のプレスリリースに掲載されたスペック表を見比べると、V3とV3 Proの違いがはっきりします。

Sudio V31,980円・通常版
  • 価格1,980円(税込・希望小売価格)
  • ANC非搭載
  • 防水性能IPX4(公式に明記)
  • ドライバーダイナミック型10mm
  • 感度/インピーダンス/出力98dB/32Ω/3mW
  • 接続/重量USB Type-C/13g
Sudio V3 Pro2,970円・今回の対象商品
  • 価格2,970円(税込・希望小売価格)
  • ANC搭載(方式・dB非公開)
  • 防水性能防滴仕様(IPX等級は非公開)
  • ドライバーダイナミック型10mm
  • 感度/インピーダンス/出力98dB/32Ω/3mW
  • 接続/重量USB Type-C/13g

990円の差額で得られるのは主にANCですが、防水表記も同時に変わっている点は見落とされがちです。V3は「IPX4」という等級が明記されているのに対し、V3 Proは「防滴仕様」という言葉のみで、具体的なIPX等級の記載がありません。

V3ProのIPX等級を「IPX4と同じ」と決めつけないでください。

モダニティ公式のプレスリリースは、V3の防水性能を「IPX4」、V3 Proの防水性能を「あり(防滴仕様)」と書き分けています。同じ等級であれば公式もIPX4と明記できるはずで、あえて等級を書いていないということは、V3と同一の防水性能とは限らないと考えた方が安全です。汗や小雨程度は許容範囲でも、明確な等級保証を求める人はV3 Proではなく通常版V3を検討してください。

背景USB-C有線+ANCイヤホンが増えている理由

ワイヤレスイヤホンが主流になった一方で、モダニティ公式はプレスリリースの中で「充電不要で音切れの心配がなく、遅延のない安定したリスニング体験を楽しめる有線イヤホンが再び注目を集めています」と説明しています。実際、USB-C接続でANCまで搭載した有線イヤホンは、V3 Proだけでなく他社からも相次いで登場しています。

Hi-Unit公式によると、同社の「HSE-A2000NC」は2025年10月4日に発売されたUSB Type-C接続の有線イヤホンで、Feedforward方式のANCにより-30±2dBのノイズ低減効果を公表しています。オーディオテクニカも2026年2月27日に、ハイブリッドノイズキャンセリングとヒアスルー機能を備えたUSB-C有線イヤホン「ATH-CKD7NC」を発売しました。3,000円台から1万円弱まで、USB-C有線+ANCという組み合わせの製品が価格帯ごとに揃いつつある状況が、V3 Proが登場した市場の背景です。

比較Hi-Unit・オーディオテクニカ・Apple EarPodsとの違い

価格とANCの有無を軸に、V3 Proと同じUSB-C有線接続の主な競合を比較します。価格は2026年8月22日時点で確認できた数値です。

Sudio V3 Pro今回の対象商品
  • 価格2,970円(税込・Amazon.co.jpも同額)
  • ANC搭載(方式・dB非公開)
  • 形状カナル型
  • マイクインラインマイク付きリモコン
  • 備考プラグ&プレイ、ペアリング不要
Hi-Unit HSE-A2000NC想定3,850円
  • 価格市場想定価格3,850円(税込)
  • ANCFeedforward方式・-30±2dB(数値公表)
  • 周波数帯5〜40,000Hz(ハイレゾ対応)
  • 発売日2025年10月4日
  • 備考ANC効果を具体的な数値で公表
audio-technica ATH-CKD7NC8,698円〜
  • 価格価格.com最安値8,698円〜(2026年8月22日時点)
  • ANCハイブリッドANC+ヒアスルー+ENCマイク
  • ドライバー11mmダイナミック・24bit/96kHzハイレゾ
  • 発売日2026年2月27日
  • 備考Nintendo Switch 2への対応を公式に明記
Apple EarPods(USB-C)2,980円
  • 価格2,980円(税込・Apple公式)
  • ANC非搭載
  • 形状インナーイヤー型
  • 型番MYQY3FE/A
  • 備考カナル型でないため装着感は単純比較不可
Apple EarPods(USB-C)は価格が近いだけで、方向性が異なる製品です。

Apple EarPods(USB-C)はインナーイヤー型でANCを搭載しておらず、遮音性や低音の量感はカナル型のV3 Proと大きく異なります。価格の近さだけで比較すると誤解しやすい組み合わせです。

V3 Proの立ち位置は、ANC効果を数値で公表するHi-Unitや、ハイレゾ・Switch 2対応まで踏み込むオーディオテクニカと違い、「3,000円を切る価格でANCを搭載した」という価格面の分かりやすさに寄っています。性能を数値で比較検討したい人は、Hi-UnitやATH-CKD7NCの方が判断材料は豊富です。

非公開情報ANCの効果とレイテンシーをどこまで信じていいか

ANCの方式・dB数値は非公開

ANCの効果を評価する一般的な軸は「方式(Feedforward・Feedback・ハイブリッドなど)」と「ノイズ低減量(dB)」です。前述のHi-Unit HSE-A2000NCは-30±2dBという具体的な数値を公表していますが、V3 Proについてはモダニティ公式のプレスリリース・Sudio公式サイトのいずれにも「アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載」という記載があるのみで、方式やdB数値は確認できませんでした。したがって、現時点で言えるのは「3,000円を切る価格でANCを搭載した」という価格面の事実までで、そのANCがどの程度周囲の音を減らすのかを数値で評価することはできません。

「遅延のない」という表現の意味

V3 Proのプレスリリースには「遅延のないクリアなサウンドと充電不要の手軽さに、アクティブノイズキャンセリングをプラス」という副題が付けられ、本文でも有線イヤホン全般について「遅延のない安定したリスニング体験を楽しめる」と説明されています。USB-C有線接続は、Bluetoothのワイヤレス伝送やSBC・AACといったコーデック処理を経由しない分、無線接続より低遅延になりやすい構造ではあります。ただし、これは「遅延がゼロになる」ことを実測値で保証する表現ではありません。

Microsoft公式のオーディオレイテンシー解説によると、Windows上の音声遅延は、アプリがオーディオバッファへデータを書き込んでからスピーカーで再生されるまでの「レンダーレイテンシー」、マイクからアプリへ届くまでの「キャプチャーレイテンシー」、その合計にあたる「ラウンドトリップレイテンシー」の組み合わせで決まり、オーディオエンジンの処理・APO(オーディオ処理オブジェクト)・バッファサイズなど複数の要素が影響すると説明されています。ゲームは、この低遅延化が重要になる代表的な用途の一つとして挙げられています。バッファは既定で約10ミリ秒ですが、対応ドライバーがあればさらに小さくできるとも説明されています。

つまり、V3 ProがUSB-C有線接続によってBluetooth特有の伝送遅延を避けられる可能性はあっても、Windows側のオーディオスタック処理そのものはなくなりません。V3 Pro自体の実測レイテンシーはメーカーから公表されておらず、「遅延ゼロ」という言葉を文字どおりに受け取らない方がよいでしょう。

活用法PCゲームで使うと具体的に何が便利か

Sudio公式サポートの案内によると、V3シリーズはUSB Type-Cケーブルで接続するだけで使えるプラグ&プレイ仕様で、Bluetoothのようなペアリング操作は不要とされています。この手軽さは、PCゲーム用途では次のような具体的なメリットにつながります。

充電不要で長時間セッションに強い完全ワイヤレスイヤホンは数時間おきの充電が必要になりますが、V3 ProはPCのUSBポートに挿しているだけで動作します。長時間のプレイセッションでバッテリー切れを気にする必要がありません。
Discordのボイスチャット用マイクを兼ねられるケーブル部にマイク付きインラインリモコンを搭載しているため、別途USBマイクを用意しなくてもDiscordの音声通話に使えます。ただし内蔵マイクの音質は、配信・録音を前提にした専用マイクには及ばない可能性がある点は割り引いて考えてください。
ファン騒音対策として期待できる可能性があるゲーミングPCの排熱ファン音や周囲の生活音を、ANCによって抑えられる可能性があります。ただし方式・低減量とも非公開のため、効果の大きさを事前に断定することはできません。
Sudio V3 Pro のインラインリモコンとUSB-Cプラグ
ケーブル部のインラインリモコンにはマイクと物理ボタンを搭載。USB Type-Cでパソコンに直接接続できる(モダニティ株式会社のプレスリリースより)

接続対応機器について、モダニティ公式は「スマートフォンやタブレット、PCへ接続するだけですぐに使用できる」と説明しています。PlayStation 5やNintendo Switch 2といった家庭用ゲーム機への正式対応は、公式情報の中では確認できませんでした。USB Type-C端子を持つ機器であれば物理的に接続できる場合もありますが、動作を保証する記載ではない点に注意してください。

購入判断Sudio「V3 Pro」はPCゲーム用として買いか

ここまでの内容は、モダニティ公式・Sudio公式・競合各社の公式情報にもとづくもので、当サイト独自の実機検証ではありません。その前提で、向いている人と慎重に検討したい人を整理します。

向いている人
  • 有線接続で低遅延を求めるカジュアル〜ミドル層のPCゲーマー
  • Discordのボイスチャットをイヤホン一体で済ませたい人
  • 充電の手間を減らしたい人、予備の安いイヤホンが欲しい人
  • ゲーミングPCのファン音を少しでも抑えたい人(効果は保証されない前提で)
!慎重に検討したい人
  • 競技性の高いFPSで音の定位・遅延を極限まで詰めたい人(ANC方式非公開でチューニング情報が乏しい)
  • ANCの効果を具体的な数値で確認してから買いたい人(dB非公開)
  • PlayStation 5やNintendo Switch 2での正式動作を求める人(対応機器に明記なし)
  • 完全ワイヤレスでの運用を前提にしている人

結論通常のV3とV3 Proはどちらを選ぶべきか

通常版V3で十分なのは、ANCが不要で予算を優先したい人、そして防水性能をIPX4という具体的な数値で確認しておきたい人です。基本スペックはV3 Proと変わらないため、990円安く済ませつつ、防水表記の透明性という面でも安心感があります。

990円足してV3 Proを選ぶ価値があるのは、周囲のファン音や生活音を少しでも減らしたい人、ANCという機能自体を試してみたい人です。ただし、その効果を事前に数値で確認できない点、防水表記がIPX4ほど明確ではない点は、選ぶ前に理解しておく必要があります。

購入先税込2,970円はどこで買えるか

Sudio「V3 Pro」は、モダニティ公式ストア・楽天市場・Amazon.co.jp・全国の家電量販店・セレクトショップ・ライフスタイルストアで順次販売されています。Amazon.co.jpでは希望小売価格と同じ2,970円で、ヤマダウェブコムでも2,970円で確認できました(いずれも2026年8月22日時点)。通常版V3はAmazon.co.jpで2,000円前後で販売されており、希望小売価格1,980円よりやや高い場合があります。価格は変動するため、購入前にリンク先で最新の金額を確認してください。

FAQよくある質問

Sudio V3 ProはPS5やNintendo Switch 2で使えますか?
公式の対応機器としてはスマートフォン・タブレット・PCが挙げられているのみで、PlayStation 5やNintendo Switch 2への正式対応は確認できません。USB Type-C端子を持つ機器であれば接続自体は可能な場合がありますが、動作を保証する記載ではありません。
V3 ProのANCはどのくらいノイズを減らせますか?
モダニティ公式・Sudio公式とも「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」という機能名の記載にとどまり、方式や低減量(dB)の数値は公開されていません。競合のHi-Unit HSE-A2000NCのように-30±2dBと数値を明記しているブランドもある中、V3 Proの効果は現時点で数値評価ができません。
通常のV3とV3 Proは何が違いますか?
ドライバー・感度・インピーダンス・出力・重量・ケーブル長・USB-C接続といった基本スペックは共通です。違いはANCの有無(V3 Proのみ搭載)と防水表記(V3はIPX4を明記、V3 Proは防滴仕様のみでIPX等級は非公開)で、価格差は990円です。
有線接続だから遅延はゼロですか?
「ゼロ」を保証する数値ではありません。USB-C有線接続はBluetoothのワイヤレス伝送やコーデック処理を経由しない分、低遅延になりやすい構造ですが、Windows側のオーディオエンジンやバッファ処理による遅延は別に存在します。V3 Pro自体の実測レイテンシーはメーカーから公表されていません。

総括まとめ|990円差はANCと引き換え、判断は用途次第

2026年8月22日時点の購入前ガイド

Sudio「V3 Pro」は2026年8月19日発売、税込2,970円のUSB-C有線ANCイヤホンです。通常版V3(1,980円)との差額990円で得られるのはANCですが、方式・dB数値は非公開で、防水表記も「防滴仕様」とIPX等級が明記されないなど、公式情報だけでは分からない部分が残ります。PCゲーム用途では、充電不要でDiscordのボイスチャットにそのまま使える手軽さが最大の強みで、ゲーミングPCのファン音対策としても期待できる可能性があります。

一方で、競技性の高いFPSで音の定位や遅延を突き詰めたい人、ANCの効果を数値で確認してから選びたい人には、情報が非公開な分だけ慎重な判断が必要です。ANCが不要で予算と防水等級の明確さを優先するなら、990円安い通常版V3の方が適しています。

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ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。