GRAPHT『Omni 6 for PC』は買いか|税込5,980円・天面6ボタン、Command Triggerとの違いを解説
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税込5,980円・天面6ボタン、Command Triggerとの違いを解説
出典:PR TIMES「GRAPHT新作『Omni 6 for PC』登場」(MSY株式会社、2026年9月)にもとづきます。本記事の情報は2026年9月8日時点のものです。
格闘ゲーム用の入力デバイスを探すと、上を見ればレバーレスアーケードコントローラーが並びますが、価格帯は1万円台後半から2万円台が中心です。一方で天面にボタンを並べた「ファイトパッド」タイプの新製品は、国内メーカーからはあまり出てきませんでした。
GRAPHTが発表した『Omni 6 for PC』は、この価格帯の空白を埋める天面6ボタンのゲームパッドです。税込5,980円、予約受付は2026年9月17日(木)11:00開始、発売は10月16日(金)。TMRセンサーとKailhメカニカルスイッチを搭載し、十字キー・スティック長さ・ガイドリングを本体だけで組み替えられるカスタマイズ機能も備えています。
同じGRAPHTブランドには、税込16,980円の薄型レバーレス『Command Trigger for PC』もすでにあります。この記事では、Omni 6 for PCのスペックとカスタマイズ機能を整理したうえで、Command Trigger for PCとの違いを明確にし、どちらを検討すべきかの判断材料までまとめます。
目次
概要天面6ボタン・全5色・税込5,980円
MSY株式会社は、GRAPHTブランドから格闘ゲーム向けの天面6ボタンゲームパッド『Omni 6 for PC』を発表しました。公式のキャッチコピーは「格闘ゲームで勝つ、そのために設計された6ボタンパッド」で、通常モデルは全5色展開です。カラーバリエーションは、黒地に黄色の稲妻模様をあしらった「Limit Break」と、半透明のフロストカラー4色「Frosted Black」「Frosted Red」「Frosted Purple」「Frosted White」の合計5種類で、価格はいずれも税込5,980円です。予約受付は2026年9月17日(木)11:00に始まり、発売は2026年10月16日(金)です。
天面のレイアウトは、左に十字キー、中央にアナログスティック、右側にY・X・B・Aの4ボタンと肩の位置のRB・RTの2ボタンを合わせた6ボタン構成です。中央には機能ボタンの「G」、上部にはVIEW・MENUボタンも備えています。ボタン配置はXboxパッドに近い並びで、Windows環境でのXInput対応を前提にした設計とみられます。

スペックTMRセンサー×Kailhスイッチ、有線1,000Hz
入力を支えるコア部品には、K-Silver製のTMR(トンネル磁気抵抗)センサーをアナログスティックに、Kailh製メカニカルスイッチを天面ボタンに採用しています。TMRはホール効果センサーと同様に非接触方式でスティックドリフトが起きにくいとされ、近年のゲーミングコントローラーで採用が広がっている方式です。ポーリングレートは1,000Hzで、接続方式は有線のUSB Type-Aのみとなっており、無線接続には対応していません。重量はケーブルを含まず170±5gです。
対応機種はWindows 11搭載PCとMacで、入力方式はXInput・DirectInputの両方に対応します。保証期間は購入から1年間です。無線接続を前提に探している場合はこの製品の対象外になる点、逆に「Windowsだけでなく普段使いのMacでも同じパッドを使いたい」という人には選択肢になる点は、購入前に押さえておきたいポイントです。
カスタマイズ十字キー3種・スティック長2種・リング2種を標準同梱
Omni 6 for PCは、購入後に自分の手に合わせて調整できる交換パーツを標準で同梱しています。同梱物は本体に加えて、交換用ジョイスティック(高さ違い)×1、ジョイスティックカバー×1、交換用ジョイスティックリング×1、交換用十字キー×2で、これによって十字キーの形状は3種類、アナログスティックの長さは2種類、スティック周囲のガイドリングは2種類から組み合わせを選べます。追加購入をしなくても、箱の中身だけでこれらの組み替えができる仕様です。
アナログスティック本体そのものを取り外すこともでき、取り外した部分にはカバーを装着できます。これは十字キー操作時にスティックへ指が触れるのを防ぐための機能です。加えて、キャリブレーションやボタンのカスタマイズ設定は本体の操作だけで完結し、PC用の専用アプリを起動する必要はありません。FLYDIGI・LEADJOYのようにTMRスティックを採用する競合製品でも、細かい設定は専用アプリ経由が一般的なため、本体単独で完結する点はOmni 6 for PCの特徴のひとつです。

比較Command Trigger for PCとは方向性が違うラインナップ
GRAPHTには、2026年9月に発表された薄型レバーレス『Command Trigger for PC』(税込16,980円)がすでにあります。価格だけを見るとOmni 6 for PCはその3分の1程度ですが、単純な上位・下位の関係として整理するのは適切ではありません。両者はそもそも狙っているユーザー層が異なる、別方向の製品です。
- タイプ| 天面6ボタンゲームパッド
- センサー/スイッチ| TMR(K-Silver)・Kailhメカニカルスイッチ
- ポーリングレート| 1,000Hz
- 接続| 有線USB Type-A
- 発売日| 2026年10月16日
- タイプ| 薄型レバーレス(17ボタン)
- センサー/スイッチ| Akko共同開発スイッチ(1.8mmストローク)
- ポーリングレート| 最大8,000Hz
- 接続| 有線
- 発売日| 2026年10月23日
Command Trigger for PCは、レバーを使わず全ボタンで方向入力を行う「レバーレス」というジャンルの製品で、17ボタンの多さや最大8,000Hzのポーリングレートなど、すでにレバーレス操作に慣れたプレイヤーや大会志向のプレイヤー向けの性格が強い製品です。一方のOmni 6 for PCは、十字キーとアナログスティックを備えた見た目上は一般的なゲームパッドで、天面6ボタンという格闘ゲーム操作に適したボタン配置を採用しつつ、価格は5,980円に抑えられています。レバー式・レバーレスの違いや大会での使用条件を踏まえたうえで、いきなりレバーレスへ投資するのではなく、まず格ゲー向けパッドから試したい人にとって選択肢になる製品です。レバーレス市場ではRazerの「Kitsune」(Ryu Editionは税込52,280円)のようにさらに高価格帯の製品もあり、GRAPHTのラインナップはCommand Trigger for PCが中位、Omni 6 for PCがエントリー〜格ゲー入門という住み分けとして理解すると分かりやすくなります。
コラボストリートファイター6コラボパネルは4種、12月10日発売
通常モデルと同時に、「ストリートファイター6」とのコラボレーションによる交換用フロントパネルも発表されました。ラインナップは「SF6 Special Moves ジェイミー Art by ぺたん」「SF6 Special Moves 豪鬼 Art by ぺたん」「SF6 YEAR 3 Art by 観虐」「がんばれジュリちゃん」の4種類で、価格はいずれも税込1,980円、発売日は2026年12月10日(木)です。通常カラーの交換用フロントパネルも同時発売され、価格は「Limit Break」が税込1,980円、フロスト系4色が各税込1,480円です。いずれも本体とは別売りのパーツで、本体を買い替えずにデザインだけを差し替えられます。

購入方法予約は9月17日11時から、TGS先行販売は通常モデルのみ
通常モデルの予約受付は2026年9月17日(木)11:00に開始し、発売は10月16日(金)です。購入先はGRAPHT公式ECサイト、Amazonブランドストア「GAMING CENTER by GRAPHT」、全国の家電量販店・PC専門店を予定しています。本記事公開時点(2026年9月8日)では予約自体がまだ始まっておらず、価格・仕様以外の商品ページはまだ公開されていません。
GRAPHTは、2026年9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026にも出展します。ブースは展示がHall10-C08、物販がHall10-W30で、会場での先行販売も予定されています。ただし先行販売の対象は通常モデルのみで、ストリートファイター6コラボパネルは先行販売の対象に含まれていません。
対象Omni 6 for PCはどんな人に向いている?
- 格闘ゲームをこれから本格的に始めたい、天面ボタン配置のパッドを安く試したい人
- 十字キー・スティック長さ・リングをパーツ交換で自分好みに調整したい人
- Windows 11とMacの両方で同じパッドを使いたい人
- レバーレスへ投資する前に、格ゲー向けパッドから試したい人
- 無線接続を求めている人(有線USB Type-Aのみ対応)
- すでにレバーレスに慣れていて、17ボタン・8,000Hzクラスの上位機を探している人(Command Trigger for PCが候補)
- 今すぐ手元に欲しい人(予約開始は9月17日、発売は10月16日)
- ストリートファイター6コラボの見た目を今すぐ使いたい人(コラボパネルは12月10日発売)
FAQよくある質問
GRAPHT『Omni 6 for PC』は、天面6ボタン・TMRセンサー・Kailhメカニカルスイッチを備えたゲームパッドで、価格は全5色とも税込5,980円です。予約受付は2026年9月17日(木)11:00開始、発売は10月16日(金)。十字キー・スティック長さ・ガイドリングの交換パーツを標準同梱し、キャリブレーションやボタン設定も本体だけで完結します。
同じGRAPHTブランドの『Command Trigger for PC』(税込16,980円・レバーレス・17ボタン・最大8,000Hz)とは、価格帯も製品タイプも異なる別方向のラインナップです。すでにレバーレスに慣れているなら上位機、これから格闘ゲーム向けパッドを試したいならOmni 6 for PCという住み分けで考えるのが妥当です。ストリートファイター6コラボの交換用フロントパネル4種(各税込1,980円)は12月10日発売で、こちらは先行のTGS 2026会場販売の対象にも含まれていません。
予約受付は2026年9月17日(木)11:00開始、発売は2026年10月16日(金)です。今すぐ購入できる状態ではないため、予約開始のタイミングで在庫・価格を改めて確認してください。



