Audeze Maxwell2 ANCは買いか|税込90,750円の平面磁界ヘッドセット、Maxwell2との違い【2026年11月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
税込90,750円、ANCと引き換えにバッテリーは半分
ゲーミングヘッドセットで音質を最優先にしながら、周囲の生活音や家族の声も消したい。その両方に応えるのが、Audezeの「Maxwell2 ANC」です。
Audezeが平面磁界ドライバー搭載のヘッドセットで世界初とするANC(アクティブノイズキャンセリング)対応モデルで、国内では完実電気が2026年10月23日に発売しました。PlayStation版は税込90,750円、Xbox版は税込96,800円です。ニュースで見かける「8.25万円」は、90,750円を税抜に直した82,500円のことです。
ANCが必須ならこの1台で完結します。一方でバッテリーはANCなしのMaxwell2の約80時間から、ANCオフで約40時間、オンで約35時間に縮みます。ANCを使わないなら、Maxwell2のほうが長く使えます。
出典:Audeze Maxwell 2 ANC公式ページ / Audeze Maxwell 2公式ページ / 完実電気リリース「Maxwell2 ANC」発売 / 完実電気 Maxwell2 ANC PlayStation版 製品ページ / 完実電気 Maxwell2 ANC Xbox版 製品ページ / 完実電気オンラインショップ / TechRadar Audeze Maxwell 2 ANC レビュー(2026年10月27日) / ソニー INZONE H9 II 主な仕様 / Razer BlackShark V3 Pro / SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless
目次
01価格は税込90,750円から、版によって2種類
国内の販売元は完実電気で、発売日は2026年10月23日です。製品はPlayStation版とXbox版に分かれ、完実電気オンラインショップの価格は、PlayStation版が税込90,750円、Xbox版が税込96,800円でした(2026年11月2日に確認、PlayStation版は在庫あり表示)。メーカーの仕様欄は「オープン価格」なので、販売店ごとの実売価格は前後します。
「8.25万円」という表記を見かけた場合は、税抜価格です。90,750円を1.1で割ると82,500円、96,800円なら88,000円になります。比較するときは、税込と税抜をそろえてください。
保証期間は1年で、完実電気は国内正規品のみを保証対象にしています。並行輸入品は修理を受け付けないため、海外価格が安く見えても、保証まで含めると国内正規品との差は縮まります。試聴は、PlayStation版・Xbox版ともにe☆イヤホン秋葉原店 本館で案内されています。
ビックカメラの楽天市場店でも、PlayStation版とXbox版が取り扱われています。2026年11月3日に商品ページを開くと、PlayStation版は税込90,750円、Xbox版は税込96,800円で、いずれも在庫有りの表示でした。完実電気の価格と同額です。価格と在庫は変わるため、購入前にリンク先で確かめてください。
02Maxwell2との違いはANC、アンプ構成、バッテリー
ドライバーは90mm平面磁界型で、周波数特性10Hz〜50kHzという基本はMaxwell2と変わらず、公式の重量表記も両機とも560gです。変わるのは、ANCの有無とそれに付随する部分です。
| 項目 | Maxwell2 | Maxwell2 ANC |
|---|---|---|
| ANC | なし | 最大35dB、外音取り込みモードあり |
| 連続再生時間 | 約80時間 | ANCオフ約40時間、オン約35時間 |
| アンプ | 1.4W | 左右それぞれ1.4Wのバランス駆動 |
| ドライバー・公式重量 | 90mm平面磁界型・560g | 90mm平面磁界型・560g |
| 海外での価格差 | 基準 | 約100ドル高い |
ANC版はヘッドストラップも新しくなりました。公式ページは、幅が広く通気性のあるヘッドストラップと、遮音性を高める新設計のメモリーフォーム・イヤーパッドを挙げています。ヘッドトラッキングも公式ページの機能説明に載っています。
海外の価格差は、TechRadarのレビューが「約100ドル、90ポンド、130豪ドル高い」と書いています。日本の非ANC版はオープン価格のため、円での差額は販売店ごとに変わります。
03ANCの効きは最大35dB、低音を潰さない設計
公称の最大35dBは、Audezeが2026年6月に社内で行った試験の値で、競合ゲーミングヘッドセットとの比較に基づきます。周波数ごとの減衰量は公表されていないため、効き方は耳で確かめるのが確実です。
耳での評価としては、TechRadarが「テストで外部の音をすべて遮断できた」と書き、SteelSeries Arctis Nova Pro OmniやNova Eliteと並ぶ最上位のANCと位置づけています。人の多い家庭でも外の音が気にならなかったという記述もあります。
ANCの付いたヘッドセットで気になるのは、低音が痩せることです。同レビューは、このモデルのANCは「ほとんどのANCのように低音を殺さない」と述べています。ANCのオン・オフで音の傾向が変わらないよう調整した、というメーカーの説明とも一致します。

代償は重さとバッテリーです。560gは一般的なゲーミングヘッドセットより重い部類です。TechRadarは「重いが長時間でも気にならなかった」と書く一方、軽い機種が好みなら重いと感じる人もいるはずです。既定の音量はやや小さいとも指摘されており、PCやPS5側で音量を調整する前提で考えておくと安心です。
04PCで使う版は、Dolby Atmosを使うかで決まる
完実電気の製品ページでは、どちらの版もWindows・Macに対応し、iOS・Android・ニンテンドースイッチでも使えます。ゲーム機は版で分かれ、PlayStation版はPlayStation 4・5、Xbox版はXboxに対応します。反対側のゲーム機では使えません。
| 版 | 使える機器 | 使えない機器・価格 |
|---|---|---|
| PlayStation版 | PlayStation 4・5、Windows、Mac、iOS、Android、ニンテンドースイッチ | Xbox不可。税込90,750円 |
| Xbox版 | Xbox、Windows、Mac、iOS、Android、ニンテンドースイッチ | PlayStation不可。税込96,800円 |
PCだけで使う場合、どちらの版もWindowsのDolby AccessアプリでDolby Atmosを使えます。違いはライセンスで、Dolby Accessの無料ライセンスが付くのはXbox版だけです。PlayStation版でAtmosを使うなら、ライセンスを別に用意します。差額6,050円でライセンス付きのXbox版にするか、Atmosを使わない・PS5でも使うという理由でPlayStation版にするかが分かれ目です。
接続はUSB-Cの2.4GHzワイヤレスドングル、USB-C有線、3.5mmアナログ、Bluetooth 5.3の4通りです。ドングルとUSB-C有線では最大24bit/96kHzに対応し、Bluetoothは Auracast、LE Audio、LDAC、AACなどに対応します。マイクは着脱式で、ビームフォーミングとAIによるノイズ除去を備えています。
05ANC付きの他社ヘッドセットと比べると
同じANC付きでも、電池持ち・重さ・電池の交換方式は機種で大きく違います。数値はいずれもメーカー公称値で、重量や電池時間の測り方は機種ごとに異なります。ANCの効きを同じ条件で測った数値は使っていないため、ANCの強さの優劣は判断していません。
| 製品 | ANC | 電池持ち | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Maxwell2 ANC | 最大35dB、外音取り込みあり | ANCオフ約40時間、オン約35時間 | 90mm平面磁界型、公式重量560g |
| Maxwell2(ANCなし) | なし | 約80時間 | 90mm平面磁界型、公式重量560g |
| SONY INZONE H9 II | あり | 最大30時間(ANCオフ時) | 本体約260g(マイク無し) |
| Razer BlackShark V3 Pro | ハイブリッド型ANC | 最大70時間。15分の充電で約6時間 | eスポーツ向けのワイヤレスモデル |
| SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless | あり、周囲の音を確認できる透明モード付き | 1個最大22時間のバッテリーが2個付属 | バッテリーをホットスワップで交換できる |
選び方は、何を優先するかで分かれます。平面磁界ドライバーとANCを1台で両立したいなら、ここに並べた中ではMaxwell2 ANCだけが当てはまります。ANCを使いつつ軽さを取るならH9 II、電池の持ちを取るならBlackShark V3 Pro、バッテリーを交換しながら使い続けたいならNova Pro Wirelessが候補です。
ANCが目的で平面磁界にこだわらないなら、Maxwell2 ANC(税込90,750円)に決める前に、H9 IIやNova Pro Wirelessの販売価格も見比べておくと選びやすくなります。
ANCなしでよければ、Maxwell2はAmazonにも国内正規品の出品があります。在庫は変わるため、購入前にリンク先で確かめてください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
06ANCが必須なら買い、そうでなければMaxwell2で十分
- 家族や生活音の多い部屋でゲームをするため、ANCが必須
- 音質を最優先に、平面磁界ドライバーで選びたい
- PCを中心に、PlayStationやXboxも1台で使いたい
- ANCを使わない。バッテリー約80時間のMaxwell2が向く
- 560gの重さが苦手。まず試着したい
- ANCも重視するが、価格を抑えたい
Maxwell2をすでに持っている人は、ANCだけを理由に買い替える価値があるかが焦点です。TechRadarも「既存のMaxwell2所有者が乗り換えるには、ANCだけでは足りないかもしれない」と評価しています。ANCが生活の中でどれだけ役に立つかで決めるのが現実的です。
平面磁界ドライバー搭載のヘッドセットで比べるなら、フォステクスのT50RP-BTは44,000円でANCなし、約342gです。ANCを重視しつつPlayStation中心なら、2027年初頭に発売予定のPlayStation PULSE Edgeを待つ選択肢もあります。TechRadarは直接の競合としてSteelSeries Arctis Nova Pro Omniを挙げ、Maxwell2 ANCの価格はそれより上だと書いています。
FAQ購入前に迷いやすい点
まとめまとめ|ANCを使うなら90,750円で見合う
Maxwell2 ANCは、平面磁界の音質を保ったまま最大35dBのANCを加えた、メーカーが「世界初」とするゲーミングヘッドセットです。税込90,750円(Xbox版は96,800円)の価値は、ANCを日常的に使うかで決まります。使わないなら、バッテリーが約80時間のMaxwell2で足ります。






