ASRock Taichi OLED国内10月30日発売|TCO27USAは169,800円・QXAは147,800円で買いか
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TCO27USAは169,800円・QXAは147,800円で買いか
ASRockは2026年9月16日、同社の高級ブランド「Taichi」初のOLEDゲーミングモニターを正式発表しました。ASRockといえばマザーボード・グラフィックボードの大手メーカーとして知られますが、Taichi 10周年を記念した本格的なモニター市場参入は業界の大きなトピックです。
ラインアップは27型4K240Hz QD-OLEDのTCO27USA、27型WQHD500Hz QD-OLEDのTCO27QXA、27型タンデムOLEDでWQHD540Hz/HD720HzデュアルモードのTCO27QXBの3製品です。国内で発売されるのはTCO27USAとTCO27QXAで、TCO27QXBはPCワンズに掲載がありません(2026年10月22日時点)。

正式ラインアップはTCO27USA・TCO27QXA・TCO27QXBの3製品で確定し、Computex展示時にあった4製品目「TCO27USB」は含まれていません。TCO27QXBのWQHD540Hz/HD720Hzデュアルモードは正式仕様として確定しましたが、この仕様はASRock単独のものではなく、ASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W(国内実売18万円前後)・LG 27GX790B-Bという同水準の先発モデルがすでに存在します。TCO27QXBの評価を決めるのは「720Hzだから買い」ではなく、これらより魅力的な価格で投入できるかです。
目次
参入戦略マザボメーカーがOLEDモニター市場へ進出する意義
ASRockのTaichiモニター参入は、「PCパーツ大手がOLEDモニター市場へ本格進出する」潮流の最新事例です。2025〜2026年はPCパーツ大手のモニター市場参入ラッシュの年で、MSI(MPG OLED 322URDX36等)・GIGABYTE(AORUS ELITE)・ASUS(ROG Swift)が既に有力プレイヤーとして定着している中に、ASRockがTaichiブランドで本格参入した形です。
2026年はASRock Taichiシリーズ10周年の節目で、ASRockはComputex 2026で「A Decade of Taichi Mastery」を強調していました。参入初弾のTCO27QXBには最速クラスの720Hzデュアルモードが入っていますが、同水準の720HzモデルはASUS・LGにすでに存在するため、純粋な独走ではありません。
ASRockのTaichiモニター参入で、マザボ・GPU・モニターを同じASRockで揃える選択肢が加わりました。ROG(ASUS)・MSI・GIGABYTE AORUSもそれぞれマザボとモニターを展開しており、ブランドをそろえて選ぶ人には比較対象が増えます。
正式ラインアップ3製品の位置付け|解像度×パネル技術で整理
| 製品 | パネル・解像度 | 位置付け |
|---|---|---|
| TCO27USA | QD-OLED・4K 240Hz | 画質・作業性重視。Delta E < 2のクリエイター適性も持つ高画質モデル |
| TCO27QXA | QD-OLED・WQHD 500Hz | eスポーツ・競技ゲーマー向け。500HzのQD-OLEDは依然珍しい仕様 |
| TCO27QXB | Gen4タンデムWOLED・WQHD540Hz/HD720Hz | 720Hzモード搭載。ASUS・LGの同世代機と並ぶ最速クラス |
| TCO27USB(参考) | タンデムOLED・4K240Hz+FHD480Hz | Computex展示のみ。9月16日の正式ラインアップには含まれず |


画像:© ASRock(wccftechより)
注:「QD-OLED」は色再現力に強み、「タンデムOLED」は高輝度+デュアルモード対応に強み。「4K」は画質・作業性、「WQHD」は高リフレッシュ親和性が特徴です。4K×タンデムOLEDの組み合わせ(TCO27USB相当)は、少なくとも今回の第一弾ラインアップからは外れました。
デュアルモードTCO27QXBのWQHD540Hz/HD720Hzを解説
ここで最も注目すべきは、正式ラインアップ入りしたTCO27QXBのデュアルモード機能です。解像度を下げるとリフレッシュレートが上がる切替モードです。
| モード | 解像度・リフレッシュレート | 主な用途 |
|---|---|---|
| 高解像度モード | WQHD(2560×1440)540Hz | 通常ゲームプレイ・配信視聴・PCゲーム全般 |
| 高速モード | HD(1280×720)720Hz | VALORANT / CS2 / Apex等の競技FPSで最大反応速度を狙う |
正式仕様ではGen4タンデムWOLED・SDR輝度335nits・HDRピーク輝度1500nits・応答速度0.03ms(中間階調)で確定しています。720Hzは、同一仕様のタンデムOLEDパネルを採用するASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W(国内実売18万円前後)、LG 27GX790B-B(4th Gen Primary RGB Tandem OLED)と並ぶ最速クラスで、プロFPSゲーマー向けの究極の反応速度を狙う構成です。720Hz自体はASRock単独の優位ではなく、この価格帯でどこまで下げられるかが実際の勝負になります。
Computex 2026で展示された4K240Hz+FHD480HzのタンデムモデルTCO27USBは、2026年9月16日の正式発表ラインアップに含まれていません。中止の発表はありませんが、第一弾として発売される3製品には入っていないため、このモデルを前提に購入計画を立てるのは避けたほうがよいでしょう。
競合比較同世代720Hz OLEDとの比較|ASRock vs ASUS / LG / MSI / Alienware / GIGABYTE
ASRock以外にも複数のメーカーが同世代のOLEDゲーミングモニターを展開しています。特にTCO27QXBと同じWQHD540Hz/HD720HzデュアルモードはASRock独自の仕様ではなく、ASUS・LGにも既存モデルがあります。
| ブランド・モデル | 最大スペック | 特徴 |
|---|---|---|
| ASRock Taichi TCO27QXB | Gen4タンデムWOLED WQHD540Hz/HD720Hz・HDRピーク1500nits | 最速クラス720Hz。国内ではPCワンズに掲載なし(USA・QXAは10月30日発売) |
| ASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W | WQHD540Hz/HD720Hz・DP2.1a 80Gbps・0.02ms | 国内で約18万円前後で既に販売中 |
| LG UltraGear 27GX790B-B | 4th Gen Primary RGB Tandem OLED・WQHD540Hz/HD720Hz | TCO27QXBと同じ4層構造のタンデムOLED |
| MSI MPG OLED 322URDX36 | QD-OLED 4K360Hz/2K520Hz/FHD680Hz | 世界初トリプルモード+32型サイズ感 |
| Alienware AW3926QW | 39型5K OLED165Hz/ウルトラワイドFHD330Hz | 世界初39型5K OLED+30周年ブランド力 |
| GIGABYTE AORUS ELITE | 27型5K Mini LED+第4世代Tandem OLED | Mini LEDとOLEDのパネル技術選択肢 |
TCO27QXBのWQHD540Hz/HD720Hzデュアルモードは、ASRock単独の世界初仕様ではありません。ASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W(国内実売18万円前後)、LG 27GX790B-Bがすでに同水準のスペックで市場に存在します。MSIのトリプルモード、Alienware・LGの5K/5K2K大画面、GIGABYTEのパネル技術選択肢もそれぞれ「個別の強み」を持つOLED戦線の中で、TCO27QXBの評価を決めるのは「720Hzだから買い」ではなく、日本での実売価格・OLED保護機能・表面処理・保証・入力端子を含めて既存720Hzモデルより魅力的な価格で投入できるかです。マザボメーカーの新規参入として参入初弾から最速クラスのスペックで勝負する意思表明ではありますが、価格が判明するまでは純粋な優位とは言い切れません。
10周年戦略ASRock Taichi 10周年|Computexから正式発表までの流れ
ASRockのComputex 2026における重要なメッセージは「A Decade of Taichi Mastery」(タイチー10周年マスタリー)でした。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2016年 | Taichiマザーボード初代がローンチ。AMD AM4プラットフォームと同時期にプレミアムマザボとして地位確立 |
| 2020〜2024年 | AM5世代のX670E/X870E Taichi等で評価を確立。MSI MPG・GIGABYTE AORUS Master・ASUS ROG Crosshair Heroなどライバルも進化 |
| 2026年(10周年) | Computexで4製品を展示、9月16日に3製品(TCO27USA・TCO27QXA・TCO27QXB)が正式発表 |
注:Computexで同時展示された「TCO27QXB 10周年記念エディション」はASRockがコンセプト展示のみ・販売予定なしと公表しており、ここで解説する通常版TCO27QXBとは別物です。
正式仕様Taichi OLED モニター3製品 正式スペック詳細
2026年9月16日の正式発表で確定した、モデルごとの仕様です。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 全機種27型 | 共通 |
| パネル技術 | QD-OLED(USA・QXA)/Gen4タンデムWOLED(QXB) | USAはASRock公式の日本語ページで「4K QD-OLED」と表記 |
| 解像度・最大Hz | 4K240Hz(USA)/WQHD500Hz(QXA)/WQHD540Hz・HD720Hz(QXB) | QXBはデュアルモード |
| 応答速度 | 0.03ms(中間階調)/1ms(MPRT) | 全機種共通 |
| 色域・色精度 | DCI-P3 99%カバー・Delta E < 2工場校正 | 全機種共通 |
| SDR輝度/HDRピーク | 250/1,000nits(USA)・300/1,000nits(QXA)・335/1,500nits(QXB) | モデルごとに異なる |
| 接続性 | USB-C(65W給電)×1/DisplayPort 2.1 UHBR20×2/HDMI 2.1×2/KVM内蔵 | 全機種共通 |
| 焼き付き対策 | OLED Care機能搭載 | 全機種共通 |
| 国内価格・発売日 | 10月30日発売:USA 169,800円・QXA 147,800円(税込)。QXBはPCワンズに掲載なし | 2026年10月22日時点・販売店掲載価格 |
国内価格国内は10月30日発売|TCO27USAは169,800円、TCO27QXAは147,800円
国内販売店のPCワンズは、TCO27USAとTCO27QXAを「10月23日予約開始、10月30日発売」として掲載しています(2026年10月22日時点)。税込の販売価格はTCO27USAが169,800円、TCO27QXAが147,800円で、保証期間は両機種とも3年の表示です。TCO27QXBはPCワンズに掲載がありません。
| 製品 | 解像度・リフレッシュレート | 税込掲載価格 |
|---|---|---|
| TCO27USA | 4K(3840×2160)240Hz・QD-OLED | 169,800円 |
| TCO27QXA | WQHD(2560×1440)500Hz・QD-OLED | 147,800円 |
| PGO27QSA/-W | Phantom Gaming。WQHD(2560×1440)240Hz・QD-OLED | 69,800円/72,800円 |
出典:PCワンズ TCO27USA商品ページ、TCO27QXA商品ページ、PGO27QSA商品ページ、PGO27QSA-W商品ページ(2026年10月22日確認)。メーカー希望小売価格ではなく販売店の掲載価格です。
TCO27USAとTCO27QXAの価格差は22,000円です。どちらもUSB-C(65W給電)とKVMを備えるので、差額で買うのは「4K・240Hzにするか、WQHD・500Hzにするか」です。4Kは画素数がWQHDの2.25倍あり、文字の細かさと画質を取るならUSA、競技FPSで更新間隔の短さ(240Hzで約4.17ms、500Hzで2ms)を取るならQXAという分かれ方になります。ASRock公式の仕様ではHDRピークはどちらも1,000nitsで、SDR輝度はUSAが250nits、QXAが300nitsです。
同じASRockでもPhantom GamingのPGO27QSAは69,800円で、QXAの半額を下回ります。ただし中身は別物で、PGO27QSAはUSB-Cとスピーカーがなく、HDMIは帯域が狭いTMDS 6G、HDRピークは400nitsです。どちらもメーカー公称のピーク値で実測ではなく、数値をそのまま割って明るさの倍率にはできません。240HzのWQHDで十分ならPGO27QSA、USB-C一本の接続とKVMや500Hzが要るならTaichiという選び方になります。
判定正式ラインアップ3製品中どれを買うべきか
国内価格が出たTCO27USAとTCO27QXAは、価格差も含めて「用途で選ぶ」判定軸で示します。
- 27型4K240Hz QD-OLEDでDCI-P3 99%+Delta E < 2。国内価格は169,800円(税込・販売店掲載)
- クリエイター作業+高画質ゲーミングを1台でこなしたい層の本命
- ピーク1,000nitsの高輝度でHDRコンテンツも美しく表示
- 27型WQHD500Hz QD-OLED。国内価格は147,800円(税込・販売店掲載)で、USAより22,000円安い
- VALORANT / Apex / CS2等の競技ゲーマーがWQHD高画質と500Hz反応速度を両立したい場合の本命
究極の反応速度を求める層にはTCO27QXB(Gen4タンデムWOLED、WQHD540Hz/HD720Hzデュアルモード)がロマン枠です。ただし同スペックのASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W・LG 27GX790B-Bと並ぶ最速クラスであり、価格次第で評価は変わります。
参考発売まで待てない人へ|今すぐ買えるOLEDゲーミングモニターの代替候補
TCO27USAとTCO27QXAの国内発売は10月30日で、TCO27QXBはPCワンズに掲載がありません。待てずに今すぐ環境を整えたい人には、現在購入できる同系統モニターも検討候補になります。Amazonの実勢価格は変動するため、購入前に必ず最新価格を確認してください。

FAQよくある質問
ASRockは2026年9月16日、Taichiブランド初のOLEDゲーミングモニターをTCO27USA・TCO27QXA・TCO27QXBの3製品として正式発表しました。Computex 2026で展示されていた4製品目「TCO27USB」は今回のラインアップに含まれておらず、マザーボードメーカーASRockの本格的なゲーミングモニター市場参入は、当初の4製品構想から一段絞り込まれた形でスタートします。
TCO27QXBのWQHD540Hz/HD720Hzデュアルモードは正式仕様として確定しましたが(Gen4タンデムWOLED・SDR335nits・HDRピーク1500nits・DP 2.1 UHBR20×2)、この仕様はASRock単独のものではありません。ASUS ROG Swift OLED PG27AQWP-W(国内実売18万円前後)、LG 27GX790B-Bという同水準の先発モデルがすでに存在するため、評価を決めるのはこれらより魅力的な価格で投入できるかです。
用途別ベストバイは「画質・作業性重視ならTCO27USA」「eスポーツ重視ならTCO27QXA」「究極の反応速度ならTCO27QXB」の3軸で住み分けます。国内ではTCO27USAが169,800円、TCO27QXAが147,800円で10月30日に発売予定です(販売店掲載の税込価格、2026年10月22日時点)。TCO27QXBはPCワンズに掲載がありません。





