ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドをPCで遊べる?非公式移植Savage Windの必要データ・動作環境と遊べる範囲【2026年10月】
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非公式移植Savage Windは、遊べるのは始まりの台地まで
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(BotW)をPCで遊べる移植「Savage Wind Recomp」が、日本時間10月22日にアルファ2(0.2.0-alpha.2)として公開されました。Switch版のゲームコードをWindows用のアプリに変換する個人のプロジェクトで、任天堂が出した製品ではありません。
いま遊べるのは、目覚めの祠から始まる「始まりの台地」までです。開発者自身が「始まりの台地より先は誰も遊んでいない」と書いており、その先は不具合やクラッシュが起こる前提になります。DLCにも未対応で、全編をクリアできる段階ではありません。
試すには、自分のSwitchから取り出したバージョン1.8.2のゲームデータが必要です。配布物にはゲーム本体もキーも入っていません。PC側はWindows 10以降、AVX2対応のCPU、Vulkan 1.3対応のGPU、約35GBの空き容量が条件で、初回のセットアップだけで12スレッドのCPUで約40分かかります。物語を最後まで遊びたいなら、いまは公式のSwitch系の版を選ぶのが確実です。
目次
違い公式のBotWとSavage Windの違い
任天堂の日本向け公式ページで案内されているのは、2025年6月5日発売の「Nintendo Switch 2 Edition」です。希望小売価格は税込8,678円で、Switch版を持っている人はSwitch 2本体を用意したうえで、税込1,000円のアップグレードパスでも遊べます。公式ページが案内している対象機種はSwitchとSwitch 2で、PC向けの製品は載っていません(10月22日時点)。

Savage Windは、Switch版(バージョン1.8.2)のゲームコードを、お手元のPCでWindows用のアプリにコンパイルし直す「静的再コンパイル」の移植です。プロジェクトは任天堂と提携も承認もされていないと明記しています。Switchのエミュレーターで遊ぶ方法はこれまでもありましたが、Savage Windは変換済みのネイティブアプリとして動かす点が異なります。
| 項目 | 公式のBotW(Switch 2 Edition) | Savage Wind(アルファ2) |
|---|---|---|
| 提供元 | 任天堂 | 個人開発のファンプロジェクト(GitHubで配布) |
| 遊べる機種 | Switch 2(既存のSwitch版はSwitchで遊べる) | Windows。Linux版は未配布 |
| 入手と価格 | 税込8,678円。アップグレードパスは税込1,000円 | 配布物は無料。ゲームデータは自分のSwitchから用意 |
| 遊べる範囲 | ゲーム全編 | 始まりの台地まで(それより先は未テスト) |
| DLC | 対応 | 未対応 |
| PC向けの設定 | なし | 最大4K・FSR 1・fps選択・キーボードとマウス |
プロジェクトの説明は、コードやドキュメントのほとんどをAI(AnthropicのClaude)が書き、人間が方向づけと検証をしたと明記しています。同じ作り方で作られた「LAS Recomp」を土台にしています。
比較Wii U版をCemuで遊ぶ方法との違い
BotWをPCで遊ぶ方法には、Savage Windのほかに、Wii U版をエミュレーターのCemuで動かす方法があります。Cemuの互換性情報では、BotWの評価は「Perfect」(問題なく遊べる)です。ただしこれはWii U版の話で、Switch版のデータを使うSavage Windとは対象も必要なデータも別です。
| 項目 | Cemu(Wii U版) | Savage Wind(Switch版) |
|---|---|---|
| 対象のゲーム | Wii U版のBotW | Switch版のBotW(バージョン1.8.2) |
| しくみ | Wii Uのエミュレーター | ゲームコードをPC用に変換するネイティブアプリ |
| 遊べる範囲 | 互換性の評価はPerfect | 始まりの台地まで(アルファ2) |
| PC側の条件 | Windows 7(x64)以降、OpenGL 4.5またはVulkan 1.2、RAM 4GB以上(8GB以上推奨) | Windows 10以降、AVX2対応CPU、Vulkan 1.3対応GPU、空き容量約35GB |
| 用意するデータ | Wii U版のゲームデータ | 自分のSwitchから取り出した1.8.2のデータ |
いまゲームを最後まで遊ぶ目的なら、動作が確認されているのはWii U版のほうです。Savage WindはSwitch版のデータとPC向けの設定(最大4K、fps選択、言語の組み合わせ)を使いたい人が、開発の進み具合を試す段階です。
※Cemuの条件と互換性の評価は、Cemuの公式サイトとCemu Wikiの記載です(10月22日時点)。
動作環境Savage Windに必要なもの
| 項目 | 条件 | 補足 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10以降(x86-64) | Linux版は未配布で、このゲームでは未テストです |
| CPU | AVX2に対応したもの | 最低コア数は示されていません。初回セットアップは12スレッドで約40分です |
| GPU | Vulkan 1.3に対応したもの | 型番やビデオメモリの下限は示されていません |
| 空き容量 | 約35GB | 配布ZIPは約90MBです。ゲームデータのコピーと変換後のデータなどに使います |
| ゲームデータ | バージョン1.8.2のExeFSとRomFS | 自分のSwitchから取り出したもの。DLCは含みません |
| 操作 | キーボードとマウス、またはSDLが認識するコントローラー | キーは全部入れ替えられます |
※GitHubのリリース説明とREADMEの記載です(10月22日時点)。
CPU・GPU・メモリの推奨値は示されていません。最低条件を満たしたうえで起動し、F10のfps表示で自分のPCの実測を見るのが確実です。
データ用意するゲームデータと注意点
必要なのは、自分で正規に入手したBotWを自分のSwitchから取り出した、バージョン1.8.2のデータです。次の2つをそろえます。
- ExeFS(main、main.npdm、rtld、sdk、subsdk0)
- 1.8.2の更新を適用した状態のRomFS(本編と更新を合わせたもの)
Savage Windは、取り出しや復号のツール、キー、ファームウェア、取得手順を配布しておらず、説明もしません。取り出し済みのファイルを読み込むだけで、復号はしない作りです。1.8.2以外のバージョンは受け付けません。
プロジェクトは、違法に入手したコピーに関する投稿やリンクを削除すると明記しています。ゲームを自分で取り出すことの扱いは国によって違い、開発者も各国の法律の確認は利用者の責任としています。変換して作ったコードには任天堂のコードが含まれるため、自分用に限り、共有はしないでください。
導入入手から起動までの流れ
- GitHubのReleasesから「SavageWind-0.2.0-alpha.2-windows.zip」(約90MB)をダウンロードする
- Program Filesの外の、書き込みできるフォルダーに展開する(ゲームデータ・セーブ・設定がこのフォルダーに保存されます)
- savagewind.exeを起動し、取り出したゲームのフォルダー(exefsとromfsがある場所)を指定して「Set up game files」を選ぶ
- バージョンの確認、ファイルのコピー、データの作成、ゲームコードの変換が自分のPC上で一度だけ行われる。12スレッドのCPUで約40分
- 終わるとゲームが始まり、次回からはsavagewind.exeでそのままゲームに入る
アルファ1(10月17日公開)から移る場合は、新しいフォルダーにアルファ2を展開し、ゲームデータの設定をやり直します。ゲームコードの再変換が必要です。セーブを引き継ぐなら、saveフォルダーをコピーします。
配布中の版は、開発途中のプレリリース(アルファ版)です。第三者が配布物の安全性を検証した結果は公表されていません。名前の似た再配布サイトは使わないでください。実行は自己責任になります。
設定PC向けの設定と操作
設定は、ゲーム内のOptionsの画面(ポーズメニューのSystem、またはタイトル画面)から変えられます。同じフォルダーにある「Savage Wind Configuration.exe」からも、設定やゲームデータの再設定ができます。
| 設定 | 選べる内容 | 補足 |
|---|---|---|
| フレームレート | 60fps(初期値)、30、90、120、上限なし | ゲームの速さは変わりません。メニュー・ムービー・会話は、Switchと同じ30fpsのままです |
| 解像度 | ネイティブで最大4K、またはAMD FSR 1の品質モード | ウィンドウ、ボーダーレス、排他フルスクリーンから選べます |
| 言語 | テキスト15言語、音声8言語を組み合わせ可 | 日本語音声も選べます。本体では選べない組み合わせも可能です |
| 操作 | キーボードとマウス、SDLが認識するパッド | 全キーとマウスのボタンを入れ替え可。マウス感度の初期値は300% |
| 表示 | F10でfps表示を切り替え | オフ、fps、詳細の順に切り替わります |
キーボードの初期割り当ては、WASDで移動、スペースでジャンプ、左クリックで攻撃、右クリックで盾・注目、Eで調べる、Qでシーカーストーン、Tabでインベントリ、Mでマップです。Escでカーソルが解放され、ウィンドウをクリックすると戻ります。
現状どこまで遊べて、どこが未対応か
開発者が確かめているのは、目覚めの祠と始まりの台地です。音声、HUD、セーブとロードも動きます。そのほかのハイラルは未テストで、開発者はバグの報告を求めています。
- 遊べる範囲:目覚めの祠と始まりの台地。その先の動作は不明です
- フレームレート:RTX 3060とRyzen 5 5600Xの2560×1440で、決まった経路を歩かせる試験は60fps。実際のプレイでは場所によって45〜50fpsに落ちます
- カクつき:初めて表示するエフェクトでは、描画の準備が終わるまで一時的に止まります。一度見た場所では起きません
- 表示の不具合:セーブ画面でサムネイルが2回目に黒くなる、ゲーム内で再起動したあとポーズメニューの背景が黒くなる
- 未対応:DLC、Linux(未テスト)。Mod、FSR 3・フレーム生成、DLSSなどは今後の予定で、いまは使えません
※fpsの数字は開発者自身の報告で、第三者が測った値ではありません。
判断いま試すか、待つか
- 自分のSwitchからバージョン1.8.2のデータを用意できる
- 始まりの台地までの動作確認や、不具合の報告に付き合える
- 初回の約40分と約35GBの空きを確保できる
- ゲームを最後まで遊びたい
- DLCや、1.8.2以外のデータで遊びたい
- 手間をかけたくない。公式のSwitch 2 Editionは税込8,678円
FAQよくある質問
まとめまとめ|遊べるのは始まりの台地まで、データは自分で用意する
BotWの公式PC版は確認できず、Savage Windは個人が配布する非公式のWindows用移植です。Switch版のバージョン1.8.2のデータからPC上でアプリを作る方式で、60fpsや最大4K、キーボードとマウスなど、PCで遊ぶための設定が入っています。
ただし動作確認は始まりの台地までで、DLCも使えません。実際のプレイで45〜50fpsに落ちる場所もあります。物語を遊び切るならいまは公式のSwitch系の版、移植の進み具合を試したいなら、データを用意できる人が自己責任でアルファ版を試す段階です。
Savage Windは無料で配布される非公式のWindows用移植で、自分のSwitchから取り出したバージョン1.8.2のデータが必要です。遊べると確認されているのは始まりの台地までで、DLCは未対応です。
出典:Savage Wind 0.2.0-alpha.2 リリースノート/Savage Wind Recomp README/任天堂 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition/Cemu/Cemu Wiki(BotW)


