『軌道:ビンゴ・ローグライト』はどんなゲーム?自分で選ぶビンゴ|Steam Deck・Linux対応と必要スペック【2026年10月】
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ランダムなのはトレーだけ。1,350円、Steam Deckは開発者が動作確認
ビンゴは番号が読み上げられるのを待つゲームです。自分でできることは、出た番号を探してマークするくらいしかありません。『軌道:ビンゴ・ローグライト』(英題 ORBIT: Bingo Roguelite)は、そこが逆になっています。
トレーに並ぶボールはランダムですが、どれを選んでカードにマークするかはプレイヤーが決めます。マークは次の手番にも残るので、数手かけてラインを仕込み、まとめて完成させる遊びになります。得点は「チップ×倍率」で、ボールを出す前に画面に表示されます。2026年10月14日にSteamで発売され、価格は1,350円、発売記念の20%オフで1,080円(10月21日まで)。日本語に対応し、Windows 10・RAM 4GB・OpenGL 3.3対応GPUが最低要件です。
Steam Deckについては、開発者が実機で動作確認したと告知していますが、Valveによる互換性評価は10月17日時点で未取得です。Macには対応していません。「Balatroのようにビルドを組む遊びを、ポーカーではなくビンゴでやりたい」人に向いています。
目次
概要軌道の基本情報、1人用のビンゴ・ローグライト
開発・販売はスペインの1人スタジオ、BeriaLabs Gamesです。ジャンルは、戦略ビンゴ・ローグライト(ローグライク型デッキ構築)と紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 軌道:ビンゴ・ローグライト(英題 ORBIT: Bingo Roguelite) |
| 開発・販売 | BeriaLabs Games |
| 発売日 | 2026年10月14日(Steamの表記)。開発者のプレスキットでは、日本時間10月14日の23時に解禁 |
| 価格 | 1,350円。発売記念20%オフで1,080円(10月21日まで) |
| 対応OS | Windows・Linux(SteamOS含む)。Macは非対応 |
| 日本語 | 対応。英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン/中南米)・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・簡体字中国語を含む9言語 |
| 操作 | マウス操作に加え、コントローラーに完全対応。1人用 |
| Steamの機能 | 実績、クラウドセーブ、ファミリーシェアリング、いつでもセーブ可能、時間制限付き入力なしでプレイ可能 |
遊び方ボールを選び、マークを残し、まとめて完成させる
1手番の流れは次のとおりです。
- トレーに並ぶボールの中から、使うボールを自分で選ぶ
- 選んだボールの番号を、カードにマークする
- マークは次の手番にも残る。横・縦・斜め・四隅のパターンを数手かけて仕込む
- 仕込んだラインをまとめて完成させる。一度に完成させた本数に応じて、ダブルライン、トリプルライン、ビンゴと表示される
各テーブルには目標得点があり、時間制限はありません。ボールを出す前に、その手で入る得点が画面に出るため、数字を見て考える時間をいくらでも取れます。

遊び始めは、12ステップのガイド付きチュートリアルを選べます。スキップしてすぐにテーブルへ座ることもでき、画面上の解説モードも用意されています。
得点得点は「チップ×倍率」、並び順で変わるジョーカー
得点の計算は、チップに倍率を掛ける形です。加算はマークした番号ごとに1つずつ順番に積み上がり、表示された数字がそのまま得点になります。
倍率を伸ばす主役がジョーカーです。ジョーカーはボール1個ごとの価値を変え、並べる順番にも意味があります。左隣のジョーカーの効果を繰り返すもの、ステージをクリアするたびに育つものがあり、「仕上げ」を付けるとさらに強くなります。連続した手番でパターンを完成させると、コンボも上がります。

台と台のあいだにはショップがあり、ジョーカー、使い切りアイテム、アップグレードを買えます。パックを開けると、3枚のジョーカーから1枚を選べます。

| 要素 | 収録数(Steamストアの表記) |
|---|---|
| ジョーカー | 77種(レアリティ4段階)、強化用の仕上げ4種 |
| 使い切りアイテム | 21種。マークを1つ消してボールをトレーに戻す「リワインダー」など |
| アップグレード・刻印 | アップグレード13種、カードのマスに付ける刻印3種 |
| スタート・難易度 | 15種のスタートと、段階的に難しくなる8つの灯 |
| チャレンジ | ステージのチャレンジ10種、特別チャレンジ20種 |
| コレクション | 51個のバッジ、全111種 |
ラン構成4部屋・12ステージ、最後に待つ「番人」のルール
1回のランは4つの部屋、12のステージで構成されます。各部屋の最後には「番人」というボスが待っていて、最初のボールを出す前に自分のルールを示します。番人は全部で29人で、1回のランに登場するのは4人です。

ストアに載っている番人のルールの例は次の3つです。
- 1回に出せるボールは2個まで
- トレーに見えるボールは5個だけ
- 最初のジョーカーは得点に加算されない
苦しいときは、番人のいない台をスキップして、7種ある半券のうち1枚を受け取れます。ほかに、連続プレイ記録のつく「今日のシード」、シードを指定して遊ぶラン、クリア後に続けられる「エンドレス軌道」があります。

10月15日のアップデート4.9.31で見た目の設定が増えた
設定に、背景のイラストや装飾、エフェクトを抑えた「シンプル」表示が加わり、得点や数値、ルールは変わりません。ショップのジョーカー効果を、読みやすい書体と広い行間、色なしで表示するカードテキストの設定も追加されました。画面が賑やかで読みにくいと感じる人は、設定から切り替えられます。
比較通常のビンゴ・Balatro・Bingo Factoryとの違い
同じ「ビンゴ」や「チップ×倍率」でも、何が運で何を自分で決めるかがゲームごとに違います。軌道の特徴は、運(トレーの中身)と選択(どのボールを取るか)を分けたうえで、マークを持ち越せる点です。
| 項目 | 通常のビンゴ | 軌道 | Balatro |
|---|---|---|---|
| 運の部分 | 出る番号すべて | トレーに並ぶボール | 配られる手札 |
| 自分で決めること | 出た番号を探してマークする程度 | どのボールを選ぶか、どのラインを仕込むか | どのカードを出すか、どのジョーカーを買うか |
| 前の手番の結果 | マークは残る | マークが残り、複数ラインの同時完成を狙える | 出したカードは役の得点に使われて終わる |
| 得点 | ビンゴの成立で勝敗が決まる | チップ×倍率。出す前に正確な得点が出る | 役ごとのチップ×倍率にジョーカーが上乗せ |
| ビルド要素 | なし | ジョーカー77種、アイテム、アップグレード | ジョーカー150種、タロットなど |
同じ「ビンゴ」の名前が付く『Bingo Factory』とは、遊びの中身がまったく違います。Bingo Factoryは、玉を引いて光ったマスをクリックし、借金3億円の返済を目指す2〜3時間の短編クリッカーです。ビンゴの成立を数字の伸びに変える遊びで、どのボールを取るかを考える場面はありません。
| タイトル | 遊びの中心 | 定価 | 対応OS |
|---|---|---|---|
| 軌道 | ボールを選んでラインを仕込むローグライト | 1,350円 | Windows・Linux |
| Bingo Factory | ビンゴの連鎖で借金を返す短編クリッカー | 530円 | Windows |
| Balatro | ポーカーの役で得点を競うデッキ構築 | 1,700円 | Windows・Mac |
※価格・対応OSは2026年10月17日時点の日本のSteamストアの表示です。
Steam Deck・LinuxSteam DeckとLinuxで遊ぶときの確認点
Steam Deckについては、開発者が10月7日にSteamで告知しています。Steam Deck実機で問題なく動いたとのことで、Lenovo Legion Go、ASUS ROG Ally X、ROG Xbox Allyでも同様に動いたと書かれています。同じ告知にはValveの公式レビューはまだで日程も未定と書かれており、Steamの互換性表示は未審査のままです(10月17日時点)。
| 確認点 | わかっていること | 自分で確かめること |
|---|---|---|
| Valveの評価 | 未取得。開発者がDeckで動作確認したと告知 | 購入前にストアの互換性表示を見る。返金は14日以内・プレイ2時間未満の条件 |
| 起動方式 | Linux用ネイティブ版。ランチャーもアカウントも不要 | 特になし。オフラインで遊べ、セーブはSteamクラウドに保存される |
| コントローラー | 十字キーでボタン・ボール・カードを移動。Aで決定、Bで戻る、Xで出す、Yで捨てる、メニューで一時停止 | 操作中は画面の表示がコントローラーのボタンに切り替わる |
| 画面表示 | Deckの画面に1対1で描画。上下に細い帯が出る | 文字の読みやすさ。文字サイズ、ハイコントラスト、色覚モードを用意 |
| シードの入力 | Steamのオンスクリーンキーボードで入力する | シード指定ランを使う場合のみ |
Linuxの最低要件は、64ビットLinux、glibc 2.28以降、カーネル5.15以降です。CPUはSSE4.2対応のx86-64、メモリー4GB、OpenGL 3.3対応のグラフィックとドライバー、空き容量500MBはWindowsと同じです。SteamOSなら条件を気にする必要はほぼありませんが、一般のディストリビューションでは、次のコマンドで確認できます。
ldd --version:glibcのバージョン(2.28以上)uname -r:カーネルのバージョン(5.15以上)
たとえばUbuntu 22.04は標準のカーネルが5.15系で条件を満たしますが、Ubuntu 20.04の標準カーネル(5.4系)は下回ります。古い環境を使い続けている場合は、購入前にここを見ておくと安心です。
ハンドヘルドPCで遊ぶなら、開発者が動作確認したLegion Go、ROG Ally X、ROG Xbox Allyが目安になります。
動作環境必要スペック、グラフィックボードのないPCでも動く水準
| 項目 | Windows(最低) | Linux(最低) |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64ビット) | 64ビットLinux(glibc 2.28以降、カーネル5.15以降) |
| CPU | SSE4.2対応のx86-64プロセッサー | 同左 |
| メモリー | 4GB | 4GB |
| グラフィック | OpenGL 3.3対応のグラフィックカードとドライバー | 同左 |
| ストレージ | 500MBの空き容量 | 500MBの空き容量 |
※推奨環境は「64ビットのプロセッサとOSが必要」とあるだけで、具体的な型番は示されていません。
最低要件に具体的なGPU名はなく、OpenGL 3.3に対応していれば足ります。専用のグラフィックボードは要件に含まれていません。古いPCで遊ぶ場合は、Steamの返金条件(購入から14日以内・プレイ時間2時間未満)の範囲で動作を確かめてください。
AIの利用生成AIが使われている範囲
SteamのAI生成コンテンツの開示欄で、開発者は「一部のアートと音楽の制作、およびテキスト・翻訳の補助にAIを使用した。プレイ中にAIがコンテンツを生成することはない」と説明しています。開発者のプレスキットには、さらに詳しい内訳が載っています。
| 対象 | 開発者の説明 |
|---|---|
| アート | 多くのジョーカーカード、ほとんどの番人の肖像、ストーリーの挿絵は生成AI。ボール、ビンゴのケージ、機械仕掛けの番人、一部のジョーカーはBlenderのレンダリング。UIはコードで描画 |
| 音楽・効果音 | 音楽は生成AI(ACE-Step)で制作。効果音はスクリプトで合成 |
| テキスト・翻訳 | AIの支援を受けて作成。9言語の翻訳も同様 |
| プログラム | AIのコーディングエージェントを使い、開発者が指示と確認を行って開発 |
10月15日のアップデートでは、一部のヘルプに別の言語(スペイン語)が混ざる不具合が修正され、9言語すべてのヘルプを見直したと告知されています。
価格1,080円は10月21日まで、通常は1,350円
Steamの日本向け価格は1,350円で、発売記念の20%オフにより1,080円で買えます。セールは10月21日までで、終了時刻はストアの表示で確認してください。Steamの返金は、購入から14日以内でプレイ時間が2時間未満なら、理由を問わず申請できます。
Steamのユーザーレビューは、発売直後で件数が少なく、スコアはまだ表示されていません(10月17日時点)。サウンドトラックは、別のアイテムとして近日登場の予定です。
判断向いている人、様子を見たほうがいい人
- Balatroのように、ジョーカーで得点のエンジンを組むローグライクが好きな人
- 時間制限も反射神経も要らず、数字を見て一手ずつ考えたい人
- グラフィックボードのないPCやハンドヘルドPCで遊びたい人
- LinuxやSteam Deckで、ネイティブ動作のゲームを探している人
- Valveの互換性評価が付くまで、Steam Deckの動作を確かめたくない人
- Macで遊びたい人(Mac版はありません)
- アートや音楽への生成AIの使用が気になる人
- 第三者のレビューが集まってから買いたい人
おすすめ携帯機で遊ぶなら、開発者が動作確認したハンドヘルドPC
軌道は軽い作りなので、デスクトップPCを買い替える必要はありません。外出先やソファで遊びたい人には、コントローラー操作に対応したハンドヘルドPCが向いています。開発者がテストした機種のうち、Amazon.co.jpで買えるものを2つ載せます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|運はトレーまで、そこから先は自分で決めるビンゴ
『軌道:ビンゴ・ローグライト』は、トレーのボールから選んでマークを残し、複数のラインをまとめて完成させる1人用のローグライトです。得点は出す前に表示され、時間制限もないので、一手ずつ数字を見て考えるのが好きな人に合います。
1,350円(10月21日までは1,080円)で、日本語に対応しています。Steam Deckは開発者が動作確認していますが、Valveの評価は未取得です。Linuxで遊ぶ場合は、glibc 2.28以降とカーネル5.15以降を確認してください。
Balatro系のビルドを組む遊びをビンゴでやりたいなら、1,080円のうちに試す価値があります。Steam DeckやLinuxで遊ぶ人は、購入前に環境の条件を確認し、返金条件(購入から14日以内・プレイ時間2時間未満)の範囲で動作を確かめてください。生成AIの使用が気になる人は、ストアの開示欄と開発者の説明を読んでから決めるのが確実です。
出典:Steam「軌道:ビンゴ・ローグライト」、Steamニュース(Steam Deck告知・発売告知・アップデート4.9.31)、公式サイト(日本語)、プレスキット、Steam「Balatro」、Balatro Wiki「Poker Hands」、Steam「Bingo Factory」(いずれも2026年10月17日に確認)。©BeriaLabs Games



