『Kingdom III: Rising Realms』は2027年発売|日本語対応・Co-op、必要スペックの目安は前作から逆算
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必要スペックの目安は前作から逆算できます
Steamのストアページを開いても、発売日の欄には「発表予定」、システム要件の欄には「TBD」の一語しか並んでいません。買う準備をしたい人が知りたいことが、公式にはまだほとんど出ていない状態です。
発売時期は2027年、対応プラットフォームはPC(Steam)とPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2です。日本語はインターフェイスのみの対応で、オンライン協力プレイと画面分割の協力プレイに両方対応します。要件が未発表でも、前作『Kingdom Two Crowns』の推奨環境がGeForce GTX 10シリーズ・メモリ4GBという水準なので、いま使っているPCで動く見込みは高いです。
シリーズはこれまでに4作出ていますが、直近の『Kingdom Eighties』はSteamレビューが3,323件・肯定率75%で、看板作の『Kingdom Two Crowns』(39,622件・90%)から明確に評価を落としています。今作がどこを立て直そうとしているのかも、公式の説明から読み取れます。
目次
基本情報発表された内容の全体像
先に『Kingdom』というシリーズについて簡単に触れておきます。プレイヤーは馬に乗った1人の君主となり、横スクロールの画面を左右に移動しながら王国を再建していきます。昼のうちに金貨を集めて民を雇い、城壁ややぐらを建て、農場を作って国を広げます。日が沈むと「グリード」と呼ばれる怪物の群れが王冠を狙って襲いかかるため、昼に築いたものでその夜をしのぐ、という繰り返しが遊びの軸です。台詞や文章による説明はほとんどなく、画面上のアイコンと配置だけで仕組みを伝えるミニマルな作りが特徴で、シリーズはこの手触りで評価を積み上げてきました。
今作『Kingdom III: Rising Realms』は、2026年8月26日のFuture Games Show at Gamescom 2026でRaw Furyと開発元のFury Studiosが発表しました。現時点で確定している情報を先にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式タイトル | Kingdom III: Rising Realms |
| 発売時期 | 2027年(Steamの発売日欄は「発表予定」のまま) |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2 |
| 開発/販売 | Fury Studios/Raw Fury |
| ジャンル | アドベンチャー、インディー、シミュレーション、ストラテジー |
| 日本語 | インターフェイスのみ対応(全11言語に対応) |
| マルチプレイ | オンライン協力プレイ、共有/分割画面での協力プレイ、Remote Play Together |
| システム要件 | 未発表(ストアページの表記は「TBD」) |
| 価格 | 未発表 |
PC版はSteamのみが案内されており、Epic Games Storeなど他ストアへの展開は現時点で発表されていません。動作対象もWindowsのみで、前作にあったmacOSとLinuxのネイティブ対応はストアページに記載がありません。
動作環境必要スペックは前作から逆算する
今作のシステム要件は「TBD」の一語だけで、CPUもGPUもメモリも公開されていません。ただしこのシリーズは要件の振れ幅が小さく、前作の数字がそのまま目安になります。以下は『Kingdom Two Crowns』のWindows版の公式要件です。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 | Windows 10 |
| CPU | Intel 第4世代 デュアルコア 2.0GHz | Intel 第7世代 |
| メモリ | 2GB | 4GB |
| GPU | GeForce GTX 8シリーズ相当 | GeForce GTX 10シリーズ |
| DirectX | 9.0c | 11 |
| ストレージ | 4GB | 4GB |
推奨環境でメモリ4GB、ストレージ4GBという数字は、いま販売されているゲームのなかでも最軽量の部類です。ストアページの最低要件には「これより低いハードウェアでも動作する可能性は高いが、性能の保証やサポートは提供できない」という補足が添えられており、開発元自身が要求の低さを前提にしていることが分かります。
ひとつ注意したいのは、今作が「自動生成される島」を採用している点です。マップを都度生成する処理はCPUとメモリを前作より使う可能性があります。ピクセルアートの横スクロールという土台は変わらないので描画負荷が跳ね上がることは考えにくいものの、前作と完全に同じ要件で済むと決めつけるのは早いです。正式な要件が出るまでは、上の表を「下限の目安」として見るのが安全です。
新要素公式が明かした前作との違い
発表時点で公式が説明している変更点は4つです。細かい仕様はまだ伏せられているため、確認できる範囲だけを整理します。
自動生成される島
これまでのシリーズは手作りのマップを進む構成でしたが、今作は「procedurally generated islands(自動生成される島)」を採用します。周回するたびに地形が変わるため、攻略の手順を覚えて再現するタイプの遊び方からは離れることになります。古代の遺跡、神話上の生物、強力なアーティファクトが配置されるとも案内されています。
新しい敵「Greed King」
シリーズ共通の敵である「Greed(強欲)」に、今作では「Greed King」という個体名を持つ敵が加わります。これまでのGreedは名前のない群れとして押し寄せる存在でしたが、明確な首魁が設定されるのは初めてです。
強化できるエリート
「upgradeable Elites」と呼ばれる専門ユニットを従えられるようになります。エリートは王国に新しい能力を与える存在で、育成して強化できると説明されています。編成できる人数の上限や強化の仕組みまでは公開されていません。
装備を選んでから出航する
次に向かう島を自分で決め、そこへ持ち込む装備を選んでから出航します。これまでの「流れ着いた土地を順に攻略する」構成に、行き先と準備を自分で決める余地が加わる形です。
Xbox向けの実機映像では、夜に王国を守ること、地中から広がる病を避けること、Rising Realmsで資源を集めることが遊びの軸として案内されています。前作の「昼に資源を集め、夜に襲撃をしのぐ」というサイクル自体は維持されるとみてよさそうです。
スクリーンショット出典:Steam公式ストアページ「Kingdom III: Rising Realms」。開発中の映像のため、製品版と異なる場合があります。

日本語日本語対応の範囲とマルチプレイの中身
日本語には対応しますが、対応するのはインターフェイスのみです。ストアページの言語表にはインターフェイス、フル音声、字幕の3列がありますが、日本語を含む全11言語がインターフェイスの列だけにチェックが入っています。
これは前作『Kingdom Two Crowns』とまったく同じ扱いです。このシリーズは台詞や字幕での説明をほとんど持たず、アイコンと画面上の記号で情報を伝える設計なので、翻訳される対象がメニューまわりに限られます。日本語音声や日本語字幕がないことによる不便は、実際にはほぼ発生しません。
マルチプレイは3種類の遊び方に対応します。ひとつはオンラインでの協力プレイ、ひとつは1台のPCを2人で使う共有・分割画面での協力プレイ、もうひとつはSteamのRemote Play Togetherです。Remote Play Togetherは片方だけがゲームを購入していれば、もう1人はインターネット経由で画面を共有して一緒に遊べます。ファミリーシェアリングにも対応します。
コントローラーはフルコントローラサポートに加え、DualSenseとDUALSHOCKにも対応します。分割画面で2人プレイをするなら、コントローラーがもう1台必要になります。
シリーズ4作のレビュー実数で見る今作の立ち位置
シリーズの評価は一本調子ではありません。Steamでのレビュー数と肯定率を並べると、今作が何を立て直そうとしているのかが見えてきます。
| 作品(発売日) | レビュー数 | 肯定率 |
|---|---|---|
| Kingdom: Classic(2015年10月21日) | 22,718件 | 91% |
| Kingdom: New Lands(2016年8月9日) | 12,366件 | 85% |
| Kingdom Two Crowns(2018年12月11日) | 39,622件 | 90% |
| Kingdom Eighties(2023年6月26日) | 3,323件 | 75% |
『Kingdom Two Crowns』が39,622件・90%で頭ひとつ抜けており、シリーズの看板であることが数字にも出ています。一方、直近の『Kingdom Eighties』は3,323件・75%で、レビュー数が『Kingdom Two Crowns』の1割以下、肯定率も15ポイント下がりました。この作品はストアページでも「スピンオフタイトル」と明記されており、舞台を1980年代の街に移し、馬に乗る君主ではなく自転車に乗る子供たちのリーダーを操作する物語重視の構成です。周回して王国を広げていく本編の手触りとは、意図的に別のものが作られていました。
今作がタイトルに「III」を掲げているのは、この流れを『Kingdom Two Crowns』の続きに戻すという意思表示と読めます。自動生成の島とエリートの育成という2つの新要素も、周回して遊ぶ設計を前提にしたものです。
なお『Kingdom Two Crowns』の日本語レビューは125件で、肯定率は72%です。全体の90%より18ポイント低く、日本語圏での評価は世界全体よりも辛めに出ています。文章による説明を持たずアイコンだけで仕組みを伝える設計なので、遊び始めの取っつきにくさが評価に影響している可能性はあります。
いま何をするか発売までの期間にできること
発売は2027年で、月まで決まっていません。1年以上先の話なので、いま新しいPCを買う理由にはならないゲームです。前作の推奨環境がGTX 10シリーズ・メモリ4GBという水準である以上、今作のためだけにPCを買い替える必要が出てくる可能性はほとんどありません。発売までにできることは3つです。
ひとつはSteamでウィッシュリストに登録しておくことです。要件と価格が公開されたタイミングで通知が届くため、情報を追い続けなくて済みます。
ふたつめは前作を遊んでおくことです。『Kingdom Two Crowns』は定価2,300円で、セールの頻度が高く、大幅な割引がかかっている期間が長いタイトルです。Steam Deckでは公式に「Verified(動作確認済み)」の認証を受けており、既定のコントローラー設定がそのまま使えること、画面上の文字が読めること、既定設定で快適に動くことが確認されています。携帯機との相性が良いシリーズなので、Steam Deckを持っているなら追加投資なしで試せます。
みっつめは、分割画面での2人プレイを予定しているならコントローラーを1台増やしておくことです。今作も前作と同じく1台のPCを2人で使う協力プレイに対応するため、ここは前もって準備しておいて無駄になりません。
FAQよくある質問
まとめまとめ|要件は未発表でも、買い替えを考える必要はない
『Kingdom III: Rising Realms』は2027年発売で、システム要件も価格も発表されていません。それでも前作『Kingdom Two Crowns』の推奨環境がGeForce GTX 10シリーズ・メモリ4GBという水準である以上、このタイトルのためにPCを買い替える判断が必要になる可能性は低いと言えます。自動生成の島が加わるぶんCPUとメモリの余裕は見ておきたいところですが、想定すべきは「上振れ」ではなく「少し上がる」程度です。
いま動くとすればウィッシュリスト登録と、前作を遊んでおくことの2つです。前作はSteam Deck Verifiedの認証を受けており、定価2,300円で割引も頻繁にかかります。分割画面で2人プレイをするつもりなら、コントローラーを1台増やしておくところまでが準備になります。
発売は2027年、日本語はインターフェイスのみ、Co-opはオンラインと分割画面の両方に対応します。要件は未発表ですが前作の推奨がGTX 10シリーズ・メモリ4GBのため、いまのPCで動く見込みが高く、買い替えを検討する段階ではありません。
出典:Steam公式ストアページ「Kingdom III: Rising Realms」、Steam公式ストアページ「Kingdom Two Crowns」、Steam公式ストアページ「Kingdom: Classic」、Steam公式ストアページ「Kingdom: New Lands」、Steam公式ストアページ「Kingdom Eighties」、Steamのapp情報APIおよびレビュー集計API(2026年9月5日確認)、Raw Fury公式サイト、Kingdom公式サイト、Gematsu「Kingdom III: Rising Realms announced for PS5, Xbox Series, Switch 2, and PC」





