『Guild Wars 3』2027年秋ベータへ|NCがArenaNetに最大8,500万ドル支援、2028年5月までの開発資金を確保
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NCがArenaNetに最大8,500万ドル支援、2028年5月までの開発資金を確保
出典:ArenaNet公式ブログ「Celebrating the Announcement of Guild Wars 3」、Inven Global「Beta in 2027, Maturity in May 2028… NC Invests ₩120 Billion in Arenanet」にもとづきます。本記事の情報は2026年8月14日時点のものです。
『Guild Wars(ギルドウォーズ)』シリーズの新作『Guild Wars 3』は、2026年6月のSummer Game Festで正式発表されましたが、開発元ArenaNetの経営状況が決して楽ではないことも、今回の開示で明らかになりました。
親会社NCの取締役会は2026年8月11日、ArenaNetへ最大8,500万ドルの融資枠を承認したと発表しました。同時に開示された財務諸表によれば、ArenaNetの売上高はここ2年で34.2%減少し、資本合計もマイナスの債務超過状態にあります。今回の融資は、Guild Wars 3の開発を最後まで走り切るための資金確保という側面が強い発表です。
本記事では、融資の具体的な条件、ArenaNetの財務状況、2027年秋に予定されるベータテスト、そして公式発表済みのゲーム内容とGuild Wars 2の今後まで、一次情報を基に整理します。
目次
概要『Guild Wars 3』とは|舞台は1,000年以上前のOrr、初のコンソール展開
『Guild Wars 3』は、ArenaNetが2026年6月5日のSummer Game Festで初公開した、2012年の『Guild Wars 2』以来14年ぶりとなるシリーズ完全新作です。ArenaNet公式によれば、舞台は初代『Guild Wars』より1,000年以上前のティリア大陸「Orr(オア)」。プレイヤーは、Orrの土地や住民、そして土地に強く結びついた精霊「Vael Spirits」を守る誓いを立てたギルド「Vaelwarden(ヴェイルウォーデン)」の一員となります。精霊の中でも代表的な存在「Seeker(シーカー)」は、プレイヤーの旅を共にする騎乗動物としても機能するとのことです。
対応プラットフォームはPC(Steam)とPlayStation 5で、シリーズとして初めて家庭用ゲーム機に対応します。戦闘システムはコントローラーとマウス・キーボードの双方で快適に遊べるよう設計されており、複数の移動方法をシームレスに切り替え、その速度を攻撃時のダメージやインパクトへつなげる、移動とモメンタムを重視した設計になっているとされています。価格や正式な発売日、詳しいゲームプレイ情報は、2026年後半から2027年にかけて順次公開される予定です。
融資の中身NC取締役会が8月11日承認、開発進捗に応じ段階的に実行
NCは2026年8月11日、取締役会がArenaNetへの融資枠1,207億850万ウォン(最大8,500万ドル相当)を承認したと開示しました。この金額は融資の上限であり、一括で支給されるわけではありません。実際の資金は、Guild Wars 3の開発進行状況に応じて分割で実行される仕組みです。融資期間は2026年8月31日から2028年5月31日までとされています。資金の使途は、Guild Wars 3の開発とマーケティングと明記されています。
融資満期の2028年5月31日は、公式発表済みのベータ時期(2027年秋)から半年ほど後にあたります。これは、ベータ後の追加開発やローンチに向けたマーケティングにも一定の資金需要が見込まれていることを示唆しますが、この融資期間だけを根拠に「正式発売は2028年」と断定できるわけではない点には注意が必要です。価格や発売日は、本記事執筆時点で公式には未発表です。
財務状況売上高は2年で34.2%減、資本合計はマイナスの債務超過
今回の融資に添付された財務諸表によると、ArenaNetの2025年の売上高は877億ウォン、純損失は564億ウォンでした。売上高は2023年の1,334億ウォンから、2024年に981億ウォン、2025年に877億ウォンへと、2年間で34.2%減少しています。純損失も同期間で46億ウォンから352億ウォン、564億ウォンへと拡大を続けています。
資本の状況はさらに厳しく、資本合計は2023年のマイナス122億ウォンから、2024年にマイナス518億ウォン、2025年末にはマイナス773億ウォンへと、債務超過が続いています。2025年末時点の負債合計1,373億ウォンは、資産合計600億ウォンの2倍を超える水準です。今回設定された融資枠自体が、ArenaNetの年間売上高を上回る規模になっています。
ArenaNetへの融資と同日、NCは2026年第2四半期決算も発表しています。連結売上高7,705億ウォン、営業利益1,739億ウォンで、前年同期比それぞれ101%増・1,053%増という大幅な伸びでした。子会社ArenaNetが厳しい経営状況にある一方、NC本体は好調な業績を背景に、Guild Wars 3の開発資金を確保できる立場にあるといえます。
今後の予定ベータは2027年秋、そこから見える開発の見通し
ArenaNet公式は、Guild Wars 3の初回ベータテストを2027年秋に実施すると案内しています。参加希望者は、公式ニュースレターへの登録や、Steam・PlayStation Storeでのウィッシュリスト登録を通じて最新情報を受け取れます。
今回の財務開示によって、資金面での裏付けが2027年秋のベータ以降、2028年5月末まで続くことが分かった形です。この事実は、ArenaNetが単発の話題作りではなく、ベータからその先の開発まで見据えた資金計画のもとでGuild Wars 3を進めていることを示しています。一方で、経営面の厳しさを踏まえれば、今回の融資枠を使い切った先にどのような判断が下されるかは、現時点では見通せません。断定できるのは「2027年秋のベータ実施予定」までで、正式な発売時期はまだ公式発表されていません。
既存作品『Guild Wars 2』のサービスは終了しない、3作同時開発を明言
新作の発表にあたり、ArenaNetは既存作品の今後についても明言しています。公式ブログによれば、初代『Guild Wars』のリマスター版「Guild Wars Reforged」、『Guild Wars 2』、そして『Guild Wars 3』の3作品を同時にアクティブ開発していく方針です。『Guild Wars 2』は2012年の発売以来運営が続いており、買い切り制でサブスクリプション課金が一切ない設計を貫いてきたシリーズ全体で、これまでに2,900万人を超えるプレイヤーが遊んできたとされています。
新作の発表は、既存プレイヤーにとって「今のGuild Wars 2が終わるのでは」という不安につながりかねない発表でもありますが、公式はこの点を明確に否定し、3作品体制を維持する姿勢を示しています。
FAQよくある質問
総括まとめ|資金は確保、しかし発売時期はまだ見えない
『Guild Wars 3』は、NCが最大8,500万ドルの融資枠を設定したことで、少なくとも2028年5月末までの開発資金を確保した状態にあります。開発元ArenaNetの財務状況は厳しく、売上高の減少と債務超過が続いていますが、親会社NCの好調な業績を背景に、Guild Wars 3という次の柱への投資判断がなされた形です。
2027年秋に予定されるベータテストは、シリーズ14年ぶりの新作を実際に確認できる最初の機会になります。正式な発売日や価格はまだ発表されておらず、今後の続報を待つ必要がありますが、既存の『Guild Wars 2』が終了することはなく、3作品体制での開発が続く方針も確認できました。
『Guild Wars 3』は2026年6月に正式発表され、2027年秋にベータテストが予定されています。親会社NCは2026年8月11日、開発元ArenaNetへ最大8,500万ドル(約1,207億ウォン)の融資枠を承認し、融資期間は2026年8月31日〜2028年5月31日です。ArenaNetの2025年財務は売上高877億ウォン・純損失564億ウォンで、資本合計はマイナスの債務超過状態にあります。舞台は1,000年以上前のOrr、対応はPC・PlayStation 5でシリーズ初のコンソール展開です。『Guild Wars 2』のサービス終了はなく、3作品同時開発の方針が明言されています。正式な発売日・価格は本記事執筆時点で未発表です。



