EPOMAKER初のゲーミングヘッドセット「GX1」を解説|開放型なのにワイヤレス対応、日本の公式ストアでも技適表記は要確認

EPOMAKER初のゲーミングヘッドセット「GX1」を解説|開放型なのにワイヤレス対応、日本の公式ストアでも技適表記は要確認

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周辺機器 / ヘッドセット|2026年8月14日更新
EPOMAKERが放つ初のゲーミングヘッドセット
「GX1」は開放型なのにワイヤレス対応
メカニカルキーボードで知られるEPOMAKERが、初のゲーミングヘッドセット「GX1」を発売しました。ゲーミングヘッドセットの多くは音漏れを抑える密閉型ですが、GX1は開放型(オープンバック)構造のまま2.4GHz・Bluetooth・有線のトライモード接続に対応する珍しい組み合わせです。米国向け公式サイトでは49.99ドル(セール時44.99ドル)、日本向けの公式ストアでも円建てで販売されています。
開放型×ワイヤレスRGBオフで最大70時間技適表記は要確認

仕様はEPOMAKER公式 GX1製品ページ(米国版)およびEPOMAKER公式 日本向けストアのGX1製品ページにもとづきます。価格・在庫状況は2026年8月14日時点で確認したものです。

ゲーミングヘッドセットを選ぶとき、音場の広さと音漏れのしにくさはトレードオフの関係にあります。イヤーカップに通気孔を設けた開放型(オープンバック)は音がこもりにくく広がりのある音場を作れる一方、音が外に漏れやすいという弱点があり、ワイヤレスモデルではほとんど採用されません。ワイヤレスのゲーミングヘッドセットを探すと、選択肢のほぼすべてが密閉型に絞られてしまう、という状況に心当たりがある方もいるのではないでしょうか。

そこに一石を投じたのが、メカニカルキーボードで知られるEPOMAKERが2026年8月に発売した初のゲーミングヘッドセット「GX1」です。50mmダイナミックドライバーを積んだ開放型構造でありながら、2.4GHzワイヤレス・Bluetooth・有線の3モード接続に対応します。価格は米国向け公式サイトで49.99ドル、セール中は44.99ドルで、日本向けの公式ストア「epomaker.jp」でも円建てで販売されています。

この記事では、EPOMAKER公式の製品ページ(米国版・日本版)にもとづき、GX1のドライバーやサラウンド、接続方式、対応機器、マイク、バッテリーといった仕様を整理します。あわせて、音質や遅延、マイク性能、バッテリー持続時間といった数値がいずれもメーカー公称値であり第三者による実測ではない点、そして2.4GHz・Bluetoothを積んだ無線機器を日本国内で使うために必要な技適(技術基準適合証明)の表記が製品ページ上で確認しきれない点まで、購入前に押さえておきたいポイントとしてまとめます。

目次

構造開放型なのにワイヤレス対応という珍しい組み合わせ

GX1最大の特徴は、イヤーカップの外側に通気孔を設けた開放型(オープンバック)構造を採用しながら、ワイヤレス接続にも対応している点です。開放型のヘッドホン・ヘッドセットは、密閉型に比べて圧迫感や蒸れが少なく、耳の外側にも自然に音が抜けるぶん広がりのある音場を作りやすい一方、その構造ゆえに周囲へ音が漏れやすいという弱点があります。この特性から、有線の据え置き用オーディオ機器では定番の構造でも、持ち運びやゲーム用途を想定したワイヤレスヘッドセットではほとんど採用されてきませんでした。

EPOMAKERはGX1で、この開放型構造をそのままにワイヤレス接続を組み合わせました。公式は、開放型のイヤーカップが通気性を高めて熱のこもりを抑えるとも説明しており、長時間のゲームプレイでの蒸れにくさを訴求しています。一方で音漏れそのものが解消されるわけではないため、集合住宅や自宅以外の環境で使う場合は、この特性を理解したうえで検討する必要があります。

EPOMAKER GX1のオープンバックイヤーカップと着脱式ENCマイク
GX1のオープンバック構造と着脱式ENCマイク(EPOMAKER公式製品ページより)

音質50mmダイナミックドライバーとバーチャル7.1サラウンド

GX1が搭載するのは50mmダイナミックドライバーで、周波数特性は20Hz〜20kHz、THD(全高調波歪率)は3%以下、左右のチャンネルバランスは5dB以下とされています。EPOMAKER公式は、低音の厚みとボーカルの明瞭さを両立させる設計だとしています。

音の定位を高める機能として、バーチャル7.1サラウンドサウンドにも対応します。バーチャルサラウンドは、実際に7.1ch分の物理的なスピーカーユニットを内蔵しているわけではなく、2つのドライバーが再生する音をソフトウェア処理で加工し、疑似的に多チャンネルのような定位感を作り出す仕組みです。EPOMAKER公式はFPSでの足音の方向や、MOBAでのスキル発動音の位置把握に役立つと説明していますが、この効果の感じ方には個人差があり、あくまでメーカーが訴求する機能の一つとして捉えておくのが妥当です。

通信2.4GHz・Bluetooth・有線のトライモード接続

GX1は2.4GHzワイヤレス・Bluetooth・有線の3つの接続モードに対応します。用途に応じて使い分けられる構成です。

2.4GHzワイヤレス|公称レイテンシー25ミリ秒付属の2.4GHzワイヤレスドングルを挿すだけで接続できるモードで、EPOMAKER公式が案内する低遅延・低干渉の接続方式です。公称のレイテンシー(遅延)は25ミリ秒で、PC・Mac・PS5・PS4・Nintendo Switchが対応機器として挙げられています。
Bluetooth|公称レイテンシー34〜200ミリ秒スマートフォンやタブレットとの接続、音楽再生や通話用途を想定したモードです。公称のレイテンシーは34〜200ミリ秒と2.4GHzワイヤレスより幅があり、接続環境によって変動します。PS4・PS5はBluetoothでの音声出力に対応していません。
有線接続|USB-C-3.5mmケーブルまたはUSB-A-USB-Cケーブル付属のUSB-C to 3.5mmオーディオケーブル、またはUSB-A to USB-Cケーブルのいずれかで有線接続できます。Xbox Seriesは2.4GHzワイヤレス・Bluetoothのいずれにも対応しておらず、有線接続のみが案内されています。

対応機器を接続方式別に整理すると、次のようになります。

1
PC・Mac・PS5・PS4
2.4GHzワイヤレス対応
付属ドングル使用
2
Nintendo Switch
2.4GHzワイヤレス対応
付属ドングル使用
3
Xbox Series
有線接続のみ
2.4GHz・BTは非対応
4
スマートフォン・タブレット
Bluetooth接続
音楽・通話用途向け

収音内蔵マイクと着脱式ENCブームマイクの2系統

マイクは、本体に内蔵されたマイクと、着脱式の外付けブームマイクの2系統を備えています。ブームマイクはENC(環境ノイズ低減、Environmental Noise Cancelling)に対応しており、EPOMAKER公式は、キーボードの打鍵音や部屋の物音、ファンの動作音といった周囲のノイズを抑え、声だけをクリアに拾う設計だとしています。ボイスチャットを重視する場面ではブームマイクを取り付け、身軽に使いたい場面では内蔵マイクだけで済ませる、という使い分けができます。

電源バッテリーはRGB点灯時30時間、消灯時70時間

バッテリー容量は2000mAhで、駆動時間はRGBライティングの点灯状態によって変わります。EPOMAKER公式の技術仕様表には、RGB点灯時で最大30時間、RGBを消灯すると最大70時間という2つの数値が明記されています。検索結果や一部のまとめサイトでは「約30時間」という数値だけが紹介されているケースも見られますが、これはRGB点灯時の数値のみを拾ったものとみられ、RGBを消灯すれば70時間まで延びる点は見落とさないほうがよさそうです。

充電時間は約3時間20分です。バッテリー・充電まわりの数値もすべてメーカー公称値であり、実機での連続再生テストなど第三者による検証は確認できていません。

装着感重量約320gと7段階調整ヘッドバンド

本体重量は約320gで、合成皮革(レザー)素材のイヤーパッドと、7段階で調整できるヘッドバンドを備えます。EPOMAKER公式は、耳の痛みや締め付けによる疲労を抑える設計だとしており、眼鏡をかけたまま使うユーザーへの配慮にも言及しています。ただし実際の着け心地は眼鏡のフレーム形状や頭の大きさによって差が出るため、店頭で試着できない通販中心の購入では、この点を割り引いて考えておく必要があります。カラー展開はBlack Grey・Pink・Whiteの3色です。

販路価格と購入先|日本向け公式ストアでも購入できる

GX1はEPOMAKER公式サイト(米国向け、epomaker.com)で発売され、通常価格49.99ドルに対し、2026年8月14日時点では44.99ドルのセール価格が表示されています。

見落とされがちですが、EPOMAKERは日本向けの公式ストア「epomaker.jp」も運営しており、GX1はそちらでも円建てで購入できます。2026年8月14日時点で確認したところ、同ストアでの価格は通常8,400円のところ7,500円で、在庫状況は購入可能な状態でした。米国版・日本版とも2026年8月上旬に登録された新しい商品ページで、世界の複数地域でほぼ同時に展開されたとみられます。

このほか、EPOMAKERは英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・カナダ・メキシコ・オーストラリアなど複数地域向けにAmazonストアを構えており、公式サイトの案内には日本のAmazon(Amazon.co.jp)向けのストアリンクも含まれています。ただし、GX1自体がAmazon.co.jp側で実際に販売されているかどうかは、この記事の執筆時点で確認できていません。セール価格や在庫状況は変動するため、購入を検討する場合は公式サイトで最新の情報を確認してください。

注意点技適(技術基準適合証明)の表記は要確認

GX1は2.4GHzワイヤレスとBluetoothの両方を内蔵する無線機器です。日本国内でこうした無線機器を使うには、電波法にもとづく技術基準適合証明(技適)を取得しているか、これに相当する認証を受けている必要があります。

!
技適マークや認証番号は製品ページ上で確認できませんでした

EPOMAKER公式の米国向け製品ページには、技適に関する記載は見当たりません。一方、日本向けの公式ストア「epomaker.jp」のフッターには、「EPOMAKER製品は無線通信認証(TELECOM)を取得しています」という一文があります。ただし、これはサイト全体に共通する一般的な記載であり、GX1個別の技適マークや認証番号を製品ページ上で確認することはできませんでした。GX1自体が2026年8月上旬に発売されたばかりの新製品であることも踏まえると、この記載だけをもって技適取得が完了していると断定するのは早計です。

無線機器を電波法上のルールに沿わない状態で使用すると、法令上の問題が生じる可能性があります。GX1の導入を検討する場合は、この記事の情報だけで判断せず、EPOMAKER側への問い合わせや、実際に届いた製品本体・パッケージの表示を確認するなど、購入者自身でも技適の取得状況を確かめることをおすすめします。

判定GX1が向いている人・確認しておきたい人

GX1が候補になりやすいケース
  • 密閉型の蒸れ・圧迫感が気になり、開放型の開放的な音場を試してみたい人
  • PC・PS5・Nintendo Switchなど複数機器を2.4GHzドングルで使い分けたい人
  • 着脱式のENCマイク付きワイヤレスヘッドセットを、5,000円台〜1万円弱の価格帯で探している人
  • EPOMAKER側への問い合わせなど、技適の取得状況を自分で確認する手間をかけられる人
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導入前に確認しておきたいケース
  • 技適マークや認証番号が製品ページ上で明確に確認できる製品だけを使いたい人
  • 集合住宅など、音漏れをできるだけ避けたい環境で使う人
  • Xboxでワイヤレス接続を使いたい人(有線接続のみ対応)
  • 実機レビューや第三者ベンチマークが出揃うまで様子を見たい人(現時点はメーカー公称値が中心)

一覧GX1のスペック早見表

項目仕様備考
ブランド/モデルEPOMAKER GX12026年8月発売
構造オープンバック(開放型)
ドライバー50mmダイナミックドライバー周波数特性20Hz〜20kHz、THD3%以下
サラウンドバーチャル7.1サラウンドソフトウェア処理による疑似サラウンド
接続方式2.4GHzワイヤレス/Bluetooth/有線有線はUSB-C-3.5mmケーブルまたはUSB-A-USB-Cケーブル
レイテンシー2.4GHz:25ms/Bluetooth:34〜200msいずれもメーカー公称値
対応機器PC・Mac・PS5・PS4・Nintendo Switch(2.4GHz)Xbox Seriesは有線接続のみ、PS4・PS5はBluetooth音声非対応
マイク内蔵マイク+着脱式外付けブームマイクENC(環境ノイズ低減)対応
バッテリー2000mAhRGB点灯時最大30時間、消灯時最大70時間
充電時間約3時間20分
重量約320g
ヘッドバンド7段階調整合成皮革イヤーパッド
カラーBlack Grey/Pink/White
付属品本体、着脱式マイク、変換ケーブル2種、2.4GHzドングル、多言語マニュアル
価格米国版49.99ドル(セール時44.99ドル)日本向けストアは通常8,400円、セール時7,500円
技適製品ページ上で個別の記載は確認できず日本向けストアのフッターに無線通信認証取得という一般的な記載あり

※スペックはEPOMAKER公式製品ページ(米国版・日本版)にもとづきます。価格・在庫状況は2026年8月14日時点で確認したものです。

まとめ

EPOMAKERの「GX1」は、密閉型が主流のワイヤレスゲーミングヘッドセットの中で、開放型(オープンバック)構造をあえて選んだ製品です。50mmダイナミックドライバー、バーチャル7.1サラウンド、2.4GHz・Bluetooth・有線のトライモード接続、内蔵+着脱式ENCマイクという構成を、49.99ドル(セール時44.99ドル)、日本向けストアではおよそ7,500円という価格でそろえています。

一方で、音質や遅延、マイク性能、バッテリー持続時間といった数値はいずれもメーカー公称値であり、第三者による実測レビューではありません。また2.4GHz・Bluetoothを積む無線機器である以上、電波法上の技適の取得状況は購入前に確認しておきたいポイントです。日本向け公式ストアはあるものの、GX1個別の技適マークを確認できていない以上、この記事の情報だけで最終判断せず、自分自身でも取得状況を確かめたうえで導入を検討することをおすすめします。

FAQよくある質問

EPOMAKER GX1とはどんなヘッドセットですか
メカニカルキーボードで知られるEPOMAKERが2026年8月に発売した、同社初のゲーミングヘッドセットです。50mmダイナミックドライバーを積んだ開放型(オープンバック)構造でありながら、2.4GHzワイヤレス・Bluetooth・有線の3モード接続に対応しています。
開放型なのにワイヤレスというのは珍しいのですか
はい。開放型は音場の広さや蒸れにくさで支持される一方、音漏れしやすいという弱点があり、これまでワイヤレスのゲーミングヘッドセットではほとんど採用されてきませんでした。GX1はこの組み合わせを採用した数少ない製品の一つです。
日本でも購入できますか
EPOMAKER公式の日本向けストア「epomaker.jp」で円建てのGX1が販売されています。2026年8月14日時点では通常8,400円のところ7,500円で購入可能な状態でした。EPOMAKER公式は日本のAmazon(Amazon.co.jp)向けのストアリンクも案内していますが、GX1自体がそちらで販売されているかは、この記事の執筆時点で確認できていません。
Xboxでも使えますか
有線接続であれば利用できます。ただしEPOMAKER公式によると、Xbox Seriesは2.4GHzワイヤレス・Bluetoothのいずれにも対応しておらず、有線接続のみが案内されています。
技適は取得していますか
断定はできません。EPOMAKER公式の日本向けストアには「無線通信認証を取得している」という一般的な記載がありますが、GX1個別の技適マークや認証番号は製品ページ上で確認できませんでした。導入前に自身でも取得状況を確認することをおすすめします。
バッテリーはどのくらい持ちますか
メーカー公称値でRGBライティング点灯時が最大30時間、消灯時が最大70時間です。充電時間は約3時間20分とされています。いずれもEPOMAKER公式の技術仕様表に記載された数値で、第三者による実測ではありません。
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