GeForce NOWにDLSS 4.5コントロール追加へ|RTX非搭載PC・Macでも使える、Steam Machine対応も
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RTX非搭載PC・Macでも使える、Steam Machine対応も今秋
出典:NVIDIA公式ブログ「GeForce NOW Gives Gamers More Ways to Play at Gamescom 2026」、NVIDIA GeForce公式「Gamescom 2026: NVIDIA GeForce RTX, DLSS 4.5 Announcements」、カプコン プレスリリース(『鬼武者 Way of the Sword』発売日前倒し)、Steamストアページ各種にもとづきます。会場の状況・後日の追加情報により内容が更新される可能性があります。
RTX 50シリーズを持たないPCや、GPUを積んでいないMac、Steam Deckを使っていると、DLSS 4.5世代の高画質なレイトレーシングやパストレーシングは自分には関係のない機能に見えるかもしれません。今回の発表は、その前提を変える内容です。
NVIDIAはGamescom 2026にあわせて公開したGFN Thursdayで、GeForce NOW Ultimate会員向けにDLSS 4.5の新しいコントロール機能(DLSS Super Resolution、Dynamic Frame Generation、Ray Reconstruction)を2026年秋に追加すると発表しました。あわせてValveの新型Steam MachineとSteam Controllerへの対応、GOGのシングルサインオン、Firefoxブラウザの正式対応、Amazon Fire TVの対応拡大も明らかになっています。
本記事では発表内容を並べるだけでなく、RTX非搭載のPCやMac、Steam Deck、Steam Machineを使っている人が、この発表を見てGeForce NOW Ultimateへの加入を検討する価値があるかどうかを、確定していることと未公表の部分を分けて整理します。
目次
本題GeForce NOWにDLSS 4.5コントロールが追加、対象はUltimate会員
これまでもGeForce NOWでは、クラウド側のGeForce RTX GPUを使ってDLSSやレイトレーシング対応ゲームをプレイできました。今回の発表は、そのDLSSの挙動を会員自身が細かく調整できるようにするものです。NVIDIA公式は「Ultimate会員が対応ゲームの見え方と動作をより自由に選べるようになる」と説明しており、対象になるのはDLSS Super Resolution、Dynamic Frame Generation、Ray Reconstructionの3機能です。
NVIDIA公式は提供時期を「this fall(今秋)」と明記していますが、具体的な月日は本記事執筆時点で公表されていません。今GeForce NOWを起動してDLSS 4.5の新しい設定項目が見当たらなくても不具合ではなく、今秋のアップデートで追加される予定です。対象はUltimate会員に限られ、対応するのはNVIDIAが個別に案内した対応ゲームのみです。
仕組みRTX非搭載のPC・Mac・Steam DeckでもDLSS 4.5を使える理由
GeForce NOWの特徴は、手元のPCの性能とクラウド側のGPU性能を切り離せる点にあります。ゲームのレンダリングはユーザーのPCではなく、NVIDIAのデータセンターにあるGeForce RTX GPUで行われ、その映像が動画としてインターネット経由で届きます。NVIDIA公式はUltimate会員について、GeForce RTX 5080クラスのクラウド性能を利用できると説明しています。古いノートPC、GPUを積まないMac、Steam Deckのように、ローカルにRTX 50シリーズを搭載していない端末でも、Ultimate会員であればDLSS 4.5やレイトレーシング、パストレーシングを利用できる理由はここにあります。
Dynamic Frame Generationがクラウドゲーミングで意味を持つのも同じ理由です。GPUがゲームをレンダリングしたあと、その映像をエンコードしてインターネット経由でユーザーへ送信する必要があるのがクラウドゲーミングの構造です。NVIDIAは、Dynamic Frame Generationによって、より高いグラフィックス設定を使いながら滑らかなストリーミングを維持しやすくなると説明しています。ただし、生成フレームを増やしてもユーザー側のインターネット回線遅延そのものが小さくなるわけではありません。対戦系のゲームでは、表示フレームレートだけでなく、サーバーまでの通信遅延と、ベースとなるゲームのフレームレートも合わせて確認する必要があります。
もちろんこれは「古いPCがRTX 5080に変身する」という意味ではありません。実際の映像はクラウド側でレンダリングされ、圧縮された動画としてユーザーのPCへ送られてきます。体感する画質や操作感は、ディスプレイの性能だけでなく、インターネット回線の速度やNVIDIAのデータセンターまでの距離にも左右されます。
判断RTX非搭載環境のユーザーは、Ultimateに加入する価値があるか
今回の発表を踏まえると、Ultimateへの加入を検討する価値があるかどうかは、今使っている環境によって分かれます。
- RTX非搭載のノートPC、GPUを積まないMac、Steam Deckを使っていて、対応ゲームでDLSS 4.5やレイトレーシング、パストレーシングを試したい人
- 手元のGPUを買い替えずに、DLSS 4.5世代の画質やRay Reconstructionの安定性をクラウド経由で体験したい人
- Steam MachineやSteam ControllerでもGeForce NOWを使いたい人。今秋の対応開始にあわせて検討できます
- すでにGeForce RTX 50シリーズを所有し、ローカルでDLSS 4.5を使えている人。クラウド経由にすると通信遅延が余分に乗るだけになりがちです
- 今すぐDLSS 4.5コントロールを試したい人。2026年8月28日時点ではまだ提供されておらず、今秋の続報を待つ必要があります
- 対戦系FPSなど、低遅延を最優先したいプレイスタイルの人。クラウドゲーミングはローカル実行より通信分の遅延が上乗せされます
同時発表DLSS 4.5以外に発表された4つのアップデート
Steam MachineとSteam Controllerに対応(今秋)
その後、WindowsとmacOSへも対応を拡大する計画です。8月28日時点ではまだ利用できません。
GeForce NOWは、ValveのSteam MachineとSteam Controllerにも対応します。ここでいうSteam Machineは、2015年前後の旧世代ではなく、Valveが2025年11月に正式発表し2026年6月23日に日本でも発売された新世代のSteamOS据え置き機です。ローカルでSteamゲームを動かすだけでなく、GeForce NOWまで使えるようになれば、Steam Machine本体で動かしやすいゲームはローカル、GPU負荷が非常に高いゲームはクラウドという使い分けが可能になります。この考え方はSteam Deckでも同じです。
GOGのシングルサインオンはすでに利用可能
GOGアカウントをGeForce NOWへ連携すれば、ゲームを起動するたびにログインし直す必要がなくなります。
GOGアカウントを一度連携すれば、対応する所有ゲームが自動的に同期され、その後はGeForce NOWから1クリックで起動できます。NVIDIAは具体例として『Cyberpunk 2077』と『ウィッチャー3 ワイルドハント』を挙げています。さらにGFN Thursdayでは、『バルダーズ・ゲート 3』『Clair Obscur: Expedition 33』『Cold Fear』『Kingdom Come: Deliverance II』『Mount & Blade II: Bannerlord』『No Man’s Sky』のGOG版がGeForce NOWへ新たに追加されました。GOGで所有しているすべてのゲームが遊べるわけではなく、GeForce NOW側が対応しているゲームに限られる点には注意が必要です。
Firefoxに正式対応、Ultimateは最大1440p・120FPS
専用アプリをインストールせず、ブラウザだけでGeForce NOWへアクセスできます。
最新のFirefoxからGeForce NOWのWeb版へアクセスすれば、専用アプリなしでゲームを起動できます。Ultimate会員の場合、Firefoxでは最大1440p・120FPSのストリーミングに対応しますが、これは専用アプリの上限(最大5K HDRや最大360FPSなど)とは異なります。高解像度や最高リフレッシュレートを狙う場合は、専用アプリなど対応するクライアントを利用したほうがよいでしょう。ローカルPCへ数十GB、100GBを超えるゲームデータをダウンロードする必要がなく、ゲーム用GPUを持たない端末でもブラウザさえあればアクセスできる手軽さが、Firefox対応の一番のメリットです。
Amazon Fire TVの対応が拡大
新しいFire TV Stick 4K Selectなど対応機種が増え、2026年後半にはAmazon経由でのメンバーシップ購入も予定されています。
GeForce NOWは2026年からFire TVへの対応を開始しており、今後は新しいFire TV Stick 4K Selectなど、さらに多くのFire TV Stickへ対応します。対応コントローラーがあれば、テレビへFire TV Stickを接続するだけでGeForce NOW対応PCゲームをストリーミングできます。さらに2026年後半には、Fire TVユーザーがAmazon経由でGeForce NOWメンバーシップを直接購入できるようになる予定です。
追加タイトル発売日から追加される新作5本
NVIDIAは今回、発売日と同時にGeForce NOWへ追加される大型タイトル5本も発表しています。Ultimate会員であれば、これらをGeForce RTX 5080クラスのクラウド環境からストリーミングでき、対応タイトルではDLSS、レイトレーシング、NVIDIA Reflexなども利用できます。
| タイトル | 発売日 | 備考 |
|---|---|---|
| STAR WARS Zero Company | 2026年8月27日(発売済み) | クローン大戦を舞台にしたターン制戦術ゲーム |
| The Blood of Dawnwalker | 2026年9月3日 | 吸血鬼をテーマにしたオープンワールドRPG |
| 鬼武者 Way of the Sword | 2026年9月4日 | 当初9月25日予定から前倒し、カプコンの剣戟アクション新作 |
| CONTROL Resonant | 2026年9月24日 | 『CONTROL』の続編、パストレーシング対応 |
| Gears of War: E-Day | 2026年10月6日 | シリーズの前日譚、DLSS 4.5・Dynamic MFG対応 |
※発売日はSteamストアページおよび各社公式発表にもとづきます。『鬼武者 Way of the Sword』の日本国内発売日はカプコン公式発表、Steamの国際表記では1日前倒しの日付になる場合があります。
FAQよくある質問
NVIDIAはGamescom 2026のGFN Thursdayで、GeForce NOWにDLSS 4.5の新しいコントロール機能(DLSS Super Resolution、Dynamic Frame Generation、Ray Reconstruction)を2026年秋、Ultimate会員向けに追加すると発表しました。RTX 50シリーズを持たないPCやMac、Steam Deckからでも、クラウド側のGeForce RTX 5080クラスGPUを使ってDLSS 4.5やレイトレーシングを利用できるようになります。
ただし2026年8月28日時点ではまだ提供されておらず、具体的な配信日も公表されていません。同時に発表されたSteam MachineとSteam Controllerへの対応も今秋予定で、GOGのシングルサインオンとFirefoxの正式対応はすでに利用できます。RTX非搭載の環境でDLSS 4.5世代の画質を試したい人には検討する価値がある発表ですが、すでにRTX 50シリーズをローカルで使えている人や、低遅延を最優先したい人は、機能追加を急いで待つ必要はありません。今秋の続報が出た時点で、対応ゲームと具体的な配信日をあらためて確認するのが確実です。


