『007 First Light』パストレーシングは9月15日|DLSS 4.5 Ray Reconstruction世界初【2026年8月】
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DLSS 4.5 Ray Reconstructionはゲーム側のネイティブ実装として世界初、コンソール版には搭載されず
出典:IO Interactive公式「007 First Light’s Path Tracing Update」、IO Interactive公式「007 First Light Will Launch With Path Tracing & DLSS 4.5」(2026年3月11日)、NVIDIA GeForce公式(gamescom 2026とDLSS 4.5関連発表)、NVIDIA GeForce公式(DLSS 4.5 Ray Reconstruction配信情報)、DSOGaming(発売時のパストレーシング非搭載を報道)、WCCFTech(発売時のPC仕様変更を報道)、ExpectingMrBond.com(コンソール版の対象外を報道)にもとづきます。
『007 First Light』でパストレーシングが使えるようになるという話は、実はこれが初めてではありません。発売前の発表では「発売時から対応」とされていたはずの機能が、実際の発売日には搭載されておらず、肩透かしを感じた人も少なくないはずです。今回の発表を素直に喜んでいいのか、身構えてしまう気持ちも理解できます。
IO Interactiveは2026年8月25日、『007 First Light』のPC版へパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionを追加するアップデートを2026年9月15日に配信すると正式発表しました。本作は発売以来、DLSS 4.5 Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generationに対応してきましたが、今回追加されるRay Reconstructionは、ゲーム側が直接組み込む「ネイティブ実装」としては世界初のタイトルになります。パストレーシングはPC専用機能で、コンソール版には実装されません。
この記事では、発売時対応予定から延期を経て9月15日に確定するまでの経緯を一次情報で整理したうえで、なぜ今回の実装が「世界初」と言えるのか、対応GPU世代の線引き、コンソール版との違い、そして実機ベンチマークがまだ存在しない現時点で自分は何を確認しておけばいいのかをまとめます。
目次
速報何が発表されたか
IO Interactiveは2026年8月25日、gamescom 2026にあわせて『007 First Light』PC版の今後のアップデート内容を正式発表しました。パストレーシングとNVIDIA DLSS 4.5 Ray Reconstructionが2026年9月15日に追加され、ライティング・シャドウ・リフレクションがより緻密になり、ロケーションやセットピースがより映画的な見た目になるとしています。IO Interactive公式・NVIDIA公式の両方が同じ配信日を明記しており、日付が変わる可能性は低い状況です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年8月25日 |
| 配信日 | 2026年9月15日 |
| 今回追加される機能 | パストレーシング、DLSS 4.5 Ray Reconstruction |
| 発売時から対応済みの機能 | DLSS 4.5 Super Resolution、Dynamic Multi Frame Generation |
| 対象プラットフォーム | PC版のみ(PS5・Xbox Series X|Sは対象外) |
| クラウド版 | GeForce NOW Ultimate会員はRTX非搭載環境でも利用可能 |
経緯発売時対応予定から延期、9月15日確定までの3段階
今回の発表を正しく理解するには、この機能をめぐる半年間の経緯を押さえておく必要があります。『007 First Light』のパストレーシング対応は、当初の計画から一度大きく変更されているためです。
IO Interactive公式は今回のページで「発売以来、007 First LightはDLSS 4.5 Super ResolutionとDLSS Dynamic Multi Frame Generationに対応してきた」と説明しており、この文言自体が、Ray Reconstructionが発売時点では未対応だったことを裏付けています。当サイトの400万本突破の記事で扱ったとおり、本作はすでに評価の固まった作品ですが、パストレーシングだけは長らく「予告されたまま」の状態が続いていたことになります。
世界初なぜ「ネイティブ実装は世界初」と言えるのか
NVIDIAは2026年8月、DLSS 4.5 Ray ReconstructionをNVIDIA Appの「DLSS Override」機能を通じて、対応済みの既存タイトルへ後付けで適用できるようにしました。この仕組みを使えば、開発元がゲーム内に個別対応していなくても、GeForce RTXユーザーは自分の環境で任意のゲームにRay Reconstructionを有効化できます。対象になるタイトルはすでに30本規模にのぼります。
一方、『007 First Light』の9月15日アップデートは、この後付けの仕組みに頼らず、IO Interactiveがゲーム側の設定・描画パイプラインに直接Ray Reconstructionを組み込む対応です。複数の海外専門メディアは、この形での対応を「ゲーム側がネイティブに実装する初めてのタイトル」と伝えています。
Ray Reconstructionをゲーム側の設定画面・描画パイプラインに直接組み込んだ対応です。パストレーシングをはじめとする本作固有のグラフィックス設定と一体化した調整が可能で、ゲーム側の最適化を経た状態で提供されます。
NVIDIA AppのDLSS Overrideを使えば、既存タイトルでもRay Reconstructionを有効化できます。ただし、これはゲーム側の個別最適化を経ていない、ドライバー側からの後付けの適用という違いがあります。
対応表対応GPU世代の線引き
『007 First Light』が対応するNVIDIAの各機能は、GPU世代によって対応範囲が異なります。9月15日に追加されるRay Reconstructionと、発売時から対応済みの機能をあわせて整理すると次のとおりです。
| 機能 | 対応GPU |
|---|---|
| DLSS 4.5 Super Resolution | GeForce RTX 20〜50シリーズ 全世代(発売時から対応済み) |
| DLSS 4.5 Ray Reconstruction | GeForce RTX 20〜50シリーズ 全世代(9月15日追加、追加ハードウェア不要) |
| Frame Generation(通常) | GeForce RTX 40シリーズ以降 |
| Dynamic Multi Frame Generation(最大6X) | GeForce RTX 50シリーズ専用(発売時から対応済み) |
Ray ReconstructionとDLSS Super Resolutionは、RTX 20シリーズ以降であれば買い替えなしで恩恵を受けられます。一方、通常のFrame GenerationはRTX 40シリーズ以降、Dynamic Multi Frame GenerationはRTX 50シリーズ専用と、世代間で明確に線引きされています。『007 First Light』はこのDynamic Multi Frame Generationに発売時から対応している数少ないタイトルの一つで、今回のアップデートによってパストレーシングと組み合わせて使えるようになる見込みです。
PC専用パストレーシングはPC専用機能、コンソール版は対象外
パストレーシングは、GeForce RTXを搭載したPC環境向けの機能として実装されます。PlayStation 5・Xbox Series X|S版には実装されない見込みです。海外メディアの報道では、パストレーシングは十分な性能を持つGeForce RTXハードウェアを必要とし、コンソールでは利用できないと説明されています。
一方で、GeForce RTXを搭載したPCやノートPCを持っていない場合でも、GeForce NOW Ultimate会員であれば、クラウドストリーミング経由でパストレーシング版を体験できるとIO Interactiveは案内しています。手元にRTX環境がなくても、クラウド経由という選択肢が用意されている点は覚えておいて損はありません。
今回の発表はNVIDIA GeForce RTX向けの内容が中心で、AMD Radeonでのパストレーシング対応については、本記事執筆時点(2026年8月28日)でIO Interactive・AMDのいずれからも公式な言及がありません。断定はできないため、Radeon環境でプレイしている場合は9月15日の配信後に対応状況を確認するのが確実です。
スペック実機ベンチマークはまだ存在しない、断定は避ける
本記事執筆時点(2026年8月28日)で、パストレーシング有効時にどのGPUでどの程度のフレームレートが出るかを示す実機ベンチマークは公開されていません。9月15日の配信後に判明する情報のため、現時点で「このGPUならこの設定で何fps出る」といった具体的な予想を示すことはできません。
発売時点の推奨スペック(GeForce RTX 3060 Ti程度)は、パストレーシング非搭載の状態を前提にした数値です。パストレーシングを常用する場合の要求スペックはまだ公表されていないため、この数値をそのままパストレーシングの目安として使うのは避けたほうが安全です。発売時点の詳しい推奨スペックと実機ベンチマークは推奨スペック・実機ベンチガイド、重い・カクつく場合の対処は重い時のおすすめ設定ガイドで解説しています。パストレーシング実装後の実機ベンチマークが判明次第、あらためて記事化する予定です。
判断9月15日までに、自分は何をすればいいか
ここまでの内容を踏まえると、手元の環境によってやるべきことは分かれます。
- GeForce RTX 20〜50シリーズのいずれかを持っている人。Ray ReconstructionとDLSS Super Resolutionは全世代対応のため、追加のハードウェアは不要です
- パストレーシングを試してみたいだけの人。9月15日のアップデート後、ゲーム内の設定画面から有効にするだけで使えるようになる見込みです
- Radeon・Arc・コンソール版のユーザー。今回の対象はPC版のGeForce RTX環境のみのため、現状の設定のままで変わりません
- RTX 50シリーズでDynamic Multi Frame Generationを常用しているRTX 50所有者。パストレーシング有効時の挙動・fpsは配信後にあらためて確認したほうが確実です
- パストレーシング目当てで購入・GPU買い替えを検討している人。実機ベンチマークが出る9月15日以降まで判断を待つのが無難です
- GeForce RTXを搭載したPCを持っていない人。GeForce NOW Ultimate会員であればクラウド経由でパストレーシング版を体験できます
FAQよくある質問
まとめまとめ|世界初のネイティブ実装、9月15日以降の実機情報を待つのが確実
『007 First Light』のパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionは、2026年9月15日にPC版へ追加されます。2026年3月11日に「発売時から対応」と発表されながら、実際の2026年5月27日の発売時にはDLSS 4.5 Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generationのみの対応にとどまり、今回ようやく配信日が確定しました。Ray Reconstructionをゲーム側が直接組み込む「ネイティブ実装」は世界初とされ、対象はRTX 20〜50シリーズの全世代です。
パストレーシングはPC専用機能で、PS5・Xbox Series X|S版には実装されません。すでにGeForce RTXを持っている人は、9月15日の配信を待つだけで追加のハードウェアなしに使えるようになります。パストレーシング目当てでGPUの購入・買い替えを検討している場合は、実機ベンチマークがまだ存在しない現時点で判断せず、配信後の実際の性能を確認してから決めるのが確実です。




