『サイバーパンク2077』非公式マルチプレイMod「CyberMP」が最大66人接続テスト|30〜40人で安定、一般公開はまだ先
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安定動作は30〜40人程度、一般公開はまだ先
出典:CyberMP公式サイト、CyberMP公式利用規約、CyberMP公式GitHub、CD PROJEKT公式発表(2021年3月)にもとづきます。本記事の情報は2026年8月22日時点のものです。
『サイバーパンク2077』は2020年の発売から5年以上が経ちましたが、公式のマルチプレイモードはいまだに実装されていません。CD PROJEKT REDは2021年3月の戦略説明で、独立したマルチプレイ専用タイトルという当初の構想を見直し、オンライン要素を各フランチャイズへ段階的に取り込む方針へと転換しました。友人とNight Cityを一緒に走り回りたいと思っても、公式には手段が用意されていない状態が続いています。
この空白を埋めようとしているのが、非公式マルチプレイMod「CyberMP」です。開発チームは2026年7月25〜26日、テスター向けに第2回セミオープンテストを実施し、1つのサーバーに最大66人が同時接続する記録を達成しました。30〜40人程度では安定して動作したものの、それ以上ではサーバーが不安定になったとされ、開発チームは原因を特定し、次回のテストまでに改善すると説明しています。CyberMPが目指しているのは、『Prey』の非公式MOD「Prey Coop」のようなキャンペーン協力プレイではなく、『GTA V』の「FiveM」に近い、独自のゲームモードやロールプレイサーバーを構築できるプラットフォームです。
当サイトでは2026年8月15日、同じく非公式マルチプレイMODである「Prey Coop」を紹介しましたが、あちらはすでにNexus ModsでAlpha版が一般公開されています。一方のCyberMPは、公式サイトこそ「semi-open beta」を掲げているものの、ダウンロードは今もテスター限定で、一般のプレイヤーがすぐに試せる段階にはありません。この記事では、CyberMPの現在地と正体を公式サイト・利用規約・GitHubにもとづいて整理したうえで、テスターになる方法や購入・導入で気をつけたい点まで踏み込んで解説します。
目次
要点まず何が起きているか
テスト第2回セミオープンテストで最大66人接続を記録
CyberMPの開発チームは2026年7月25日から26日にかけて、第2回となるセミオープンテストを実施しました。海外メディアの報道によると、公式Discordでの募集に応じたおよそ100人がテストサーバーへ招待され、そのうち最大66人が同時に1つのサーバーへ接続する、プロジェクトとして過去最多の記録を達成しています。
一方で、快適に遊べていたのは30〜40人程度までだったとされます。それ以上に接続人数が増えると、サーバーの動作は徐々に不安定になっていったといいます。開発チームはこの結果を受けてサーバー側のボトルネックの原因を特定できたとコメントしており、次回のテストまでにこの上限を引き上げる修正を加えると説明しています。
66人という数字はサーバーが限界を迎える直前の瞬間的な同時接続数で、その人数のまま安定して遊べたわけではありません。今回のテストの狙いは、サーバーが不安定になり始める境界線を実際の負荷であぶり出すことにあったとみられます。快適さの目安としては30〜40人程度と考えたほうが実態に近いでしょう。
正体Co-opではなく独自ゲームモード・カスタムサーバーのプラットフォーム
CyberMPは、CD PROJEKT RED公式が配布しているものではなく、有志の開発チーム「CyberMP Team」が独自に開発している非公式のMODです。CyberMP自身が公開している利用規約は、CyberMPを次のように定義しています。
CyberMPは「ユーザーが独自のゲームモードを備えたカスタム専用サーバー上で『Cyberpunk 2077』を遊べるようにするマルチプレイMOD」と定義されています。利用にはPC版『Cyberpunk 2077』の正規コピーの所持が条件として明記されており、サーバー運営者にはCD PROJEKT REDの利用規約の遵守も義務付けられています。
つまりCyberMPは、『Prey』の「Prey Coop」のように本編キャンペーンをそのまま複数人で進めるCo-op型のMODではありません。位置づけとしては、『GTA V』向けの非公式マルチプレイフレームワーク「FiveM」や「RAGE:MP」に近く、サーバー運営者が独自のルールやロールプレイ企画、レース、PvPといったゲームモードを組み立てるための土台を提供するプラットフォームです。実際、開発チームがGitHubで公開しているリポジトリの1つは「CyberMP-Freeroam」という名称で、公式のフリーローム(自由探索)ゲームモードとして配布されています。
同じ利用規約では、PlayStation 5版やXbox版のみを所持していてもCyberMPを利用できないことも明記されています。CyberMPを使うためには、あくまでPC版『サイバーパンク2077』の正規コピーが必要です。
経緯2024年のクローズドテストから積み重ねてきた開発
CyberMPの開発は一夜にして今の形になったわけではありません。海外メディアの報道をまとめると、これまでの歩みは次のようになります。
開発は現在も継続しています。CyberMPが公開している主要リポジトリ「CyberMP-Freeroam」「CyberMP-Types」「CyberMP-RPC」は、いずれも本記事執筆時点(2026年8月22日)で直近1カ月以内に更新が確認でき、活発に開発が続いていることがうかがえます。
公式CD PROJEKT RED自身のマルチプレイ構想はどうなったか
『サイバーパンク2077』に公式マルチプレイが存在しない背景には、CD PROJEKT RED自身の方針転換があります。同社は2021年3月30日の投資家向け戦略説明で、それまで示唆していた独立したマルチプレイ専用のCyberpunkタイトルという計画を見直す考えを示しました。海外メディアの報道によると、共同CEOのAdam Kiciński氏は、1つの大規模なオンライン専用タイトルを新たに作るのではなく、将来的にすべてのフランチャイズへオンライン要素を段階的に組み込んでいく方向へ転換すると説明しています。
CD PROJEKT公式サイトが同日付で公開した発表でも、今後の開発プロセスに組み込めるオンライン技術の構築に注力する方針が示されています。2022年10月に公開された長期戦略の更新では、姉妹ブランドのウィッチャー新作『Project Sirius』について「シングルプレイとマルチプレイの両方のゲームプレイを提供する」と明言している一方、『サイバーパンク2077』本編に公式マルチプレイを追加する計画は、本記事執筆時点(2026年8月22日)でも公式には示されていません。
つまり、CyberMPのような非公式MODが注目される理由は単純です。公式のマルチプレイが実現するのを待つか、非公式のMODで先に体験するか、選択肢はこの2つしか用意されていないのが実情です。
現状「semi-open beta」表示でもダウンロードはテスター限定
CyberMPの公式サイト(cyber.mp)は、本記事執筆時点(2026年8月22日)でトップページに「Now in semi-open beta!」というバッジを掲げています。名前だけを見ると、誰でもある程度自由に参加できる段階にあるように見えるかもしれません。
しかし実際にダウンロードページへ進むと、次のような警告文が表示されるだけで、ランチャーの配布は行われていません。
「警告!テスターでない限り、ランチャーをダウンロードすることはできません。テスターになるには、公式Discordサーバーに参加して、パブリックテストの開催を待ってください」と表示され、その先にダウンロードの手段は用意されていません。
つまり「semi-open beta」という表示は、あくまでテスト自体が一部の応募者を対象にしたセミオープンの段階にあることを示しているだけで、誰でもダウンロードできる意味での公開ベータではありません。
公式サーバー一覧ページの表示にも、テスト結果との食い違いが見られます。本記事執筆時点(2026年8月22日)で、サーバー一覧ページの「Peak players(過去最高同時接続数)」欄は60人と表示されていますが、7月25〜26日のテストでは66人接続を記録したと報じられています。この表示がまだ更新されていないのか、集計方法が異なるのかは公式サイト上では明らかにされていません。公式サイトの数字だけを鵜呑みにせず、実際のテスト結果は開発チームの発表や海外メディアの報道もあわせて確認したほうが確実です。
比較同じ非公式MODでも「Prey Coop」とは段階が違う
当サイトでは2026年8月15日、『Prey』の本編キャンペーンを最大16人で協力プレイできる非公式MOD「Prey Coop」を紹介しました。同じ「非公式マルチプレイMOD」というくくりでも、CyberMPとPrey Coopでは現在地がまったく異なります。
Prey CoopはすでにNexus ModsでAlpha版が一般公開されており、前提MODの「Chairloader」さえ導入すれば、誰でも今日から試すことができます。一方のCyberMPは、前述の通りダウンロード自体がテスター限定で、公式Discordから招待されない限り試すことすらできません。
『サイバーパンク2077』を舞台にした非公式マルチプレイに興味がある場合、CyberMPは「今すぐ試せるMOD」ではなく「試せる日を待つMOD」だと理解しておくのが実情に近いといえます。
対応読者は今、具体的に何をすればいいか
Q&Aよくある質問
総括まとめ|到達点は66人接続、でも一般公開はまだ先
『サイバーパンク2077』を非公式にマルチプレイ化するMOD「CyberMP」は、2026年7月25〜26日の第2回セミオープンテストで最大66人が同時接続する記録を達成しました。快適に遊べる実用域は30〜40人程度とされ、開発チームは原因を特定して次回テストまでに改善すると説明しています。
CyberMPが目指すのは、『Prey』の「Prey Coop」のような本編キャンペーンの協力プレイではなく、独自のゲームモードやカスタムサーバーを作れるプラットフォームです。公式サイトは「semi-open beta」と表示していますが、ダウンロードは今もテスター限定で、一般のプレイヤーがすぐに試せる段階にはありません。
試したい場合は公式Discordで次回のテスター募集を待つのが唯一の方法です。CyberMP目的で『サイバーパンク2077』のPC版を急いで買う必要はなく、公式サイト・公式Discord以外の配布元には注意しながら、一般公開のタイミングを待つのが現実的な向き合い方です。

