けんきコラボPC購入者がVALORANTアカウント制限、BANDAL GAMINGが謝罪|原因はセキュアブート・VBS/HVCI要件
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BANDAL GAMINGが公式謝罪、Riotが説明した原因はセキュアブートとVBS/HVCIの要件未達
出典:確認日2026年9月1日。購入者の投稿(X)、BANDAL GAMING公式の返信(X)、BANDAL GAMING代表の謝罪文(X)、BANDAL GAMING公式ストア「けんきコラボモデル Pro」商品ページを参照しています。
ストリーマーの「けんき」氏とBTOメーカーBANDAL GAMINGが手がけるコラボレーションPCを購入した人が、到着からわずか4日後にVALORANTのアカウントへペナルティとハードウェア制限を受ける事態が起きました。2026年8月28日、購入者がXに投稿した経緯報告は大きな反響を呼び(いいね1,963・リツイート388件)、BANDAL GAMING公式アカウントが翌29日に謝罪する展開になっています。
購入者が公開したRiot Gamesとのやり取りによれば、制限の原因はチート行為の摘発ではなく、セキュアブートとWindowsのメモリ整合性(VBS/HVCI)というセキュリティ要件が満たされていないこと、あるいはそれに関連する制限がシステム側で適用されていることにあると説明されています。BANDAL側もこの説明を把握したうえで原因調査を進めており、8月29日には代表者が購入者へ直接連絡し、交換または代替機の先行送付を提案したことを公式に明らかにしました。
購入者が公開した一次情報をもとに時系列を整理したうえで、Riotが説明した制限の技術的な原因、BANDALの対応の変化、そしてこれから高額なBTOゲーミングPCを購入・受領する人が同じトラブルを避けるために今すぐ確認しておきたいポイントまでをまとめます。
目次
経緯注文から公式謝罪までの時系列
購入者が投稿と添付スクリーンショットで明らかにした経緯を時系列で整理すると、次のようになります。
【54万円のけんきコラボPC、到着4日でトラブル】
— zero (@0killnozerocs) August 28, 2026
BANDAL GAMINGでPCを購入。
6/6注文→8/20到着。
到着4日後にTPM関連エラーが発生し、VALORANTでアカウントへのペナルティ+ハードウェア制限。
Riotとバンダルへ問い合わせた内容と経緯は以下
@BANDAL_PC
@T_kenki
@RiotSupportJP
@RiotGamesJapan pic.twitter.com/40iw0eTX6h
原因Riotが説明したハードウェア制限の理由
購入者が公開したスクリーンショットによれば、Riot Gamesのサポートはハードウェア制限についてこう回答しています。アンチチートシステムが検出した規約違反行為に基づき厳格な処罰を適用したとしたうえで、制限期間は日本時間で2026年9月21日午前2時05分までと確定しており、サポート側の操作による短縮や即時解除はできないとしています。
原因として名指しされたのは、Riot Vanguardが要求するWindowsのセキュリティ要件です。Riotの回答では、セキュアブート(Secure Boot)やメモリ整合性(VBS/HVCI)といった要件が満たされていないか、それらに関連する制限がシステム側で適用されているために今回の制限が発生したと説明されています。BIOS画面の表示上はセキュアブートが有効になっていても、Windows側で実際に機能していなければ、この要件を満たしたことにはなりません。
Riotはさらに、制限が解除される前にVALORANTへのアクセスを試みた場合、システムが不正アクセスとみなし、制限期間が自動的に延長(再カウント)される可能性があると注意を促しています。同様のペナルティを受けた場合は、案内された解除日時まで起動を控えるのが安全です。
対応BANDAL GAMINGの対応
購入者はBANDAL GAMINGのカスタマーサポートにも問い合わせています。担当者はRiotからセキュアブートやVBS/HVCIに関する回答があったことを把握したとしたうえで、BIOS設定の問題かマザーボードの問題かは現状の情報だけでは判断が難しく、担当者が確認のうえ改めて案内すると回答しました。
購入者が改めてPCの交換を希望した際には、BANDALから次のような回答があったことも投稿で示されています。Riot Gamesによるハードウェア制限は自社側で判定の原因や内容を確認できず、PC本体の製造上の不具合とは異なるため保証制度に基づく交換の対象にはならない、というものです。一方で、購入者が別途申告していたブルースクリーンやフリーズの症状については保証範囲内の点検・修理が可能だとして、PCの預かりを提案しています。つまりこの時点でBANDALは、ハードウェアの不安定性(ブルースクリーン・フリーズ)とVALORANTのアカウント制限を別問題として切り分け、後者は保証対象外という立場を示していました。
この一連のやり取りが2026年8月28日にXで公開されると反響が広がり、翌29日、BANDAL GAMING公式アカウントが返信で謝罪しました。「この度は、ご購入いただいたPCの不具合、およびその後のカスタマーサポートにおいて十分なご案内ができておりませんでしたこと、深くお詫び申し上げます」としたうえで、同日中に代表者が購入者へ直接連絡し、交換または代替機の先行送付を含めた提案を送ったこと、PCの点検結果も含めて責任を持って対応する方針を明らかにしています。
この度は、ご購入いただいたPCの不具合、およびその後のカスタマーサポートにおいて十分なご案内ができておりませんでしたこと、深くお詫び申し上げます。
— BANDAL ゲーミングPCストア【公式】 (@BANDAL_PC) August 29, 2026
本件につきましては、本日、代表者よりご本人様へ直接ご連絡を差し上げ、交換や代替機の先行送付を含めたご提案をお送りしております。お預かりするPCの点検結果もすべてご本人様にご報告のうえ、責任を持って最後まで対応いたします。
その2日後の8月31日には、BANDAL代表の濵野新太氏が「弊社製品に関するご報告とお詫び」と題した文書をXで公開し、より踏み込んだ説明を行いました。当該購入者への対応については、代表が直接連絡のうえ代替機を先行して送付し、回収したPCの点検結果はすべて本人へ開示すると改めて約束しています。原因については「現時点で特定できていない」としたうえで、組立・検査工程の不備、パーツの初期不良、輸送中の損傷などの可能性をいずれも排除せず調査中だと説明。あわせて、当該個体と同じ構成で出荷した他の購入者からは同様の不具合報告がないこと、同一構成の在庫機で検証しても症状が再現していないことも明らかにしています。
使用パーツについては、現在製造・販売しているPCはすべて新品パーツで組み立てており、中古・再生パーツは使用していないとし、仕入先は正規代理店および正規販売店であると説明しました。当該個体に使用したパーツについても、仕入先の出荷履歴との照合を進めているとしています。保証期間内の製品については、公式LINEに注文番号を添えて連絡すれば点検・修理・交換・返品の相談に応じるとも案内しました。
この文書ではさらに、今回の騒動をきっかけに浮上した納期遅延への対応にも言及しています。発送が遅れている顧客には順次発送確定日を個別連絡しており、9月上旬から新工場での製造を開始し、9月中に遅延を解消する方針だとしています。今回の経緯の詳細、使用パーツの詳細、これまでの事例と対応、過去の販売分に関する説明は、「9月第1週」を目処に代表名義の記事で公開するとしました。
株式会社BANDAL代表の濵野新太です。
— BANDAL ゲーミングPCストア【公式】 (@BANDAL_PC) August 31, 2026
このたびは、弊社製品をご購入いただいたお客様にご不便とご不安を、また多くの方にご心配をおかけしており、申し訳ございません。
お届けまでに長期間お待たせしていること、初期のサポート対応が不十分だったことは、弊社の見通しと体制の不備によるものです。
2026年9月1日時点では、原因の特定や回収機の点検結果は判明しておらず、過去の販売分を含めた詳しい経緯の説明は9月第1週を目処とした続報待ちの状態です。
この一連の対応について、当サイトとしての受け止めも付け加えます。代表自らが購入者へ直接連絡し、代替機の先行送付や点検結果の全面開示を約束したこと、そして正式な文書で原因調査の状況や納期遅延への対応方針まで説明した姿勢は、真摯な対応として評価できます。一方で、こうした具体的な動きが見え始めたのは、購入者の投稿がXで拡散し大きな反響を呼んでからだった点は、率直に言って残念です。何より、高額な製品を受け取ってわずか4日でこうしたトラブルに見舞われてしまったこと自体が、あってはならないことだったのは間違いありません。9月第1週に予告されている詳細な説明で、原因の特定と具体的な再発防止策が示されることを期待するとともに、BANDAL GAMINGが今回の経験をサポート体制や品質管理の改善につなげていくことを、一読者としても応援したいと思います。
BANDAL GAMINGがストリーマーのけんき氏とコラボレーションしたBTOゲーミングPCシリーズで、Standard・Middle・Proの3モデルを展開しています。上位モデルの「Proモデル」(RTX5080+Ryzen9 9950X3D)は、公式ストアで536,500円(税込)で販売されており(標準構成はDDR5 16GB・M.2 SSD 500GB)、購入者が投稿で示した「約54万円」はこのクラスの価格帯に近い水準です。
確認事項高額BTOでVALORANTを遊ぶなら今すぐ確認したいこと
今回のケースでRiotが原因として挙げたセキュアブート・TPM 2.0・VBS/HVCIは、いずれもVALORANTの前提となるRiot Vanguardの動作要件です。当サイトのセキュアブートを有効にしたのにVALORANTが起動しない原因を解説した記事でも扱っているとおり、BIOS画面の表示だけでなく、Windows上で実際に機能しているかどうかの確認が欠かせません。新品のBTOを受け取ったときほど、この確認を後回しにしないことが重要です。
判断けんきコラボPCの購入を迷っている人へ
原因の全容やBANDALの最終的な対応がまだ確定していない段階のため、立場によって取るべき判断は分かれます。
- 既にけんきコラボPCやBANDAL GAMING製PCでVALORANTを問題なく利用できている人。今回の報告は個別の事例で、すべての購入者に同じ制限が発生すると確定したものではありません
- これから購入を予定していて、受領後すぐにmsinfo32・tpm.mscでの確認を徹底できる人
- 高額なBTOでVALORANTを遊ぶ予定があり、セキュアブート・TPM・VBS/HVCIの状態を確認しないまま初回起動しようとしている人
- BANDALの原因調査や交換対応の結果が出るまで判断を保留したい人。公式は9月第1週を目処に詳しい経緯を公開する方針を示しています(2026年9月1日時点)
続報を待つあいだに、同じ価格帯で別の選択肢も見ておくと判断が早くなります。各社の構成・保証・納期の違いはBTOゲーミングPCメーカー比較に並べています。
FAQよくある質問
BANDAL GAMINGの「けんきコラボPC」を購入した人が、到着4日後にVALORANTのアカウント制限を受けたと公開した一連のやり取りは、Riot Gamesが原因としてセキュアブートとVBS/HVCIというセキュリティ要件を挙げている点で、単なるトラブル報告以上の実用的な情報を含んでいます。
BANDAL GAMINGは8月29日の公式Xでの謝罪に続き、8月31日には代表の濵野新太氏が正式な謝罪文を公開。代替機の先行送付や点検結果の開示を改めて約束するとともに、原因は現時点で特定できていないこと、納期遅延を9月中に解消する方針であることを説明しました。ただし原因の特定や最終的な決着、過去の販売分を含めた詳しい経緯は、9月第1週を目処とした続報待ちで、2026年9月1日時点ではまだ公表されていません。
高額なBTOゲーミングPCでVALORANTを遊ぶ予定がある人は、届いてすぐの一戦を急ぐ前に、msinfo32・tpm.mscでセキュアブートとTPM 2.0の状態を、そしてコア分離の設定でVBS/HVCIの状態を確認しておくことをおすすめします。



