2026年愛知・名古屋アジア大会 eスポーツ完全ガイド|全11種目・日本代表20名・LoL不参加問題まで

(更新: 2026.6.5)
2026年愛知・名古屋アジア大会 eスポーツ完全ガイド|全11種目・日本代表20名・LoL不参加問題まで

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ESPORTS
愛知・名古屋アジア大会 eスポーツ完全ガイド

2026年9月、日本で32年ぶりのアジア大会。eスポーツは史上最多の11種目で正式メダル競技に。日本代表候補20名が決定、格闘ゲーム団体戦でメダルを狙います

この記事のポイント
  • 2026年9月19日〜10月4日、愛知・名古屋で開催。eスポーツは正式メダル競技・11種目(前回7種目から拡大)
  • 日本代表候補20名が決定。格闘ゲーム団体戦(SF6/鉄拳8/KOF XV)が最もメダルに近い種目
  • LoL日本代表は不参加。派遣枠25名の制約と競技力を理由にJeSUが判断、議論を呼んでいる
目次

大会概要

会期
2026年9月19日〜10月4日
eスポーツは9/23〜10/2
会場
Aichi Sky Expo
愛知県常滑市
参加
45カ国・地域
OCA加盟全国
メダル
11種目で金銀銅
正式メダル競技

日本でのアジア競技大会開催は1994年広島大会以来32年ぶり。eスポーツは前回の杭州2022で初めて正式メダル競技になり、今回は7種目から11種目に拡大されました。

全11種目・13タイトル一覧

選考中(1種目)

PUBG MOBILE選考中
PC対応未対応(モバイル)

日本不参加(4種目)

League of Legends不参加
PC対応対応
Honor of Kings不参加
PC対応未対応(モバイル)
Mobile Legends: Bang Bang不参加
PC対応未対応(モバイル)
NARAKA: BLADEPOINT不参加
PC対応対応

PCゲーマーに直接関係するのはSF6、鉄拳8、KOF XV、LoL、NARAKA、ぷよぷよ、eFootballの7タイトル。格闘ゲーム3タイトルは「対戦格闘団体戦」として1つのメダル種目にまとめられ、1チーム3人がそれぞれ1タイトルを担当する初のフォーマットです。

日本代表候補20名

JeSUが3月22日に代表候補20名を発表しました。派遣枠は全体で25名。6種目8タイトルに絞っての参加です。

対戦格闘団体戦
ひぐちSF6 / ZETA DIVISION
NOBI鉄拳8 / TeamYAMASA
scoreKOF XV / AMATERASU GAMING
eFootball
TessPC部門 / DRX
lemon-popモバイル部門
注目
ゆうきぷよぷよ / 10歳・小学4年生
國分諒汰グランツーリスモ7

格闘ゲーム団体戦の3名は日本が最もメダルに近い布陣です。SF6のひぐち選手、鉄拳8のNOBI選手は世界トップクラスの実力者。ぷよぷよのゆうき選手は10歳の小学4年生で、大会最年少クラスの代表候補として話題を集めています。

注目選手の戦歴と背景

SF6代表のひぐち選手はZETA DIVISION所属のスト6プロ。2025年5月のAsian Champions League × SF6で2位入賞、2026年1月のWorld Warrior 2025 Japan #5で優勝し、最高峰トーナメント「CAPCOM CUP 12」へ進出した実力者です。鉄壁の守備と爆発的な攻めで日本の世代を代表する1人になりました。

鉄拳8代表のNOBI選手はTeam YAMASA所属で「日本最強の鉄拳プレイヤー」として知られる、日本鉄拳プロ第1号。2011年のWorld Cyber Games『鉄拳6』優勝、2015年Evolutionで日本人初の鉄拳部門優勝という金字塔を持ち、TEKKEN World Tour 2024でも世界ランキング上位の常連です。アジア大会のように国際舞台での経験値は出場選手の中でも突出しています。

KOF XV代表のscore選手はAMATERASU GAMING所属。KOF XV発売後の国内大会で頭角を現した、SNK公認大会の常連トッププレイヤー。日本のKOFシーンでは王者級の存在で、団体戦の3タイトル目を担う役割を任されています。

ぷよぷよ代表のゆうき選手は10歳の小学4年生。全国規模のジュニア大会で頭角を現し、大人を含むトッププレイヤーと互角に渡り合う実力で、ぷよぷよ史上最年少クラスの国際大会代表に抜擢されました。会場で観戦するファンの注目度も高くなっています。

グランツーリスモ代表の國分諒汰選手はFIA GTシリーズの常連で、世界選手権クラスの実績を持つeモータースポーツのトッププレイヤー。Gran Turismo 7はPS5/PS4限定ですが、アジア大会の正式種目として位置付けられており、日本のメダル候補種目のひとつとして注目されています。

LoL日本不参加——何が起きているのか

自国開催のアジア大会で、世界最大のeスポーツタイトルであるLeague of Legendsに日本が参加しない。この判断は大きな議論を呼びました。

JeSUの説明は「JOCから内示された派遣枠25名の制約」と「日本の競技力」。前回の杭州大会ではLoL日本代表がグループステージで敗退しており、限られた枠をメダルの可能性が高い種目に集中させたという判断です。

合理的ではあります。しかし、LoLは杭州大会で金メダルの韓国選手に兵役免除が適用されるほどの注目度を持つタイトルです。自国開催で不参加という事実は、日本のeスポーツ体制の構造的な課題——競技力育成の遅れ、リソース配分の優先順位、JeSUの意思決定プロセスの透明性——を浮き彫りにしています。

前回杭州大会の結果——日本はメダルゼロ

2022年杭州大会(実際の開催は2023年9月)は、eスポーツが初めてアジア大会の正式メダル競技になった歴史的大会でした。中国が金4個で圧倒、韓国が金2個で続きました。

日本は3種目に出場してメダルゼロ。SF5は韓国のM.Lizard選手が金、台湾のGamerBee選手が銀、同じく台湾のOil King選手が銅を獲得し、日本のカワノ選手は7位タイ、マゴ選手は9位タイで敗退しました。今回は格闘ゲームが「団体戦」として初採用され、3タイトルを束ねて戦える日本にとっては前回より有利な構図です。

愛知大会のメダル予想と各国強豪分析

11種目それぞれに「明確な勝者の構図」があります。各国の強豪国分布と、日本のメダル獲得可能性を整理します。

圧倒的優勢国 — 中国・韓国の2強体制

杭州大会の金メダル分布は中国4・韓国2・タイ1。中国はDOTA2・ストリートファイター以外の大半で表彰台を独占し、韓国はFIFAとLoLで金を獲得しました。愛知大会でも、MOBA系(LoL・Honor of Kings・Mobile Legends)は中国・韓国がほぼ独占する見込みで、日本不参加の4種目は実質「中国 vs 韓国」の構図になります。

中国はHonor of Kings・Mobile Legendsの国内競技人口が世界最大級で、自国eスポーツリーグの選手層が圧倒的。韓国はLoL代表に世界トップ選手を派遣する伝統があり、杭州大会でも金メダルを獲得しました。愛知でも継続が予想されます。

日本のメダル候補種目 — 格闘団体戦が筆頭

日本派遣の7種目9タイトルのうち、メダルに最も近いのは「対戦格闘団体戦」です。SF6・鉄拳8・KOF XVの3タイトルを束ねたフォーマットで、各タイトルで世界トップ級の選手を擁する日本にとって理想的な競技構造になります。

SF6は世界規模で日本人プロが上位を占め、ひぐち選手のCAPCOM CUP出場実績は世界選手権クラス。鉄拳8もNOBI選手がTWT世界ランキング上位の常連です。KOF XVも国内シーンが活発で、score選手の戦歴は安定。3タイトル合算で勝つ日本式の戦い方なら金メダル候補と言えます。

次点候補はグランツーリスモ7。國分諒汰選手のFIA GTシリーズ実績はアジア地域でも上位の競争力で、銅メダル以上が現実的な目標です。ぷよぷよはSEGA公式タイトルで日本の独壇場ですが、競技人口の偏りから対戦相手国の実力が読みにくく予想は難しい状況です。

注目の対抗馬 — 東南アジア勢の台頭

杭州大会の隠れた話題はタイの金メダル(DOTA2)でした。東南アジア勢はMOBA・モバイル系で急成長しており、Mobile LegendsはインドネシアやフィリピンがプロシーンとしてTier 1の規模を持っています。愛知大会のMOBA系種目では、中国・韓国に次ぐ第3勢力として東南アジア各国が表彰台に絡む可能性があります。

サウジアラビアは2024年から国家戦略でeスポーツに巨額投資を進めており、自国開催のEsports World Cupで主要タイトルの強化選手を多数育成中。アジア大会でも上位を狙う層に入りつつあります。

観戦方法

現地観戦:会場はAichi Sky Expo(愛知県常滑市、中部国際空港直結)。eスポーツ競技のチケットは2026年6月の一般販売から購入可能です。購入には大会公式チケットサイトで「応援ID」(無料)の登録が必要です。

オンライン観戦:前回杭州大会はTwitch / YouTubeでライブ配信されました。今回も同様の配信が見込まれます。

PCゲーマー視点の見どころガイド

アジア大会のeスポーツ11種目のうち、PCで遊べるのはSF6・鉄拳8・KOF XV・LoL・NARAKA・ぷよぷよeスポーツ・eFootballの7タイトル。代表選手のプレイを見て触発された方に向けて、各タイトルの始めやすさと注目ポイントを整理します。

初心者が始めやすい順 — タイトル別ハードル比較

同じPCゲームでも、競技性・学習コスト・必要環境は大きく異なります。アジア大会後に「観戦のあと自分でも遊んでみたい」と思う層の入り口として、初心者向けの3タイトルを順番に紹介します。

1. ぷよぷよeスポーツ(¥1,000前後):価格が圧倒的に安く、ルールも世代を超えて理解しやすい。トレーニングモードと「ぷよぷよ通」モードの両方で練習でき、PC環境のハードルが最も低い1本。ゆうき選手の活躍を見た子供にも勧められます。

2. Street Fighter 6(¥7,000前後):モダン操作の導入で初心者の操作ハードルが大幅に下がり、World Tour(一人用ストーリー)でじっくり基礎を学べる構造です。オンライン対戦のマッチング人口も国内でトップ級で、勝てなくても遊び相手は確実に見つかります。

3. TEKKEN 8(¥9,000前後):3D格闘ゲームの最高峰。「スペシャルスタイル」という初心者向け操作モードが導入され、複雑なコンボを単純なボタン入力で出せる仕組みが整いました。NOBI選手の試合を見て「自分でもキャラを動かしたい」と思った層に最適です。

必要なPCスペックの目安

SF6・鉄拳8・KOF XVの3つの格闘ゲームは、いずれもRTX 3060クラス + 6コアCPU + 16GBメモリで1080p/60fpsが安定稼働します。120fps以上を狙う場合はRTX 4060以上+メモリ32GBの構成が推奨で、これは2026年現在の中堅ゲーミングPC構成に相当します。

LoLは要求スペックが非常に低く、内蔵GPUでも動作するため別格。NARAKAは大規模バトルロイヤルで負荷が高めですが、RTX 3060クラスでフルHDなら問題なく遊べる範囲です。

代表選手と同じ環境を再現するなら

格闘ゲームの代表選手は専用のアーケードコントローラ(アケコン)または高性能パッドを使用しています。PCコントローラーの接続・設定ガイドで解説しているXbox純正コントローラ・8BitDo Ultimate 2 Wirelessは、SF6・鉄拳8・KOF XVのいずれもネイティブ動作するため、最初の1本として最適です。

「アジア大会を見て触発された」層が本気で取り組むなら、本格的なアケコンに移行する選択肢もあります。ただし最初は普段使いのパッドから始めて、自分が長く遊び続けるか確認してから上位機材に投資するのが堅実です。

まとめ——32年ぶりの自国開催、格闘ゲームでメダルを

2026年愛知・名古屋アジア大会は、eスポーツにとって「杭州に続く2回目の正式メダル競技」であると同時に、日本にとっては「自国開催で初めてeスポーツが行われる」歴史的な大会です。

格闘ゲーム団体戦でのメダル獲得は、日本のeスポーツの社会的認知を大きく変える可能性を持っています。SF6のひぐち選手、鉄拳8のNOBI選手、KOF XVのscore選手の3人に、注目してください。

続報は代表選考の進展、チケット販売の開始に合わせて当サイトでもお伝えします。

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