Windows 11の復元ポイントを作る方法|GPUドライバー更新前の手順と、ゲームのセーブへの影響・戻す前の確認【2026年】
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GPUドライバー更新前に作り、セーブは別に守ります
GPUドライバーを更新したあとにゲームが落ちるようになると、更新前の状態に戻したくなります。そのための備えが、Windowsの「システムの復元」で使う復元ポイントです。ただ、復元ポイントは更新の前に作っておかなければ使えません。
更新前にやることは、スタートメニューで「復元ポイントの作成」を開き、システムの保護がオンか確かめて、「作成」で目的が分かる名前のポイントを残すことです。システムの保護は既定ではオンになっていません。自分のPCで状態を確認してください。
復元ポイントは、ゲームのセーブや録画を丸ごと保存するバックアップではありません。セーブは別の場所にコピーしてから更新します。設定の「回復」にあるPoint-in-time restoreは、個人ファイルまで巻き戻す別の機能なので、取り違えないでください。会社や学校が管理するPCは、管理者の方針に従います。
目次
範囲復元ポイントで戻るもの、戻らないもの
従来のシステムの復元は、システムファイル、レジストリ設定、インストールされているプログラムを、復元ポイントを作った時点の状態に戻す機能です。個人用ファイルには影響しません。ドライバーやアプリを入れたあとに不安定になった場合の、戻り先として使います。
一方、バックアップはファイルのコピーを別に作っておく仕組みで、目的が違います。昨日のセーブや消してしまった録画を取り戻したいときは、復元ポイントではなくファイルのコピーが必要です。個人ファイルの保管先には、外付けドライブへのFile Historyや、OneDriveへのWindows Backupがあります。
| 守りたいもの | 復元ポイントで戻るか | 備え方 |
|---|---|---|
| ドライバー・アプリの状態 | 戻ります。作成時点のプログラムとシステム設定が対象です | 更新前に復元ポイントを作ります |
| ゲームのセーブ・録画 | 取り戻すための仕組みではありません。レジストリに進行状況を持つゲームは影響を受ける可能性があります | ゲームを終了してから別の場所にコピーします |
| キー設定・MOD構成 | 保存場所によって異なります | 保存場所を確かめてコピーします |
作成GPUドライバーの更新前に復元ポイントを作る
システムの保護がオンか確認する
スタートメニューで「復元ポイントの作成」を検索して開きます。Windowsキー+Rで「systempropertiesprotection.exe」を入力しても、同じ画面に入れます。「システムの保護」タブでWindowsが入っているドライブを選び、「構成」を開きます。
保護がオフなら、有効にするオプションを選び、スライダーで復元ポイントに使えるディスク容量の上限を決めて「適用」を押します。容量の推奨値は決まっていないので、空き容量とのバランスを見て決めてください。
手動で作成する
- 「システムの保護」タブで「作成」を選びます。
- 「GPUドライバー更新前」のように、何の前かが分かる説明を入力します。
- もう一度「作成」を押し、完了の表示が出るまで待ちます。
- ゲームのセーブを別の場所にコピーします。
- そのあとで、GPUドライバーの更新だけを行います。
作成に失敗したときは、戻り先ができたものとして進めないでください。表示されたメッセージを控え、ドライブの空き容量とシステムの保護の設定を見直します。更新前に使っていたドライバーのバージョンも、メモしておくと原因を追いやすくなります。
ドライバー更新と同時にゲームの設定やほかのアプリも変えると、不調の原因がどれか分からなくなります。復元ポイントを作ったら、変更はドライバーの更新だけにします。
セーブゲームのセーブは復元ポイントとは別に守る
復元ポイントを作っても、セーブの保全までは済んでいません。ファイルとして保存されるセーブは、ゲームを終了してから外付けのドライブなどにコピーし、コピー先にファイルが入っているかを開いて確かめます。内蔵ドライブの故障にも備えられます。
ゲームによっては、進行状況をレジストリに持つものがあります。システムの復元ではレジストリが復元ポイントの時点に戻るため、ファイルのコピーだけで十分とは決めつけず、保存場所を確かめてから対象を選んでください。場所の調べ方とバックアップの手順は、PCゲームのセーブデータ管理ガイドにまとめています。クラウド同期があるゲームでも、コピーを手元に残しておくと安心です。
復元不調になったら、戻す前に影響を確認する
Windowsが起動するとき
Windowsキー+Rで「rstrui.exe」を入力すると、システムの復元が開きます。不調が始まる前の日時のポイントを選び、「影響を受けるプログラムのスキャン」で、復元で影響を受けるプログラムを確かめます。目的のポイントが見えないときは、「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れます。
「次へ」「完了」と進むと、適用のために再起動が入ります。オンライン対戦や作業の途中では始めないでください。ノートPCは電源につないでおきます。戻したあとは、起動できただけで終わらせず、不調だったゲームと必要なアプリを実際に動かして確かめます。不調がドライバーだけに限られるなら、デバイスマネージャーのドライバーのロールバックで足りることもあります。それでも直らなければ、同じ復元を繰り返さず、原因の切り分けに戻ります。更新後の症状はWindows Update後にゲームが起動しないときの確認手順が次の確認先です。
Windowsが起動しないとき
回復環境から、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」と進みます。ドライブを暗号化している場合は、BitLockerの回復キーが必要です。キーを用意できないまま、初期化に切り替えることは避けてください。回復キーは、保存した場所から事前に確認しておけます。
混同Point-in-time restoreとの違い
設定の「システム」→「回復」にPoint-in-time restoreが表示されるPCでは、従来のシステムの復元と分けて考えます。Point-in-time restoreの復元ポイントにはOS、アプリ、設定に加えてローカルのファイルも含まれ、選んだポイントより後の変更は失われます。復元されるのはOSが入っているボリュームだけで、保持は最大72時間です。復元の開始は回復環境からに限られます。
| 機能 | 開く場所 | 操作前に見るところ |
|---|---|---|
| システムの保護・システムの復元 | 「復元ポイントの作成」、rstrui.exe | 変更前のポイントがあるか、影響を受けるプログラムは何か |
| Point-in-time restore | 設定の「回復」(構成)、回復環境(復元) | 個人ファイルを含む巻き戻しの警告と、直近のセーブ・録画のコピーがあるか |
| ファイルのバックアップ | File History、Windows Backupなど | 戻したいセーブがコピーにあり、保存日時が目的に合うか |
Point-in-time restoreを使うつもりがないなら、その画面の警告を読み飛ばして、従来の手順を当てはめないでください。GPUドライバーの更新前に作る備えは、ここまで説明した従来の復元ポイントです。
注意復元ポイントが見つからない・使えないとき
更新したあとで復元ポイントがないことに気づいた場合、今から作ったポイントは更新前の状態の代わりになりません。復元ではなく、ドライバーの入れ直しで戻します。手順はGPUドライバーのクリーンインストール手順で確認できます。
また、2026年7月のセキュリティ更新以降のWindows 11 24H2・25H2・26H1とWindows Server 2025では、VBS(仮想化ベースのセキュリティ)が動作しているとき、所定の安全性の確認を通ったポイントからしか復元できません。確認を通るには、最低限のVBS CIポリシーの要件を満たすか、ポリシーのバージョンを比較できないときは60日以内であることが条件です。表示されるポイントのすべてが使えるとは限りません。
条件を満たさないポイントを使うには、VBSを無効にする必要があります。ただし、ポイントを使うためだけにVBSをオフにすると、保護機能を弱めたままゲームを遊ぶことになります。強引に押し通すより、更新のたびにポイントを作り直す運用のほうが安全です。
まとめまとめ|復元ポイントとセーブのコピーを、更新前にひと組で用意する
GPUドライバーを更新する前に、「復元ポイントの作成」でシステムの保護を確認し、説明を付けて手動で作成します。ゲームのセーブは復元ポイントに頼らず、別の場所へコピーしておきます。戻すときは日時と「影響を受けるプログラムのスキャン」を確認し、設定の「回復」にあるPoint-in-time restoreとは区別します。ポイントが使えなかったり、更新後に気づいたりしたときは、無理に復元せず、ドライバーの入れ直しに進みます。
※2026年10月13日時点のWindows 11が対象です。画面の名称や配置は、バージョンや言語で変わることがあります。出典:Microsoftサポート「システムの保護」、Microsoftサポート「システムの復元」、Microsoftサポート「Backup, restore, and recovery in Windows」、Microsoft Learn「Restoring the System」、Microsoft Learn「Point-in-time restore for Windows」。




